チャットボットのシェア・市場規模を解説!一番選ばれている人気サービスは?
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チャットボットの市場規模
BOXIL編集部が2024年2月に実施した調査をもとに、チャットボットの市場規模を算出※1しました。2023年のSaaS型チャットボットの市場規模は、およそ299.5億円だと算定できます。また、導入を検討しているユーザーの動向や導入予定時期をもとに算出すると、2024年の市場規模は393.3億円に到達する見込みで、2025年の市場規模は510.8億円に成長すると予測※できます。
※1 調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに、1社あたりの利用金額と法人数から算定
※2 同調査の導入時期と導入予定時期から算定
チャットボット市場の成長率は?
同調査では、まだチャットボットを導入・利用していないWEBマーケティング業務担当者に対して、導入予定も調査しました。その結果、「時期は未定だが利用検討中」というユーザーが20%を超えました。
導入予定時期 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
時期は未定だが利用検討中 | 30 | 21.6% |
半年以内には利用開始予定 | 2 | 1.4% |
1年以内には利用開始予定 | 3 | 2.2% |
2年以内には利用開始予定 | 3 | 2.2% |
現時点では未定・利用予定はない | 101 | 72.7% |
チャットボット市場の成長の要因としては、AI技術の進化による精度の向上や問い合わせ業務効率化へのニーズ、顧客サービスの充実、リモートワークの増加に伴う社内用チャットボットの活用などが挙げられます。
ECや飲食業、金融業などのチャットボットとの親和性が高い業界での導入が進んでいます。また、近年ではChatGPTをはじめAIチャットの普及からチャットに対するハードルが下がり、チャットによる問い合わせが増えると想定されることから、2024年以降はAIチャットボットの導入がさらに本格的に進むでしょう。
チャットボットのシェア率
BOXILが実施したチャットボットの利用ユーザー47人を対象にしたSaaSの利用実態調査※によると、チャットボットのシェア率は、Google Chatを活用したチャットボットがトップで6.4%でした。次点でChatGPTを活用したチャットボット、ChatPlus(チャットプラス)、LINE公式アカウントが4.3%と続いています。PKSHA Chatbotを利用している企業もいるようです。
また、ブランド体験向上をテーマに開発されているBOTCHAN AI、ホテル・旅館向けチャットボットのtalkappiといった、特定の用途や目的を実現するためのチャットボットも利用されています。
※調査期間 2024年2月16日〜2月27日 スマートキャンプで実施した「SaaSの利用実態調査」をもとに集計
シェア率とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック
シェア率だけでなく、各チャットボットの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。チャットボットの口コミランキングもあわせて参考にしてください。
ここからは、シェア率の高いチャットボットはなぜ選ばれているのか、チャットボットに特化したSaaSに絞ってBOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
ChatPlus(チャットプラス) - チャットプラス株式会社
- あらゆる業態・業種に対応
- サイトになじむデザインに編集可能
- Excelでチャットボットのルールを簡単管理
ChatPlus(チャットプラス)が選ばれている理由としては、とくに費用の安さが挙げられます。最も安いプランは月額1,500円から利用でき、高コストパフォーマンスな点が評価につながっています。
その他にも、問い合わせやコンバージョン件数の増加につながっているといった口コミもあり、問い合わせ業務の削減や効率化だけでなく、売上向上のためにも活用できます。シンプルなチャットボットの対応から、辞書機能やAIチャットボットなどの高度な機能まで利用可能です。
LINE公式アカウント - LINEヤフー株式会社
- 多くのLINEユーザーにアプローチできる
- 質問や問い合わせへの対応にも活用可能
- Messaging APIで独自のチャットボットも
LINE公式アカウント選ばれている理由としては、LINEを利用するユーザー数が多く、慣れ親しんだUIのため問い合わせがしやすい点が挙げられます。
LINE公式アカウントでは特定のキーワードや一律応答などが利用できますが、Messaging APIを利用して独自のチャットボットを構築し、問い合わせや顧客対応を効率化可能です。
PKSHA Chatbot - 株式会社PKSHA Communication
- 金融系を中心に導入されるチャットボット
- 数行のタグを埋め込むだけで利用できる
- 自社開発AIエンジンによって日本語精度を向上
PKSHA Chatbotが選ばれている理由としては、自然かつ高品質な対話が挙げられます。累計3億回のやり取りから学習した辞書データを搭載しているため、少ない学習データでもユーザーが求める回答をしてくれます。
Office365やRPAなどとの連携により、会議室予約在籍証明書発行などのバックオフィス業務にも活用できる点が魅力です。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
チャットボットを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。