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金融業界向けRPAおすすめ比較!解決できる課題と事例

最終更新日:(記事の情報は現在から93日前のものです)
BOXILでは、金融業界向けRPAのおすすめを、業界で役立つ機能とともに紹介します。また、金融業界でよくある課題について、RPAでどのように解決できるのか、具体的な事例も含めて解説します。

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金融業界で活用できるRPAの機能

RPAとは、事前に設定したシナリオに沿って特定の処理を記録し、ソフトウェアロボットに実行させる機能が中心のシステムです。データの自動入力機能や、問い合わせの対応・メールの自動送信機能が実装されているRPAも多くあります。さらに、インターネット上から任意の情報を収集する、スクレイピングも可能なRPAも少なくありません。

近年は、DXを推進している多くの業界・業種でRPAが採用されており、雑多な業務が多い金融業界でも、導入企業が増えています。社内の業務効率化を実現できるのに加えて、社員が重要な仕事に時間を割けるようになるため、組織全体の生産性の向上が期待できます。

RPAシステムの機能をさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を確認してみましょう。

RPAとは?意味やAIとの違い | メリット・導入手順をわかりやすく解説
RPAとは、ソフトウェアロボットによる業務プロセスの自動化のことです。RPAが得意な業務は、ExcelやWebのコ...
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金融業界における業務効率に関する課題

金融業界では、顧客対応業務をはじめとした非効率な業務プロセスや、デジタル化の遅れが問題視されています。日常業務において、解決すべき課題は何か確認してみましょう。

顧客対応の迅速化・効率化が必要

金融業界ではコロナ禍による外出の自粛や、インターネットを通じたサービス提供が一般化したことにより、より効率的かつ柔軟な顧客対応が求められるようになりました。顧客との対面でのやり取りが減る一方で、非対面でのコミュニケーションが必要となり、業務プロセスの改善や、顧客対応の見直しが必要な企業が多くあります。

とりわけ大手の銀行では、口頭で情報をやり取りする場面もいまだに多く、情報共有が進まず、社員の業務に非効率な部分が生じているケースが珍しくありません。情報共有の仕組みを含めて、スムーズに顧客対応ができる体制の構築が必要です。

書類の作成・管理に手間がかかっている

銀行をはじめとした金融機関では、膨大な書類を処理しなければならず、作成や管理に多くの手間や時間がかかります。社員が書類の処理に時間を取られてしまい、他の業務に充てる十分な余裕がないのも、金融業界の抱える業務効率に関する課題のひとつです。

システムの導入によって自動化できる部分は積極的に自動化し、さらにペーパーレス化を実現する取り組みも求められています。電子契約サービスの導入によって、脱ハンコ化を目指している企業もあります。

無駄な業務工数の削減も求められる

金融機関では窓口の対応から書類の作成・管理、顧客リストのデータ入力、入出金など、さまざまな業務があります。社員は細々とした作業に時間を取られる場合が多いのに加えて、実際にはさほど重要ではない作業工数もあるため、業務プロセスの見直しも必要です。

売上につながらない業務(ノンコア業務)も多いのが実態であり、社員の長時間労働を防ぐためにも、抜本的なプロセスの改善が求められる企業も珍しくありません。

レガシーシステムがデジタル化の障害に

歴史のある金融機関の場合、それまで長く利用してきた古いシステム(レガシーシステム)が、デジタル化の足かせになるケースもあります。

レガシーシステムは新しいシステムに比べて、コストパフォーマンスに劣る傾向にあり、セキュリティ上の問題が生じやすいのに加えて、業務プロセスも複雑になりがちです。システムの刷新を含めて運用方法を見直すとともに、業務効率を改善する工夫が求められます。

金融業界の課題をRPAで解決できる理由

金融業界では、顧客対応や書類作成に関する非効率な作業プロセスや、レガシーシステムに関する問題などが指摘されています。しかし、RPAシステムを使えば課題も解決できる可能性が高いので、主な理由をRPAの特徴や機能とともにみていきましょう。

RPAにより顧客対応の一部自動化が可能

RPAによって問い合わせに自動返信したり、チャットボットを活用したりして、顧客対応の一部を自動化することで、社員の業務負担を大幅に軽減できます。上記のように、近年はオンラインでの取引が増えているので、自動化のシナリオを組みやすい状況です。

定型業務の自動化がRPAの強みですが、一部の非定型業務にも対応できるRPAもあります。うまく活用すれば、社員の顧客対応にかかる時間を削減しつつ、顧客満足度の向上を実現できるでしょう。

書類の作成・管理にかかる業務を効率化できる

RPAを導入すれば、煩雑になりがちな金融業界の書類関連業務を、スムーズに効率化できます。たとえば、顧客からの申し込み書の情報入力や転記作業を自動化したり、データを照合したりする作業は、RPAの得意分野です。金融業界特有の業務でいえば、有価証券の登録業務もRPAで自動化している例があります。

書類の作成・管理業務にかかる負担を大幅に軽減できるので、社員一人ひとりの生産性が改善し、組織全体の機動性の確保につながるでしょう。

作業の自動化により業務プロセスの最適化を実現

書類の作成や管理に加えて、情報収集業務やデータの転記作業も自動化すれば、総務や経理部門のみならず、全社的に業務プロセスの最適化を図れます。

RPAは一定の作業手順を記録し、ソフトウェアロボットが忠実に再現してくれるので、多少複雑な業務であっても、一連の手順に落とし込めれば自動化が可能です。また、インターネット上やデータベースから任意の情報を収集できるスクレイピングも可能なので、市場調査や顧客動向の調査などにも活用できます。

RPAで金融DXを推進

RPAによる定型業務の自動化に加えて、他のシステムとの連携によって、金融DXを強力に推進できます。レガシーシステムを一度に刷新するのは困難ですが、RPAによって自動化できる部分は積極的に自動化し、徐々に効率化を進めることで、組織の生産性を向上させることは可能です。

社員の生産性の向上が認められれば、マネジメント層もRPAをきっかけとして、DXに前向きになる可能性もあります。金融DXはすでに金融業界の企業にとって、欠かせない取り組みとして広まっているので、AI(人工知能)技術やクラウドサービスなども積極的に活用していきましょう。

金融業界におけるRPAの導入事例

金融業界におけるRPAの導入例を紹介します。他社が業務効率に関してどういった課題を抱えており、RPAによってどのように解決できたか、具体的にみていきましょう。

楽天カード株式会社

楽天カード株式会社では、これまで手作業による業務が約200種類にも及んでおり、不定期に発生するため、業務工数の圧縮ができないか検討を重ねてきました。その一環として、NTTデータが提供するRPAツール「WinActor」を導入した経緯があります。

約200種類のオペレーションのうち、パソコン操作が中心のものを選び出して、RPAによる自動化に着手しました。結果として、約75%の業務削減効果を得られ、社員の業務効率が大きく改善されています。今後はさらに業務で収集した情報のログを分析し、未来予測のツールとして機能させることも検討しているようです。

※出典:株式会社NTTデータ「WinActor®導入事例【楽天カード株式会社】楽天カードがWinActorを導入。RPAで未来トレンドを手に入れた? | WinActor NTTデータ」(2024年1月31日閲覧)

GMOクリック証券株式会社

GMOクリック証券株式会社では、既存業務の効率化や高度化のため、2016年から部門横断的に業務改革プロジェクトをスタートしました。社員に過度な負荷がかかっている業務を発見し、改善するアプローチを進めています。その結果、時間や場所を拘束されがちな、端末依存業務が多いことがわかりました。

そこで端末業務の自動化を、ノンプログラミングで実行できるRPAツール「BizRobo!」の導入を決断しています。勤怠状況の把握から口座開設の審査、貸株業務などもRPAで自動化し、業務プロセスの改善に努めました。改善の結果、部門間での横のつながりが強化され、現場主導で自動化を進める体制を実現しています。

※出典:RPAテクノロジーズ株式会社「【金融 RPA事例】業務の効率化・高度化を自発的に進める組織風土の醸成を目指して、業務部門主導によるRPA活用を遂行」(2024年1月31日閲覧)

住信SBIネット銀行株式会社

住信SBIネット銀行では、住宅ローンの審査に関わる業務に人手が必要で、審査期間を短縮するための施策を検討していました。そこで、審査関連業務全般をRPAにより自動化することを決断し、世界的に有名なRPAツール「UIPath」を導入しています。

導入後、ユーザー部門がソフトウェアロボットを開発しつつ、適宜IT部門のサポートを受けられる体制を構築しました。結果として、260あまりの業務を自動化できるようになり、約94,800時間もの業務削減効果を生み出しています

今後さらにRPAの導入を広めるため、デモ動画の配信や社内イベントの開催など、さまざまな啓発活動をしているようです。

※出典:UiPath株式会社「導入事例:住信SBIネット銀行株式会社 | UiPath株式会社」(2024年1月31日閲覧)

金融業界向けRPAの比較

RPA BizRobo! - RPAテクノロジーズ株式会社

RPA BizRobo!
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BizRobo!は低コストで、ソフトウェアロボットの作成・実行が無制限にできるRPAツールとして、業界トップクラスの知名度を誇ります。独自の価格体系により、環境に合ったかたちで導入が可能で、RPAツールに求められる機能を自由に利用できるのが魅力です。

ブラウザを利用して簡単にロボットを作成できるほか、一般的なツールではエラーが起きがちな状況でも、安定して稼働できるのも特徴です。金融業界をはじめ、IT業界や小売業界などで広く導入されています。

スタート向けの「BizRobo! mini」をはじめ、チーム間で利用できる「BizRobo! Lite」や、全社的に活用できる「BizRobo! Basic」まで、3種類のラインナップがあります。導入から運用の拡大まで段階的に用意されているので、環境や規模に合ったものを選びましょう。

Autoジョブ名人 - ユーザックシステム株式会社

Autoジョブ名人
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Autoジョブ名人は受注業務を迅速かつ、正確に実行するために開発されたRPAツールです。受注業務を核として、基幹システムとの連携により、経理や総務・物流といった業務に自動化プロセスを拡大できます。

サービスベンダーがユーザーの環境を把握し、おすすめの自動化プロセスや業務フローを提案してくれるのが特徴で、プロジェクトの立ち上げ時から支援を受けられます。金融業界をはじめ、サービス業界・小売業界・物流業界でも注目されているシステムです。

WinActor - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

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WinActorはNTTグループが研究・提供をしているRPAツールで、Windows上で操作できるアプリケーションならば、基本的に自動化が可能です。連携できるシステムやアプリケーションが幅広く、さまざまな業務の生産性の向上に寄与します。

汎用性が高いため多くの業界・業種で利用されており、金融業界をはじめとして、不動産業界やIT業界・製造業界、官公庁でも導入例が少なくありません。実現しやすいところから気軽に自動化を進められるのに加えて、サーバーへの導入も可能なので、複数の部門にまたがる業務の自動化にも対応できます。

UiPath StudioX - Ui path株式会社

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UiPath StudioXは、世界的に導入されている有名なRPAシリーズで、数多くのアプリケーションに対応しており、操作性も非常に高いのが特徴です。ドラッグ&ドロップが中心の操作でソフトウェアロボットを作成でき、環境に応じて自在にカスタマイズできます。

多くのアプリケーションに対応しており、機能の拡張性も高いので、事業規模にかかわらず広く活用できるのが魅力です。IT業界を中心に、誰もが知るような有名企業を含め、さまざまな業界・業種で利用が広まっています。

無料トライアル版を利用できるので、まずは実際に触って操作性を確認してみましょう。

RoboTANGO - スターティアレイズ株式会社

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RoboTANGOは、1ライセンスを共有して利用できるRPAツールで、月額5万円から低コストで利用できます。離れた拠点や部署間でも問題なく使えるので、全国各地に支店のある企業にもおすすめです。

「録画機能+Shiftボタン」で自動化する作業を録画でき、そのままロボットを作成できます。現場で簡単に独自の自動化プロセスを実行できるのに加えて、専用のサポートサイトをはじめ、サービスベンダーから充実したサポートを受けられます。無料のトライアル版もあるので、まずは使い勝手を確かめてみましょう。

RaBit - ラディックス株式会社

RaBitは、低コストで専用のRPAを開発できるサービスで、会計システムの効率化や、勤怠管理に関するデータ処理の迅速化に役立ちます。ルーティンワークが多い組織や、事務作業に時間をかけられない企業など、定型業務を素早くさばきたい企業におすすめです。

サービスベンダーの専任エンジニアが、ヒアリングから設計・開発・導入・サポートまで、ワンストップで実行してくれます。初めてRPAを導入する企業でも問題ありません。

金融業界向けRPAで複雑な業務プロセスを最適化

RPAは設定したシナリオに沿って、定型業務を自動化できるツールで、多くの業界で導入が広がっています。
金融業界は書類の作成・管理に手間がかかる一方で、顧客対応の迅速化が求められているため、ムダな業務工数を削減するとともに、RPAによる業務自動化が効果的です。

うまく運用できれば、社員の生産性が向上するだけではなく、より顧客対応に時間が割けるようになるため、売上の向上にもつながります。

導入するRPAを選ぶ際には、コストや機能構成、サービスベンダーのサポート体制にも注目しましょう。環境に合った製品・サービスを慎重に選ぶことで、スムーズに運用を始められます。無料トライアル版が利用できるRPAも多いので、まずは現場に操作性を確かめてもらい、評価を集めるところから始めましょう。

なお、金融業界ではRPAに関連して、次のようなサービスも導入されています。こちらも利用を検討してみましょう。

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