コピー完了

記事TOP

会員限定記事

男性も「育児しやすさ」で職場を評価する時代へ 子育て世帯の働き方を考える

記事の情報は2021-12-02時点のものです。
育児・介護休業法の改正によって、男性も育児休業を取得しやすい職場環境の整備が義務化されます。テレワークを活用する在宅勤務なら、子育てもしやすくなりそうです。しかし、子育てや家事の負担は、テレワークをしても女性に偏りがちでした。

改正育児・介護休業法、施行迫る

育児休業する男性を増やそうと、2021年6月に育児・介護休業法が改正され、2022年4月1日より段階的に施行されます。企業は、育児休業しやすい環境の整備が求められています。

朝早くからオフィスへ出勤し、毎日のように残業する生活をしていたら、子どもとじっくり向き合う時間の確保は難しいでしょう。帰宅しても、家事に追われて気が休まりません。男女問わずワークライフバランスを改善し、余裕を持って子育てできる働き方の実現が必要です。

日本では、突然の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックでテレワークが広まり、在宅勤務する人が急増しました。もちろん、自宅にいても仕事中は子どもの相手などできません。しかし、通勤に費やしていた時間が不要になり、時間配分の自由度が増えます。子どもの送り迎え、通院の付き添い、災害時の対応などは行いやすくなり、メリットが大きいはずです。

企業としても、テレワークが可能になると、育休や産休している従業員に多少なりとも働いてもらったり、情報共有してもらったりできて、職場の柔軟性や冗長性を高められるでしょう。

育児とテレワークの両立、実際にどうだった?

テレワークは、育児や家事をする必要のある人にとって、好ましい働き方のように思えます。実際はどうなのでしょうか。調査レポートで確認していきます。

女性の育児負担はむしろ増加

LASSICは、テレワーク経験者を対象として、育児とテレワークに関する調査(※1)を実施しました。テレワーク後の育児時間について尋ねたところ、増えても減ってもいないと答えた人は男性が44.6%、女性が46.2%で、半数近くの人が変化していません。

ただ、男性に「減った」という回答が多く、女性に「増えた」という回答が多い状況でした。たとえば、1日に増えた時間が「1時間未満」は男性12.5%、女性14.1%、「1~3時間」は男性16.5%、女性19.2%、「3~6時間」は男性2.7%、女性5.1%といった具合です。

出典:LASSIC / 【テレワークにおける『仕事と育児の両立』に関するアンケート】女性の約4割、男性の約3割がテレワークによって育児時間が増えたと回答!

※1 LASSIC『【テレワークにおける『仕事と育児の両立』に関するアンケート】女性の約4割、男性の約3割がテレワークによって育児時間が増えたと回答!

家事負担も女性へ偏りがち

LASSICは、家事とテレワークの関係も調査(※2)しています。テレワーク後の家事に費やす時間は、育児と同じく「変わらない」が男性44.7%、女性42.8%ともっとも多くなりました。

「減った」という回答が男性に多く、「増えた」という回答が女性に多い、という傾向も育児と同様です。特に「1日の家事時間が1~3時間増えた」男性は26.3%なのに対し、女性は32.1%と差が大きく、家事も負担は女性に偏りやすい、との結果が得られました。

出典:LASSIC / 【テレワークにおける『仕事と家事の両立』に関するアンケート】男性の67%、女性の76%が「両立出来ている」もしくは「どちらかと言えば、両立出来ている」という結果に。

ほかのデータも、この傾向を裏付けています。テレワークによって減った通勤時間を何に活用しているか、という質問において、「家事」と答えた男性は21.68%、女性は40.46%と約2倍もの違いが生じたのです。

出典:LASSIC / 【テレワークにおける『仕事と家事の両立』に関するアンケート】男性の67%、女性の76%が「両立出来ている」もしくは「どちらかと言えば、両立出来ている」という結果に。

※2 LASSIC『【テレワークにおける『仕事と家事の両立』に関するアンケート】男性の67%、女性の76%が「両立出来ている」もしくは「どちらかと言えば、両立出来ている」という結果に。』

ワークライフバランスに関するLASSICの別の調査(※3)にも、注目すべきデータがあります。

テレワークで良かった点を質問したところ、男性の18.82%と女性の28.52%が「家事や育児、介護など、家の用事に時間が作れるようになった」を挙げました。ここにも、家事や育児の負担が女性に偏る傾向が現れたのです。

出典:LASSIC / 【テレワークにおける『ワークライフバランスの実現』に関するアンケート】テレワークは本当にワークライフバランスを実現しやすい働き方?カギは ”時間のメリハリ"。

※3 LASSIC『【テレワークにおける『ワークライフバランスの実現』に関するアンケート】テレワークは本当にワークライフバランスを実現しやすい働き方?カギは ”時間のメリハリ"。

この記事は会員限定です。 登録して続きをお読みください。

会員登録(無料)のメリット
タレントマネジメントシステム選び方ガイド
タレントマネジメントシステム
選び方ガイド
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
御社のサービスを
ボクシルに掲載しませんか?
累計掲載実績700社超
BOXIL会員数130,000人超
タレントマネジメントシステムの最近更新された記事
【2022年】タレントマネジメントシステム比較24選!価格や機能とサービスの選び方
コロナで20代の安定志向高まるも、くすぶる“信頼残高”不足 - 教育と雑談の見直しを
テレワーク時のマネジメント方法と課題 | 勤怠管理・評価に役立つツールを比較
人材管理とは?企業・経営として知っておくべきこと・おすすめシステム
人材管理ツールのメリット・デメリットをまとめ!コスト・導入難易度は?
おすすめのクラウド人事管理システム比較30選!労務・採用・評価・勤怠管理ごとに最適な各種サービスを紹介
労働生産性あがらない日本、1970年以降で最低順位に - デジタル化は奏功するも道半ば
サクセッションプランとは?目的・プロセスの解説とツール4選
AIを活用したタレントマネジメントシステムを比較!AIが人事に与える影響は?
日本と海外のタレントマネジメントの違いとは?事例やグローバル対応におすすめサービスも