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面接マナーの基本を覚えて転職を有利に | 受付・入室・退室のポイントと注意点

最終更新日:(記事の情報は現在から2421日前のものです)
面接はマナーが非常に重要です。受付から入室、待機、面接、退室までの各プロセスごとに解説します。また事前に準備しておくべき内容についても紹介。現在就職・転職活動中の方は、ぜひ一連の流れを押さえつつ、注意点をしっかりと押さえておきましょう。

就職活動や転職活動において面接は最も重要な要素であり、自己アピールをする重要な機会です。

面接ではだれもが緊張しますが、面接の際のマナーを知らないと悪い印象を与えてしまいます。しっかりと基本的なマナーを覚え、臨機応変に対応できるようにしましょう。

新卒就活生やこれから転職をする方のために、就職活動や転職活動の面接における各プロセスで注意すべきマナーを解説していきます。

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面接受付でのマナーと挨拶

面接は会場や会社へ到着したときから始まっています。面接の受付までに気をつけるマナーは次のとおりです。

  • 面接会場・会社への到着は予定の15分前
  • 面接の受付は5分前
  • コートは必ず脱いでおく
  • タバコや香水のニオイに気をつける

「建物に入る前にコートを脱ぐ」「受付では挨拶をする」など、基本的なことを徹底しましょう。

面接会場・会社への到着は予定の15分前

会場や会社への到着は、余裕を持って10~15分前には到着するようにしてください。

早めに着いて、「トイレに行く」「服装や髪など、身だしなみのチェック」「面接で話す内容の再確認」など、事前に行うことはたくさんあります。余裕を持つことで、万全の面接を行えます。

中途の転職面接の場合は、あまり早く行きすぎると場所が空いていない可能性もあるので、ビルの下や周辺で待つようにしましょう。

面接の受付は5分前

受付のスタッフに挨拶をして氏名を告げる、または電話や受付システムで用件を伝えましょう。就活の学生の場合は大学名も伝えるようにします。早すぎる受付は厳禁です。

コートは必ず脱いでおく

コートを着ている場合は面接会場や建物に入る際に脱いでおきましょう。脱いだコートは腕にかけた状態にしておくのが一般的です。

面接室に入る前にはコートを綺麗に畳んでおき、面接室に入ったら自分の荷物の上に置くようにしましょう。自分の席の背もたれにかけるのはマナー違反なので気をつけてください。

面接時の服装については、こちらの記事で解説しています。

転職面接の服装 | 注意点と男女別・季節別マナー - 私服や服装自由・指定なしの場合
面接にふさわしい服装といえばスーツスタイルが基本ですが、転職面接では服装自由のケースもあります。私服面接で求められ...
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タバコや香水のニオイに気をつける

口臭や服がタバコ臭い場合、面接官に非常に不快な印象を与えてしまいます。できるだけ喫煙は控えてから面接に臨みましょう。また、香水のにおいが強いのもマナー違反となります。

待機時の面接マナー

待機時にどのような振る舞いをするかを、面接官は見ています。待機中は次の項目に気をつけましょう。

  • 待機室では下座に座る
  • 待機中は静かにして姿勢を良くする

上記の内容に意識しながら、面接内容の確認などを行いましょう。

待機室では下座に座る

待機室に入室したら、下座に座りましょう。担当者の方から直接案内される場合には上座を指定される場合もあるので、指定された場合はその席に優先して着席してください。

  • 「下座」:身分の低い人が座る場所。入り口に一番近い場所にある。
  • 「上座」:身分の高い人が座る場所。入り口から一番遠い場所にある。

待機中は静かに姿勢良く

周囲の学生と大声で会話をしたり、スマートフォンを触るのは印象が悪いです。企業から配布物があれば、それを読んでおきましょう。

姿勢をよくして待っていることも重要です。携帯やスマートフォンの電源は、オフにするか、マナーモードにしておきます。

入室〜着席の面接マナー

入室から着席までの面接マナーの流れは次のとおりです。

  • 面接室のドアは3回ノックする
  • ドアは両手で静かに閉める
  • 入室後の一礼は45度でお辞儀する

面接の順番が回ってくると、担当者が直接呼びに来ることもあれば、係員に名前や面接用の番号が呼ばれることもあります。名前や番号が呼ばれたら、大きな声で「はい」と返事をしましょう。

面接室のドアは3回ノックする

面接室のドアは必ず3回ノックするのがマナーです。2回ノックは、トイレなどの空室を確認するためのものであり、失礼にあたるというのが通説です。

面接室のドアがはじめから開いていた場合はノックは不要です。大きな声で「失礼します」と言ってから入室するようにしてください。

ドアは両手で静かに閉める

入室したら、しっかりと扉の方を向いて静かに閉めましょう。後ろ手に閉めるのはNGです。その後、面接官の方に向き直って一礼します。

入室後の一礼と挨拶

入室した際の一礼は、面接官に対して45度で「失礼します」とお辞儀をします。

お辞儀の角度には、状況に応じた最適な角度の目安があります。頭を下げたところで少し静止すると、見栄えがよくなります。

面接〜退室の面接マナー

面接は次のポイントを意識して、肩の力を入れずに落ち着いて面接に取り組みましょう。

  • 椅子の横に立ってしっかり名乗る
  • 面接官の一言で着席する
  • アイコンタクトとハキハキ話す
  • 最後の質問はいくつか用意しておく
  • 今後の予定は手帳に書いておく

面接〜退室の面接マナーについて解説します。

椅子の横に立ってしっかり挨拶する

椅子に座る前に、椅子の横か後ろに立った状態で、大学名と名前を大きな声で名乗るようにしましょう。緊張のあまり、この過程を忘れてしまう方も少なくないようなので気をつけてください。

面接官の一言で着席

面接官の指示があってから着席します。ここでも勝手に座ってしまわないように気をつけておく必要があります。

アイコンタクトとハキハキ話す

面接中もそうですが、入室の際や退室するときも面接官の方を向いてアイコンタクトをすることが重要です。

話す際は、面接官が聞き取りやすいようにハキハキ話しましょう。話し方一つで印象はガラリと変わります。

最後の質問はいくつか用意する

基本的に、面接では最後に逆質問ができます。ここで効果的な質問をすることで、情報収集だけでなく、面接官に意欲を示せます。質問した場合は、その内容をメモするとより好印象です。

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今後の予定は手帳に

スケジュール管理をスマートフォンで行っている方も少なくありませんが、面接中に予定などを聞かれてスマートフォンを取り出して確認するのも避けるべきです。

面接官にスマートフォンでスケジュールを管理する習慣がない場合、面接中にスマートフォンを取り出したことを不快に感じる可能性があります。そのため、スケジュールに関しては、あらかじめ手帳に書き込んでおくようにしましょう。

退室時の面接マナーと挨拶

退室時に気をつける面接マナーは次のとおりです。

  • 面接終了後は着席した状態でお礼する
  • 退室時に一礼する
  • コートは会場を出るまで着ない

ここまで完璧にこなせた面接も、最後にこけてしまっては台無しです。最後の最後まで気を張って取り組みましょう。正しい退室の仕方について説明します。

面接終了後は着席した状態でお礼する

面接が終了したら、まず着席した状態で「ありがとうございました」と一礼し、起立してから椅子の横で再度感謝の意を伝えて一礼します。

退室時に一礼

さらに出口まで行ったら、面接官の方に向き直り、最後に「失礼します」ときちんとお辞儀をするようにしましょう。もし面接が上手くいかなかったと感じていても、最後まで好印象を残すことが重要です。

コートは会場を出るまで着ない

会場を出るまでが面接です。コートは建物を出るまでは脱いでおきましょう。

面接終了後のマナー

面接が終了しても、最後の詰めを誤ると評価が一転してしまいます。漏れがないように気をつけましょう。

担当者にお礼のメールを書く

もし、面接の前に連絡を取り合っている社員がいる場合は、必ずお礼のメールを送るようにしましょう。

面接は前準備が大切

面接に出かける前にチェックしておくべき点を解説します。家を出る前に各項目をしっかり確認しておきましょう。

  • 身だしなみや服装に問題はないか
  • 場所や移動手段を確認しておく

前日のチェックポイントについて詳しく説明します。

身だしなみや服装に問題はないか

面接の際の身だしなみに気をつかうのは当然のことですが、特に清潔感が重要です。

面接ではスーツが基本となっています。そのため、きちんと手入れのされたスーツを着ていけば、服装に関して問題になることはないでしょう。TPOに気をつかって無難な服装を心がけるようにしてください。

面接での服装については、次の記事も参考にしてください。

転職面接の服装 | 注意点と男女別・季節別マナー - 私服や服装自由・指定なしの場合
面接にふさわしい服装といえばスーツスタイルが基本ですが、転職面接では服装自由のケースもあります。私服面接で求められ...
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場所や移動手段を確認しておく

事前に面接会場までの移動手段や、電車やバスなどの時刻は必ず調べておきましょう。できれば複数の交通手段を確保しておくのが望ましいです。

当日は交通機関が遅れる可能性もあります。遅れることを見越して、余裕を持って向かってください。

面接Q&A

よくある面接マナーでの質問と回答を紹介します。

遅刻する場合は?

たとえ1分でも遅刻する可能性がある場合は、必ず事前に連絡を入れるようにしましょう。電車の遅延など、さまざまな要素が絡んで面接時間に遅刻してしまう可能性がないとはいえません。

「数分程度の遅刻ならば問題ないだろう」「たった数分で連絡すると、逆に迷惑になるのではないか」と考える方もいるかもしれませんが、そういった勝手な解釈は企業側の印象を悪くしてしまいかねません。

面接官よりも先に入室する場合は?

企業によっては控え室などを用意せず、面接室で面接官を待つケースもあります。

その場合は、面接官が入室したら起立してドアの方を向き「よろしくお願いします」と挨拶をしましょう。

座った状態でいると失礼に感じる面接官もいます。そのため、必ず立って面接官を迎えるようにしてください。面接室でも携帯をいじるのは控えましょう。

3回ノックしても返事が来ない場合は?

もし応答がなければ、再度3回ノックして、少し間を空けてからドアを開けましょう。

転職時の面接マナーと注意点

転職時の面接で特に気をつけておきたいポイントを解説します。転職時ならではの疑問やマナーに注目しましょう。

名刺は持参するべきか

必要なケースはほとんどありませんが、職歴確認のために必要な場合もあります。いざというときのために、持参しましょう。

名刺のマナー

名刺の受け取り方は、新卒、中途ともに変化はありません。

  • 「頂戴いたします」と言い、両手で受け取る
  • すぐにしまわず目を通す
  • 名刺入れの上に置き、自分の左側に置く

名刺マナーは次の記事で詳しく解説しています。

名刺交換のマナーは?複数人の順番や片手で同時に受け渡しする方法
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面接でのマナー

転職時のマナーも、基本的な面接マナーを守れば十分です。しかし、新卒と違い、転職者は社会経験が求められます。自分の経歴や能力を焦らず、落ち着いて話しましょう。

転職に関しては、次の記事で詳しく説明しています。

中途採用の面接対策は?事前準備と質問に対する回答のポイント
中途採用における面接対策について、事前準備ので重視すべき事柄や、面接で頻繁にされる質問とその回答のポイントについて...
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面接が不安なら「転職サイトとエージェント」で対策

面接が次の職場を左右することは頻繁に起こります。自分が希望している仕事に就くために、面接は対策をしましょう。対策と準備の有無で、結果は大きく異なります。

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【転職者向け】おすすめ転職エージェントTOP3

転職者向けの人気転職エージェントを3つ紹介します。

1位:リクルートエージェント

リクルートエージェント

■Point1:これまでに32万人が転職
累計32万人がリクルートエージェントを利用して転職しています。年間23,000人以上の転職支援を行っており、現在も転職者に人気のサービスとして有名です。

■Point2:非公開求人件数約20万件で業界トップクラス
リクルートエージェントには、会員登録した方しか見られない非公開求人が20万件近くあります。約20万件もの求人数は他の転職エージェントでもなかなか見られないので、リクルートエージェントの強みであると言えます。

■Point3:土日祝日・平日20時以降でも相談可能
土日・祝日や平日20時以降でも相談できます。業務量の多い30代の方でも相談する時間を確保できるので安心です。サポート体制も充実しており、スムーズに転職できたとの口コミも多数あります。

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2位:マイナビエージェント

人材紹介・転職なら「マイナビエージェント」転職・求職者募集プログラム

■Point1:専任のキャリアアドバイザーによるサポート
マイナビエージェントは、各業界の転職市場に精通したキャリアアドバイザーが専任でサポートしてくれます。キャリアアドバイザーは知識の豊富な30代に対応してくれるので専門的な内容も相談できます。

■Point2:中小企業の独占案件
マイナビ転職をはじめ多くの転職事業を手がけるマイナビは、中小企業の独占案件を多く保有しています。そのため他の大手転職エージェントとバッティングしづらいのが特徴です。

■Point3:20代〜30代の転職に強い
20代〜30代向けの求人が多く、実際に利用した30代の方から「求人数が豊富で自分に合った案件を見つけられた」との高い評価を得ています。

3位:doda(デューダ)

doda

■Point1:業界に詳しいアドバイザーがサポート
業界に精通したキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。書類へのフィードバックや面接のアドバイス、面接日程の調整など、転職に関するタスクを幅広くカバーしてくれます。

■Point2:10万件以上の求人募集
dodaは求人を10万件以上保有しています。400万人以上の方が会員に登録しており利用者の多い転職サイトと言えます。dodaにしか掲載されていない求人や登録した方しか閲覧できない求人が数万件あります。

■Point3:転職者の満足度No.1
dodaは口コミを調査しても悪い評価は少なく、提案力、求人数、求人の質どの項目でも高い評価を得ていました。未経験歓迎からハイクラス向けなど幅広いキャリアに対応しています。

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転職活動への準備も万全にしておこう

転職活動では、転職サイトを選ぶだけでなく入念な事前準備をしておくことがおすすめです

まずは転職に最適な時期を把握し、自身の年齢や職業に合わせたサイトに登録、履歴書や職務経歴書の準備をして、面接マナーなどを知っておきましょう。


この記事のアドバイザー「三嶋弘哉」
立命館大学経営学部卒。新卒で株式会社キャリアデザインセンターへ入社。転職エージェント部門のコンサルタントとして、大小300社の中途採用支援及び、中途・新卒併せて8,000人のキャリアカウンセリングを経験。その後、経営企画部において経営管理や子会社の立ち上げなどを担当。再度、転職エージェント部門に配属され、営業統括部長 兼 部門人事を担当。2019年1月からはHRTech領域の新規事業企画に従事。現在は独立し、フリーランスとして事業成長支援を行う。
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