アプリ解析・分析ツール比較17選【無料あり】機能と選び方
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- アプリ解析・分析ツールとは
- アプリ解析・分析ツールの機能
- ユーザー行動分析
- ASO(アプリストア最適化)対策
- 広告効果測定
- コホート分析
- 分析レポートの作成
- アプリ分析ツールの選び方
- 導入目的を明確化する
- 広告プラットフォームと連携しているか
- 誰でも使いやすいかどうか
- アプリ分析ツール【総合】比較
- KARTE
- b→dash
- AnyManager
- Repro(リプロ)
- Firebase
- TROCCO®
- Adobe Experience Cloud
- Flurry Analytics
- AppsFlyer
- SimilarWeb
- SpinApp
- Countly
- アプリ分析ツール【商用アプリ向け】比較
- Yappli
- Mixpanel
- Amazon Mobile Analytics
- Adjust
- AppTweak
- アプリ解析・分析ツールのメリット
- 専門知識がなくても解析ができる
- 分析時間の短縮
- 売上の最大化
- アプリ解析・分析ツールで売上を最大化
- BOXILとは
アプリ解析・分析ツールとは
アプリ解析・分析ツールとは、アプリ内でのユーザーの行動やダウンロードに至った要因を分析するツールです。アプリの改善点や新たなターゲットの獲得につながり、売上のアップが期待できます。
アプリ分析ツールを利用すれば、プログラミングの詳しい知識がなくても、効果的なマーケティング分析と施策が可能です。
アプリ解析・分析ツールの機能
アプリ解析・分析ツールの代表的な機能を紹介します。ツールによっては搭載されていない機能もあるので、導入検討の際に確認してみてください。
ユーザー行動分析
性別・年齢などの属性に加え、アプリ画面のヒートマップ分析などで、ユーザーがアプリ使用中にどのような行動をしているのか分析できます。どのような属性のユーザーがどのような行動をしているかデータを取ることで、コンテンツや広告の最適化ができるようになります。
ASO(アプリストア最適化)対策
ASO(アプリストア最適化)とは、アプリをアプリストアの検索結果の上位に表示させてダウンロード数を上げる手法です。アプリ解析ツールでは、アプリストア内の検索結果やダウンロードページを最適化するASO対策のための機能を提供しています。
競合アプリやアプリストアの市場トレンド分析が可能なツールもあります。
広告効果測定
アプリ解析ツールでは、ユーザーがどの広告からアプリダウンロードページへ遷移し、アプリをダウンロードしたのか把握できます。「アトリビューション」と呼ばれる、コンバージョンへの広告の貢献度を正確に測定できるツールもあります。
広告効果を測定することで、費用対効果の高いプラットフォームやSNSに、予算をかける施策が可能になります。
コホート分析
コホート分析とは、ユーザーを一定条件でグループに分けて、動向を分析する手法のことです。キャンペーンの成果分析や、アプリの継続率向上を実現する手法として活用できます。
分析レポートの作成
データが集まっても、分析結果が見やすい形でないと、活用するのは難しいです。アプリ解析ツールには、視覚的なレポート作成機能がついているものが多いので、設定をするだけで簡単にレポートが作成できます。
アプリ分析ツールの選び方
アプリ解析・分析ツールを選ぶときのポイントを紹介します。
- 導入目的を明確化する
- 広告プラットフォームと連携しているか
- 誰でも使いやすいかどうか
導入目的を明確化する
最初に、どのような目的でアプリ分析ツールを導入したいのか目的を明確化しましょう。要件がはっきりしていない場合でも、アプリ分析ツールで分析したい内容を箇条書きでもよいので、リストアップしてみてください。
たとえば、ユーザーを定着化させたいなら継続率の分析、コンテンツの利用状況を把握したいならヒートマップ分析が有効になります。アプリ分析といっても分析方法はさまざまなので、目的に合ったツールを選びましょう。
広告プラットフォームと連携しているか
利用している広告プラットフォームと連携しているか確認しましょう。連携できれば、データを紐づけて広告の効果を正確に把握できるようになります。
広告プラットフォームはGoogleやFacebook、Twitterと多様化しています。主流の広告プラットフォームとは連携しているアプリ分析ツールがほとんどですが、念のために確認しておくとよいでしょう。
また、すでに導入しているMAツールやマーケティングツールがあれば、連携可能かもチェックしておきましょう。
誰でも使いやすいかどうか
アプリ分析ツールは、慣れていない初心者でも使えるような操作性かどうかも大切な選定ポイントです。
目的に合ったアプリ分析ツールでも、機能が複雑すぎてスキルの高い人しか使えないのではツールを十分に活用しきれません。どの担当者でも扱いやすいツールを選ぶことが大切です。
また、スタッフ全員に使い方の講習や指導を行う場合でも、使いやすいツールであれば操作方法の習得までの時間も短縮可能。すぐに使用できるのでスムーズにアプリ分析を開始できます。
アプリ分析ツール【総合】比較
多様なアプリやWebサイトに対応する、総合的なアプリ分析ツールを比較紹介します。アプリ利用者の行動や関心などが把握できます。
各ツールの特徴とポイントを参考に、ニーズに即したアプリ分析ツールの選定と検討に役立ててください。無料ツールや無料トライアルで体験してみるのもよいでしょう。
- クリックや滞留などユーザーの実行動を動画で確認
- 特定の行動や嗜好、フェーズなどで顧客をグルーピング
- 業界ごとにイベントやセグメントを汎用化
KARTEは、Webやメール、LINEなど、チャネルを横断した顧客体験の最適化をサポートするサービスです。リアルタイム解析エンジンにより、サイトやアプリ上での行動を計測、蓄積し、ユーザー軸やサイト軸で分析できます。
顧客の行動を時系列に把握でき、動画でも確認できることで、閲覧体験を阻害するポップアップや顧客行動の差分など、プロダクトで起きている課題の理解にも役立ちます。重要な顧客グループは業界ごとに汎用化されているほか、課題に合わせて定義可能です。
- Marketing Cloud for appでアプリ分析
- iOS・Androidスマホアプリ用SDKを提供
- 必要な機能を選んでノーコードで使える
b→dashは、Webサイトやアプリ、広告、店舗、自社ビジネスデータなどをすべて統合したデータマーケティングツールです。Marketing Cloud for appでは、Push通知、アプリ接客など、スマホアプリに対する最適な顧客アプローチが可能で、必要な機能を選んで使えます。SQL不要の簡単操作のノーコードで、マーケティング施策を実施するためのデータ準備や運用に必要な作業が行えます。
AnyManager - AnyMind Japan株式会社
- データの収集からアプリ施策への連携までサポート
- 自社や競合のアプリを分析したASO(アプリストア最適化)
- 1SDKで広告配信事業社9社から広告配信が可能※
AnyManagerは、Webサイトやアプリ、ECサイトの数値分析からマネタイズまで支援するオールインワンツールです。アプリ内のユーザー行動データや広告収益データなど、詳細なレポートで分析するBIダッシュボードを提供。自社・競合・市場の状況を分析し、ASO(アプリストア最適化)の提案・実行を行います。
※ボクシル掲載資料参照(2023年3月閲覧)
- 国内大手企業も導入
- 各種アナリティクス機能でWebサイト・アプリの課題を特定
- アプリ分析から施策までを一気通貫で実現
Repro(リプロ)は、国内の大手企業でも導入実績を持つ、分析から施策までを一気通貫で実現するWebサイト・アプリマーケティングツールです。
独自のアプリマーケティングツールRepro Appを使ったアプリ収益最大化サービスは、プッシュ通知やアプリ内接客ポップアップなどによるコミュニケーションを実現。ASO(アプリストア最適化)対策ツールASO Insightは、アプリのユーザー獲得につながる施策を自動で提案し、インハウス化も実現します。
Firebase
- Googleのアプリ開発プラットフォーム
- アプリ開発から解析まで可能
- Firebase向けGoogle Analyticsで無料・無制限のアプリ解析
Firebaseは、Googleが提供する無料から使えるアプリ開発プラットフォームです。フロント側のみでアプリ開発から解析までできる点は大きなメリットといえるでしょう。Google Analyticsで無料・無制限のアプリ解析もでき、アプリにおける広告事業に重点を置いている場合は、必ずチェックしておきたいツールです。
TROCCO® - 株式会社primeNumber
- アプリの利用状況や継続率分析が可能
- 専門知識は不要で最短5分から利用開始可能
- 初期費用は無料でオプションの機能が豊富
trocco(トロッコ)は、日本発の分析基盤向けデータ統合自動化サービスです。アプリの利用状況や継続率分析が可能です。
面倒な環境構築やプログラミングは一切不要で、従来要していた開発工数の削減が期待できます。運用・保守業務もtroccoが代わりに行うので、運用作業も抑えられます。また初期費用は無料で、月額費用に必要なオプション機能を追加して料金が発生する価格形態です。無料のフリープランも提供しています。
Adobe Experience Cloud - アドビ株式会社
- アドビの統合分析ツール
- モバイルアプリ施策の効果を可視化
- 位置情報による分析とターゲティング
Adobe Analyticsは、アドビの顧客体験管理ソリューション「Adobe Experience Cloud」に含まれている統合分析ツールです。あらゆるマーケティングチャネルにわたって、リアルタイムの分析やきめ細かいセグメント化を可能にします。この中のモバイルアプリ分析を使うことで、モバイルアプリ施策の効果を可視化し、アプリの改善を実現できます。
Flurry Analytics
- 無料モバイルアプリ分析ツール
- セグメント化やファネル分析機能も
- Flurryモバイルアプリも提供
Flurry Analyticsは、無料のモバイルアプリ分析ツールです。シンプルな管理画面は、アプリ分析初心者でも簡単に利用できるように設計されています。無料にもかかわらず、ファネル分析機能、ユーザーのセグメンテーション、アプリ内イベント追跡機能などを揃えた多機能なツールです。
AppsFlyer
- 多様なアプリ解析ツール
- 他サービスとの連携可能
- AppsFlyerモバイルアプリを提供
AppsFlyerは、世界のトップブランドが利用しているアプリ分析プラットフォームです。ゲーム、エンタメ、ショッピング、ファイナンスなど、多様なアプリ解析に対応した充実したツールです。
複数のアプリもひとつのプラットフォームで管理でき、ソーシャルメディアのランディングページも簡単に作成可能です。モバイルアトリビューション・広告収益分析、マーケティング分析、ディープリンクAPI、セグメンテーション、不正防止といった豊富な機能を提供。完全無料のZeroプランもあります。
SimilarWeb
- 競合Webサイト・アプリ分析ツール
- ユーザーにダウンロードされるためのASO対策
- 豊富な無料ツールとデジタルマーケティング製品
SimilarWebは、競合・市場・マーケティングチャネルの分析ツールです。ASO(アプリストア最適化)対策に有効な「デジタルマーケティングインテリジェンス」、市場分析「デジタルリサーチインテリジェンス」を提供。競合アプリの動向やGoogle Playなどの検索キーワード最適化に役立ちます。
SpinApp
- アプリプロモーションツール
- AdjustやAppsFlyerのSDKを利用可能
- イベントログ・セグメント・広告配信まで
Spin Appは、株式会社オプトが提供するアプリプロモーションツールです。AdjustやAppsFlyerなどの計測SDKを利用して、アプリユーザーのイベントログを蓄積できます。ユーザーセグメントの作成、広告配信、データ分析までサポートします。
Countly
- SDKをアプリに統合すれば、デフォルトで指標を自動的に追跡可能
- カスタムイベントの使用で重要な測定基準やトランザクションを追跡
- ユーザープロファイル・プッシュ通知・クラッシュ分析・属性を一元管理
Countlyは、Web・デスクトップ・モバイルアプリに対応したアプリ分析ツールです。カスタマージャーニーを理解して強化するための分析を得意としています。世界中の数十億のデータをクラウドとオンプレミスで毎日処理できる安定性も魅力です。
SDKをCountlyでアプリに統合すれば、ユーザー滞在時間・アクティブユーザーをはじめとする、ユーザー情報を自動で追跡できます。無料で利用できるコミュニティ・エディションも提供しています。
アプリ分析ツール【商用アプリ向け】比較
ユーザー登録、シェア情報、アップグレード、購入履歴などを解析できる、商用アプリの解析に強いアプリ分析ツールを比較紹介します。
商用に特化したアプリ解析を行いたい場合は、これらのツールがおすすめです。
- 直感的な操作で、デザイン変更や更新作業ができる管理画面
- プレビューやバックアップ機能搭載で、リアルタイムで確認しながら作業可能
- ダッシュボードでアプリ内の行動を簡単に分析可能
Yappli(ヤプリ)は、アプリ開発・運用・分析をオールインワンで提供するアプリプラットフォームです。ドラッグ&ドロップの簡単操作で、ノーコードでコンテンツを作成できます。管理画面はスマートフォンからでも確認可能。対象のターゲットを絞り込んでプッシュ通知する機能も搭載しています。
Mixpanel - NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
- アプリ内のユーザーの行動データを分析
- リアルタイムのアプリ解析
- 無料のスタータープランあり
Mixpanelは、商用アプリの解析に強いWeb・モバイルアプリ分析ツールです。リアルタイムでユーザー登録、シェア情報、アップグレード、購入履歴などを解析・分析できます。コホート分析機能もあり、アプリ内に存在するデメリットを視覚的に把握できます。無料で使えるスタータープランも用意されています。
Amazon Mobile Analytics
- AWSのモバイルアプリ解析ツール
- 毎月1億イベントまでの無料使用枠
- ユーザーのイベントを迅速に把握
Amazon Mobile Analyticsは、Amazon Web Services(AWS)のモバイルアプリ解析ツールです。アプリの使用データの測定、追跡、分析を行い、使用状況や収益を把握できます。アプリからのデータを受信してから60分以内に使用状況レポートを配信。データのCSV形式でのダウンロードも可能です。
- モバイルアプリマーケティングツール
- 高度なアトリビューション分析
- 多くの広告ネットワークパートナーと連携
Adjustは、ベルリン発のグローバルなモバイルアプリマーケティングツールです。モバイルアプリの効果測定、高度なアトリビューション分析、インサイトを簡単に共有できるレポート機能、アドフラウド防止機能などを備えています。複数のプラットフォームを横断的に計測し、アプリ最適化と成長を支援します。Adjustは、Facebook、Google、Twitterの公式モバイル計測パートナーで、数多くのネットワークパートナーと幅広く連携しています。
AppTweak
- ASO対策アプリ分析ツール
- 世界2,000社以上※の導入実績
- アプリのユーザー獲得に
AppTweak(アップトウィーク)は、2014年にベルギーのブリュッセルでスタートした、ASO(アプリストア最適化)アプリ分析ツールです。アプリストア内での検索順位や、オーガニックダウンロード数を向上させるための実用的なインサイトを提供し、アプリのユーザー獲得に貢献します。100か国以上の国と言語のアプリストア、Google Playのデータにアクセス可能です。
※ AppTweak公式サイトより(2023年5月時点)
アプリ解析・分析ツールのメリット
専門知識がなくても解析ができる
プログラミングの専門知識がなくても、アプリ解析ができるのは大きなメリットの一つです。
社内にプログラミング知識のある社員が少なくても、データを見やすく可視化できれば、PDCAが高速で回せるようになります。コンバージョン率の改善にもつなげられるでしょう。
分析時間の短縮
また、専門知識があっても、アクセス分析・ヒートマップ分析・セッション分析など、一つひとつのデータを解析しようとするとかなりの時間がかかります。アプリ解析ツールならデータ集計からレポート作成までスムーズに行ってくれるので、大幅に時間と手間を省けます。
売上の最大化
アプリ分析ツールで、ASO(アプリストア最適化)を実施することで、ダウンロード数の向上が望めます。また、広告効果測定やアトリビューション分析を活用すれば、新規ユーザーの獲得が可能です。アプリ分析ツールのメリットは、分析やインサイトを売上の最大化につなげられることです。
アプリ解析・分析ツールで売上を最大化
おすすめのアプリ解析・分析ツールを紹介しました。
アプリ分析ツールの選び方は次のとおりです。
- 導入目的を明確化する
- 広告プラットフォームと連携しているか
- 誰でも使いやすいかどうか
どのような分析を行いたいか、使用している広告プラットフォームと連携可能かどうかを確認しましょう。さらにチーム内で誰でも使いこなせるような操作性についてのチェックも大切です。無料ツールや無料トライアルがあれば、積極的に活用してみましょう。
アプリ分析ツールは、無料ユーザーを深く観察し、アプリの課題を把握できます。アプリ分析ツールを導入して、運営しているアプリを改善し売上の最大化を実現しましょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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