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ピアボーナス®を実現「Unipos」とは?メリットと導入事例 - 注目の背景

最終更新日:(記事の情報は現在から1412日前のものです)
ピアボーナス®「Unipos」は、働く仲間やスタッフ同士で日ごろの仕事の成果や行動を賞賛し、少額の成果給を送りあえるサービスです。ピアボーナス®とは何か、そしてUniposの特徴や導入するメリットや導入企業の事例を含めて解説します。

Uniposとは

Unipos(ユニポス)は、ピアボーナス®を簡単に実現するサービスです。

ピアボーナス®を働く仲間やスタッフ同士で、日ごろの仕事の成果や行動を賞賛し、ポイントを送り合える仕組みになっています。

そのため、ボーナスや賞賛のインセンティブを仲間やスタッフに送る権限を、従業員に一部委譲する社内制度の整理が必要です。

※「ピアボーナス®」はUnipos株式会社の商標です。商標権者から使用許諾を得ています。

ピアボーナス®とは

ピアボーナス®とは「ピア=同僚、仲間、同輩」と「ボーナス=特別手当、賞与金」を併せた造語です。

Unipos(ユニポス)は、Fringe81が2017年にピアボーナス®をホスト型アプリ(Saas化)にし、提供を開始してから認知度が高まっています。

こうしたピアボーナス®・ツールの誕生と普及により、社員の愛着心、エンゲージメントを高めて、社内のモチベーションを高める方法のひとつとして注目する企業もでてきています。

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ピアボーナス®の特徴

ピア・ボーナスの大きな特徴は、「定量指標から定性指標へのシフト」と「誰でも利用できる」という2点です。

従来の人事考課をピラミッド型から水平型へ転換する、従来の人事評価方法にはなった手法です。
社員の個々のモチベーションを高めるだけではなく、チームワークの醸成やグループの一体感を向上させるために、注目されています。

定量指標から定性指標へ

一般的には、数値化が可能な指標は定量指標、数値化が難しい質的な指標は定性指標とされています。残業時間や営業担当者の売上目標達成率などは数値化が容易なので評価もしやすいですが、企画や広報の仕事のように数値化しづらい業務の評価は難しい側面がありました。
ピアボーナス®はこの定性的な評価を可能にする一歩進んだ仕組みです。

誰でも利用できる

せっかく良いシステムを導入しても、利用されなければ意味がありません。ピアボーナス®は誰でも利用できる使いやすさと、管理者にはまったく手がかかからない点がメリットです。利用者も運営者も負荷が最小限なのが大きな特徴です。

ピアボーナス®が注目される理由

ピアボーナス®が注目される背景や理由について、働き方の変化や社会環境の変化に注目して解説をします。

注目されてきた背景

「働き方改革」をはじめとする、労働環境の変化や勤務形態の変化、社会インフラの進展に伴ううICT環境の改善など企業を取り巻く経営環境は劇的に変わっています。
一方で、新入社員の「3年離職」や非正規労働者の増加、外国人労働者の雇用など、人材の可能性やパフォーマンスを導き出すための施策も必要となっています。

注目される理由

個々の努力や実績を認識し、承認することをレコグニション(recognition)と呼びます。このレコグニションを、ITツールを利用したシステムが求められていた社会環境の中で、ピアボーナス®が登場してきました。量的な評価だけではなく、質的な評価のできる仕組みの必要性として注目されています。

ピアボーナス®を実現するためのツール

ピアボーナス®を実現するためのSaaSは「Unipos(ユニポス)」だけでなく、続々と登場しています。その中でも「老舗」のUnipos(ユニポス)が注目されている理由を解説します。

Uniposの特徴

Unipos(ユニポス)がピアボーナス®を実現するためのツールとして注目される、6つの特徴について紹介します。

スタッフが成果給の対象と金額を決められる

働く職場の仲間が「誰に」「いくら」送るか、インセンティブの対象と金額を決められます。1回に送れるポイント数やポイントの上限は、管理者が決められます。

使い方の例:@名前 +39(ポイント)

成果給に加えて感謝のメッセージを添付できる

インセンティブには「お金」だけではなく「賞賛」も含まれます。定量的な評価だけではなく定性的な、気持ちや労いも贈れることが大きな特徴です。

使い方の例:@名前 +39(ポイント) 〜をしてくれてありがとう!

サンクスカードの代わりにもなり、ペーパーレスかつチャットのように感謝の気持ちを送りあえるのはUniposのメリットと言えるでしょう。

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報酬までのタイミングが早い

Uniposは相手にポイントを送った時点で報酬となるため、インセンティブがもらえることに喜びを感じやすい仕組みとなっています。

児童心理学でも学びますが「褒める時はすぐ褒める」のが基本です。リアルタイムでインセンティブを贈れるのは、とても重要な仕組みです。

スマートフォンやチャットツールから簡単に送れる

Uniposは、インセンティブの付与が「いつでも」「どこでも」できることも魅力です。とかく忙しいビジネパーソンは「あとでやろう」と思っていても、ついつい失念してしまうものです。

スマートフォンやチャットツールからすぐに投稿を送信できることで、導入後の利用促進につながります。

誰もが「賞賛」に賛同できる

Slack連携での拍手ボタン

Uniposでは、他の人が送った投稿に対して「拍手」が可能です。他の人の投稿に賛同できることで、感謝の気持ちを間接的に伝えることにもなる機能です。

SlackやChatWorkなどと連携可能

Unipos(ユニポス)はビジネスチャットシステムのSlack(スラック)と連携して投稿でき、拍手やポイントの確認もできます。

また、同様のチャットシステムのChatWork(チャットワーク)でも連携をすると、連携したChatWorkの特定ルームに、Unipos(ユニポス)の投稿を反映させられます。

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セキュリティも万全

Uniposのすべての通信は、SSL/TLS によって暗号化しています。また、多数の実績と高い信頼性をもつ Google Cloud Platform を利用しており、国際的なセキュリティ規格ISO27001(ISMS)認証を取得しているなど、セキュリティ対策も万全です。

Unipos導入によるメリット

それではUnipos(ユニポス)導入による実際のメリットについて解説して行きましょう。従来の人事評価システムにはなかったことをポイントに整理します。

レコグニションによるモチベーション向上

アブラハム・マズローの「欲求5段階説」の4番目の人間の欲求は「承認欲求」です。
働く仲間からの「賞賛」は労働意欲を駆り立て、モチベーションを上げます。人間は社会的な動物です。他者からの認知や承認の意思表示がとても大切です。

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定性的な成果を評価できる

定量指標だけではなく定性指標が加わることで、クリエイティブ系やSEなどのスタッフの仕事の評価が変わります。製造現場では製品の質の向上やクオリティコントールに良い影響を及ぼします。働く人の「納得感」も上がり企業や組織、グループに対する貢献意欲を引き出せます。

このことは社員の定着率の向上や、同時に「離職率」の低減にもつながります。

スタッフのプラス行動を促進できる 

結果だけではなく、プロセスに対しての評価もリアルタイムでできるので、良い実践事例の普及が素早くできます。「拍手」が集まれば賞賛された人が社内やグループ内のインフルエンサーとして、機能するようになります。また、新しいことの挑戦を後押しできる場合もあります。
   

エンゲージメントが向上する

Unipos(ユニポス)はインセンティブを与えるために、経営者やマネージャーの権限の一部譲渡が伴います。スタッフは労使関係や主従関係から、一歩フラットな関係に近づき経営に対する意識や仲間同士の信頼関係が向上します。

その結果、エンゲージメントが向上するきっかけにもなります。

経営理念・行動指針を浸透させる

働く人のエンゲージメントが向上すると、組織や企業の経営理念・行動指針を浸透させることに役立ちます。企業活動の拠り所となる価値観や行動規範が共有できれば、目標達成への意欲とスピードが増します。

Uniposの導入事例

Unipos(ユニポス)導入での実際の事例を紹介します。導入前の課題と導入後の変化をまとめてみました。

メルカリの事例

メルカリは2013年設立の、 フリマアプリ「メルカリ」のサービスを提供しているオークションサイトの運営会社です。

導入前の課題

急拡大する組織の中でリアルタイムに、気軽に「賞賛」できる仕組み作りの必要性を感じていたといいます。

導入後の成果

2017年の9月の全社導入の1か月後にとったアンケートでは、社員のおよそ9割が、5段階評価で満足度4以上をつけています。
また、従業員に配布されるボーナス「mertip(メルチップ)」の消費率も半分以上という好成績をあげています。

Classiの事例

Classiは、2014年4月に設立。ベネッセホールディングスとソフトバンクが共同で設立した、先生・生徒向けのサービスを提供する合弁会社です。

導入前の課題

急速な業績拡大に伴い次のような課題がでてきました。

  • 人員増加で個々のスタッフの行動と成果がリアルタイムで掌握できなくなった。
  • 成果が表には見えにくく、重要な働きをしてくれているメンバーにもスポットをあてたい。
  • 「感謝」をいつもし合えるチームでありたい。

導入後の成果

Unipos(ユニポス)を導入してみてわかったことは次のとおりです。

  • 運営サイドは全く手がかからない。
  • 「感謝」が可視化される。
  • 「感謝」が広まる。
  • 目立つ人ではなく、ストーリーにスポットがあたる。

Fringe81の事例

Fringe 81(フリンジ ハチイチ)は2012年設立の、インターネット広告技術の開発、コンサルティングHRテック領域におけるウェブサービスの提供の会社です。

導入前の課題

Fringe81では、急成長する事業に伴い拡大していく組織をどのように動機付けし、中間マネジメント層を育成し、生産性を高めていくかという課題と常に向き合ってきました。

導入後の成果

Unipos(ユニポス)には管理者画面があります。活用頻度を個人、組織単位などで見られます。どのような行動が評価されるのか理解できます。感謝が「可視化」されました。
実際にUnipos(ユニポス)上でどのくらいの人数が関わっているかをみてみると、約90%が使っています。

ボクシルに寄せられたUnipiosの評判・口コミ

ボクシルでは、実際にUniposを導入して使ってみた企業からの評判・口コミを掲載しています。その中から、どんな内容の口コミがあったのか、導入してどんな効果があったのかに注目して紹介していきます。

評判1:組織改善につながる

「ありがとう」を送り合うツールであるため、ポジティブな空気を醸成することができる。また、ハッシュタグなどの選択肢を設定できるため、行動指針の浸透を目的とした利用も可能。投稿もSlack上やスマホアプリからなど気軽に投稿できる。投稿数が減っているチームや個人を見ることができるため、組織の状態を測るツールにもなる。

Uniposの投稿により、送った方・送られた方・見ている人を含めポジティブな気持ちになるのが、大きなメリットと言えるでしょう。

投稿数や個人・チームでの利用率の変化をレポートで見て、エンゲージメントが下がっている人や部署はないかを確認できる点が良い評判として挙がっています。

評判2:積極的に使わないと定着しない可能性がある

表彰制度に取り込むなど、活用を積極的かつ継続的に促進していかないと定着しないリスクがある。また、カルチャーマッチしないとまったく使われない可能性がある(「ありがとう」のカルチャーに変えていくツールになるため、導入時にマッチしない場合もカルチャーを変えたい場合には根気強く活用すべき)

会社全体として積極的に使っていく姿勢をとらなければ、まったく利用されなくなってしまう恐れがあります。送りやすい環境作りや雰囲気作りは、Uniposを導入するうえで注意しなければならない点です。

Uniposを利用してピアボーナス®を実現しよう

「小さな努力」が認められることの喜びは、現在の社会の中でとても重要なことです。とりわけ、第三次産業の労働人口に占める割合が多い日本の就労構成の中では、「知識労働者」の比率がますます高くなります。

マズローの欲求の5段階では、「承認欲求」が上位にきています。現在多くの人々が「いいね!」を求めるのは金銭的な価値ではなく、自己承認の形として求めるのです。

Unipos(ユニポス)はインセンティブの中に「賞賛+ボーナス」があるので、「いいね!」より強力です。組織内の人事評価制度を変えて行かなければと苦慮している人は、このピアボーナス®の仕組みが大きなヒントになるでしょう。社内のエンゲージメント向上のためにもぜひ導入してみてください。

また、導入しただけではなく管理職や上長が積極的に利用したり、投稿の多かった人を表彰したりするなどして利用促進を進めていく必要があるので注意しましょう。

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