【例文30選】面接の逆質問 - 転職・中途向け | 意図やポイントを理解!NG例付き
面接の最後には、「何か質問はありますか?」といった逆質問の機会が設けられます。これまで面接官から質問される側だった転職者が、逆に面接官に質問できる貴重な時間です。
逆質問は、効果的な質問をすることで面接官に好印象を与えられるチャンスです。逆質問の例文やマナーを参考に、事前準備をしておきましょう。
目次を閉じる
- 面接官が逆質問をする理由
- うまくコミュニケーションできるか見たい
- 自社の雰囲気との合うか確認したい
- 志望度合やモチベーションをチェックしたい
- 自社のブランディングを知りたい
- 逆質問で押さえたいポイント
- 逆質問は貴重なアピールタイム
- 逆質問で注意すべきマナー
- 逆質問の例文30選
- 意欲をアピールしたいときの逆質問10選
- 長所をアピールしたいときの逆質問10選
- 労働条件を聞きたいときの逆質問10選
- 逆質問でやりがちなNG例10選
- 逆質問の準備をしよう
- 逆質問の"目的"から対策
- 逆質問の"質問例"から対策
- 役員・社長とのおすすめ逆質問
- 役員面接の場合
- 社長面接の場合
- 逆質問に関するQ&A
- 「特にありません」と質問しないのはNG?
- 質問の数はいくつまで?
- 逆質問に備えよう
- 元転職エージェントが語る逆質問のポイント
- 転職活動への準備も万全にしておこう
- おすすめ転職サービス6選
面接官が逆質問をする理由
面接官が「なにか質問はありますか?」と聞くのは、素質を見抜こうとしている場合や、会社のマーケティングを兼ねている場合があります。たとえば次のような点を確かめようとしています。
- うまくコミュニケーションできるか見たい
- 自社の雰囲気との合うか確認したい
- 志望度合やモチベーションをチェックしたい
- 自社のブランディングを知りたい
うまくコミュニケーションできるか見たい
逆質問では応募者主導で質問を行う必要があります。
そのため、どのように質問をまとめるのか、どこに質問の意図があるのかなどを的確に面接官に伝えられるのかといったコミュニケーションスキルがあるかどうかをみられます。
逆質問の例でも出てきますが、面接官がした説明と関連する内容の逆質問では、「先ほどご説明いただきました〇〇に関連するかとは思うのですが、~~という点はどのようにされているのでしょうか?」といった質問をすると、言葉のキャッチボールができているという印象を面接官に与えることもできます。
自社の雰囲気との合うか確認したい
逆質問によって応募者の性格を把握できます。
気になる部分ではありますが、給与や有休、残業などの待遇面をいきなり質問して、そこばかりを掘り下げてしまうと、応募者のメインの関心ごとが待遇面にあり、仕事のやりがいや業務などにはないのではないかと考えられてしまいます。
また、自主的な行動が推奨される社風のある会社においては、逆質問で、OJTや研修などを質問すると、社風に合っていないのではないのかと面接官に疑問を持たれることも予想されます。
志望度合やモチベーションをチェックしたい
転職活動においては、面接官も応募者が自社だけを応募しているのではなく、いくつかの会社に応募していることはわかっています。したがって、逆質問がなかったり、逆質問の内容が一辺倒だと応募者の自社に対する志望度やモチベーションが低いのではないかと考えられてしまいます。
自社のブランディングを知りたい
逆質問は転職者を知るためだけでなく、自社の評判を知るためにも利用します。転職者が逆質問で議題に上げることは、自社でわかりにくい箇所であったり最近話題になっている事柄であったりします。
そのため逆質問をすれば今後自社はどのような対策を取ればよいのかを検討できると考えられます。転職者からすれば考慮する必要のない理由なので、他の項目に注意して逆質問を受けましょう。
逆質問で押さえたいポイント
逆質問は貴重なアピールタイム
逆質問は転職者のペースで話せる珍しい時間です。面接官から議題を設定されることなくフリーに話せるので、面接中にアピールできていない箇所があれば話したいポイントを絡めて質問しましょう。
管理職に興味があるのであれば昇進制度に関する質問をしたり、社風について知りたいのであれば会社の雰囲気や特殊なルールを聞いたりと方法はさまざまです。重要なのは、自社に興味を持っており活躍する気持ちが十分にあることを示せるかです。強みや気になっている点をうまく質問して自分をアピールしましょう。
逆質問で注意すべきマナー
面接においてマナーが重要であることはよく知られていますが、面接中の逆質問にももちろん配慮が必要です。マナーを守った逆質問で転職を有利に進めましょう。
調べればわかることは聞かない
ホームページに記載されている内容など調べればすぐに出てくるような内容を聞くのはマナー違反となります。面接の前にしっかりと会社ホームページに目を通し、リサーチを徹底するようにしましょう。
ただし、調べた内容をさらに深堀りする質問であれば問題ありません。「ホームページを拝見したところ…」など前もって調査したことをアピールしつつ質問してみましょう。
すでに説明されたことは再度聞かない
面接官がすでに話したことや、説明会で説明された内容についても質問を避けましょう。「話を聞いていない」と思われネガティブな印象を抱かれるからです。
しかし、前述のようにすでに聞いた内容を深掘りするための質問なら問題ありません。「先ほどのお話の中で○○とありましたが…」「説明会で△△のお話がありましたが…」など面接官が質問内容について想起しやすい話し方を心がけましょう。
面接官が答えられそうな質問をする
面接官は人事担当者が受け持つ場合のほか、現場責任者や役員・社長が務める場合もあります。面接官が答えられない質問をするのは失礼にあたるため、面接官の役職を踏まえ、適切な質問をするように気をつけましょう。たとえば、現場責任者に会社の具体的な経営戦略を聞く、社長に限定的かつ具体的な仕事内容を聞くなどは避けましょう。
また、回答が「はい」か「いいえ」の二択になり、話が広がらない質問もあまりおすすめできません。せっかく与えられた逆質問の時間をアピールの場として有効に活用するため、話を広げてもらえるような質問を心がけましょう。
心象の良い質問を心がける
逆質問の内容は面接官が転職者の人となりや能力を判断するための判断材料に使われると意識しましょう。転職者にとって給与などの条件は重要ですが、逆質問でそればかり質問すると、「待遇面しか見ていない」と思われかねません。質問の際は、質問内容が相手にどのように受け取られるかまで考慮しましょう。
その他の面接のマナーについてはこちらの記事でくわしく解説しています。あわせてご覧ください。
逆質問の例文30選
それでは、好印象を与えられる逆質問の例を解説していきます。自身の志望する企業の業務内容や面接内容、新卒の就活面接・中途の転職面接などの立場に当てはめながら参考にしてみてください。
意欲をアピールしたいときの逆質問10選
逆質問のポイント
質問内容に会社に溶け込む意欲がある、成果を出すといった入社後の話を盛り込むと、面接官に入社する意欲が高いのだろうという印象を与えられます。新卒の就職活動や中途採用面接のどちらでも使える例文です。
長所をアピールしたいときの逆質問10選
逆質問のポイント
質問内容に自分の長所やウリとなる性格などを混ぜることで、面接官に「この応募者にはそんな長所やウリがあるのか」と質問を投げかけながらアピールできます。さらには当初の想定ではなかった業務も任せてもらえるかもしれません。
労働条件を聞きたいときの逆質問10選
逆質問のポイント
上記の質問は主に転職者向けの逆質問です。労働条件についてはストレートに聞くと、面接官に悪印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。
たとえば、残業時間を聞く場合には、ストレートに聞くと残業をしたくないとネガティブにとらえられてしまう可能性があります。クッションフレーズとして「前職でこれだけ残業をしていましたが御社ではどうですか?」というように前職を引き合いに出して聞き方をするのがよいでしょう。
逆質問でやりがちなNG例10選
逆質問で気をつけたいポイント
求人情報や会社HPに記載されている内容を質問すると研究不足の印象を与え、志望度が高くないと受け取られる可能性があります。
また待遇面での質問は、聞きたい気持ちもわかりますが、仕事内容よりも待遇面にばかり目が行っているといった印象を与えてしまいます。その他、入社前提の質問やあたかも高く待遇されるのが当たり前だという態度が見えるような質問は避けましょう。
逆質問以外の面接の質問対策は次の記事で詳しく解説しています。
逆質問の準備をしよう
逆質問の準備の仕方は、次の2パターンがあります。
- 「なぜ逆質問をするのか?」という目的から準備するパターン
- 逆質問の質問例から、自分にあった質問例を見極めていくパターン
自分の都合に合わせたパターンで準備を行うことも良いですし、両方を実施することも有効です。自分が行いやすいように準備を行ってください。
逆質問の"目的"から対策
逆質問は、今までの面接官主導の質問とは異なり、自由度があります。面接官から「なにか質問ありますか?」と質問されたときに「特にありません」と答えるのではなく、自己の知識や経験に基づく質問をすることで、面接官にさりげなく知識・経験をアピールできます。
また、面接官からされた質問などに絡めて逆質問を行うことで、言葉のキャッチボールができる人でコミュニケーション能力があるということをアピールすることもできます。
逆質問の"質問例"から対策
準備をしていないと効果的な逆質問はできません。調べればわかるようなことを質問してしまったり、面接官が説明したことを質問してしまったりして、面接官に悪い印象を与えてしまう場合もあります。質問例を知ることで、面接官との質疑応答をイメージした効率的な対策ができるようになります。
役員・社長とのおすすめ逆質問
面接では段階ごとに面接官が変わる可能性があります。次に、面接官が役員や社長の場合の質問内容の一例を紹介します。
役員面接の場合
将来の事業展望や、経営戦略について聞きましょう。特に入社数年経った時期に会社に対し自分がどのような貢献ができるかということを軸に質問するとよいでしょう。たとえば次のような質問です。
社長面接の場合
社長が面接官の場合も、役員の場合と同じように、事業展望や経営戦略について聞くのがおすすめです。また、事前準備として社長のSNSやメールマガジン、書籍などをひととおり見ておくと、社長の顔や人柄を把握でき、実際に会ったときの緊張を和らげられます。また、基本的な考え方を知ることで、求める人材像に沿った自己アピールが可能です。
逆質問に関するQ&A
逆質問に関して、よくある質問と回答をまとめました。
「特にありません」と質問しないのはNG?
面接の最後に「何か質問はありますか?」と尋ねられたときに、必ずしも質問しないといけないわけではありません。
しかし、逆質問の時間は面接官に最後のアピールができる重要な場です。業務内容や企業の経営方針をよく理解したうえで質問することで、面接官に「よく調べているな」「熱意があるな」と思ってもらえる可能性があります。
面接では緊張し、自己アピールの場で思うように自分の魅力を伝えられないなど失敗する可能性もあります。しかし、逆質問の内容に自分の強みを反映させられれば、成功のチャンスが広げられるはずです。ぜひ事前にいくつか質問を考えてから、面接に臨みましょう。
質問の数はいくつまで?
ここまで逆質問が有効なアピールの場となり得ることをお伝えしましたが過剰な逆質問は禁物です。面接が何回か繰り返される場合、初期段階では2~3個まで、最終段階では1~2個までを目安に質問しましょう。
また、グループ面接では一人ひとりに割ける時間が限られているため、1個を目安に質問しましょう。その他、転職活動中であれば転職エージェントのキャリアアドバイザーに聞いてみましょう。転職成功に近づくはずです。
>>>転職エージェントおすすめをチェック
逆質問に備えよう
このようにみると、定型的な「何か質問はありますか?」といった逆質問の機会が実は、応募者にとって面接官にアピールできる大きなチャンスであることがわかります。
とはいえ、逆質問例のNG質問をしてしまっては、せっかく面接でアピールしてきたことが台無しになってしまうので、しっかりとアピールできる逆質問ができるように面接前に何パターンか用意しておきましょう。
元転職エージェントが語る逆質問のポイント
最後の逆質問は侮るなかれ。加点要素にも減点要素にもなります。「質問はありません」ということは、会社への興味がないと捉えられてしまうため、なるべく必ず3つは準備しておきましょう。
また、人事面接、現場の部門長面接、役員面接でするべき質問はすべて異なります。表面的な質問ではなく、業務内容や組織体制などを深堀りしたり、事業や商品・サービスについて気になることは遠慮なく質問していきましょう。
転職活動への準備も万全にしておこう
転職活動では、転職サイトを選ぶだけでなく入念な事前準備をしておくことがおすすめです
まずは転職に最適な時期を把握し、自身の年齢や職業に合わせたサイトに登録、履歴書や職務経歴書の準備をして、面接マナーなどを知っておきましょう。
- 転職年齢◯◯歳限界説は本当?28・35・40歳代の必要スキル
- 転職理由ランキング | 面接での回答例文・ポイントも - なぜ転職を考えた?
- 転職志望動機の書き方 | 例文やNG回答、企業から採用されるコツとは?
- 転職面接の服装 | スーツ・私服面接で良い印象を与えるには - 男女別ポイント解説
- 面接マナーの基本 | 受付・入室・退室の注意点まとめ【就職・転職】
- 転職面接の自己紹介例文 | 話す内容やポイント・流れ - 簡潔がコツ!
- 転職面接の逆質問「何か質問はありますか」対策 | 中途ならではの例文・NG
おすすめ転職サービス6選
リクルートエージェント | 約20万件 | リクルートエージェントは、女性・20代向け求人が多く、サポートが手厚い転職エージェント。 >>>登録はこちら | |||||||
マイナビエージェント | 順次増加中 | マイナビエージェントは優良中小企業の求人が多く、第二新卒や20代に強い転職エージェント。 >>>登録はこちら | JACリクルートメント | 約4,000件 | JACリクルートメントは、海外進出企業や外資などグローバル転職に強みを持つ転職エージェント >>>登録はこちら | ||||
パソナキャリア | 約5万件 | パソナキャリアは、16,000社と取引をする大手転職エージェント。 >>>登録はこちら | |||||||
ビズリーチ | 約5万件 | ビズリーチは、年収1,000万越えの求人が1/3を占め、豊富なスカウトが届く転職エージェント。 >>>登録はこちら | |||||||
リクナビNEXT | 1万件以上 | リクナビNEXTは、利用者の年齢層が広く、若手はもちろん40代以降のミドル層からも人気な転職サイト。 >>>登録はこちら |