会計報告書の書き方重要ポイントから実例まで | 会計報告書の3か条
会計報告書を初心者でもわかりやすいように解説。会計報告書は、会計ソフトを利用すると簡単に作成できることもあります。こちらではソフトをまとめているので、ぜひ選定の参考にしてみてください。
会計報告書とは?なぜ会計報告書が大事なの?
会計報告書は、「収支計算書」と「財産目録(備品リスト)」で構成されており、社員に対して収支結果を知らせるものです。会計報告書を作成する1番の目的は会社の収支結果を社員間で共有することです。
会計報告書を上手く活用することができれば、会社の運営の指針にもなりうる非常に重要な報告書であることを念頭に置いて起きましょう。
ただ、新入社員で研修中のときにはなかなか書けないものです。そこで、研修中の新入社員でも書ける会計報告書の書き方を解説していきます。
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会計報告書の3か条と、実例から見るポイント解説!
会計報告書1か条まずは大事な仕事だということを自覚する
会計報告書を書くときに心がけること1つ目は、まずは大事な仕事だということを自覚することです。上記でも説明しましたが、会計報告書は単に会社の収支結果を社員間で共有するためのものではありません。会計報告書があれば、思わぬ経費がかかりすぎていることから会社の運営を見直すきっかけになるのです。
会計報告書は会社の運営方針の行く末に大きく影響するということを自覚して臨むことが重要になってきます。これまで単なる収支結果の報告としか捉えていなかった方は会計報告書を書く目的をあらためて理解することを強くおすすめします。
会計報告書2か条、何を一番に伝えるのか?
会計報告書を書くときに心がけること2つ目は、何を一番に伝えるかです。会計報告書において一番伝えたいことは収入の部・支出の部です。この2つを必ず明確にして書くようにしましょう。収入の部ではどこからお金が入ってきたのか、支出の部ではお金を支払ったことを記載していきます。
金額を書くときには、ただ合計金額だけを書くのではなく、合計金額に至るまでの計算式を書くようにします。
会計報告書3か条、会計に関する事業の動きを把握
会計報告書を書くときに心がけること3つ目は、会計に関する事業の動きを把握することです。そもそも、会社のお金が動くのは事業が動くときです。いざ、会計報告書を書くときに会計に関する事業の動きを把握していないと、どこから費用が出たのかがわからないまま会計報告書を書くことになります。
上司にこの費用はどこから出たのか聞かれても、把握していなければ当然答えることができません。会計を伴う事業の動きがある場合はすべてにおいて把握するようにしましょう。
会計報告書書き方、研修中でも簡単にできる実例1
~殿
平成28年度会計報告書
平成〇〇年〇〇月〇〇日(提出日)
〇〇〇〇(発行責任者の氏名)
収入の部
前年度繰越
〇〇費
〇〇費
合計
支出の部
〇〇費
〇〇費
〇〇費
次年度繰越
合計
上記の通り報告致します。
といったように書くことをおすすめします。会計報告書として作成する場合には、収入の部と支出の部を「科目」「金額」「摘要」で分けて書くようにします。
会計報告書実例1のポイントをまとめ!!
会計報告書の実例1は、収入の部と支出の部に分けて構成されています。会計報告書として作成するうえでもっともオーソドックスな書き方と言えます。会計報告書を作る際に、**エクセルを使用する場合は収入の部・支出の部は太文字などで強調するようにしましょう。
エクセルを使うことでより見やすい会計報告書の作成が実現できます。また、前年度繰越や次年度繰越の部分も色を変えてわかりやすくする**といいでしょう。
会計報告書書き方、研修中でも簡単にできる実例2
~殿
平成28年度 会計報告書
平成〇〇年〇〇月〇〇日(提出日)
〇〇〇〇(発行責任者の氏名)
収入総額:
支出総額:
差引残高:
収入の部
〇〇費
〇〇費
合計
支出の部
〇〇費
〇〇費
合計
上記の通り報告致します。
このように収入の部と支出の部の上に収入総額・支出総額・差引残高が入っています。これが会計報告書の書き方実例1との大きな違いです。
会計報告書実例2のポイントをまとめ!!
会計報告書の実例2は、先ほども述べたように収入の部と支出の部の上に収入総額・支出総額・差引残高を先に記載しています。報告書を書くうえでもっとも大切なのが一番伝えたい事項を先に書くことです。よって、上司が知りたいのは収入総額・支出総額・差引残高です。これを先に述べることによって読み手側としては理解しやすくなります。
会社によってフォーマットもあるかもしれませんが、読む人にわかりやすい会計報告書を作るよう心がけましょう。
気を引き締めよう!報告書の書き方、会計報告書のまとめ
会計報告書は会社のお金が関わっているため、大変責任のある報告書だと理解しておきましょう。少しでも間違った報告を上げてしまうと、大きな混乱を招く原因となります。
大抵は経理の方が担当していることが多いと思いますが、もし自分が書かなければならなくなった時に備えて、会計報告書に関する知識や注意点、実例を頭に入れておきましょう。今回の記事を参考にしてわかりやすいと思う報告書を書けばバッチリです。
会計報告書を作成可能なものもある、会計ソフトのおすすめはこちらから。
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