SFAのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはMicrosoft Dynamics 365
SFA(営業支援システム)には多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
⇒【料金・機能比較表つき】SFA(営業支援システム)の資料をダウンロードする(無料)
目次を閉じる
SFAのシェア率

SFAの導入に携わった1,600人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入したSFAを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、Microsoft Dynamics 365で10.75%。その後にkintoneが7.88%、Salesforce Sales Cloudが7.56%、Sansanが7.38%、esm(eセールスマネージャー)が7.25%、ネクストSFAが6.75%と続きます。これら6社で全体の47.57%を占めていました。
※調査概要:インターネット調査にてSFAの導入に携わった全国20〜60代の1,600人へ実施。本調査の期間は2025年3月18日〜20日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
各社の比較を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
シェア率とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック
シェア率だけでなく、各SFAの口コミやユーザー満足度、導入事例を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。SFAの口コミランキングもあわせて参考にしてください。

SFAツールの市場規模
株式会社富士キメラ総研が2022年に発表したレポート※1によると、SFAツールの市場規模は2021年度時点で約664億円という調査結果が出ています。その内訳としては、SaaS型が約605億円、パッケージ型が59億円となっています。
2026年度には約922億円規模に成長するようです。
※1 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
SFAツール市場の成長率は?
同レポートによると、SFAツール市場は毎年6.8%程度成長を続けると予測されています※2。
SFAツール市場の成長の要因としては、顧客情報・案件の進捗状況の蓄積や集計・分析を目的に導入が進められています。国内市場では外資系や国内ベンダーが大手企業を中心に顧客開拓を進め、SFAツール市場が成長してきました。
また、テレワークの推奨の動きにより、顧客対応や顧客獲得などの営業プロセスのオンライン化が進み、SFAツールの活用需要が拡大したことも挙げられます。
※2 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
SFA シェア率TOP6の口コミ・満足度
シェア率だけでなく、各サービスの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。SFAの比較表もあわせて参考にしてください。
【特典比較表つき】『SFA(営業支援システム)の資料18選』 はこちら⇒無料ダウンロード
| サービス | 選ばれている理由 | おすすめの企業 |
|---|---|---|
| Microsoft Dynamics 365 |
・顧客情報の一元管理で360度の顧客ビューを実現 ・Microsoft製品とシームレスに連携 ・リアルタイム情報共有で部門間連携が迅速化 ・AI分析機能による次のアクションの提案 |
・Microsoft製品を活用している企業 ・部門間の情報分断を解消したい企業 ・CRM・ERP統合を目指す企業 |
| kintone |
・ノーコードで専門知識不要でアプリ開発 ・現場主導で迅速に業務改善 ・Excelからの脱却、情報の一元管理 ・自動集計で定型作業を自動化 |
・現場主導で業務改善したい企業 ・Excelから脱却したい企業 ・柔軟なカスタマイズを求める企業 |
| Salesforce Sales Cloud |
・案件の進捗状況をリアルタイムで可視化 ・ダッシュボード・レポート機能でデータドリブンな意思決定 ・柔軟なカスタマイズ性と拡張性 |
・営業の属人化を解消したい企業 ・データドリブンな営業戦略を目指す企業 ・担当者変更が多い企業 |
| Sansan |
・高精度なOCRスキャン(99%以上)で名刺を簡単にデータ化 ・名刺情報の一元管理で人脈を組織の資産化 ・役職変更・異動情報の自動更新 ・組織図機能で戦略的営業が可能 |
・名刺管理を効率化したい企業 ・人脈の属人化を防ぎたい企業 ・部門間で顧客情報を共有したい企業 |
| esm(eセールスマネージャー) |
・営業情報の一元管理と可視化 ・案件管理と引き継ぎの円滑化 ・スケジュール管理とアラート機能 ・自社の営業スタイルに合わせたカスタマイズ性 |
・案件の引き継ぎをスムーズにしたい企業 ・営業の属人化を防ぎたい企業 ・国産SFAを求める企業 |
| ネクストSFA |
・MA・SFA・CRMを統合しコストパフォーマンスが良い ・営業データの一元管理・可視化 ・セールスマップ機能でGoogleMap連携 ・リードのスコアリング機能 |
・コストを抑えてSFAを導入したい企業 ・外回り営業が多い企業 ・MA・SFA・CRMを統合したい企業 |
ここからは、シェア率の高いSFAはなぜ選ばれているのか、BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
※口コミは2024年1月から2025年10月までのデータをもとに集計しています。そのため、現在はすでに解消されている改善点も含まれている場合があります。気になる点がある場合は、公式資料をご確認いただくか、ベンダーへのお問い合わせをおすすめします。
Microsoft Dynamics 365 - 日本マイクロソフト株式会社
- Microsoft製品(Teams、Excel、Power BIなど)とシームレスに連携
- AI分析機能による次のアクションの提案や予測分析
- マーケティングから販売、アフターサポートまで完全な顧客ジャーニー管理
- カスタマイズ性が高く、柔軟に業務に対応
- ガントチャートで進捗状況を可視化
- 顧客満足度向上、リピーター増加を実現
- 導入・運用コストが高い
- データ処理速度の改善を望む声がある
- 設定項目が多岐にわたり初期設定に時間がかかる
- 新規ユーザーには習得に敷居が高い
Microsoft Dynamics 365は、CRM、SFA、ERP、マーケティング、顧客サービスを統合し、部門間で分散していた情報を一元管理できるプラットフォームとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、顧客情報の一元管理による「360度の顧客ビュー」の実現です。「マーケティング部門はHubSpot、営業部門は独自CRM、サポートはZendeskと分断していた」状況が、Dynamics 365導入後は営業担当者がサポート履歴をリアルタイムで確認できるようになり、顧客満足度が向上したと報告されています。各部署のExcelファイルや個別システムに散在していた情報が統合され、どの部署からでも顧客の最新状況を確認できる点が支持されています。
また、Microsoft製品とのシームレスな連携も選ばれる理由です。Teams、OneDrive、Excel、Power BIなど既存のMicrosoft製品とスムーズに連携できるため、「Microsoftアプリを利用しているユーザーでも比較的容易に活用できる」と評価されています。特にExcel連携により売上金額の確認を迅速に行え、顧客への納期回答時間が短縮されたという声もあります。
さらに、AI機能による高度な分析も魅力です。AIによる次のアクションの提案精度が高く、予測分析機能を活用することで、より的確な顧客提案が可能になります。ガントチャートによる進捗可視化機能も搭載し、プロジェクト管理から顧客管理まで幅広くカバーします。
Dynamics 365内のアプリを個別、または複数組み合わせて利用できる柔軟性があり、企業ニーズに応じた柔軟なカスタマイズと拡張性を実現。「マーケティングから販売、アフターフォローまでの完全な顧客ジャーニー管理が可能」となり、情報がタイムリーに反映されることで意思決定の迅速化に貢献し、シェア率No.1の座を獲得しています。
- ノーコード・ローコードで専門知識不要でアプリ開発
- 現場主導で業務改善、外部業者に頼らず迅速に対応
- Excelからの脱却、情報の一元管理を実現
- 柔軟なカスタマイズ性で自社業務に最適化
- 権限設定による安全な情報共有
- 属人化を防止、情報の透明性向上
- Garoon、サイボウズOfficeとの連携
- 直感的な操作性
- デザインが古めかしい、UIの改善を望む声
- 費用コストが高いと感じる場合がある
- 拡張性は高くない
- テンプレートの多様性に改善の余地
kintone(キントーン)は、ノーコード・ローコードで専門知識不要でアプリを開発でき、Excelからの脱却と業務のDX推進を実現するプラットフォームとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、現場主導でのアプリ開発と迅速な業務改善です。「システムの専門知識がなくても、営業スタッフが自らアプリケーションの設計や設定を行える」柔軟性が優れており、外部業者やSEに依頼することなく、現場のニーズに即したシステムをスピーディーに構築できます。「プログラミング知識がない現場の社員でも直感的に作成・改修できる」点が、業務改善のスピード向上に貢献しています。
また、Excelからの脱却と情報の一元管理も選ばれる理由です。「導入前は各担当者ごとにExcelファイルで管理され、ファイルが散在し属人化が進んでいた」状況が、kintone導入後は「これらのExcelデータをkintone上に集約し、一元的なデータベースとして管理できる」ようになりました。「従来Excelで行っていた入力作業や集計作業が大幅に削減され、データの入力ミスも減り、正確性が向上」したとの声が多数寄せられています。
さらに、自動集計機能と定型作業の自動化も支持される理由です。「月次の出来高情報は自動で算出され、集計作業にかかる工数が大幅に削減」「工事台帳をkintoneアプリとして一元化し、自動集計機能で月次集計が自動化された」など、手作業での集計業務から解放されたという評価が目立ちます。
加えて、リアルタイム情報共有と属人化の防止も魅力です。「情報をリアルタイムに確認・更新でき、スムーズに情報共有が可能」となり、「クラウド型であるため、場所や時間を選ばずに最新の情報にアクセス」できます。「見積書やメモをkintoneアプリ上に登録し、全社員が簡単に閲覧や検索できるようになり、業務の属人化を防止」できる点が評価されています。
柔軟なカスタマイズ性により自社の業務フローに合わせたアプリを作成でき、スマートフォンやタブレットからも外出先で作業が可能。Garoonやサイボウズ Officeとの連携も強みで、営業活動を多角的に支援する機能が充実し、シェア率2位を獲得しています。
Salesforce Sales Cloud - 株式会社セールスフォース・ジャパン
- 案件の進捗状況をリアルタイムで可視化
- ダッシュボード・レポート機能でデータドリブンな意思決定が可能
- 商談から受注までのエンドツーエンドの営業プロセス管理
- 担当者変更時の引き継ぎがスムーズ
- 柔軟なカスタマイズ性、ノーコードで編集可能
- 他システムとの連携性が高い
- AI機能によるアシスト
- 営業活動の効率化と成約率向上
- 導入・運用コストが高い
- 導入初期に専門知識が必要で、導入支援が必要になる場合がある
- 機能が豊富すぎて使いこなすまでに時間がかかる
- 日本語表記の精度に改善の余地
Salesforce Sales Cloudは、顧客情報の一元管理で属人化を防止し、商談から受注までのエンドツーエンドの営業プロセスを可視化できるグローバルNo.1のCRM/SFAソリューションとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、情報の一元管理によるスムーズな引き継ぎと営業効率化です。「導入前は顧客情報が各営業担当者に管理され属人化していた」状況が、導入後は「すべての顧客情報、活動履歴、商談情報を一元管理できるようになり、担当者以外でもリアルタイムで正確な情報を確認可能」になります。担当者変更時も過去の履歴を瞬時に確認でき、引き継ぎミスが解消されたとの声が多数寄せられています。
また、ダッシュボード・レポート機能によるデータドリブンな意思決定も支持される理由です。「商談パイプラインや売上予測を即座に可視化」「蓄積されたデータを分析し、効果的なアプローチ方法が明確に」なり、勘や経験に頼らずデータに基づいた戦略的な営業が可能になります。次のアクションをいつまでに起こすべきかが明確になり、案件の取りこぼしを防ぎ成約率向上に貢献します。
さらに、柔軟なカスタマイズ性と拡張性も魅力です。ノーコードで編集可能で、自社の営業プロセスに合わせてシステムを最適化でき、他システムとの連携性も高いため幅広い業種で活用されています。AI機能も搭載し、年3回の大型アップデートで常に進化を続け、世界と国内で高いシェアを誇ります。
- 名刺情報の一元管理で属人化を防止、人脈を組織の資産化
- 高精度なOCRスキャン機能(99%以上の精度)
- 役職変更・異動情報の自動更新
- 組織図機能で相手企業の体制把握、戦略的営業が可能
- 重複アプローチを防止、部門間連携を強化
- Salesforceなどの他システムとの連携
- オンライン名刺機能でオンライン商談にも対応
- 検索機能で必要な情報に瞬時にアクセス
- 費用コストが高い
- OCR精度のさらなる向上を望む声
- 組織図情報の充実度に改善の余地
Sansanは、名刺情報を一元管理し社内で共有することで、属人化を防止して人脈を組織の資産化できる名刺管理サービスとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、高精度なOCRスキャンによる簡単なデータ化と社内共有です。「名刺のデジタル化精度が99%以上」で、スキャンするだけで正確にデータ化され、クラウド上で一元管理できます。「導入前は各営業担当者が受け取った名刺が個人管理となり情報が散在していた」状況が、Sansan導入後は「社内の誰もが最新の顧客情報に簡単にアクセスでき、人脈が組織の資産として蓄積される」ようになり、情報共有の効率が飛躍的に向上します。
また、役職変更・異動情報の自動更新も選ばれる理由です。「登録した企業の最新情報が自動で反映されるため、データの鮮度を保てる」点が評価され、常に最新の正確な顧客データに基づいた営業戦略を立案できます。手作業での更新が不要になり、名刺整理の煩雑な手間から解放されます。
加えて、Salesforceなどの他システムとの連携性も支持されています。SFAやMAツールとシームレスに接続でき、顧客データの一元管理を実現。オンライン名刺機能によりオンライン商談でも確実に情報共有でき、ペーパーレス化を推進。メール署名取り込み機能など、さまざまな接点から顧客情報を集約し、売上拡大とコスト削減を同時に実現するツールとして、シェア率4位を獲得しています。
esm(eセールスマネージャー) - ソフトブレーン株式会社
- 案件管理と引き継ぎの円滑化
- スケジュール管理・カレンダー機能の充実
- アラート機能で業務ミス・タスク漏れを防止
- データ分析・集計機能
- 自社の営業スタイルに合わせたカスタマイズ性
- CSV抽出機能
- 組織全体での営業体制構築
- スマホ・タブレットからのアクセスが容易
- 過去の顧客情報・活動履歴を簡単に検索
- 操作手順のシンプル化を望む声
- 処理速度の改善を望む声
- セッション途切れの発生
- スマホアプリのUIに改善の余地
- オプション費用
esm(eセールスマネージャー)は、営業情報の一元管理と可視化により、属人化を防止して組織全体での営業体制を構築できる国産SFAとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、案件管理と引き継ぎの円滑化です。「導入前は情報が個人の中で完結し、担当者変更時の案件引き継ぎに多くの手間と時間がかかっていた」状況が、esm導入後は「案件情報を一覧で共有・管理でき、1から10まで伝えなくてもある程度引き継ぎができるようになり時短につながった」との声が多数寄せられています。行動履歴を誰でも見ることができ、引き継ぎ漏れや情報伝達の遅延が大幅に減少します。
また、営業情報の可視化と組織的営業の実現も選ばれる理由です。「営業成績やデータが可視化され、チーム全体で情報を共有可能」となり、「個人ではなく組織全体で営業を行う意識と体制が構築」されます。タイムライン方式でメンバーの行動内容を確認でき、マネジメントがしやすくなった点も評価されています。
さらに、スケジュール管理とアラート機能も魅力です。同僚のスケジュールを確認でき予定の重複を避けられ、スムーズに日程調整が可能。アラート機能により「提案書の提出期限が近づいたら通知が来るので、商談を滞らせることがなくなった」と、業務ミスやタスク漏れを防止できます。
加えて、自社の営業スタイルに合わせたカスタマイズ性も支持されています。複数のパターンを設定でき、さまざまな営業シーンに対応可能。CSV抽出機能やデータ分析機能も充実し、スマホ・タブレットからのアクセスも容易で、現場のビジネスパーソンの業務効率化を実現し、シェア率5位を獲得しています。
- コストパフォーマンスの良さ、価格の手頃さ
- セールスマップ機能でGoogleMap上で顧客位置を確認
- 取引先の対応履歴を時系列で視覚的に把握
- データ蓄積・分析で営業活動の課題や改善点が明確に
- フェーズ管理で進捗状況を効果的に把握
- リードのスコアリング機能
- Sansanとの連携で名刺情報を一括取り込み
- CSVデータの取り込みが可能
- カスタム項目を詳細に設定可能
- 初期設定が難しい
- 全体的に動作が重くなることがある
- 操作性のさらなるシンプル化を望む声
- ダッシュボードのカスタマイズ性に改善の余地
ネクストSFAは、MA、SFA、CRMのすべてを統合した営業支援システムでありながら、コストパフォーマンスの良さが高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、手頃な価格と営業データの一元管理・可視化です。「散在していた営業データを一元管理でき、これらのデータを分析することで営業成績の向上につながった」との声が寄せられ、「コストを抑えながら営業活動の課題や改善点が見えるようになった」点が支持されています。
また、実用的な機能の充実も選ばれる理由です。セールスマップ機能によりGoogleMap上で顧客の位置を確認でき、より多くの顧客と接触する機会が増加。取引先の対応履歴を時系列で一覧表示でき、「次はどのように対応すべきかが一目瞭然」になります。リードのスコアリング機能により顧客を効果的にターゲティングでき、フェーズ管理で進捗状況を効果的に把握できます。
さらに、Sansanとの連携も魅力で、名刺情報を一括で取り込めるため顧客データの入力作業が大幅に削減されます。CSVデータの取り込みも可能で、カスタム項目を詳細に設定できる柔軟性も備え、見込み顧客の獲得から受注までの販売活動を見える化し、シェア率6位を獲得しています。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
SFAを選ぶ際に重要なのは「自社の営業プロセスに合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。


