エンゲージメント分析機能を搭載する人事評価システムおすすめ6選


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そもそもエンゲージメントとは
エンゲージメント(engagement)は本来「関与」「参加」「約束」などを意味する言葉で、人事領域では従業員が仕事や組織に主体的に関与し、心理的に結びついている状態を指します。
従業員エンゲージメントの高い従業員は、自発的に熱意をもって仕事に取り組むため、生産性は向上し、離職率は低下しやすい傾向があります。
企業における従業員エンゲージメントの重要性
企業が従業員エンゲージメントを向上させることは、企業として安定して成長をしていくために非常に重要なポイントです。近年の日本は少子高齢化により労働人口が減少し、人材を確保するのが難しくなっています。
また転職が一般的になり人口の流動性も高くなっており、優秀な人材は流出しやすいのが現状です。加えてIT化やインターネットの普及によりビジネス環境は急速に変化し、競争が激化しているため、企業としての競争力を強化する必要もあるでしょう。
一方、従業員エンゲージメントの向上は、生産性の向上や優秀な人材の流出防止に大きな効果が期待できる施策です。そのため、近年従業員エンゲージメントに注目する企業も増加傾向にあります。
人事評価システムのエンゲージメント分析機能とは?
人事評価システムのエンゲージメント分析機能(エンゲージメントサーベイ機能)は、従業員エンゲージメントの可視化や分析を効率化するための機能です。アンケートを作成・配布・回収し、内容の分析まで自動で行ってくれます。
従業員エンゲージメントを正確に可視化しようとすると、膨大な量のデータを収集・分析する必要があり、Excelといったアナログな方法では手間がかかります。そのため、施策を行うまでにタイムラグが発生しやすく、専門的な知見の不足により、調査結果を正しく解釈できない可能性もあるでしょう。エンゲージメント分析機能は、こういった従業員エンゲージメントの課題を解決できる機能です。
アンケートの作成・配布・回収
システム上でドラッグ&ドロップといった簡単な操作だけでアンケート・サーベイが作成でき、システムがこれを自動で配布、回答の終わったものは自動で集計してくれる機能です。エンゲージメント調査用のテンプレートが用意されたシステムも多く、項目のカスタマイズもできます。アンケートでは、働きやすさや仕事への関与の仕方、従業員と会社とのつながりの強さなどを測定します。
回収したアンケート結果の多角的な分析
回収したアンケートの結果は、さまざまな分析方法で分析され、従業員エンゲージメントをわかりやすく見える化してくれます。たとえば、次のような分析方法があります。
- テキストマイニング:記述式の回答を分析する方法、感情の分類や頻出単語などを自動で分析できる
- 離職防止分析:エンゲージメントレベルといった情報から、離職リスクのある従業員を抽出できる
またシステムによっては、分析結果をもとに施策の提案まで行ってくれるものや、エンゲージメントを向上できる機能のついたものなども存在します。
エンゲージメント分析機能のメリット
エンゲージメント分析機能を利用するメリットとしては、次のようなものが挙げられます。
- 組織課題や従業員の本音を可視化できる
- 分析した情報を人事施策に活用できる
- 離職率が低下する
それぞれ詳しく解説します。
組織課題や従業員の本音を可視化できる
まず大きなメリットとして考えられるのが、組織課題や従業員の本音を可視化できることです。エンゲージメント分析機能では、従業員に対して匿名でアンケートができるため、結果を通して従業員が会社や業務、所属部署に対してどう思っているかを可視化できます。
また従業員ごとの不満や疑問に感じていることを、全体で分析し傾向がわかれば、組織としての課題も見えてくるでしょう。分析機能を利用できれば、より多角的な分析もできるため、正確な組織課題の把握も可能です。
分析した情報を人事施策に活用できる
従業員エンゲージメントが可視化できれば、これらの情報を人事施策に活用できることもメリットです。エンゲージメント分析機能ではどういった部分のスコアが低いか、従業員からどういった不満が出ているかも可視化できます。そのため、これらのスコアを上げたり、不満を解消したりするにはどうすればいいかを考えれば、自然と効果的な人事施策を考えやすくなるでしょう。
人事評価システムのなかには実際に人事施策まで提案してくれるものや、エンゲージメントを向上できる機能があるものもあるため、これらを利用すれば、より施策を実施しやすいのも魅力です。
離職率が低下する
従業員エンゲージメントを可視化し、効果的な施策ができるようになれば、離職率の低下にも期待できます。従業員がアンケートに書いた内容が実際に反映され、職場環境や労働条件が改善されれば、従業員の仕事に対するモチベーションは向上します。
また自分の意見が反映されたと感じれば、従業員が会社に対して積極的に関わる意欲をもちやすく、将来にも明るい希望がもてるようになるでしょう。エンゲージメント分析では、離職リスクの高い従業員を早期発見できるため、いち早くフォローを行うことによる離職の防止も可能です。こういった施策やフォローをすることで、企業全体で離職率が低下し、優秀な人材を囲い込みやすくなります。
エンゲージメント分析機能を搭載した人事評価システムの選び方
実際に人事評価システムを選定する際には、次のポイントに注意しましょう。
- 操作性がいいか
- アンケート・サーベイ項目のカスタマイズ性
- コストが導入効果に見合っているか
それぞれ詳しく解説します。
操作性がいいか
システムを選定する際には操作性がいいかチェックしましょう。システムの担当者や利用者がうまくシステムを使いこなせないと、使わない機能が多く費用を無駄にしたり、うまく使えずに現場に定着しなかったりする恐れがあります。
そのため、無料トライアルなどを利用して、誰でも簡単に操作できるシステムかチェックしましょう。たとえばエンゲージメント分析機能であれば、従業員がスムーズにアンケートへ答えられるか実際に操作性を確認し、負担にならない設計か確認します。
アンケート・サーベイ項目のカスタマイズ性
エンゲージメント分析機能を中心として考える場合は、アンケート・サーベイ項目を柔軟にカスタマイズできるかも重要です。自社の課題や業種に合わせ、独自に項目を追加したりカスタマイズできたりすれば、より自社の求めている情報を集められるため、効果的な改善策を考えやすくなります。
また配信する従業員の設定や配信頻度の調整などもできると、より使い勝手のよい機能であると言えるでしょう。
コストが導入効果に見合っているか
システムを導入する際には、導入や運用にかかる料金を確認しましょう。人事評価システムに関わらず、システムを導入する際には初期費用と運用コストが必要です。クラウドサービスであれば、初期費用は無料なものも多くありますが、代わりに月額料金がかかります。
月額料金は利用するユーザー数や機能によっても大きく異なるため、ある程度絞り込んだあとに、見積もりを依頼し、直接費用を比較するのがおすすめです。また導入後に人件費をどの程度削減できるかといったことも確認し、価格に見合った効果が得られるか確認するのも重要です。
おすすめ人事評価システムの比較表
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エンゲージメント分析機能を搭載するおすすめ人事評価システム6選
エンゲージメント分析機能を搭載した人気人事評価システムのなかから、おすすめのものを紹介します。
HRMOSタレントマネジメント - 株式会社ビズリーチ
HRMOSタレントマネジメントは、目標・評価管理や人財データ分析、スキル管理などの機能を搭載した人事評価パッケージシステムです。課題解決をサポートする豊富な機能も揃っています。目標・管理シートはさまざまな評価方法に対応しており、細かな設定が可能です。人財データ分析の機能では、複数データをかけ合わせて、採用ミスマッチや育成候補者のモニタリングなど、多様な分析ができます。組織診断サーベイの機能を用いて、従業員エンゲージメントと組織パフォーマンスの課題分析も可能です。
タレントパレット - 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
タレントパレットは、労務管理や適性検査、異動シミュレーションなどの機能を搭載する人事評価・エンゲージメントツールです。入退社手続きや身上変更手続きといった労務管理の業務をオンライン上で完結できます。全従業員が無料で適性検査を受けられ、検査結果から従業員や社員の傾向を分析可能です。人事評価の機能では、評価データを評価者の傾向や相対評価などの分析時に活用できることが強みです。またパソコンやスマートフォンでアンケートを取り、従業員のエンゲージメント調査・分析を実施できます。
カオナビは、スキル管理やクリエイティブマップ、ダッシュボードなどの機能を搭載する人事評価システムです。スキル管理では、厚生労働省やIPAが定めたスキル標準に則ったテンプレートが豊富に用意されています。クリエイティブマップは、人材データを用いたイメージシェアツールです。メンバーリストから顔写真を自由に配置し、テンプレートや図形描画などを用いて多様なシミュレーションができます。人事評価の機能では、進捗状況や入力漏れの管理をできるのが特徴です。また、社員アンケートの機能を利用して、エンゲージメント分析ができます。
SmartHRタレントマネジメント - 株式会社SmartHR
SmartHRタレントマネジメントは、スキル管理や組織図、配置シミュレーションなどの機能を搭載した人事評価システムです。データ分析による組織改善サポートが強みです。従業員のスキル情報をシステム上に一元化して管理できます。組織図は、人材データから自動的に作成でき、掲載情報や共有先は細かく設定可能です。エンゲージメントに関するプリセットサーベイが用意されており、従業員のエンゲージメント状態を、サーベイによって可視化できます。
HRBrainは、配置シミュレーションや組織分析、カスタムプロファイルなどの機能を搭載した人事評価システムです。必要なサービスのみを選び、オリジナルプランを組める点が強みです。配置シミュレーションの機能では、平均年齢や給与などが異動後どのように変化するか確認できます。また人材データをクロス集計し、組織の傾向を数値から分析可能です。エンゲージメントサーベイ実施後は、課題の優先順位付けからアクション分析までを自動で行えます。
COMPANY Talent Management シリーズ - 株式会社Works Human Intelligence
COMPANY Talent Management シリーズは、集約した人材情報の可視化から分析、育成、配置まで一元管理できるタレントマネジメントシステムです。サンクスカード機能や1on1、アンケート・サーベイ機能など、エンゲージメント向上と分析に役立つ機能をそなえています。従業員満足度や評価、スキルデータをもとに人材の分布図を作成できるほか、入退社の経年推移やエンゲージメントなどの指標から経営戦略と人事戦略の策定が可能です。
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エンゲージメント分析機能では、従業員のエンゲージメント度合いを分析し、数値やグラフで可視化できます。この機能を活用することで、従業員や組織全体の課題を客観的に把握し、適切な支援策につなげられるでしょう。
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人事評価システムは、次の記事でも詳しく紹介しています。


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