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建設業におすすめの会計ソフト7選 - 機能・料金比較

最終更新日:(記事の情報は現在から13日前のものです)
この記事では、建設業におすすめの会計ソフトを紹介しています。会計ソフトのメリットや機能詳細、サービス比較を解説。導入する会計ソフトを探している方はぜひ参考にしてみてください。

建設業界の会計業務の特徴

建設業は着工から引き渡しまでの期間が長い都合上、「建設業会計」と呼ばれる独自の会計処理が必要です。これは建設業が完成したと同時に売上の発生する請負契約である点、引き渡しまでに1年を超えるケースが多い点により、売上を年内に計上できないことが背景にあります。

「工事進行基準」と「工事完成基準」

売上高を計上する基準が「工事進行基準」と「工事完成基準」の2つなのも特徴です。工事進行基準は、工事の進行具合に応じて◯%の割合を計上する方法。他方の工事完成基準は、工事が完成したタイミングにてこれらを計上する方法です。基本的にはいずれかを選べるものの、大企業やグローバル企業など特定の条件に当てはまる場合は、工事完成基準での処理を求められます。

建設業会計の勘定科目

建設業会計では年度をまたぐ工事が発生しうるため、工事が完成しているか否かを処理する勘定科目があります。一般会計とは異なる表現を使うため、そのほか会計と同様に扱うのは難しいです。

建設業会計の勘定科目例

建設業会計 一般会計
完成工事高 売上高
完成工事原価 売上原価
完成工事総利益 売上総利益
未成工事支出金 仕掛品
完成工事未収入金 売掛金
未成工事受入金 前受金
工事未払金 買掛金

外注費を含めた原価の仕訳

建設業の会計における総原価は、工事原価と販売費、一般管理費に分けられます。さらに工事原価は、材料費と労務費、経費、外注費に分けます。製造業でも工事原価を材料費と労務費、経費に分けるものの、頻出する外注費を別として計上する必要があるので注意しましょう。

建設業向け会計ソフトの選び方

建設業会計に対応しているか

建設業向け会計ソフトを選ぶ1つ目のポイントは、建設業特化の機能です。建設業は他業界と比べて会計の形式が大きく異なるため、建設業用の勘定科目をはじめとしたカスタマイズが必要です。建設業に特化しているか、建設業に対応するためのカスタマイズができるかを確認しましょう。

アップデートをしやすいか

建設業向け会計ソフトを選ぶ2つ目のポイントは、変化へ柔軟に対応できる仕組みです。法改正があった場合、運用が変わった場合に調整が効く会計ソフトをぜひとも選びたいです。法改正についてはSaaSの会計ソフトであれば、サービス提供会社がみずからアップデートをかけてくれます。その際、どれほどの早さで対応してくれるかは要チェックです。

セキュリティがどのくらい対策されているか

建設業向け会計ソフトを選ぶ際の3つ目のポイントは、セキュリティ対策です。会計ソフトには企業秘密が多く、秘匿性が求められます。アプリやネットワークのセキュリティはもちろん、ぜい弱性診断、第三者認証などによってセキュリティ対策の程度を確認するのがおすすめです。事前に調べておき、データが漏えいするリスクを最小限に抑えましょう。

建設業向け会計ソフト7選

freee会計 - フリー株式会社

freee会計
freee会計
BOXIL SaaSセクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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freee会計は、従業員1名~20名、21名~でプランが分かれ、個人事業主の利用も多い会計ソフトです。そのため、大規模なゼネコンから個人事業主の一人親方まで広くおすすめできます。シングルインプットとAIを活用して、手間やミスを削減し効率化を実現。多彩なレポートやリアルタイムなダッシュボードで経営状態を把握でき、迅速な意思決定に役立てられます。

マネーフォワード クラウド会計 - 株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計
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マネーフォワード クラウド会計も、個人事業主から大企業まで幅広い規模のユーザーがいる会計ソフトです。銀行口座やカードの取引明細を取得し、簡単に仕訳できます。取引明細に応じた勘定科目を自動で提案し、登録した仕訳を学習することで提案の精度が向上していきます。

弥生会計 オンライン - 弥生株式会社

弥生会計 オンライン
弥生会計 オンライン
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提供企業様でご不明点がある方はこちら

弥生会計オンラインは、小規模法人に特におすすめの会計ソフトです。専門知識がなくとも簡単に帳簿付けできます。そのため中小企業はもちろん、会計知識に不安のある一人親方でも扱いやすいです。業界最大規模のカスタマーセンターが製品操作や業務の疑問に回答してくれます。

PCA 建設業会計シリーズ

PCA 建設業会計シリーズは、建設業に特化して機能開発された会計ソフトです。複数工事の未成・完成振替仕訳を一括で計上可能。完成振替仕訳はすぐに印刷でき、振込データや支払仕訳も簡単に作成できます。工事別管理を強力にサポートし、未成・完成振替や共通費配賦を自動化しています。

建設大臣NX

建設大臣NXは、建設業特有の処理機能と帳票を豊富に備えた会計ソフトです。建設業で必要な帳票の自動作成が可能で、伝票入力と同時に財務諸表が完成します。支払先や取引先別の管理、売掛・買掛の管理を1つのソフトウェアで完結。自動予約機能を搭載し、面倒な期日管理をスムーズにしたり柔軟な資金繰計画を立てたりできます。

スイート建設会計

スイート建設会計は、公認会計士サポートとオンラインサポートに対応した建設業界特化の会計ソフトです。給与計算ソフトやCIM支援ソフトとの連携も可能で、建設業の一連の業務をシームレスにつなげられます。建設業向けのスイート建設会計では、工事ごとの仕訳や工事台帳の作成、財務諸表の作成など、業界特有の機能が充実しています。

勘定奉行11[建設業編]

勘定奉行11[建設業編]は、改正電子帳簿保存法に対応した建設業向けの会計ソフトです。建設業特有の会計処理や原価管理、債権・債務管理など、さまざまな機能が充実しています。証憑データの保管や検索、ダウンロード、保存などの操作が容易。経理業務の流れを変えずに、会計システム内で作業を行うため、従来の業務スタイルの維持が可能です。

建設業向けの会計ソフトに連携させたい機能

サブコントラクター管理機能

建設業の業務効率化を目指すのであれば、サブコントラクター管理が可能なサービスをあわせて検討しましょう。サブコントラクターとの契約や支払を管理し、プロジェクトのコスト管理を補助します。具体的には、サブコントラクターの契約情報や支払履歴を記録し、支払スケジュールの管理や支払の自動化を行います。

工事進捗管理機能

建設業向けのシステムであわせて検討したいのが、工事進捗管理です。工事進捗管理機能があると、各工事の進捗状況をリアルタイムで把握し、予定との差異を追跡できます。工事の進捗状況を可視化することで、遅延や予算超過などのリスクを早期に把握し、適切な対策を講じられるでしょう。

建設業が会計ソフトを導入するメリット

工数の削減

建設業向け会計ソフトを導入する1つ目のメリットは、業務効率の向上です。会計ソフトはデータの入力や処理を効率化します。工事の収支をリアルタイムで追跡し、正確な財務状況を提供するため、管理や報告にかかる時間を削減できます。これにより、戦略的な業務や顧客対応に費やせるようになり、生産性が向上するでしょう。

正確な財務管理が可能

建設業向け会計ソフトを導入する2つ目のメリットは、正確な財務状況の把握です。会計ソフトは、工事ごとの収支をリアルタイムで把握できます。また、税務申告や監査対応といった法的義務におけるリスクを最小限に抑えられます。これにより財務管理が強化され、経営判断の根拠となる信頼性の高い情報を得られるでしょう。

建設業に適した会計ソフトを導入しよう

建設業におすすめの会計ソフトを選ぶ際には、業界特化の機能へ注目しましょう。建設業特化の会計ソフトを中心に、使い勝手を見比べたり他機能の有無で比較したりするのがおすすめです。会計ソフトは無料プランや無料トライアルを提供している傾向にあるため、導入前に試験運用しましょう。

建設業におすすめの会計ソフトのうち最適なサービスを選ぶには、ニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。下のボタンからはBOXILが厳選したサービスの資料を無料でダウンロードできます。ぜひサービス選定の参考にしてください。

本記事で紹介しきれなかったサービスについては下の記事にて解説しています。より多くのサービスから検討したい方はあわせてチェックしましょう。

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