弥生会計オンラインの使い方と評判!料金プラン・機能や設定・導入事例
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弥生会計オンラインとは
弥生会計オンラインは、弥生株式会社が提供するクラウド会計ソフトです。「かんたん、やさしい」をコンセプトに開発されており、会計の知識いらずで簡単に利用可能。全国11,000以上の会計事務所から推奨されています。(2022年1月に公式サイト確認)
小規模法人におすすめで、業界最大規模のカスタマーセンターで、電話やチャットから簡単に相談可能です。
弥生会計シリーズとオンラインの違い
弥生会計オンラインと弥生会計の違いは、クラウド版かインストール型のデスクトップアプリ版かの違いです。また、機能面にも若干の違いがあり、弥生会計オンラインでは利用できない機能があります。
しかし、弥生会計オンラインではWindowsだけでなくMacでも利用できる点がメリットです。
確定申告ソフトである、やよいの白色申告 オンライン ・ やよいの青色申告 オンラインも同様で、機能と使用できる環境に違いがあります。
弥生会計オンラインはどんな企業におすすめか
弥生会計オンラインは、次のような方への利用が推奨されています。
- 開業・起業したての方
- 経理に時間をかけたくない方
- Macで使える会計ソフトを探している方
- 実績のあるメーカーのソフトを探している方
- テレワークで使える会計ソフトを探している方
弥生会計オンラインは、クラウド会計ソフトで多くのシェアを獲得しており、「多くの人が利用しているソフトを利用したい」と考えている方にもおすすめです。
弥生会計オンラインの基本的な機能
弥生会計オンラインの基本的な機能について解説します。
取引の取り込み/入力
「どのような取引が行われたのか?」を、クレジットカードなどの利用履歴や、領収書のスキャンを自動で取り込む「YAYOI SMART CONNECT」という機能があり、それらを自動で仕訳してくれる「スマート取引取込」が特徴です。
日付と金額を入力するだけの簡単入力を利用して、取引記録の入力も可能です。簿記や会計の知識がない方でもわかりやすいUIになっているため、初めて使う方でも問題なく利用できるでしょう。
他社や弥生会計・確定申告ソフトの取引データの取り込みも可能です。
会計帳簿の作成
弥生会計オンラインでは、取引を取り込み・もしくは入力することで、システム内に情報が蓄積されていきます。これらの情報をもとに仕訳帳や総勘といった定元帳会計帳簿を自動で作成します。「勘定科目をどれで仕訳するか?」という悩みを解決し、帳簿作成の手間を軽減できるでしょう。
決算書の作成
ステップに沿って、だれでも簡単に決算書の作成できます。貸借対照表や損益計算書を含め、法人決算に必要な書類を作成しましょう。
こちらは個人事業主の決算と申告には対応していないため注意してください。
レポートの作成
弥生会計オンラインでは、日々蓄積したデータを集計したレポートを自動で作成可能です。結果をグラフで確認できるので、現在の経営状況を視覚的に把握できます。
安心のサポートも
サポート体制が充実しているのも弥生会計オンラインの特徴です。業界最大規模の電話サポートは、年間100万件を超える問い合わせに対応しており、顧客満足度は92%(2019年8月 弥生調べ)を誇ります。
メールサポートは営業時間内であれば当日中に、遅くとも翌営業日には答えてくれるのは嬉しいポイントです。そのほかにもチャットサポートや画面共有サポートなど、問題解決のためのサポートが充実しています。
仕訳や経理業務、消費税改正にともなう業務、マイナンバー制度の詳細などの質問にも答えてくれます。
スマホアプリから取引入力
弥生会計オンラインは、スマートフォンアプリからも取引入力が可能です。外出先や移動中にも利用できるため、会計業務の生産性向上につながるでしょう。
iPhone・iPadの方向け | Androidの方向け |
---|---|
弥生会計オンライン iPhoneアプリはこちら | 弥生会計オンライン Androidアプリはこちら |
弥生会計オンラインの使い方
弥生会計オンラインの基本的な使い方解説します。また、最初の設定とどのような工程が必要かもあわせて解説します。
全体設定
まずは全体の設定として、弥生会計オンラインの設定を変更します。
「会計期間の表示設定」で決算日や年度・月度表示の設定が可能です。そして、「消費税の設定」で課税方式や経理方式などの設定を行います。
口座・カード設定
次は支払いや入金に使う銀行口座の登録を行います。
クレジットカードだけでなく、電子マネーの追加も可能です。これらを設定することにより、システムと連動して帳簿を自動で作成できるようになります。
固定資産の登録
次に会社で所持している固定資産の登録を行います。これを登録することにより、ランニングでかかる減価償却などのコストも自動で計上してくれます。
耐用年数を登録していない場合には、未確認という形で表示をしてくれるため、もれなく資産の管理もできるでしょう。
残高の設定
次に残高の設定を行います。まず、期首の現預金や債権と債務の残高を入力をし、[指定日終了時点の残高を設定する]にチェックを入れます。会計事務所とデータ共有中の場合には、期首残高を入力可能です。
データ共有の設定
次に会計事務所とデータ共有の設定を行います。弥生会計を利用する「弥生PAP会員」の税理士や会計事務所と契約して場合に設定を行えます。データ共有中には、会計事務所の操作が優先されるため、弥生会計オンラインの一部機能を使用できなくなるので注意が必要です。
ボクシルに寄せられた弥生会計オンラインの口コミ
ボクシルでは、実際に弥生会計オンラインを導入して使ってみた企業からの評判・口コミを掲載しています。その中から、いくつかピックアップして紹介していきます。
サポートが手厚い
操作方法などは、最初は不慣れでも触っていればだんだん覚えるので特に問題ないです。とはいえ急ぎで作業しなければいけない時などに入力方法やどこにどう入れればよいかなど迷うこともあります。そうした時はボリュームあるマニュアルを見ればだいたいわかりますし、わからない場合も電話サポートに連絡すれば解決に至ります。やはり売りっぱなしではなく、その後のアフターフォローの充実度が個客満足に繋がりますので、その点の厚さは良いと感じています。
前述のとおり弥生会計オンラインはサポートが充実しており、利用マニュアルやFAQもあるため、導入から活用するまでに起こる課題を簡単に解決できる点の評判が高いようです。
初心者にわかりやすいUI
初心者にも非常に分かりやすい作りになっています。クラウドサービスなので職場のみならず自宅でも入力作業が出来るので、思い出した時にすぐ入力しています。固定資産等の初期入力も分かりやすく、いざというときにはサポート体制も整っているので安心です。
「かんたん、やさしい」をコンセプトに設計されているだけに、「使いやすい」「わかりやすい」という口コミが多く見受けられました。複雑になりがちな会計業務をわかりやすく処理できるため、業務効率化につながりやすいクラウド会計ソフトでしょう。
弥生会計オンラインの料金プラン
弥生会計オンラインの料金プランについて、価格とともに使える機能や特徴を簡単に紹介します。
全ての機能が使える「セルフプラン」、電話・メール・チャットで操作や経理業務に関する相談ができる「ベーシックプラン」を初年度0円で利用できます。また設立2年以内の法人は、セルフプラン・ベーシックプランともに2年間0円で使える起業家応援キャンペーンを実施されています。
また、弥生PAPに加入している会計事務所からの紹介であれば、お得に導入できるため、顧問の会計事務所に問い合わせましょう。
弥生会計オンラインは個人事業主に対応していない点には注意してください。
無料体験プラン
- 最大2か月無料で体験
- 決算書作成機能は利用できない
- 弥生会計 オンラインの“使いやすさ”を知る
電話・メールサポート | WEB FAQ | 経理業務相談 | 料金 |
---|---|---|---|
○(最大2か月) | ○ | - | - |
セルフプラン
- 初年度無償で使える。設立2年以内の法人は2年間0円
- すべての機能が利用
- 3分で登録完了
電話・メールサポート | WEB FAQ | 経理業務相談 | 料金(税込)/年間 |
---|---|---|---|
○(最大2か月) | ○ | - | 26,000円(税抜) |
ベーシックプラン
- 電話/メール/チャットサポートが利用可能
- 仕訳相談/経理業務相談/マイナンバー相談が利用可能
- 初年度無償で使える。設立2年以内の法人は2年間0円
電話・メールサポート | WEB FAQ | 経理業務相談 | 料金(税込)/年間 |
---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | 30.000円(税抜) |
弥生会計オンラインの導入事例
実際に、弥生会計オンラインを導入した事例について、導入前の課題と導入後の効果に注目しつつ3つ厳選して紹介します。
NOBOLの事例
事業内容:アウトドア事業、メディア事業
課題:経費にかかる時間をほぼゼロに
日々数多くの業務に追われているNOBOL代表の池田氏。経理に割く時間をできる限り少なくして、コア業務に集中できる環境をつくることが課題だった。
結果:売上と経費のバランスを知り健全な経営状況を実現
ベーシックプランの導入をしたことで、経理に使う時間をほぼゼロにすることに成功。一覧性に優れている機能性であるため、レポートを有効活用することで、簡単に自社の経営状態を把握できるようになった。
roots productの事例
事業内容:貿易物販、インターネット販売、物販スクール指導
課題:入力作業の効率化
もともと個人事業主で事業を行っていた。当時使っていた会計ソフトでは、リアルタイムで会計事務所と情報を共有できなかった。
結果:入力作業が円滑になり業務効率の向上
万が一手元のパソコンが壊れてしまったとしても、クラウドで共有をしていることで安心して利用できる。また、オンラインで会計事務所に最新の状態を知ってもらえるため、業務効率が上がった。
DAY OUT 合同会社の事例
事業内容:合同会社
課題:できるだけリスクを負わないで利用したい
1か月無料のものを利用して、その後は費用が発生し、お金を払わないとデータが取り出せないという状況では困ってしまう。Macで利用できる、便利な会計ソフトを利用したい。
結果:Macを使って起業家応援キャンペーンを利用
法人登記をしたタイミングと利用時期のタイミングが同じだったこともあり、起業家応援キャンペーンを利用し、初年度無料という条件で利用を始められた。
※起業家応援キャンペーンは2021年12月から設立2年以内の法人は2年間0円に変更になりました。詳細は キャンペーンページからご確認ください。
また弥生会計オンラインとよく比較されがちなfreeeについても導入時は比較検討してみましょう。
弥生会計オンラインで会計業務を効率化
今では数多くのクラウド型会計ソフトが開発されていることもあり、どれを利用していいかわからないのが利用者の本音ですよね。
サービスの利用の仕方以外にも実際に導入している企業について紹介しているので、ぜひそれらを参考にして、自社にマッチすると感じたら、弥生会計オンラインの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
その他のクラウド会計ソフトと比較
ボクシルでは、弥生会計オンラインやfreeeなど代表的なクラウド会計ソフトを比較してまとめています。導入を検討している方はこちらもあわせてご覧ください。
また、こちらの記事では無料から使えるクラウド会計ソフトを紹介しています。
注目の会計ソフト(財務会計)、サービス資料まとめ
会計ソフトの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。経営状況をリアルタイムに把握、経理業務の簡易化、大切な会計データの保管などさまざまな目的で導入される会計ソフトの比較にお役立てください。サービス一覧はこちら
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