データベースソフト比較8選 | 機能や選び方、メリット

データベースソフトでは、DWHやBIツールといった分析に欠かせないツールへデータを渡すのに重要なシステムです。しかし、データベースを管理する都合上プログラミングをはじめとしたリテラシーの高い人でないと、システム比較をしづらいのも確かです。本記事では、データベースソフトになじみのない人でもわかりやすいよう機能や選び方について触れつつ、データベースソフトを比較します。
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データベースソフトとは
データベースソフトとは、顧客情報や売上情報のデータを集約させるためのソフトです。データを加工するETLツール、データを保管するDWH、データを分析するBIツールといったシステムへデータを受け渡す重要なシステムといえます。なお、データベースソフトの種類によっては、ソフト上で集計や分析まで行えるものもあります。
データベースソフトの機能
データベースソフトの機能には、データの登録、加工、分析、出力などがあります。中心としてデータを保持する機能を備えつつ、システムによっては集計もできるといった具合です。
データベースの作成
データベースソフトでは、大量のデータを整理したデータベースを作成できます。作成したデータは検索・フィルタリング・並び替えなどが可能で、データの管理が容易になります。
データの加工・分析
データの集計やデータベースの結合なども可能です。ひとつのソフトでデータの加工から分析まで行えるので、効率的なデータの活用が可能になります。
レポート出力
保存したデータを利用して、レポートを自動作成できます。Excelと違って、複数のデータを使ったレポート作成にも対応しています。
データベースソフトのメリット
データベースソフトのメリットは、多くのデータを保存して分析に備えられる点があげられます。Excelでの管理より大人数での運用に適しているのが強みです。
ビッグデータを保存および管理ができる
データベースソフトを使えば、膨大なデータの保存ができます。セキュリティが充実したソフトも多く、それぞれのパソコンでデータを保存するより安全性が高いといえます。
データの分析を自動化できる
ビッグデータと呼ばれるような膨大なデータも、条件を指定すれば自動でソフトが分析してくれます。複数のデータを使った分析にも優れており、経営判断にも役立つ分析が得られることもあります。
複数人で同時に利用できる
Excelのデータは編集できるのが一人に限られており、共有する場合はファイル管理システムやオンラインストレージを利用しなくてはなりません。その一方でデータベースソフトであれば、複数人で同時に編集可能です。
データベースソフトのデメリット
データベースソフトのデメリットは、導入にコストのかかる点と浸透しづらい点があります。データベースへデータを入れるという仕組み上、ITリテラシーの高くない方には取っ付きづらいサービスです。そのハードルをいかにして超えるかが導入を成功させるかぎといえるでしょう。
コストがかかる
どんなソフトでもそうですが、導入する以上コストがかかります。前もってどのような機能のデータベースソフトが必要か確認しておき、機能や価格が適正なソフトを導入しましょう。
ソフトを使いこなせないケースあり
データベースソフトはさまざまな便利な機能を有していますが、そのデータの活用は人にしかできません。そのためソフトが使える人員がいなければ、せっかく導入しても、効果がないこともあります。データベースソフトは必ずしも難解なものばかりではなく、直感的な操作で使えるものもあります。デモや無料プランなどで、使いやすいものを選ぶようにしましょう。
データベースソフトの選び方
データベースの選び方には、システムとの相性、予算との兼ね合い、サポートの体制などがあります。ほかシステムからデータを流し込むため、連携のしやすさはよく確認すべき項目です。
既存システムとの連携
取り扱うデータの量や業務内容から、業務に見合ったデータベースソフトを選びましょう。データ量が多ければビッグデータ分析に適したソフト、会計や在庫管理などデータベースソフトを使いたい業務が限られるなら特化したソフトを選ぶとより効率的にデータを処理できます。
コスト
データベースソフトを導入する場合、保存期間・データ量・セキュリティレベルなどによってコストが変動することもあります。どのような運用が適切かよく検討のうえ、コストパフォーマンスに優れたデータベースを選びましょう。
サポート体制
データベースを管理できる社員がいない場合、サポートが充実したソフトを選ぶのがおすすめです。もしソフトを扱うなかで疑問が生じても、サポートがあれば安心です。ただしサポートには追加料金がかかることもあるので、よく確認しておきましょう。
おすすめのデータベースソフト8選
おすすめのサービスを8個紹介しています。サービスごとに特徴も違うのでよく比較しましょう。
SMART DATA COLLECTOR(スマコレ) - 株式会社KUIX

- 接続するExcelからデータのみを収集、集計、出力
- データベースとアドインをオールインワンで提供
- 既存の社内システムやBIツールとも接続可能
SMART DATA COLLECTOR(スマコレ)は、Excelとデータベースを直接接続できるサービスです。Excelのデータだけをデータベースで管理でき、収集から集計、取り出しまでをワンクリックで行えます。
データの入出力をExcelから行えるため、既存の業務Excelをそのまま利用可能です。部署や拠点からのデータの収集、集計などをExcelで管理している企業へおすすめのシステムです。
楽々Webデータベース - 住友電工情報システム株式会社
- Excelファイルをアプリ化
- 運用時の手間や人材の確保いらず
- 従来のExcelも引き続き活用できる「活Excel」
楽々Webデータベースは、Excelを簡単にWeb化して業務効率化を促進するデータベースです。Excelファイルを指定してワンクリックで取り込むだけでWebアプリ化できる点や、ユーザーがいつでもWebからファイルにアクセスできるので、面倒な集計作業やファイル管理の悩みを解消できます。システム化に必要なコストや導入後の面倒な保守作業も不要なので、運用時の手間や人材の確保を気にせず利用できます。
- 月780円/1ユーザーから
- マウスのみの簡単操作
- Excel/CSVファイルを読み込んでそのままWebデータベース化
kintoneは、業務に必要なデータベースが、ノンプログラミングで最短3分から作成可能なクラウドサービスです。普段利用しているExcelファイルやCSVファイルを読み込んでデータベース化でき、変更履歴も保存されていることで、情報の更新性や正確性が保たれます。
Plusdb by Cloud CIRCUS - クラウドサーカス株式会社

- マルチデバイス対応のデータベースをノンプログラミングで
- Excel操作と同じ感覚でデータベースを作成
- 専門知識不要、誰でも簡単に扱える
Plusdb by Cloud CIRCUSは、ノンプログラミングで扱えるデータベースソフトです。Excelを操作するのと同じ感覚でデータを入力するだけで、Webサイトにマルチデバイス対応のデータベースを追加できます。プログラミングの知識のないWeb担当者でも、企業サイトやECサイトに検索機能を持たせたり、大量の情報を一括更新したりできます。Web担当者と開発担当者の間のコミュニケーションコストの削減にも役立ちます。
- 「経験と勘」×「データ活用」で意思決定をスピードアップ
- ワークフローから業務フローまでを支えるフロー機能
- すべてのプランでユーザー無制限かつ、月1万円からの低価格プランでスタートしやすい
Canbusは、「経験と勘」による事業運営からデータドリブンな経営に変えてく機能を備えたクラウドデータベースでありBIツールです。データを「貯める」「活用する」「共有する」をサポートしてくれます。ドラッグ&ドロップをはじめとしたノンプログラミングで業務アプリを作成が可能。また契約後からカスタマーサクセスチームがユーザーへヒアリングし、ユースケースや業務プロセスを整理してユーザーに代わり構築から運用まで支援します。ユーザー無制限のプラン設定となり、使用頻度が少ないユーザーに対してのコストをかけることなく利用ができます。
- 自由にフォームを作成し共有
- データはすべてCSV出力可能
- 知りたいデータを登録し、更新を通知
WaWaD-Beは、ビジネス用グループウェアのSaaS「WaWaOffice」に連携する、クラウド型データベースです。入力フォームや疑似CRM、SFA、ERPを簡単に作成。BI共有、ナレッジ共有などに役立てられます。顧客管理・案件管理・日報管理・問い合わせ管理、その他使用方法は多岐にわたります。14日間の無料トライアルがあります。
- ソフトウェアまたはクラウドで稼働
- Excelとの連携機能
- OracleやSQLをはじめ多くのデータベースで動作
SkyLinkは、データベースに直接接続し、検索やデータ更新が行えるアプリケーションです。アクセスログ出力で管理体制やインシデント対策を強化。データベースのカラム定義を変えずに、行および列の表題を変更可能。データベース移行(マイグレーション)ツールも用意され、差分更新や複写を簡単に行えます。
- 独自開発の高速データベース集計技術
- Excel上からレポートを直接操作
- テキストデータマイニング
Dr.Sumは、RDBエンジン、ブラウザやExcel形式でのレポート、データマイニング、管理ツールの複合ソリューションです。ユーザから送られてきたクレームなどのテキストを形態素解析し、品詞をRDBに抽出することで、多数の文章をカテゴリに分けられます。特定ワードの出現率と、曜日・月度などの相関を求めれば、新たなBIが得られるかもしれません。
データベースソフトで分析を効率化
データベースソフトは、BIツールをはじめとした分析へ大いに役立つソフトです。また、少人数でのデータ管理であったとしてもデータを一元管理してミスの削減に役立てられます。データベースソフトを導入して分析力の強化につなげましょう。
また、データベースソフトに関連して仮装データベースについてはこちらの記事でも解説しているので参考にしてみてください。

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