好印象な転職面接マナーは?受付・入退室・挨拶・服装から名刺の扱いまで【中途採用】

社会人のたしなみとして知っておきたいビジネスマナーは、転職活動でももちろん重要です。いくら志望動機や自己PRが魅力的であっても、ビジネスマナーがなっていないと不採用になる可能性があります。
転職希望者はすでに社会人としての経験を積んでいるため、ビジネスマナーに関する評価基準は新卒採用よりも高くなります。そして面接官は「ビジネスマナーを身につけていて当然」という考えで求職者を見ています。
即戦力として活躍できるかどうかが評価のポイントとなるため、ビジネスマナーという基本スキルを採用担当者にアピールできると転職成功が近づきます。
社会人経験が長い方でも、忘れているマナーがあるかもしれません。転職面接を成功させるために、今一度面接におけるマナーを振り返っておきましょう。
ビジネスマナーに不安がある方は、こちらもご覧ください。転職にも役立つおすすめのビジネスマナー本を紹介しています。

目次を閉じる
- 転職時の面接マナー基本編【挨拶】
- 転職時の面接マナー基本編【服装・身だしなみ】
- 転職時の面接マナー基本編【名刺】
- 名刺は持参すべき?
- 名刺をもらったら
- 転職時の面接マナー実践編【受付】
- 転職時の面接マナー実践編【入室】
- ノック
- 鞄の置き方
- コートの持ち方・置き方
- 転職時の面接マナー実践編【面接中】
- 態度・しぐさ・表情
- 話し方
- 転職時の面接マナー実践編【退室】
- 退室時の挨拶
- ドアの閉め方
- 転職面接でついやりがちなNG行動
- コミュニケーションが一方通行
- 前職の悪口を言う
- 長所や短所がないと言う
- 聞いてはいけないことを質問する
- 面接マナーを守ることは採用の第一歩
- 面接の不安は「転職サイト・エージェント」で解消しよう
- 1位:リクルートエージェント
- 2位:マイナビエージェント
- 5位:doda(デューダ)
- リクナビNEXT
- ウズキャリ既卒
- いい就職ドットコム
- 転職活動への準備も万全にしておこう
- BOXILとは
転職時の面接マナー基本編【挨拶】
挨拶はコミュニケーションの基本です。当たり前のことではありますが、受付や入室の際は、相手の目を見てハキハキと挨拶するようにしましょう。
また、挨拶するときの表情も重要です。希望者の第一印象が決まるので、口角を上げ和やかな表情をつくるようにしましょう。
もともと就いていた職が接客業などであれば、笑顔を作ることは難しくないかもしれませんが、普段会社の仲間以外との接触がないような職種の方は要注意です。
挨拶のときだけでなく、面接が終わり会社を出るまで好印象を持ってもらえるような表情を心がけましょう。
転職時の面接マナー基本編【服装・身だしなみ】
どんな面接でも、服装がルーズだったり、清潔感がなかったりすると大きなマイナスとなります。特に中途採用では、これまでどういう働き方をしてきたのかもチェックされるので、服装がだらしないとそれだけで仕事ができない人だと思われてしまう可能性があります。
面接では、かなり細かい部分まで見られていると考えてください。特にサービス業では、約3割の転職希望者が一目で不採用になっているという調査もあります。
転職面接での服装についてはこちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

転職時の面接マナー基本編【名刺】
新卒採用の採用面接と違い、社会人はすでに名刺を持っています。転職面接時には名刺を持参すべきか、もらったらどうするのかなど、名刺にまつわるマナーについて解説していきます。
名刺は持参すべき?
転職面接では名刺交換をする必要はなく、受け取るのみで十分だとされています。
職歴の確認のために名刺を求めれらることもありますが、持ち物として指定されていない場合は持っていく必要はありません。
名刺をもらったら
もし名刺を受け取る場合は、普段同様に正しいマナーで対応しましょう。名刺の受け取り方は以下のとおりです。
- 「頂戴いたします」と言い、両手で受け取る
- すぐにしまわずに目を通す
- 名刺入れの上に置き、自分の左に置く
名刺についてのマナーはこちらの記事でくわしく解説しているのであわせてご覧ください。

転職時の面接マナー実践編【受付】
転職面接でまず気になるのが受付の時間です。相手に失礼がなく遅刻でなければ問題はないとされていますが、10〜15分前に余裕を持って会場に着き、5〜10分前に受付を済ますのが無難でしょう。
早すぎても、遅すぎてもかえって迷惑になってしまいます。前の業務が終わっていなかったり、場所が空いてなかったりする場合があるので、相手の都合に配慮した時間に受付を済ませられるよう到着時間を調整しましょう。
受付での挨拶の文言は、こちらを参考にしてみてください。
用件を告げると、「少々お待ちください」などと言われ近くの席に着席を促されることが多いです。座っている間も姿勢をよくして待ちましょう。
転職時の面接マナー実践編【入室】
面接は、面接官が中で待機している場合と後から入ってくる場合があります。面接の入退室時に気を付けたい基本的なマナーを紹介していきます。
ノック
面接官が先に部屋で待機している場合、ノックをして部屋に入ります。ノックの回数は3回が一般的です。「どうぞ」など一言声をかけられた後に入室しましょう。
鞄の置き方
鞄は利き手の逆で持つのが一般的で、着席と同時に椅子の横に置きましょう。椅子や机に置くことは原則としてNGです。
椅子の横に置きすっきりとした印象を持ってもらえるよう、置いたときに自立して立つような鞄を持っていきましょう。鞄が倒れていると、雑然と置かれているような印象を持たれてしまいます。
コートの持ち方・置き方
コートは脱いでから会社や会場内に入ります。面接に適したコートは黒やベージュのシンプルなトレンチコートで、脱いだ後のたたみ方・持ち方は以下のとおりです。
- コートの内側、肩の部分に両手を入れる
- コートの裏地が外側になるよう裏に返す
- 前身ごろと後身ごろを合わせ上下半分に折り腕にかける
コートを裏に返すのは、外側に付着した花粉や汚れを社内に落とさないようにするためです。
面接する部屋に入室したら、半分に折って持っていたコートをさらにもう一度折り、鞄の上に置きましょう。
転職時の面接マナー実践編【面接中】
マナーというほどの物ではありませんが、面接中にも意識すべきポイントがあります。
態度・しぐさ・表情
面接中の態度やしぐさは、面接者が思っている以上に観察されています。
実は、採用担当者が最も重視するポイントの一つに面接中の態度が挙げられており、面接室に入る前の受付の時点からチェックされていることもあります。
姿勢は背筋を伸ばし、顎を少し引きます。面接中長い時間座っていると猫背気味になる方が多いので、椅子に浅めに座るなどして対策をしましょう。
手の動きにも注意が必要です。緊張すると顔回りを触るなどしてしまいがちですが、落ち着きがないように思われてしまうので控えましょう。
また、挨拶のときは気をつけていた表情も、面接中に崩れていくことがあるため注意が必要です。口角が下がり、無表情になっていないか、適宜チェックしましょう。
さらに、面接中は自分の目線にも注意しましょう。面接官と目線を合わせなかったり、目が泳いでいたりすると、ちゃんとコミュニケーションがとれているのか不安に思われてしまいます。
話し方
新卒面接とは違い、転職面接では希望者は社会人経験を積んでいることが前提となっているため、言葉遣いがなっていないとかなりのマイナスポイントになります。
基本的な言葉遣いはできていたとしても、状況に合った適切な敬語が話せないと良い印象は持たれません。話し方の癖もチェックされるので、新卒に戻ったつもりで、基本的な話し方のマナーを見直してみる必要があります。
また、声のトーンや抑揚にも気を使う必要があります。高いトーンで早口で話すと落ち着きがなく、説得力も感じられないので、落ち着いてゆっくりと話すしましょう。特に話すスピードは癖になっている方が多いので、注意が必要です。
転職面接の前段階で必要な準備や対策についてはこちらの記事で解説しているのでご覧ください。

転職時の面接マナー実践編【退室】
退室も入室と同じくらい気をつけなければいけません。マナーを守った退室で、面接官に好印象を持ってもらえるようにしましょう。
退室時の挨拶
面接官に面接終了を告げられたら、椅子に座ったまま「本日はお忙しい中、お時間いただき誠にありがとうございました」などとお礼を言い、お辞儀します。
立ち上がった後も、「ありがとうございました。失礼いたします」などとお礼を言い、一礼します。
ドアの手前まで移動したら、退室する前に面接官の方を向き、「失礼いたします」と再度一礼し面接官とアイコンタクトを取ってから退出します。
ドアの閉め方
ドアを閉めるときは静かに閉めましょう。また、担当者にエレベーターまで見送られた場合は、エレベーターのドアが閉まるまで頭を下げておくようにしましょう。
こちらの記事では、面接の入退室時のマナーについてさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

転職面接でついやりがちなNG行動
転職のマナーをただ押さえただけでは安心できません。転職希望者がついやってしまいがちなNG行動を3つ紹介します。
コミュニケーションが一方通行
面接はあくまで面接官との会話が主です。熱意や自己主張が先行して面接官との会話がおざなりになってしまうケースは少なくありません。
「うまく志望動機が言えた」
「経歴のすごさをアピールできた」
面接後にこのように思うのはいいかもしれませんが、面接官からすれば、「話を聞かず自分の意見ばかり言う」「空気が読めない人」という印象を受けている危険性があります。
一方的に主張するのではなく、聞かれたことに対してスマートに答えるよう意識することが大切です。目安として、自分の答えが1分以上続いたら話を収束させましょう。
前職の悪口を言う
転職面接では、ほぼ100%前職の退職理由について質問されます。この場合、前職の愚痴を言うのは控えましょう。
面接官からすれば、「採用したとしても不満を言いふらすのでは」と不審がられてしまいます。転職のネガティブな理由はなるべくポジティブに言い換えて答えることがポイントです。
長所や短所がないと言う
面接官は転職希望者が入社した場合、どのような活躍をしてくれそうか判断するために長所や短所を尋ねることがあります。
転職希望者の人間性を理解するための質問なので「ありません」とは言わずに、事前に答える内容を考えておきましょう。
答える際は、最初に「長所は○○です」「短所は○○です」と結論を述べてから説明するのがおすすめです。
聞いてはいけないことを質問する
多くの面接で、最後に質問がないか問われます。この場合、質問しておくのが無難ですが、質問内容には注意が必要です。してはいけない逆質問は次の2つです。
基本情報について
受ける企業の基本情報は面接前に知っておくのが当然です。企業理念や事業内容、売上高など、調べて把握できるような質問は避けましょう。
業務以外について
年収や月給、福利厚生など、仕事をするうえでモチベーションになる大切な事柄ですが、この内容に関する積極的な質問は控えましょう。出来高制や成果主義の会社の場合答えるが難しいケースもあります。
転職面接での逆質問対策については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

面接マナーを守ることは採用の第一歩
転職活動を始めるということは、すでに社会人として働いているという見られ方をするため、ビジネスパーソンとしての基本的なマナーは持ち合わせていて当然として面接が行われます。
そのため、あなた自身の実績やスキルをアピールする以前に、基本的なマナーを押さえておかなければ、転職を成功させることは難しいでしょう。
今回紹介した面接のマナーを守り、ビジネスパーソンとして恥ずかしくない転職活動を行いましょう。
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