コピー完了

記事TOP

ETLとは?3つの機能、特徴を解説 - BIやDWHとの違い

最終更新日時:
記事の情報は2020-06-23時点のものです。
ETLとは、「Extract(抽出)」「Transform(変換)」「Load(書き出し)」の略語で、膨大なデータの整理に役立ちます。企業には膨大なデータが蓄積され続けており、それらのデータを分析する一歩目として、ETL処理が行われます。ETLとはどのようなものか解説します。

次の記事では、troccoReckonerといった代表的なETLツールを比較しています。具体的なETLツールの事例を知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。

ETLツールの比較4選!ETLとは?EAIやビッグデータとの違い
大量のデータを管理・分析するのに便利なETLツール。「ETLとは?」というそもそもの疑問から、編集部がおすすめする...
詳細を見る

ETLとは

ETLとは、「抽出(Extract)」「変換(Transform)」「書き出し(Load)」の略語で、各プロセスの頭文字をとったものです。

そもそも企業には膨大なデータが蓄積されており、それらを分析することで会社の発展につながります。ますデータを分析するには、分析しやすい形に準備しなければいけません。その際に行う処理がETLです。

ETLによってデータがまとめられる倉庫をデータウェアハウス(DWH)と呼びます。具体的には、販売管理システム顧客管理システムからデータを取り出し、加工しやすい状態に変換、DWHに保管するのがETLの役割です。

Data sourceがETLによってDWHへ保存される

ETL処理

ETL処理とは、数あるデータベースやシステムの中からデータを抽出し、操作しやすいフォーマットに変換し、DWHに書き出す一連のプロセスです。DWHに書き出されたデータは整理された状態であり、BIといった分析に活用しやすいです。

ETLツール

ETL処理を行うために、ETLツールが注目されています。ツールがなくてもETL処理は行えますが、ツールを利用することには大きく2つのメリットがあります。

ETLツールの比較4選!ETLとは?EAIやビッグデータとの違い
大量のデータを管理・分析するのに便利なETLツール。「ETLとは?」というそもそもの疑問から、編集部がおすすめする...
詳細を見る

1. 開発工数の削減

ETLツールはデータ統合に必要な部品を提供しています。これらの部品を組み合わせることで、データを統合するプログラムが完成します。直感的に操作できるため、特別な知識は必要ありません。

ETLツールを使用しない場合は、さまざまなシステムに点在しているデータを統合する必要があるので、高度なプログラミングスキルが必要になります。

2. データ品質の向上

ETLツールには、データ統合をするために必要な機能が備わっています。そのため、DWHへのデータ統合を容易に行えます。

データフォーマットが点在していても、適宜所定のデータ形式に変換されます。また、データの重複や誤り、表記の揺れを自動修正する機能も搭載されています。そのため、初心者でも質の高いデータ統合を可能にします。

ETLとDWH、BI、EAIの違い

ETLを理解するうえで、よく見かける用語を理解しましょう。ETLと混同されやすいDWHやBI、EAIについて説明します。

ETLとDWH

DWHはETL処理によって、適切な形に変換されたデータを保存する倉庫です。DWHには目的別にデータが整然と並べられているため、データ分析がしやすくなります。情報を整理するのがETL、保存するのがDWHです。

取り扱わなければならない情報が増加している現代において、必要な情報を迅速に集めるために、多くの企業でDWHが積極的に活用されています。

ETLとBI

ETLとBIの違いは、データを処理する段階にあります。雑多なデータを整理されたデータへ変換しDWHに保存するのがETL、DWHに保管されているデータを用いて分析するのがBIです。

ETLとBIはどちらもデータを取り扱う点では同じですが、ETLはデータを整える役割、BIはデータを分析する役割をもつため別の機能です。

ETLとEAI

EAI(Enterprise Application Integration)とは、企業内で異なったシステム同士を統合させることです。バラバラに存在しているシステム同士を相互に連携させ、システム全体としての生産性を劇的に向上させることを目指した技術です。

各所に分散しているデータを集約し、最終的にDWHへと投入する役割をもつETLに対して、EAIはシステム同士を連携させること自体が目的です。

目的重点
ETLDWHに統合された情報を利用して最適な経営判断を行う集約された「データ」
EAIビジネスにおけるさまざまなプロセスの最適化と円滑な情報伝達を実現することで、企業のパフォーマンスを向上させるデータ同士の「連携」

ETLの機能

ETL処理が行われる際には、3つのプロセスがあります。それぞれの処理で、どのようなことが行われているか解説します。

ETLの3つのプロセス

Extract(抽出)

まず、基幹システムやデータベースから、データの「抽出(Extract)」を行います。ETLはデータベースやExcelデータ、テキストデータ、CSV、XMLなど、さまざまなデータの読み込みが可能です。それらのデータの中から必要な情報のみを抽出します。

データの抽出を行うときは、どのような目的でデータ抽出をするのか明確にしましょう。目的が不明確な場合、必要な情報が抽出されません。

条件を指定し、条件に一致したデータのみを抽出されます。たとえば、売上のデータをまとめたい場合、条件を指定することで、点在している膨大なデータの中から売上のデータのみピックアップされます。

Transform(変換)

次に、抽出したデータをデータベースに取り込めるように加工します。データをDWHに格納しやすい形にするために、「変換(Transform)」をする必要があります。抽出したデータ同士を結合させるマッピングや、データの集約を行えます。

DWHに格納しやすい形とは、管理・分析に適した形のことです。抽出した直後のデータがDWHに格納しやすい形でない場合は、格納できるように変換を行います。抽出ですでにDWHに見合った形式の場合は、変換を飛ばします。

しかし、別会社のデータを加工してまとめる場合に、最終的なデータ形式がわからないときがあります。そのため、各種データの抽出時点で最終的にどのように統合されるのかを担当者同士で情報の共有が大切です。

Load(書き出し)

最後に、DWHに抽出して変換したデータを「書き出す(Load)」プロセスを行います。多くのDWHでは独自のインポート命令をもっています。この機能を活用することでETLツールのLoadを行わずに、一度に大量のデータを取込めます

DWHのインポート機能ではなく、ETLのLoad機能を利用してデータの取り込みも行えます。

ETLの特徴

ETLツールでは、「抽出」「変換」「書き込み」処理がGUIとして使えます。ある程度のデータベースに関する知識があれば、簡単にデータの連携を実現できます。ETLには、具体的に次のような機能が特徴としてあります。

複雑な処理に対応

データベースの管理・操作にあたっては、本来SQLをはじめとした言語でデータの加工を行いますが、そのような言語を理解していなくても、視覚的に複雑な処理を行え、マウス操作で直感的にデータのマッピングもできます。

また、外部システムから抽出したデータ同士の結合や集約、あらかじめ条件付けをしておいたデータのみを加工を簡単に行えます。

ネットワーク対応

近年は、企業のデータベースもクラウド環境におかれるケースが増えました。

しかし、多くのETLツールはクラウド上でソフトウェア同士の機能共有が可能です。また、さまざまなプロトコルにも対応できます。

高速処理が可能

高速動作を追及し続けてきたETLツールのなかでも、近年はデータ変換の処理速度に特化して開発されています。これまで以上に高速のデータ変換が可能になり、大量データの集計やソートが可能になりました。

ETLツールの導入を検討される方は、こちらの記事をご覧ください。

ETLツールの比較4選!ETLとは?EAIやビッグデータとの違い
大量のデータを管理・分析するのに便利なETLツール。「ETLとは?」というそもそもの疑問から、編集部がおすすめする...
詳細を見る

ETLツール導入時の注意点

ETL処理を自ら行うには高度な専門知識が必要であり、効率よくデータ整理を行いたい場合はETLツールを利用しましょう。

しかし、ETLツールを導入するにはいくつかの注意点があるので確認しましょう。

導入に費用がかかる

ETLツールを導入するには、ツールによって異なりますがそれなりの費用がかかります。最低でも月額数万円は必要になるので、本当にETLツールが必要かどうかを検討してから導入しましょう。

ITの知識が必要

ETLツールを利用するときは、高度な専門知識は必要ありませんで、一定レベルのIT知識が求められます。データベースやSQLの基礎知識、設計スキルは身につけておきましょう。

データベースに関する基礎知識を学習したい方は、次の記事をご覧ください。

データベースシステムとは?関連知識やサービスをまとめて紹介
データベースシステムを理解するにはデータベースやデータベースマネージメントシステムといった周辺知識と合わせて整理す...
詳細を見る

ETLの活用でビジネス効率化を実現

「ETLとは何か?」「どういった特徴があるのか?」といったことについて、なるべく簡単に説明してきました。

あなたがもし経営者でそれぞれの基幹データが統合されないまま乱立している状態ならば、ぜひETLの導入を検討してみましょう。ビジネスの生産性が驚くほど向上するはずです。情報を制するものこそがビジネスを制するのです!

BIはサービスによって、機能や価格もさまざまです。目的に沿ったサービスの比較で効率的なサービス活用が可能になります。チャートでは、厳選したサービスの特徴や価格を比較できます。

注目のBIツール、サービス資料まとめ

【厳選】おすすめBIツールをまとめてチェック!

BIツールの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。新しい企業価値の創造、企業の現状分析、今後の経営施策の構築などさまざまな目的で導入されるBIツールの比較にお役立てください。サービス比較はこちら

ボクシルとは

ボクシルとは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、さまざまなサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。

「何かサービスを導入したいけど、どんなサービスがあるのかわからない。」
「同じようなサービスがあり、どのサービスが優れているのかわからない。」

そんな悩みを解消するのがボクシルです。

マーケティングに問題を抱えている法人企業は、ボクシルを活用することで効率的に見込み顧客を獲得できます!また、リード獲得支援だけでなくタイアップ記事広告の作成などさまざまなニーズにお答えします。

ボクシルボクシルマガジンの2軸を利用することで、掲載企業はリードジェネレーションやリードナーチャリングにおける手間を一挙に解消し、低コスト高効率最小限のリスクでリード獲得ができるようになります。ぜひご登録ください。

また、ボクシルでは掲載しているクラウドサービスの口コミを募集しています。使ったことのあるサービスの口コミを投稿することで、ITサービスの品質向上、利用者の導入判断基準の明確化につながります。ぜひ口コミを投稿してみてください。

選び方ガイド
BIツール
選び方ガイド
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
御社のサービスを
ボクシルに掲載しませんか?
掲載社数3,000
月間発生リード数30,000件以上
編集部のおすすめ記事
BIツールの最近更新された記事