無料で続けられるeラーニングシステム4選 - 比較表 | 有料との違い
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・従業員10名以内でLMSを使うなら、learningBOX
・従業員20名以内でLMSを使うなら、SmartBrain
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- 無料のeラーニングシステムでできること
- eラーニングシステムの無料版と有料版の違い
- 人数や容量のシステム制限
- 周辺機能の充実度
- 無料eラーニングシステムを検討する際の注意点
- 無料のeラーニングシステムの選び方
- 1.制作済コンテンツを利用するなら、大塚ID ビジネスeラーニング
- 2.自社で教材を制作するなら、50名が上限
- 3.現場従業員がムリなく操作できるか
- 4.OSSや教育機関、プログラミング教材の条件つきなら他候補あり
- 無料のeラーニングシステムの比較表
- 無料のeラーニングシステムおすすめ4選
- 大塚ID ビジネスeラーニング
- learningBOX
- SmartBrain
- エムスタ@ラボ
- その他の無料eラーニングシステム
- OSS(オープンソースソフト)4選
- プログラミング学習サイト3選
- 教員や学校なら無償のシステム2選
- eラーニングシステムの比較ならBOXIL
>【全企業におすすめ】eラーニングシステムの選び方とおすすめサービス比較

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無料のeラーニングシステムでできること
無料のeラーニングシステムでは、教材のアップロードやテストの作成、進捗管理など、LMSとしての基本的な機能が中心となります。シンプルに使えるので、まずは必要最小限の機能から始めたい場合におすすめのツールです。
一方、大塚ID ビジネスeラーニングは、すでに制作されている教材を利用する形式です。ビジネス基礎やコンプライアンスに関する教材であれば、従業員規模を問わず、無料で受講が可能です。
eラーニングシステムの無料版と有料版の違い
人数や容量のシステム制限
無料版と有料版の大きな違いとして、システム的な制限が挙げられます。具体的には、利用人数や保存容量の制限、基幹システムとの連携、セキュリティ対策の範囲があります。
無料 | 有料 | |
---|---|---|
人数制限 | 多くても50名まで | 制限なし |
保存容量 | 多くても1GB程度 | 制限なし |
基幹システムとの連携 | 限定的 | 対応しやすい |
セキュリティ対策 | 限定的 | 多様な認証やアクセス制限あり |
無料版は人数や容量に制限があるため、小規模な利用に適しています。システム連携の観点ではlearningBOXを除くと、無料版はあまり充実していないのが実情です。また、セキュリティに関しては有料のサービスのほうがより厳格な設定が可能です。
周辺機能の充実度
システムの制限に加え、有料システムに限定の機能としては、不正防止対策、スキル管理、キャリア管理、実践形式での教育システムなどがあります。eラーニングそのものに加え、教育の質を高めたり教育した内容を発展させたりする機能は、無料ではなかなか得られません。
そのため、単なる教育にとどまらない効果までをeラーニングシステムに求めるのであれば、有料のeラーニングシステムを導入したほうが、最終的には費用対効果に見合うと考えられます。
無料eラーニングシステムを検討する際の注意点
無料と有料のシステムを比較すると、無料のeラーニングシステムを導入する際には、次の点が問題ないか注意すべきだとわかります。
【無料で使うための条件】
- 従業員が50名以下
- 職種や業界に特化した教材は不要
- 基幹システムとの連携はほぼ不要
- セキュリティ要件がそれほど厳しくない
つまり、無料のeラーニングシステムを検討すべき対象は、従業員数十名程度の企業となります。あるいは、大企業であっても、ごく一部の部門でシステムを利用するような限定的な環境に適しています。
有料のeラーニングシステムを検討すべき企業は、下記に掲載のシステムもあわせて検討すると、本当に費用対効果のあったサービスを探せるでしょう。

無料のeラーニングシステムの選び方
1.制作済コンテンツを利用するなら、大塚ID ビジネスeラーニング
すでに制作されているコンテンツを利用したいケースにおいては、大塚ID ビジネスeラーニングがおすすめです。登録さえすれば、従業員数を問わずに無料にて利用できます。ビジネスマナーやコミュニケーションの基礎、セキュリティ対策、コンプライアンス、ChatGPT研修など多くの企業で使える教材が揃っています。
従業員数が少ない企業であれば、learningBOX ONも効果的な選択肢となります。
反対に、業界や業種に特化した専門的な教材を必要としている場合は、自社で制作するか有料のeラーニングシステムの利用が適しています。近年では専門性の高い教材であっても低価格で利用できるものが増えています。
2.自社で教材を制作するなら、50名が上限
自社で教材を制作して従業員に配信する場合、無料で利用できる最大人数はエムスタ@ラボの50名までです。ただし、より新しいUIや操作性が求められる場合は、20名までのSmartBrainや10名までのlearningBOXの検討が適切です。
従業員数が多い企業には、人数にかかわらず料金が一定のCloud Campus、大人数なら割安で利用できるLearnoなどが適しています。月に数万円程度のコストがかかったとしても、機能やサポートも充実しているので利用しやすいです。
3.現場従業員がムリなく操作できるか
eラーニングシステムを導入する前には、可能であれば現場の従業員にも操作性を確認してもらいましょう。無料のeラーニングシステムのなかには、エムスタ@ラボのように長期間運用されているシステムもあり、UIが最新ではない場合があります。そのため、従業員にとって使いやすいインターフェースかどうかをチェックすることが重要です。
無料のシステムであれば、操作性を確認するためのテスト導入も容易です。導入後に手戻りが発生しないよう、事前に操作性を確認しておきましょう。
4.OSSや教育機関、プログラミング教材の条件つきなら他候補あり
OSS(オープンソースソフト)やプログラミング学習サイト、教育機関向けサービスといった特殊なeラーニングシステムであれば、無料で利用できる可能性があります。
種類 | 条件 |
---|---|
OSS(オープンソースソフト) | サーバー管理や更新の管理ができる |
プログラミング学習サイト | 教材がプログラミングのみ |
教育機関向けサービス | 自身が教育機関であること |
条件に該当する場合は、費用を抑えて導入できるので、ぜひ検討してみましょう。
無料のeラーニングシステムの比較表
・「learningBOX」は、料金プランが豊富で企業のフェーズにあった拡張をしやすい
大塚ID ビジネスeラーニング | learningBOX | SmartBrain | エムスタ@ラボ | |
---|---|---|---|---|
用途 | 既成教材の閲覧 | LMS | LMS | LMS |
人数制限 | なし | 10名 | 20名 | 50名 |
有料プランの価格 | - | 年間30,000円(100名まで)〜 | 月額200円(1名あたり) | 月額50,000円 |
※料金は税抜
無料のeラーニングシステムおすすめ4選

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大塚ID ビジネスeラーニング
- 完全無料で教材を見られる
- ビジネスの基礎を学べる
- 短時間で学習できる
- 専門分野の教材は提供がない
- 学習進捗や成績管理には不向き
大塚ID ビジネスeラーニングは、無料で作成済の教材を利用できるeラーニングシステムです。大塚IDに登録するだけで誰でも利用可能であり、提供されているすべての教材は回数無制限で受講できます。
ビジネスマナー、情報セキュリティ、ハラスメント防止など職種や役職を問わず役立つ多彩なコースが揃っており、新入社員の基礎教育から管理職研修までカバーしています。近年はChatGPT活用研修コースも提供を開始しています。
コンテンツは1レッスン10分以内のスライド形式で構成されており、イラストつきで要点やポイントがわかりやすく解説されています。また、各コースには理解度を測るための確認テストも用意されているため、知識の定着を効果的に図れます。
learningBOX - learningBOX株式会社
- 期間制限なしで無料のLMS
- AIアシスト機能で効率化
- 有料プランでも100アカウントまで年間33,000円(税込)〜
- 無料は最大10名までと少なめ
learningBOXは、フリープランなら無期限で最大10ユーザーまで利用できるeラーニングシステムです。小規模なチームやシステム検証目的であれば、期間制限なく学習コンテンツの作成と配信から、受講者管理まで一通りの機能を無料で活用できます。
LMSとしての基本機能に加え、無料プランでも「AIアシスト」機能を利用可能です。この機能により、既存の教材をもとにしたクイズを自動生成できますが、無料版では利用回数に制限があります。多くの無料eラーニングシステムがLMSとしての基本機能のみの提供にとどまるなか、AI機能を提供している点は大きな特徴といえます。
有料プランとの主な違いは次のとおりです。
- 管理者アカウントを含めて最大10名まで
- 教材データの総容量が1GBまで
- 1教材あたり30MBまで(例外:1コンテンツのみ500MBまで可能)
従業員数の制限内であれば、無料のeラーニングシステムのなかでも機能性と使いやすさに優れたシステムとして推奨できます。
- ユーザー数20名までが無料
- 有料版と同等の機能
- Officeファイルのアップロードに対応
- 同時接続は2名まで
- LMS以外の機能には乏しい
SmartBrainは、ユーザー数20名(同時ログイン2名)までなら無料のeラーニングシステムです。機能面の制限がないため有料版と同等の使い勝手を体験できます。
自社のWebサイトに組み込んだり、コンテンツを販売したりと活用の幅が広いのもポイントです。21名以上の利用では課金が必要ですが、20名以内であれば多様な活用方法を検討できます。
WordやExcel、PDF、HTMLファイルをそのまま登録可能な点も大きなメリットです。これらをアップロードすれば、SCORM教材へと変換されます。9種類のクイズ作成機能もあり、無料ながらLMSとしての機能は充実しています。
有料プランとの違いとしては、大きく下記があります。
- ユーザー数20名・同時接続2名まで
- コンテンツ販売機能を制限
基本機能は無料でも遜色ないので、20名以内の規模であれば、検討してみましょう。
エムスタ@ラボ
- ユーザー50名まで無料
- お知らせや掲示板の機能あり
- シンプルな操作画面のデザイン
- 上位プランでも大きく機能は増えない
エムスタ@ラボは、最大50ユーザーまで月額利用料が無料のeラーニングシステムです。テスト出題やアンケートなど学習の基本機能が搭載されています。
また、グループウェアとしての使い方ができるのも特徴です。お知らせや掲示板、FAQといった機能によってeラーニングとしての利用以外にも、情報共有の場所として活用できます。
有料プランとの違いとしては、大きく下記があります。
- ユーザー数50名まで
- 独自ドメインは使えない
- 問題への画像配信はできない
シンプルな操作画面であることに加え、グループウェアとしての機能も備えたい場合に適したサービスです。
その他の無料eラーニングシステム
OSS(オープンソースソフト)4選
オープンソースのソフトウェアは、ライセンス費用がかからないので、無料で導入できます。ただし、ダウンロードするためのサーバー設置や管理者の雇用など、運用には一定のコストがかかります。そのため、機能の拡張やシステムのアップデートを含め、自社で対応できる企業に適しています。
プログラミング学習サイト3選
プログラミングを学べる下記のサイトは、初心者向けのレベルのコードを中心に無料にて利用できます。しかし、Progateとドットインストールの法人向けプランは、有料アカウントが必要です。よって、少人数かつ簡単な学習をする場合に限って無料で利用できます。
教員や学校なら無償のシステム2選
Google ClassroomとCanvas LMSは、教育機関であれば無料から利用できるeラーニングシステムです。これらは教育機関向けに設計されているため、該当する組織の場合に検討するとよいでしょう。
eラーニングシステムの比較ならBOXIL
一般的なスキルの既成教材が欲しいなら、大塚ID ビジネスeラーニングがおすすめです。LMSとしての機能を使う場合には、10名以内ではlearningBOX、20名以内ではSmartBrainを検討するとよいでしょう。
また、多くの従業員に対してeラーニングシステムを使う想定なら、有料のシステムがおすすめです。コストが心配な企業にとっては、費用対効果が高いサービスについて紹介した下記の記事が参考になるでしょう。

BOXILでは、eラーニングシステムのサービス資料をマイページで閲覧やダウンロードが可能です。請求した資料を使って、チームメンバーや上長へ共有するのもおすすめです。また、マイページでカスタマイズできる比較表を使えば、料金や機能を軸にサービスを見比べられて、稟議の準備に役立つでしょう。

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