2020年5月、ボクシルで資料ダウンロード数が最も増加したカテゴリは?【BOXILマンスリーレポート】
ボクシルでは、前々月と前月における資料請求数をもとに、SaaS市場動向を把握できるBOXILマンスリーレポートを発行しています。
今月は最も資料請求数が増加したサービスを、「BOXIL マンスリーピックアップ」として掲載します。
・2020年5月に資料ダウンロード数が最も増加したカテゴリは「ワークフローシステム」
・5月に資料請求数が急増したのはプロジェクト管理ツール「イノピーエム」
・4月に引き続き、在宅勤務における課題解決に役立つツールの需要が高い傾向に
2020年5月に資料請求数が増加したカテゴリTOP10
2020年4月と比較して、資料請求数が増加したカテゴリとその増加率は次のとおりです。増加率が同じ場合は資料請求件数の実績に応じて示しています。
- 1位 ワークフローシステム 前月比353%増
- 2位 UTM(統合脅威管理) 前月比300%増
- 2位 インフルエンサーマーケティング 前月比300%増
- 2位 リスティング広告 前月比300%増
- 2位 新卒採用サイト(その他) 前月比300%増
- 6位 名刺管理ソフト 前月比299%増
- 7位 電子帳票システム 前月比275%増
- 8位 ソーシャルリスニング・SNS・口コミ分析ツール 前月比273%増
- 9位 受付システム 前月比256%増
- 10位 VR動画制作 前月比240%増
資料請求数から読み取れる市場動向
2020年4月の調査と比較するとカテゴリは大きく変化しています。その中でも注目すべきなのがUTM(統合脅威管理)とVR動画制作です。
在宅勤務のセキュリティを不安視する声も大きく、自社ネットワークを統合的な視点から保護するセキュリティカテゴリに注目が集まったようです。
そして、展示会をはじめとするオフラインイベントが開催できなくなったことで、バーチャルセミナー・バーチャル展示会によるアプローチを進める企業も増加傾向にあることが、VR動画制作カテゴリの資料請求数増加から読み取れます。
テレワークへの移行でオンライン名刺交換という新たな概念も登場し、名刺管理ソフトの需要が再び高まっていると言えるでしょう。
また、インフルエンサーマーケティングやソーシャルリスニングといった、SNSを活用して顧客へアプローチできるカテゴリも資料請求数が増加しています。リスティング広告も含め、インターネットを活用したマーケティングがいっそう発展していく転換期に差し掛かっているのではないでしょうか。
2020年5月、最も資料請求数が伸びた注目のサービス
2020年5月、最も資料請求数が伸びたサービスはプロジェクト管理システムのイノピーエムでした。
4月と比べてその増加率は1,000%と、資料ダウンロード数が急増しており、テレワークによって進捗管理の可視化やタスク共有を細かく行う必要性が出てきたこと、が挙げられます。
帳票をそのままデータファイルとしてやり取りできる「電子帳票システム」、無人での受付対応が可能な「受付システム」などとともに、コロナウイルスによって浮き彫りになった課題を解決できるサービスは、今後も需要が高い水準で推移するでしょう。
調査概要
- 期間:2020年4月1日〜30日と2020年5月1日〜31日
- 対象:自然検索経由でボクシル上から資料ダウンロードされたすべてのカテゴリ
次回のBOXILマンスリーレポートの公開は7月2週目を予定しています。
BOXIL マンスリーレポート4月の結果はこちら
※調査結果の引用・転載について
データを引用・転載する場合は、出典を「ボクシルマガジン調べ」と記載してください。編集または加工して利用した場合は、その旨も明記してください。