LINC Biz botでチャットボットをかんたん導入・運用!評判、価格、機能を解説

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- LINC Biz botとは
- LINC Biz botの機能
- 導入に役立つ機能
- 運用に役立つ機能
- 外部連携・カスタム機能
- LINC Biz botの特長
- かんたん導入、かんたん運用改善
- サンプルチャットボットですぐに試せる
- LINC Biz bot開発背景
- 活用シーン
- カスタマーサポート
- 社内問い合わせ
- コールセンター
- 料金プラン
- ボクシルに寄せられたLINC Biz botの評判・口コミ
- LINC Biz bot
- 評判1:縮小したカスタマーサポートの足りないところを補える
- 評判2:FAQ作成が簡単にできる
- 導入事例
- シャープ株式会社の事例
- Dynabook株式会社の事例
- LINC Biz botでチャットボットを有効活用
LINC Biz botとは
LINC Biz botはITの知識がなくても簡単に導入できるチャットボットシステムです。シャープ株式会社のグループ会社である、株式会社AIoTクラウドが提供しています。
LINC Biz botを導入すると、問い合わせに対してシステムがあらかじめ定められたルールにもとづいて自動的に返答してくれます。
Excelベースで活用できるので、初心者でも比較的簡単にFAQの構築が可能です。カスタマーサポートや社内ヘルプデスクなど社内外を問わずさまざまな場面での活躍ができます。
シャープグループをはじめとして、さまざまな企業が導入しており、エンジニアの手を借りずとも顧客企業自身の手でムリなく運用・改善を続けられる手軽さに定評があります。
LINC Biz botの機能
LINC Biz botの機能には、次のようなものがあります。
導入に役立つ機能
導入に役立つ機能として、次のようなものが提供されています。
- FAQ作成:質問と回答をExcelのフォーマットに記入してインポートすることで、チャットボットを作成できる機能
- プレビュー:公開前にチャットボットの動作を事前確認できる機能
- 画面デザイン変更:チャットボット上の色やタイトルなどを変更できる機能
- 業種別テンプレート:総務部門向けのFAQサンプルを利用できる機能
- シナリオ分岐:質問に対し、条件分岐で適切な回答に誘導する機能
- ポップアップ表示:Webページにポップアップウィンドウ型のチャットボットを配置できる機能
このように、Excelフォーマットで簡単にFAQを構築できるほか、プレビューやテンプレートなど、チャットボットの導入を短期間ではじめられる機能が充実しています。
運用に役立つ機能
運用に役立つ機能として、次のようなものがあります。
- 管理ツール・ダッシュボード:各種設定や稼働状況の確認が可能な機能
- アンケート:アンケートを取得できる機能
- ログ取得:対話ログを取得し、FAQ改善に活用できる機能
- 改善レコメンド:対話ログやFAQデータを自動分析し、改善点を指摘してくれる機能
- 類似キーワード追加:類似語を登録し表現の揺れに対応できる機能
表現の揺らぎや類義語に事前に対応しているため、手間をかけずに運用が可能です。また、改善レコメンド機能でアドバイスに従って改善を簡単に行えるため、ITに詳しくない担当者でも、自身で容易に改善やメンテナンスを行えます。
外部連携・カスタム機能
ニーズや目的に合わせて活用ができる、次のような外部連携やカスタム機能も提供されています。
- LINE連携・LINE Biz連携:LINEや各種チャットアプリなどと連携できる機能
- 有人引継ぎ:オペレーターへの有人対応に切り替えが可能な機能
- 音声自動応答との連携:IVRと連携し、自動応答で受付、チャットボットで情報入力が可能な機能
- IP制限機能:社内利用にIPアドレスで利用可否を制限できる機能
- 多言語対応:日本語のほか、英語・中国語に対応が可能
このように、有人引継ぎや音声自動応答との連携、多言語対応などの機能が搭載されているため、さまざまな状況に対応が可能です。
LINC Biz botの特長
LINC Biz botの特長は簡単に導入・運用改善ができる点、業種別のサンプルFAQが充実しているので初心者でも効果的なチャットボットを作りやすい点にあります。
かんたん導入、かんたん運用改善
LINC Biz botは、使い慣れたExcelでQ&A管理できるため容易に導入でき、精度向上のポイントを自動で通知されるため、運用・改善が簡単に行えます。
導入に必要な作業は、質問文と回答文の対をExcelの指定フォーマットにまとめるだけです。まとめたExcelシートを管理ツールにアップロードして、チャットボットを設置したいWebページに指定のタグを挿入すれば導入が完了します。
Q&Aデータや会話履歴を分析して改善点をお知らせしてくれる「改善レコメンド」機能により、担当者が改善点を把握しながら自身でも手軽に精度向上できるところが他社にはない優位点です。さらに、プレミアムプランの場合は、要望に応じて、導入や運用のサポートを行ってもらえます。
サンプルチャットボットですぐに試せる
LINC Biz botは業種別のFAQサンプルが用意されているため、あらかじめFAQが作成されていなくても、どのような機能があるかすぐに試せます。
通常チャットボット導入時には、FAQデータの用意が必要です。しかし、LINC Biz botで用意されているサンプルを利用することによって、すぐにチャットボットを試せるので導入の検討がしやすくなります。
ライトプランであれば、全機能を試せる30日間の無料トライアル期間もあります。そのため、サンプルFAQとセットで活用することにより、そもそもチャットボットが顧客ロイヤリティに寄与するのか、社内の業務効率改善に貢献するのかなど事前に検証が可能です。
LINC Biz bot開発背景
LINC Biz botの「かんたん導入、かんたん運用改善」の特長は、シャープのコールセンターでの長年のノウハウによって生まれました。
シャープのコールセンターでは、以前より定型的なお問い合わせに人手を要しており、効率よく顧客に回答できないかといった課題を抱えていました。そこでさまざまなチャットボットの導入を試みます。すると、汎用AI型のチャットボットは高精度だが調整に時間と専門的知識が必要である、またルールベース型のチャットボットは手軽にはじめられコストも低いが、精度が十分なものでないとわかりました。
このような経験のもと、高い精度で簡単に利用できるチャットボットを自社で開発することとなります。シャープグループ内での導入・運用を行うことで、現場の課題に対してサービスの改善を繰り返し、機能の拡充が可能となりました。
活用シーン
LINC Biz botは、たとえば社内ヘルプデスクやカスタマーセンターなどの部署の効率化、24時間/365日即時対応によるCS向上をご検討中の企業に向いています。
とくにすでにFAQを整備している企業はそれをExcelに落とし込むだけなので導入も簡単です。また、すでにチャットボットを導入していても操作が高度すぎて機能を持て余している企業にとっても、LINC Biz botは特別な知識が不要で簡単に利用できるため、活用改善の効果が期待できます。
カスタマーサポート
FAQに顧客からの定型的な質問を掲載しても問い合わせが減らない企業は、導入を検討してみるとよいでしょう。
よくある質問をそのままLINC Biz botによってチャットボット化することによって、FAQを読もうとしないユーザーを自然と既存の説明ページやマニュアルに誘導できます。それにより手間が削減できるほか、気軽にユーザーが問い合わせできるので、ニーズや問い合わせ傾向の把握も容易になります。
社内問い合わせ
社内からの定型的な質問に時間をとられている総務や人事、IT部門にとってもLINC Biz botは有効なツールです。社員からの定型的な質問に自動回答できるようにすることによって業務負担を軽減できます。
ExcelベースでFAQを運用・改善するので、IT知識のない担当者であっても社内からの問い合わせをもとに簡単にQAを追加したり、内容を修正・更新したりできます。そのため、常に精度の高い状態でチャットボットの運用が可能です。とくに頻繁にFAQを更新しなければならない職場には適用しやすいツールです。
コールセンター
LINC Biz botでは「電話」×「チャットボット」の組み合わせによって効率的な顧客対応が可能です。運営会社であるAIoTクラウド社はチャットボットだけではなく、音声自動対応(IVR)による接客ソリューションも保有しています。
プレミアムプランでは電話自動対応で受付を実施、情報入力はチャットボット、チャットボットで処理できない案件は有人チャットや電話に引継ぎをするといった、柔軟なオペレーションが可能となります。
完全にはFAQやチャットボットで置き換えられないコールセンターのような部署であっても、LINC Biz botを活用することによって業務効率化、コスト削減が可能です。
料金プラン
LINC Biz botの料金プランは、ライトプランとプレミアムプランの2種類が用意されていて、違いは次の表のとおりです。
ライトプラン | プレミアムプラン | |
---|---|---|
初期設定費 | 55,000円 | 別途お見積り |
月額費用 | 55,000円/月(申し込み月は無料) | 別途お見積り |
FAQ&シナリオ分岐 | ○ | ○ |
FAQ数 | 200 | 2,000(最大) |
ボット数 | 1 | 20(最大) |
対応言語 | 日本語 | 多言語対応 |
ポップアップ表示 | ○ | ○ |
有人引継ぎ* | ○(対応予定) | ○ |
プレビュー機能 | ○ | ○ |
お知らせ機能 | ○ | ○ |
管理者アカウント数 | 1 | カスタム |
ログ取得 | 直近1週間 | カスタム |
改善レコメンド | ○ | ○ |
サポート | ○(仕様・機能に関するお問い合わせ) | ○ |
導入サポート | - | ○ |
定期レポート | - | ○ |
個別カスタマイズ | - | ○ |
※有人引継ぎには別途料金がかかることもあります
ライトプランでもチャットボットとして十分な機能があるものの、FAQ数やボット数がプレミアムプランと比較すると1桁少ない点には注意が必要です。また、実際にLINC Biz botを試しに使ってみたい方には、ライトプランで30日間の無料トライアルが設定されています。
ボクシルに寄せられたLINC Biz botの評判・口コミ
ボクシルでは、実際に導入して使用した企業からの評判や口コミを掲載しています。そこからピックアップして紹介していきます。
LINC Biz bot - シャープ株式会社
評判1:縮小したカスタマーサポートの足りないところを補える
このように、「規模を縮小してもサポートが手薄になることがなく、隙のないカスタマーサポートを実現できた」「構築も比較的簡単にできる」といった評判があがっています。この口コミから、LINC Biz botの導入により、人員や手間を削減しつつもCS向上の実現につながっていることがわかります。
評判2:FAQ作成が簡単にできる
このように、「ExcelにFAQをまとめて簡単に作成でき、操作に迷うことがほとんどない」といった評判も見られました。ここから、LINC Biz botの特長の一つである簡単に操作ができる点に、ユーザーがメリットを感じていることがわかります。
導入事例
LINC Biz botを運営する株式会社AIoTクラウドは、シャープの子会社として分社化されたこともあって、シャープグループの企業の導入事例が数多く存在します。シャープおよびDynabookの導入事例について紹介します。
シャープ株式会社の事例
導入部署:お客さまご相談窓口
高機能化するシャープ製品に対し、顧客が気軽にお問い合わせでき、的確な情報提供ができるサービスを目指して、シャープではチャットボットを導入しました。
液晶テレビAQUOSから導入を開始し、利用状況を分析しながら精度向上を図り、現在ではエアコン、冷蔵庫など合計11品種向けにサービスを展開しています。
お問い合わせに対して、「よくあるご質問」や「故障診断ナビ」などの既存コンテンツの「答え」に誘導してくれるので、顧客の困りごとを素早く解決できるようになりました。さらに、電話受付時間外のお問い合わせにも数多く対応し、LINC Biz botは顧客満足度向上に寄与しています。
Dynabook株式会社の事例
導入部署:Dynabook サービスサポート
Dynabookでは、ひとりでも多くの顧客に満足いただけるサポートを目指す中、より確実にスピーディーに、わかりやすいサービス提供を目的としてLINC Biz botを導入しました。
電話やメールによるサポート以外に、サポートを強化するかつ、顧客にとって利便性を高められるものは何かを考えた際、チャットボットの導入を検討しました。
主に、電話お問い合わせの混雑時や営業時間外の際に、チャットボットは対話形式であるため、顧客の困りごともわかりやすく的確に導けてサポートにおけるCS向上に大きく寄与しています。
LINC Biz botでチャットボットを有効活用
LINC Biz botは簡単に導入、運用改善ができるチャットボットツールです。Excelベースで質問を追加、修正、削除などができるので、専門的な知識がない担当者であっても簡単に運用できます。
カスタマーサポート、社内問い合わせなどさまざまなシーンでの活躍ができます。IVRによる接客ソリューションを活用して、コールセンターで人間のスタッフとチャットボットシステムが協働して顧客対応を行うことも可能です。
導入についての問い合わせや資料請求をしたい場合は、公式サイトから問い合わせましょう。
問い合わせ先:LINC Biz サービス
LINC Biz botをさらに知りたい方は、次の資料をダウンロードして参照ください。
