Webマーケティングとは | 集客から効果測定までの手法と事例

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Webマーケティングとは?
「Webマーケティング」とは、インターネットを利用して行われるマーケティングのことです。
具体的にはWebサイトやWebサービスを用いて実施します。
Webマーケティングの大きな特徴として、実施したマーケティング施策の結果を、すべて数値で管理できる点があります。紙媒体の場合は、どこで購入され、どのページがどれだけ読まれたかを把握することは難しいです。
しかし、Webマーケティングの場合、ユーザーがどこから来て、どのページを何回見たのか、何秒間滞在したかなどの情報を把握できます。
Webマーケティングとマーケティングの違い
「Webマーケティング」は、数ある「マーケティング」手法のひとつです。
経営学者ピーター・F・ドラッカーは「マーケティングの理想は販売を不要にすることである」と語っています。つまり、販売活動をしなくても商品が売れる状態になるのがマーケティングの理想です。
言い換えるならば、マーケティングは「商品が売れる仕組みを作る活動」です。
Webマーケティングはその一環として、インターネットを利用した「商品が売れる仕組みを作る活動」を行うことです。
▽Webマーケティングを図解でわかりやすく解説!こちらの無料ガイドもぜひご活用ください。
Webマーケティングの必要性
カスタマーエクスペリエンスの重要性
顧客が商品やサービスの購入プロセスや、利用時に体験する「心地よさ」「感動」「驚き」などの、感覚的・感情的な付加価値のことを「カスタマーエクスペリエンス」といいます。
商品やサービスのコモディティー化が進む現在では、適切な情報を発信することでカスタマーエクスペリエンスを高め、他社との差別化をはかっていくことが重要です。
インターネットの重要性
Webサイトは、単なる情報発信のツールから企業活動の中心へと変化してきています。
それに伴い、顧客ロイヤリティを高めてリピーターを確保するため、他のメディアよりも低コストで高い効果が期待できる、Webマーケティングの重要性が高まっているのです。
購入を判断する媒体
2015年、ニールセンが行った調査によれば、日本における新商品の情報源トップ3は、1位がインターネット検索(68%)、2位が店頭(67%)、3位がテレビ広告でした。
出典:Nielsen Global New Product Innovation Survey, Q1 2015
特徴的な変化は、「インターネット検索」で新商品情報を取得している人の割合が、大きく増加していることです。
2012年からの3年間でスマートフォン利用者が急速に増加しており、手軽にインターネット検索が可能となったことも、この結果を裏付けているといえるでしょう。
このため、自社Webサイトの情報が更新されていなかったり、適切な情報を公開できていなかったりすると、商品の販売機会を逃してしまうことになります。
Webマーケティング手法(目的別)
それでは、Webマーケティングの具体的な手法には、どのようなものがあるのでしょうか。
Webマーケティングでは多くの顧客を集めたうえで、繰り返し訪問を促し、顧客ロイヤリティを高める施策を実施します。もちろん、その効果測定を次回以降に活かし、改善をPDCAサイクル化することも重要です。
これを一覧にしたものが以下の表です。
集客施策 | 再訪問施策 | 接客施策 | 効果測定 |
---|---|---|---|
SEO | リターゲティング広告 | LPO | アクセス解析 |
リスティング広告 | メールマーケティング | EFO | ヒートマップ |
アフィリエイト | - | Web接客 | ユーザーテスト |
アドネットワーク | - | - | |
SNS広告 | - | - | - |
ソーシャルメディア対策 | - | - | - |
以下からは、それぞれを簡単に解説していきます。
集客施策
SEO
GoogleやYahooの検索結果上位に自社ページを表示させることで、検索ユーザーへアピールするための施策をSEOといいます。
Googleが、検索ユーザーのニーズに応えられるクオリティを持つと認識したページが、検索結果上位に表示されます。リスティング広告とは違い、お金を払っただけでは上位表示できません。
リスティング広告
SEOと同様に、GoogleやYahooの検索結果に表示させるのがリスティング広告です。
キーワード単位でオークション形式の入札が行われ、掲載順位が決定します。Yahooプロモーション広告やGoogle AdWordsが有名です。
アフィリエイト
広告主が設定した成果条件(購入、申し込み、資料請求など)が達成された場合、広告掲載側に手数料が支払われるものがアフィリエイトです。
成果報酬で行われるケースが多く、広告主側がムダな費用を払う必要がないため、人気のある広告手法の1つです。
アドネットワーク
複数Webサイトの広告枠をまとめた、広告配信ネットワークを活用するのがアドネットワーク広告です。
大量のWeb媒体に簡単に広告出稿できますが、出稿先は選ぶことはできません。
SNS広告
TwitterやFacebookなどのSNS(ソーシャルメディア)に広告を出稿するのがSNS広告です。
年齢層や地域、ユーザーの興味関心などの属性でターゲットを選択し、広告を配信できるのが特徴です。
ソーシャルメディア対策
ソーシャルメディアの公式アカウントを作成し、ユーザーとコミュニケーションを取りながら、Webサイトへのアクセスを促すのがソーシャルメディア対策です。
再訪問施策
リターゲティング広告
Webサイトの訪問履歴があるユーザーに向けて、広告出稿するのがリターゲティング広告です。
Webサイトをアクセスするとブラウザに「Cookie (クッキー)」という情報が付与されます。この「Cookie」を持っているユーザーにだけ広告を配信するのが、リターゲティング広告です。
Cookieについて詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
メールマーケティング
保有しているメールアドレスに対して、メールマガジンやステップメールなどを送り、Webサイトへのアクセスを促します。
メールを送る際には、そのユーザーの属性に合わせ、内容を変えるなどの工夫が求められます。
接客施策
LPO
リスティング広告などからアクセスした際に、最初に表示されるページをランディングページと言います。
そのランディングページのパフォーマンスを改善していく施策がLPO(ランディングページ最適化)です。
LPOについて詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
EFO
入力フォームやカートからの離脱を減らしていく施策がEFO(入力フォーム最適化)です。
入力フォームやカートは成果ポイントから非常に近いですが、ここは離脱も非常に多いのが特徴です。
離脱を減らし、成果に直結するように対策することも重要な施策なのです。
Web接客
Webサイトを訪れているユーザーとリアルタイムでチャットをしたり、ユーザーに対してクーポンを発行したりできるツールをWeb接客ツールといいます。
まだ導入しているWebサイトは少ないですが、今注目が高まっているツールです。
Web接客ツールの紹介はこちらの記事でしています。ぜひご覧ください。
効果測定
アクセス解析
アクセス解析は、Webマーケティングの成果を確認するための有効な手段です。
Webサイトへの訪問数・ユーザー数・ページビュー数・滞在時間・離脱率・直帰率などの基本情報について分析し、Webサイトの改善をはかっていきます。
アクセス解析ツールについては次の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
ヒートマップ
Webサイトを訪問したユーザーの行動を、サーモグラフィ状に表示できるアクセス解析ツールです。
ページ内でよく見られている箇所は濃く表示され、あまり見られていない箇所は薄い色で表示されます。
視覚的・直感的に判断できるため、解析に慣れていない初心者でも比較的判断しやすい、というメリットがあります。
ヒートマップについてより詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
ユーザーテスト
ユーザーテスト(ユーザビリティテスト)は、ユーザーにWebサイトを実際に利用してもらい、その行動・発言から「ユーザ心理」と「Webサイトの課題」を見つける手法です。
ユーザーの視線を追える「アイトラッキング」などの装置を使ったテストが有名ですが、そのような装置を使わずとも実施できます。
Webマーケティングに役立つ情報
今回紹介したWebマーケティングに役立つサービス情報もございますのでぜひ、ご活用ください。
【特集】Webマーケティングを学ぶ厳選コンテンツ
【無料eBook】Webマーケの基本を徹底解説!
Webマーケティングからマーケティングを始めよう
Webマーケティングは、自社の商品・サービスが売れる仕組みを作るマーケティングの活動の中でも、比較的費用をかけずにはじめられる施策が揃っています。
最近の消費者は、スマートフォンやタブレットの普及もあり、商品やサービスを購入する前にWebサイトで情報を検索することが一般的になってきています。
自社の商品やサービスを選んでもらうためにも、Webサイトで情報を発信するだけでなく、ターゲットとする顧客に情報が届くよう、Webマーケティングの各種施策を取り入れていく必要があります。
Webマーケティングの施策を活用して、ターゲット顧客に自社の商品やサービスの情報が確実に届くようにしましょう。
Webマーケティングを学べるおすすめスクール3選
「基礎からWebマーケティングを学びたい!」というあなたは、Webマーケティングスクールでを利用しましょう。読者やネット上の無料情報では実践的なWebマーケティングスキルは身につけられません。
以下ではおすすめのスクールを3つ紹介しています。
DMM MARKETING WEBCAMP
DMM MARKETING WEBCAMPは、未経験から3ヶ月でWebマーケターを目指す養成スクールです。
東証一部上場のWebマーケティング企業がサポートするなど、実務に基づいたカリキュラムが用意されています。週1回六本木でのオフライン授業もありますが、フルリモートでの受講も可能なので、全国どこからでも参加できます。
さらに受講開始後20日間までは全額返金の対象なので、安心して申込みできます。
参考価格・費用
498,000円(税別)。月々24,000円/の分割払いも可。
デジプロ
デジプロは、実践的なweb広告スキルを学習できるサービスです。生徒1人1人につき現役マーケーターがサポートしてくれます。リスティング広告やfacebook広告など実際に広告運用も体験できます。
7日間の全額返金保証付きなので気軽に参加できます。
参考価格・費用
350,000円(税別)。月々20,000円✕24回の分割払いも可。
Wannabe Academy
Wannabe Academyは、卒業後の仕事紹介まで支援してくれる、webマーケターを目指せるスクールです。
授業は全てオンラインで完結するため、地方在住でも安心してwebマーケティングが学べます。特徴としては、他のwebマーケティングスクールよりも安価なので、申し込みしやすい点です。
参考価格・費用
授業料240,000円+入学金60,000円(税別)。月々20,000円(税抜)✕12回の分割払いも可。
ボクシルとは
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