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チャットボットの有名企業!開発・提供している大手企業・おすすめサービス

最終更新日:(記事の情報は現在から59日前のものです)
チャットボットの開発・提供をしている企業は、世界中に数多く存在しますが、そのなかでも大手のサービスを比較します。多くの企業から選ばれているチャットボットを導入したい方はぜひ参考にしてください。

チャットボットのベンダーが提供するチャットボットの種類

チャットボットは、Webサイトやアプリなどで利用され、カスタマーサポートやマーケティング、教育などのさまざまな目的に活用されています。

チャットボットの大手企業が開発するサービスは、多くのユーザーが利用していることや、信頼できること、実績が豊富なことなどメリットが多くあります。

チャットボットの導入を検討している場合は、サービスの分類について知っておきましょう。チャットボットのタイプは、大きく分けて次の3つのタイプに分類できます。

  • 非AI搭載型
  • 自社開発型
  • 他社OEM型

非AI搭載型

シナリオ型とも呼ばれるチャットボットのタイプです。AIを使用せず、あらかじめシナリオを入力して、応答パターンを作成するチャットボットです。

ユーザーの入力に対して、選択肢やボタンなどのガイドを表示し、ユーザーが回答を選ぶことで、会話を進めていきます。シンプルなやりとりやある程度、問い合わせ内容が決まっている場合に向いています。

また、AIを使っていないことでコストを抑えられるため、予算が限られている場合におすすめです。

自社開発AI

自社開発AIのチャットボットは、企業が独自に開発したAIエンジンを用いたチャットボットです。

自社で開発したシステムのため、業界や顧客に合わせた用語や特有の要件に合わせた仕様、社内システムとの統合など、カスタマイズした状態で運用を開始できる点が魅力です。

他社OEM

他社OEMのチャットボットは、自社のAIエンジンを持たず、他の企業が提供するAIエンジンを導入し、既存の⁨⁩プラットフォームで自社ブランドとして提供するチャットボットです。

開発コストを抑えられていることで、比較的安価で手軽に導入できます。ただし、カスタマイズに関しては、開発した企業に依存するため自由に行えません。

チャットボットの機能による分類

チャットボットは、AIの搭載有無によって、AIの学習データをもとに質問へ回答する「AI型」と、あらかじめ設定したシナリオにしたがって回答する「非AI搭載型(シナリオ型)」に分けられます。

さらに、これらは機能別に次の5つのタイプに分類できます。

  • 選択肢型チャットボット
  • 雑談型チャットボット
  • FAQ型チャットボット
  • 処理代行型チャットボット
  • 配信型チャットボット

選択肢型チャットボット

選択肢型は、ユーザーからの質問に対して選択肢を提示し、そこからユーザーが該当するものを選ぶことで回答にたどりつけるタイプのチャットボットです。

ユーザーは「提示された選択肢から選ぶだけ」といった簡単な操作でスムーズにやり取りできるのが特徴です。また、あらかじめ設計したシナリオをもとに会話を進めるため、複雑な処理が必要なく低コストで導入できるほか、用意されたシナリオに沿って会話を進めるため誤った回答の提示を防げるメリットもあります。

ただし、事前に回答を登録する必要があり、選択肢を用意しきれなくなる可能性があるため、さまざまな種類の問い合わせに対応するには向いていません。逆に、よくある質問のようにあらかじめ想定できる限定的な質問の回答には最適なタイプといえるでしょう。

雑談型チャットボット

雑談型チャットボットは、ユーザーとの会話を目的としたタイプのチャットボットです。

多くの場合AIが搭載されており、人と会話しているように自然なコミュニケーションが可能になります。代表例としては、日本マイクロソフトが開発したAIの「りんな」が有名です。

雑談型は質問に回答するのではなく、ユーザーと会話を続けることで顧客の声を集め、商品やサービスの品質向上やブランディングに役立てる目的で活用されています。

ユーザーは雑談を通して商品やサービスについて理解できるため、イメージアップやファンの形成、商品やサービスの購入につながる可能性があります。

FAQ型チャットボット

FAQ型は、ユーザーからの質問に対し、蓄積されたデータから適切な返答をするチャットボットです。

FAQ型は仕組みにより、「辞書型(シナリオ型)」「AI型」に分けられます。辞書型は、ユーザーが入力した単語をもとに回答する仕組みで、回答を事前に登録することで登録したデータの範囲内での対応が可能になります。予測可能な質問が中心であれば、辞書型チャットボットの導入が向いているでしょう。

AI型は、ユーザーとの会話データを学習し、それをもとに質問に含まれるキーワードから適切な回答をしてくれます。データの蓄積に応じて精度が向上するため、使用するごとに解決率を高められるのが特徴です。

処理代行型チャットボット

処理代行型は、ユーザーとの会話から提供された情報をもとに、予約や受注などのシステム処理を代行するタイプのチャットボットです。

作業をチャットボットが代行してくれるため、手間がかかる作業は不要になり、組織の生産性アップやユーザー体験の向上につなげられるのがメリットです。

具体的な活用事例としては、配送業では「ユーザーがLINEでお問い合わせ番号を入力し荷物の追跡をする」、「LINEで再配達依頼を行う」などの方法で活用されています。他にも、飲食店の予約やフードデリバリーサービスの受注、社内向けにミーティングのスケジュール確認や会議室の予約の処理など、さまざまな用途で活用されています。

配信型チャットボット

配信型は、あらかじめ設定したタイミングで情報発信を行うタイプのチャットボットです。メールマガジンのような活用の仕方ですが、チャットによりリアルタイムで情報を発信できるため、ユーザーに親近感を抱いてもらいやすいのがメリットです。

たとえば「新商品やキャンペーンの告知」「セール情報やクーポン情報などの配信」「ECサイトでの商品発送や配送日の通知」などの活用がされています。

一斉に対象者に配信できるため、社内向けのツールとしても導入されており、カレンダーツールと連携してミーティングのリマインドをするといった方法で活用されています。

チャットボットの導入メリット

チャットボットの導入には、次のようなメリットがあります。

  • 有人対応が必要な問い合わせの削減
  • 顧客満足度の向上
  • コンバージョン率の向上

有人対応が必要な問い合わせの削減

チャットボットの導入により、問い合わせ対応を自動化し、有人対応が必要な件数を削減できます。

たとえば、問い合わせが多い企業では、定型的な質問にAIが対応しAIで対応できない質問には有人で対応するといった活用の仕方をすることで、有人対応の件数を大きく削減できるでしょう。

ユーザーからの問い合わせには、似たような内容のものが多いです。そのため、よくある問い合わせへの対応をチャットボットで自動化すれば、対応に必要な人員を減らして他の業務へ人員を割け、コスト削減効果を得られます。

顧客満足度の向上

顧客満足度の向上も、チャットボット導入で得られるメリットの1つです。

チャットボットの導入で問い合わせ対応を自動化すれば、24時間365日いつでもユーザーに回答を返せるようになります。そのため、ユーザーが抱えている問題や不明点をいつでも迅速に解決できるようになります。スタッフが出勤しなくても対応が可能なため、低コストで顧客満足度の向上を実現できるでしょう。

また、チャットボットには、ユーザーが気軽に質問できるメリットもあります。問い合わせの窓口が電話やメールのみの場合、ユーザーは問い合わせを面倒に感じて離脱してしまうこともあるでしょう。しかし、チャットボットであれば好きなタイミングで気軽に会話ができるため、問い合わせへのハードルを下げられ、離脱防止につながります。

コンバージョン率の向上

チャットボットを導入すれば、ユーザーとの接点を増やすことにつながり、コンバージョン率の向上や最大化が期待できます。

コンバージョンとは、購入や申し込みなど、Webサイトで獲得できる最終的な成果のことです。たとえば、Webサイトにチャットボットの質問窓口を設置し、ユーザーに話しかけて接客することで、ユーザーがどのような情報を求めているかのニーズを把握できるようになります。

また、ユーザーは会話を通じてサービスのことを理解でき、結果的に購入の意思決定につながりやすくなる効果も期待できます。

チャットボットを提供する大手企業【海外企業】

海外の大手企業が提供するチャットボットサービスの代表例を紹介します。

ChatGPT - OpenAI

ChatGPTは、ユーザーの入力に対して、GPT-3がリアルタイムに回答を生成するチャットボットです。幅広いトピックに対応できるだけでなく、ユーザーの感情や人格に合わせて、会話のトーンやスタイルも変えられます。

さらに、表計算ソフトの関数の記述やプログラミング言語の記述なども行え、さまざまなビジネスシーンやツールで導入されています。

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Gemini - Google

以前はBardの名で実験的にサービス提供されていたものが、Geminiに変更され、Google最新のマルチモーダル生成AIモデルとして本格的に提供を開始しました。

テキストのほか、音声や画像・動画・コードを組み合わせた操作が可能で、画像認識からテキスト生成や、テキストから音声生成ができます。

チャットボットの有名企業

国内の大手企業が提供する有名チャットボットサービスの代表例を紹介します。

ChatPlus(チャットプラス) - チャットプラス株式会社

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BOXIL SaaSセクション | BOXIL SaaS AWARD 2024
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ChatPlus(チャットプラス)は、Webサイトやアプリに簡単に導入できるチャットボットで、リード獲得やコンバージョン率の向上などに活用できます。

生成AIはもちろん、シナリオ型や有人チャットにも対応しており、目的に合わせたチャットボットを導入できます。

COTOHA Chat&FAQ

COTOHA Chat&FAQは、同社が開発したAIエンジン「COTOHA」を用いたチャットボットサービスです。Webサイトやアプリに簡単に導入できるチャットボットで、カスタマーサポートやFAQの回答などに活用が可能です。

日本語の自然言語処理に特化したAIエンジンで、文脈やニュアンスを理解し、自然で丁寧な回答を提供します。COTOHA Chat&FAQは、現在、多くの企業や団体に利用されています。

sAI Chatは、導入時から高精度の回答を生成できる高性能AIと使いやすさが特徴のチャットボットです。手厚い運用サポートがあり、はじめての導入でも安心です。

対応履歴はチケットでステータスやカテゴリ、利用日時などを管理できデータとして残せるため、分析や改善の際に活用できます。

チャットディーラー - 株式会社ラクス

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チャットディーラーは、Webページにコードを貼りつけるだけで導入できる手軽な社内向けのAIチャットボットです。

社内問い合わせの業務負担や、FAQやナレッジの不足、属人化などの課題を解消します。学習済みのAIを搭載するため、運用に乗せられるまでの期間を短縮化できます。

専属の担当者によるサポート体制で、導入時に効果の出やすい設定方法の提案はもちろん、運用中のデータ分析による改善提案も可能です。

WisTalk - パナソニックソリューションテクノロジー株式会社

WisTalkは、ICT・IOT技術やAI・アナリティクス技術、現場知見の3つを掛け合わせたサービスの提供企業による、社内向けのAIチャットボットです。

人事、総務、経理などで頻出するワードを網羅したAIエンジンの搭載により、社内の問い合わせ対応の負担軽減や属人化の解消に寄与します。


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チャットボットツール比較表

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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

チャットボットサービス会社の選び方

チャットボットを開発・提供しているサービス会社の検討にあたり、次のことに気をつけて選んでください。

サポート体制

チャットボット導入時の設置方法や、運用中のサポート体制の種類などを事前に確認しておきましょう。たとえば、専任の担当者によるサポート体制がある場合は、運用中の分析や改善提案、提供会社独自のノウハウをもとにした提案などを行ってくれるでしょう。

また、定期的なチャットボットに関する勉強会を開催しているサービスもあります。社内のITリテラシーや知識に合わせて必要なサポートがあるかを確認しましょう。

提案力・コミュニケーション力

チャットボットは、導入して終わりではありません。課題に対してどのようにチャットボットを使うとよいかや、どのようなアプローチがよいかなどの提案をしてくれるサービスであれば、導入時もスムーズで運用中も効果につながりやすいでしょう。

また日ごろからコミュニケーションが取りやすい環境であれば、疑問や設定のコツなどを質問しやすいでしょう。ほかにも、レポート提出での改善提案があるかも重要です。

カスタマイズ性

独自の要件や仕様に合わせたカスタマイズが必要な場合は、どこまで対応できるのかを確認しておきましょう。

また、カスタマイズや開発は規模によって別途費用が必要となるケースもあります。カスタマイズの範囲と費用を合わせて確認しましょう。

チャットボットサービスは自社に合うもの選んで導入効果を高めよう

チャットボットサービスは、非AI搭載型、自社開発AI、他社OEMの3つのタイプに分類が可能です。海外の大手企業では、OpenAIやGoogleなどが、高度なAI技術が用いられたチャットボットサービスを提供しています。

国内の大手企業でも自社開発のAIエンジンの提供や、チャットボットサービスを提供する会社が多くあります。

課題や需要に合うサービスを選び、業務改善につなげましょう。チャットボットサービスは、機能や特徴がサービスによりさまざまです。必要な機能を洗い出し、費用やサポートなど、自社に合うものを比較検討して選ぶことをおすすめします。

\料金や機能を資料で比較する!/

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