コピー完了

記事TOP

ファイル共有ソフトウェアとは | P2P人気ソフト比較 - 仕組み・問題点

最終更新日:
ファイル共有ソフトウェアとは、インターネット上で不特定多数の人とデータファイルのやり取りをするためのソフトウェアです。仕組みや種類、問題点を解説。いくつかの代表的な人気ソフトも紹介します。

ファイル共有ソフトとは

ファイル共有ソフトとは、インターネット上のオンラインストレージ内に文書や画像などのファイルを作成し、オンラインの状態であればどこからでもアクセスでき、不特定多数のユーザーともやりとりや共有ができるサービスのことです。

近年ファイル共有ソフトを利用した違法アップロードやダウンロードが横行しているため、良くないイメージをもっている人も多いでしょう。ただし、ソフトの利用自体はけっして違法なものではなく、使い方によっては非常に便利なツールです。

関連記事
高セキュリティな法人向けファイル共有サービス比較
Mac・Windows間のファイル共有のやり方・おすすめサービス
Googleドライブでのファイル共有のやり方
Androidスマホ&WindowsPCでファイル共有するアプリ

ファイル共有ソフトの特徴

ファイル共有ソフトは、大容量のファイルを不特定多数の他ユーザーと共有可能なだけでなく、バックアップソフトとして活用できるという特徴があります。PCはもちろん、スマートフォンやタブレットからも利用できるサービスが多いため、自宅・職場・外出先どこでも場所を問わずにファイルにアクセスできます。

ファイル共有ソフトの仕組み

ファイル共有ソフトの仕組みとして、細かい部分に各々違いはあるものの、ほとんどはP2P(ピア・トゥー・ピアまたは ピア・ツー・ピア)と呼ばれる技術が使用されています。

P2Pファイル共有ソフトとは

一般的にサーバーにあるデータからこちらのクライアントPCにデータをダウンロードする形式を「クライアント・サーバ(型)モデル」と呼びますが、これはデータを提供する役割であるサーバーと、そこにアクセスして当該データの要求をするクライアントという位置付けが明確に定まっているものです。

サーバーは常にデータを提供する立場であり、ローカル環境にある各クライアントは常にデータを要求して受け取る立場となります。

それに対してP2Pという形式は、それぞれの「ピア(対等の立場で通信を行う相手のこと)」がデータを持っていて、他のピアに対してあくまでも対等の立場として各種データの要求や提供をするものです。

つまり、それぞれのユーザーがサーバー、そしてクライアントのそれぞれの役割を果たすことになるわけです。どちらか一方の役割に固定されるということはありません。

P2P形式の分類

P2P形式のファイル共有ソフトではピア同士で受け渡されるデータが、どこか決まった場所にまとまって格納されているとは限りません。

したがって、データを要求するユーザーは当該データの取得をする際に、何らかの方法によってそれが存在する場所を知らなければなりません。

そのデータの探索方法によって、P2P形式は「ハイブリッドP2P」「ピュアP2P」「スーパーノード型P2P」に分類できます。

ハイブリッドP2P

ハイブリッドP2Pとは、すでに説明したクライアント・サーバ型とP2P型の複合(ハイブリッド)タイプです。

すなわちデータの所在情報はクライアント・サーバ型のように決まったサーバー上に存在し、それぞれのユーザーはサーバーに問い合わせをすることによって、そのデータの存在場所を把握できるものです。

完全なクライアント・サーバ型のように、データそのものが決まったサーバー上にあるというわけではなく、あくまでもそのデータが「どこに存在しているのか」という所在情報が、決まったサーバーに問い合わせてわかるようになるということです。

また、こういったデータ探索をするサーバーをインデックス・サーバと呼称します。

ピュアP2P

ピュアP2Pタイプは、ハイブリットタイプのようにデータの所在情報を扱うインデック・スサーバを持たず、互いにデータのやり取りをするピアだけでファイルの共有を実現しようとします。

そういったピア同士の協力によって元データの探索を実行します。具体的には、それぞれのピアが発行した探索情報を互いに収集・拡散させて、目当てのデータを発見した場合にはその結果を伝播した順番に遡って知らせることでデータの場所を把握できます。

同じ商品を探している人々が互いに協力して情報を収集をすることにより、目当ての商品を発見するようなイメージです。

スーパーノード型ハイブリッドP2P

構造としてはハイブリッドP2Pと同じですが、スーパーノード型では元となるデータの探索をスーパーノードと呼ばれる高いスペックをもつマシンが担当します。

「ノード」というのは「ピア」とほとんど同じ意味であり、基本的には情報のやり取りをするPCユーザー(あるいはPCそのもの)のことを指します。

ただノードは「節」や「交点」という意味をもつので、各ユーザーが情報の基点となったりデータをやりとりする中継地点になったりする場合に、特にノードと呼ばれるわけです。

つまり、データをスムーズにやり取りできる高スペックのマシンをもつノード郡がデータの検索を担当するのがスーパーノード型の特徴なのです。

インデックスサーバのようにデータ検索を固定的かつ限定的なサーバーが担うのではなく、検索に参加するスーパーノードの数はそこに参加しているノード数に従って自律的に調整されます。それによって、より早いデータ検索と情報の伝播を可能にしているわけです。

ファイル共有ソフトの問題点

ファイル共有ソフトが、問題視されるようになった点について解説します。

データの違法複製や譲渡が発生している

ファイル共有ソフトは、不特定多数のユーザーが対等に情報のやり取りができるため、短時間で大容量のファイルのやり取りも可能です。

そのため冒頭でも述べたように、ユーザーが著作権を持たない音楽や映像などのファイルを違法に複製して交換するというケースが非常に多く見られるようになってしまいました。

現在はそういった違法アップロードに関する監視の目も厳しくなっているようですが、いまだに多くの違法な映像データや音楽ファイル、あるいはゲームデータなどがネット上でやり取りされているのが現状です。

また、著作権法違反に関する幇助の疑いでWinnyの開発者が逮捕されるという事例もありました。

ファイル共有ソフトをターゲットにしたウイルスも

また、共有されているファイルにウイルスを紛れ込ませることによってさまざまな被害を引き起こす事件も多発しています。

たとえばノード間で共有されている身元不明のファイルを開いてしまった結果、PCがウイルスに感染し個人情報が外部に漏えいしてしまったり、ファイル共有ソフトそのものをターゲットにしたウイルスによって、企業内の機密情報が盗まれてしまうという事件も実際に起こっているのです。

そのため、今ではファイル共有ソフト自体を使わないことが推奨される傾向があり、多くのPCユーザーにとってそういったソフトが危険だという認識が広がっています。

データの匿名性や削除のしにくさ

P2P技術を用いたファイル共有ソフトにデータが共有されると、キャッシュを持つノードが存在するかぎりデータが公開され続けてしまう問題点があり、データの削除が容易ではありません。

また、誰がデータを公開したのかの情報も隠せてしまう問題点もあります。上述のウイルス入りファイルを匿名でアップロードし、それがいつまでも残りづ付けてしまうことも問題でしょう。

ファイル共有ソフトは違法?

ただし、ファイル共有ソフトそのものは違法ではありません。また、それによってやり取りするデータも音楽ファイルやゲームソフトの海賊版などの違法なものではなく、ノード間で共有する仕事上のデータといった合法なものであれば問題はありません

巷ではそういったソフトを「インストールした時点で違法だ」という間違った認識をもつ人も少なくありませんが、いわゆる違法アップロード違法ダウンロードの問題が生じるのは、ソフトを使って実際に違法なデータのやり取りをした場合のみなので、ソフトの存在そのものやインストールという行為が違法というわけではありません。

また、事前に著作権者に許可を得ているならば、自らが著作権を持たないデータをP2P技術を使って共有することも問題はありません。

あくまで著作権者に無許可で著作物の複製をアップロードしたり、共有したりする行為が著作権法上、違法ということになるのです。ファイル共有ソフトはデータを素早くやり取りするために発達してきたものですから、正しく利用すれば、大容量のデータを短時間で多くのユーザーに共有できる便利な技術です。

しかし、実際に違法データのやり取りの温床となっているのは事実であり、ウイルス被害の問題もあるため、利用する際にはその特性をよく理解して慎重に使う必要があります。当然、著作権を無視した違法なデータのやり取りをしてはいけません。

代表的な人気ファイル共有ソフト

個人でのファイル共有に使われる代表的な人気ファイル共有ソフトを紹介します。また、個人のストレージを貸し出すことによって仮想通貨がもらえるものもあるため、チェックしましょう。

Bit Comet

Bit Cometは、P2P技術に互換性のあるクライアントソフトウェアであり、単純にファイルをノード間で交換するのではなく、データをダウンロードしている最中のユーザーもダウンロード済みの部分についてアップロード側に協力するという仕組みになっているのが特徴です。それによって、データをダウンロードするまでの待ち時間を短縮できるわけです。

Vuze(Azureus)

VuzeはWindowsだけではなくMac OS XやLinuxでも動作するファイル共有ソフトです。元々は「Azureus」という名称でしたが、現在ではVuzeと名称変更しています。多彩な機能を誇り、さまざまなプラグインも存在するため拡張性に優れているソフトといえます。

Shareaza

Shareazaは2004年からオープンソースとなっているP2Pソフトウェアです。いわゆるBitTorrentやGnutellaなどのP2Pネットワークに接続できます。GPL Licenseで配布されているので無料で誰でも利用可能です。

法人の利用で特におすすめなファイル共有サービス4選

一般的なファイル共有ソフトウェアは、不特定多数のユーザーと共有するため、安全性やセキュリティが気になり、企業・法人向け利用は向いていません。安全かつ便利な法人向けファイル共有サービスを4つ紹介します。

関連記事
ファイル共有ができるオンラインストレージはこちら
ファイル共有ができるグループウェアはこちら
ファイル共有ができるファイル転送サービスはこちら

J-MOTTOグループウェア - リスモン・ビジネス・ポータル株式会社

J-MOTTOグループウェア - リスモン・ビジネス・ポータル株式会社 画像出典:J-MOTTO公式サイト

  • 50ユーザから申し込み可
  • オフィスファイルを直接編集
  • 詳細な証跡管理

J-MOTTOファイル共有は、クラウド版グループウェア「J-MOTTO」の有料オプションとして用意されている、ファイル共有サービスです。有料利用開始日から1年間は契約継続の義務があるようです。ファイルアクセスログを詳しく記録し、操作の証跡管理をサポートします。ファイル編集の排他制御、バージョン管理やアップロードフォルダの全文検索機能も有します。

セキュアストレージ


  • 高度なセキュリティ機能
  • 抜群のユーザビリティ
  • ユーザー数無制限で完全定額制

セキュアストレージ は、法人向けのオンラインストレージサービスです。256bitのSSL暗号化による盗聴防止、ファイアウォールによるウイルス対策、契約者ごとのOS専有などの高度なセキュリティ機能により、ビジネスパートナーや顧客の双方に安心・安全なファイル共有が可能です。ファイル操作はWindowsやMacコンピューターのドライブと同じなので、初心者でも簡単。
完全定額制でユーザーを追加しても月額費用以外は一切かからないため、利用するユーザーが増えるほどコストパフォーマンスを実感できるでしょう。

GigaCC ASP/OFFICE

  • SSOやActive Directory連携
  • オンプレミス・クラウド両対応
  • さまざまなフォーマットを直接プレビュー可能

GigaCCは、大容量のファイルを安全に送受信するための企業向けオンラインストレージです。社内システムとオンラインストレージの連携。iOS版も開発されています。機能豊富なCUIや、GUIからの直接プレビュー機能で、ファイルの管理を円滑化。上長承認フローを用いて、USBメモリを使わずに業務ファイルのやりとりを行えます。

SPACE PORTER

  • 高セキュリティのクラウドサーバを使用
  • エージェントアプリのインストール不要
  • ワンタイムURLを介してファイル送受信

SPACE PORTERは、受け取りや送り付けの申請機能を持ち、サイズ制限無くファイルを送信できるSaaSです。紛失盗難リスクがあるUSBメモリでの持ち出しや、開封チェックが不可かつヒューマンエラーの可能性があるメール添付でのファイル送信など、従来型のスキームを改善し、よりセキュアに、確実に業務ファイルを扱えます。利用プランはストレージ容量4Gから用意されています。

ファイル共有ソフトの利用には細心の注意を払おう

違法ファイルのやり取りやウイルス被害のために、ファイル共有ソフト自体に悪いイメージを持っている人も多いかもしれません。ですが、その仕組みを理解して正しく使う分には問題ありません。

積極的に使う必要はないかもしれませんが、限られた人々の間で大規模容量のデータをやり取りする際には非常に便利なソフトなので、興味のある人は一度試してみてはいかがでしょうか?

ただし繰り返しますが、違法なデータを扱うのは論外ですし、ウイルスをはじめマルウェアの混入には特に気をつけなければいけません。実際に利用する際は取り扱うファイルに細心の注意を払いましょう。

ボクシルとは

ボクシルとは、「コスト削減」「売上向上」につながる法人向けクラウドサービスを中心に、さまざまなサービスを掲載する日本最大級の法人向けサービス口コミ・比較サイトです。

「何かサービスを導入したいけど、どんなサービスがあるのかわからない。」
「同じようなサービスがあり、どのサービスが優れているのかわからない。」

そんな悩みを解消するのがボクシルです。

マーケティングに問題を抱えている法人企業は、ボクシルを活用することで効率的に見込み顧客を獲得できます!また、リード獲得支援だけでなくタイアップ記事広告の作成などさまざまなニーズにお答えします。

ボクシルボクシルマガジンの2軸を利用することで、掲載企業はリードジェネレーションやリードナーチャリングにおける手間を一挙に解消し、低コスト高効率最小限のリスクでリード獲得ができるようになります。ぜひご登録ください。

また、ボクシルでは掲載しているクラウドサービスの口コミを募集しています。使ったことのあるサービスの口コミを投稿することで、ITサービスの品質向上、利用者の導入判断基準の明確化につながります。ぜひ口コミを投稿してみてください。

オンラインストレージ
選び方ガイド
この記事が良かったら、いいね!をしてください!最新情報をお届けします!
御社のサービスを
ボクシルに掲載しませんか?
掲載社数3,000
月間発生リード数30,000件以上
編集部のおすすめ記事
オンラインストレージの最近更新された記事
Dropbox vs OneDrive vs box | オンラインストレージの料金プラン・容量・評判を法人&個人で比較
Google Oneとは?特典・プラン料金・支払い方法 - ファミリー共有でお得に
共同編集の方法 - メリット | クラウドストレージのツール
Box(ボックス)クラウドストレージの使い方・機能解説 | 導入事例や評判も
データ共有をクラウド化するメリット・デメリット | 注目サービス
クラウドストレージのシェア・市場規模 | 人気オンラインストレージ11選
オンラインストレージ導入事例 | 法人なら絶対に見るべきポイントと活用術
法人向けファイル共有サービス徹底比較 - オンラインの料金・容量
社外秘のPDFをネット上で公開中!?ファイルの保管場所にはご用心
ストレージ容量とは?容量を気にせず使えるオンラインストレージに注目!