離職防止ツールの費用相場と料金比較・おすすめツール

離職防止ツールの費用相場

離職防止ツールはさまざまな種類があり、大別すると「従業員の意識調査から退職リスクを分析するタイプ」「社内のコミュニケーションを促進するタイプ」「ヘルスケアを強みとするタイプ」に分かれます。

従業員調査・リスク診断に強みをもつ「離職防止ツール」の費用は、初期費用と月額料金がかかる場合が多く、月額料金はユーザー1人あたりにかかる「従量課金」と、料金がある程度決められている「固定費用」があります。

費用相場は、初期費用が0円〜100,000円程度、月額利用料はユーザー従量課金の場合1ユーザーあたり160円〜550円、固定費用の場合16,000円～300,000円程度です。

内訳	費用相場
初期費用	0円〜100,000円程度
ユーザー従量課金の場合	1ユーザーあたり160円〜550円程度
固定費用の場合	16,000円～300,000円程度

※料金相場は本記事に掲載しているサービスの料金を参考にしています。

タレントマネジメント型や労務管理型のシステムの場合は、さまざまな使用方法があるため、料金を確認するには問い合わせが必要となります。

また、「社内のコミュニケーションを促進するタイプ」「ヘルスケアを強みとするタイプ」は、費用を公開していない場合が多いです。

料金はプランやユーザー数などによって異なるので、導入前には必ず見積もりを取るようにしましょう。

離職防止ツールの費用・料金比較表

【特典比較表つき】『離職防止ツールの資料12選』 はこちら⇒無料ダウンロード

一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

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^{※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。}

費用対効果が高い離職防止ツール13選【従業員調査・リスク診断に強み】

離職防止ツールの中でも費用対効果が高いおすすめのツールを紹介します。各ツールの特徴や料金プランなどを解説しているので、離職防止ツール選びの参考にしてください。

カオナビは、多彩な分析機能が魅力のタレントマネジメントシステムです。社員のストレス状況、従業員満足度、労務負荷の分析ができます。また、退職者の傾向を分析したり、アンケートをもとに離職兆候を分析できたりします。1on1のサポート機能として、面談時の記録を残し共有も可能で、退職リスクのある従業員のフォローにも役立ちます。

カオナビの料金プラン・価格

要問い合わせ

HRMOSタレントマネジメントは、客観的な組織課題を可視化する「組織診断サーベイ」機能と、個人の状況変化を把握できる「個人コンディションサーベイ機能」を搭載したタレントマネジメントシステムです。組織診断サーベイ機能では、専門家により作成された10カテゴリ74問のアンケートを使用して、エンゲージメントや組織課題を特定可能。個人コンディションサーベイでは、やりがいと職務遂行度を4象限で見える化し、従業員に大きな変化があれば注意・警戒アラートで離職リスクやコンディションの変化を素早く察知できます。

HRMOSタレントマネジメントの料金プラン・価格

要問い合わせ

タレントパレットは、従業員の離職をデータ分析で予防し、人材定着を実現するタレントマネジメントシステムです。従業員の適性検査や残業時間、アンケート回答などのデータを蓄積・掛けあわせ分析でき、退職者の傾向把握や、離職リスクの高い従業員を早期に把握できます。従業員の経験やスキルなどの人材データを時系列で管理できるため、最適な人材配置や育成計画の立案にも役立ちます。

タレントパレットの料金プラン・価格

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HRBrain 組織診断サーベイは、従業員エンゲージメントの向上から離職防止までをサポートするクラウドサービスです。カスタマイズ可能な設問設計により組織と個人の状態を詳細に分析でき、改善アクションを示唆してくれます。テキストマイニングによりアンケートの自由回答も手軽に分析でき、言葉の使用頻度や感情の分類を自動で解析します。離職予兆分析では、離職リスクを従業員ごとにスコア化。独自アルゴリズムで表示されるアクションレポートでは、組織課題を直感的に把握でき、改善アクションの立案に役立ちます。

HRBrain 組織診断サーベイの料金プラン・価格

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SmartHRタレントマネジメントは、社内の人事業務を効率化できることが強みのシステムです。タレントマネジメント機能では、キャリア台帳や人事評価、スキル管理などを搭載しています。離職防止対策には、大学教授と共同で開発した従業員サーベイや、分析レポートが役立ちます。従業員サーベイでは、エンゲージメントやキャリア、ハラスメントなどさまざまなテンプレートが使用でき、分析レポートでは離職率や離職人数などのデータと、離職要因となるデータをグラフで一覧化が可能です。

SmartHRタレントマネジメントの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金	備考
￥0プラン	0円	0円	小規模事業者向け。機能制限あり
労務管理プラン	0円	要問い合わせ	従業員50名以下対象。「労務管理機能」のみ利用可能
タレントマネジメントプラン	0円	要問い合わせ	「労務管理」機能を除いて利用可能
人事・労務エッセンシャルプラン	0円	要問い合わせ	「タレントマネジメント」機能の一部を除いて利用可能
HRストラテジープラン	0円	要問い合わせ	全機能を利用可能

HR OnBoardは、社員のSOSをすばやくキャッチし従業員への入社後のフォローをスマートに行う支援ツールです。

AI判定によって、離職予兆を簡単に発見できます。また、独自メソッドであるGRC分析を採用し、新卒社員や中途社員の早期離職を防ぎます。一人ひとりのパフォーマンスの発揮度や評価をデータで可視化し、活躍する社員の特徴や傾向を分析でき、優秀な人材の採用にも活かせます。

HR OnBoardの料金プラン・価格

料金プラン	初期費用	プラン価格
フリープラン	−	入社者3名まで無料
追加プラン	−	1名あたり10,000円／年

ミキワメは、採用ミスマッチを減らし、離職を予防する適性検査・従業員サーベイツールです。適性検査と従業員サーベイを組み合わせて、社員一人ひとりの性格と心理状態を可視化し、適切なマネジメントやケアの方法をAIが提案できることを強みとしています。適性検査は、採用はもちろん既存の社員にも利用でき、ハイ・ローパフォーマーの傾向を分析できます。従業員サーベイでは、適性検査で把握した従業員の性格をもとに質問作成・分析ができ、エンゲージメントの状態や離職・求職リスクのある社員をチェック可能です。

ミキワメの料金プラン・価格

料金プラン	初期費用	プラン価格
適性検査	要問い合わせ	システム利用料30,000円／月 ＋従量課金500円／人
ウェルビーイング（従業員サーベイ）	要問い合わせ	要問い合わせ

ミイダスは、組織に適した人材の採用と定着を支援するシステムで、組織と求職者の双方を細かく分析し、最適なマッチングを実現できる点が強みです。活躍要因診断により、組織の特性や活躍する社員のタイプをデータ化できます。また、求職者個人の適性やコンピテンシーを精査し、書類選考や面接だけでは見えにくい内面的特性までカバーします。また、適性検査や従業員サーベイの結果を踏まえた高度な分析機能を搭載しており、早期離職につながる組織課題や、個人の特性や傾向を細かく把握できます。

ミイダスの料金プラン・価格

要問い合わせ

ラフールサーベイは、組織風土と従業員エンゲージメントを把握し、課題解決を支援するツールです。従業員視点とデータ分析に基づくアクション施策の提案をできることが強みです。サーベイ機能は、離職リスクや退職理由なども調査できる設計で、組織状態を多角的に調査し、ダッシュボードでわかりやすく課題を可視化します。従業員にはセルフケアを促すコンテンツが搭載されており、自身のコンディションを把握・改善が可能です。

ラフールサーベイの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
要問い合わせ	16,000円〜

Geppoは、離職率の改善や人材の定着を目的とした従業員サーベイツールです。個人と組織の双方の課題を見える化します。3問のパルスサーベイによって個人の満足度や健康状態、人間関係などの課題を把握でき、フリーコメントも取り入れて従業員の本音を引き出します。また、組織診断によりエンゲージメント状態とその構成要因を明らかにし、要因ごとの重要度や緊急度を判断できます。

Geppoの料金プラン・価格

料金プラン	初期費用	プラン価格
社員数25名まで	−	20,000円／月
社員数50名まで	−	39,800円／月
社員数100名まで	−	68,000円／月
社員数200名まで	−	108,000円／月
社員数300名まで	−	148,000円／月
社員数500名まで	−	198,000円／月
社員数750名まで	−	248,000円／月
社員数1,000名まで	−	298,000円／月

ilodoliは、従業員の本音をくみ取り組織課題の発見を支援するエンゲージメントサーベイツールです。エンゲージメントや満足度の分析により個人と組織の強みや弱みを可視化します。退職の予兆を事前につかめるほか、調査結果からAIが人事施策を提案してくれます。また、期待値と満足度を比較する期待満足MAPや、時系列分析、ilodoliと他の人事データの連携・分析など、分析機能も豊富です。オプションとして退職者・ハイパフォーマーの予兆分析、人材の適正配置分析などができるカスタムデータ分析を提供しています。

ilodoliの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
100,000円	250円／人

パルスアイは、従業員エンゲージメントの定期的な可視化と組織改善を支援するツールです。実名と匿名から選べるアンケートは数分で回答できるため、従業員の負担になりにくい設計。回答をもとに、組織や個人の課題をグラフやスコアで可視化します。退職リスクのある従業員を、AIによる4段階判定で把握でき、各個人のフォローに役立ちます。退職リスク判定は、月額料金無料のパルスサーベイプランでも利用可能です。

パルスアイの料金プラン・価格

料金プラン	初期費用	プラン価格
パルスサーベイプラン	－	0円
スタンダードプラン	－	300円／人
PDCAプラン	－	400円／人
カスタマイズプラン	－	500円／人

LLax forestは、従業員のメンタルヘルス・フィジカルヘルス・エンゲージメントを調査できるサーベイツールです。グラフやランク表示によりわかりやすく課題を可視化し、優先順位を判断できます。サーベイ結果に基づき、個々の従業員に合わせたコンテンツやアドバイスを提供する機能を搭載しています。サーベイと福利厚生がパッケージとなったプランもあり、企業の人材定着を総合的にサポートします。

LLax forestの料金プラン・価格

料金プラン	初期費用	プラン価格
ベーシックプラン	要問い合わせ	200円（税抜）／月
福利厚生付きプラン	要問い合わせ	550円（税抜）／月

費用対効果が高い離職防止ツール4選【コミュニケーション支援に強み】

Yappli UNITEは、社内アプリで組織強化を図るコミュニケーション支援ツールです。モバイル端末で手軽にアクセスできる利便性と、リッチなコンテンツでビジョン浸透を促進することが強みです。経営陣からのメッセージを気軽に共有できるほか、社員図鑑や社員成長ストーリー、研修動画、社内FAQ、社内報などの機能を搭載しています。エンゲージメントサーベイも可能で、スコア分析により組織状態を可視化します。会社への共感や社内コミュニケーションを強化して、離職防止が期待できます。

Yappli UNITEの料金プラン・価格

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THANKS GIFTは、従業員同士が感謝を伝え合うことで、理念浸透や離職防止を実現するエンゲージメント向上サービスです。サンクスカードやエール機能で、手軽に感謝のコミュニケーションを生み出すことが強みで、従業員間の交流が活性化し、貢献意欲を刺激します。組織サーベイや性格診断、アンケートなどさまざまな角度で従業員の情報をスマートフォンで手軽に収集でき、離職リスクも早期に検知可能です。

THANKS GIFTの料金プラン・価格

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Teampotは、匿名で感謝や応援したい相手にサンクスボーナスを贈れるエンプロイーサクセスツールです。匿名でメンバーを褒めるため、褒められたメンバーは全員に対しよいイメージを感じられ、誰かが見てくれているといった心理的安心感を高められます。

1日1回、共感や感謝、相談などのテーマで投稿もでき、いいねやコメントによる双方向コミュニケーションも可能です。社内交流を活発化させながら、風通しのよい会社への成長をサポートし、離職率の低下や生産性向上といった課題解決に役立ちます。

Teampotの料金プラン・価格

料金プラン	初期費用	プラン価格
ライト	100,000円（税抜）	500円（税抜）／ID
スタンダード	100,000円（税抜）	900円（税抜）／ID
エンタープライズ	100,000円（税抜）	1,500円（税抜）／ID

TUNAGは、豊富な機能と高いカスタマイズ性が強みのエンゲージメント向上ツールです。社内コミュニケーションを活性化させるチャットやアンケート機能、業務効率化を図るワークフローやタスク管理機能、従業員の貢献を可視化するサンクスカード機能などを搭載しています。サンクスカード機能で、従業員間のコミュニケーションが活発になり、貢献意欲の向上や定着率の改善に寄与します。組織の状況を分析するダッシュボードやエンゲージメント機能により組織状態を数字やグラフで把握でき、ツール内の各種データから離職の傾向や兆候を掴めます。

TUNAGの料金プラン・価格

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離職防止ツール導入時の注意点

費用・料金だけでなく、次のポイントにも注意して導入するサービスを選びましょう。

従業員の負担にならないか

離職防止ツールを導入により従業員に負担が大きくかかれば、ツール導入自体が不満につながる恐れがあります。

従業員サーベイ機能やコミュニケーション支援機能があるツールを導入する際には、質問数や回答時間は短いか、使いやすい操作性か、利用を促進する設計であるかなどを丁寧にチェックしましょう。

サポート体制が必要か

離職防止ツールで組織状態の可視化、離職リスクの把握が実現しても、データを有効に活用できなければ離職を防止できない恐れがあります。

人事施策やマネジメントに精通した人物やナレッジが社内に不足していると感じる場合は、改善施策をサポートしてくれるプランやコンサルティングを同時提供しているサービスを選択肢に加えましょう。

費用対効果の高い離職防止ツールを導入しよう

離職防止ツールの費用は、機能、利用者数などによって大きく変わります。一般的には初期費用と月額料金が発生します。費用だけでなく、機能の選定や既存システムとの連携、サポート体制の充実度なども注意するべきポイントです。

費用対効果の高い離職防止ツールを導入するためには、自社のニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

離職防止ツールは、次の記事でも詳しく紹介しています。