プロジェクト管理ツールのシェア・市場規模 一番選ばれている人気サービスはクラウドログ
プロジェクト管理・工数管理のツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
⇒【料金・機能比較表つき】プロジェクト管理・工数管理のツールの資料をダウンロードする(無料)
目次を閉じる
プロジェクト管理ツールのシェア率

プロジェクト管理ツールの導入に携わった1,825人を対象にBOXILが独自アンケート※1を実施し、導入したプロジェクト管理ツールを尋ねました。
シェアが最も多かったのは、クラウドログで13.21%。その後にOracle NetSuiteが8.33%、CrewWorksが7.67%、Asanaが7.07%、Backlog(バックログ)が6.47%と続きます。これら5社で全体の42.75%を占めていました。
※調査概要:インターネット調査にてプロジェクト管理ツールの導入に携わった全国20〜60代の1,508人へ実施。本調査の期間は2025年4月10日〜12日。本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しており、合計が100%にならない場合がある
各社の比較を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
シェア率とあわせて口コミ・ユーザー満足度もチェック
シェア率だけでなく、各プロジェクト管理ツールの口コミやユーザー満足度、導入事例を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。プロジェクト管理ツールの口コミランキングもあわせて参考にしてください。
⇒【特典比較表つき】プロジェクト管理・工数管理ツール各社の資料を一括でダウンロードする(無料)

プロジェクト管理ツールの市場規模
株式会社富士キメラ総研が2022年に発表したレポート※1によると、プロジェクト管理ツールの市場規模は2021年度時点で約106.5億円という調査結果が出ています。その内訳としては、パッケージ型が47億円、SaaS型が59.5億円となっています。
2026年度には約166億円規模に成長すると見込まれています。
※1 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
プロジェクト管理ツール市場の成長率は?
同レポートによると、プロジェクト管理ツール市場は毎年9.3%程度成長を続けると予測されています※2。
プロジェクト管理ツール市場の成長の要因としては、業務の進捗管理やプロジェクトの全体把握によるコスト削減・業務効率化を目的として拡大してきた点が挙げられます。
また、近年では労働人口の減少に伴う作業効率化のニーズの高まりや、働き方改革の推進による時間管理の重要性が増し、導入が進んでいることも要因の一つです。
その他、国内でテレワークを導入する企業が増加し、現場作業が多い工場や建設現場などでも業務のデジタル化が進み、場所を問わず利用可能なSaaS型の導入が増えています。
※2 出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2022年版」
シェアだけを参考にプロジェクト管理ツールを選定すると、機能不足や予算超過で導入に失敗するリスクがあります。失敗を避けるために各社の機能と料金、実績をサービス資料で把握しておきましょう。
⇒【特典比較表つき】プロジェクト管理・工数管理ツール各社の資料を一括でダウンロードする(無料)
プロジェクト管理ツール シェア率TOP5の口コミ・満足度
シェア率だけでなく、各サービスの口コミやユーザー満足度を確認しておくことで、自社にあったサービス選びができるようになります。プロジェクト管理ツールの比較表もあわせて参考にしてください。
【特典比較表つき】『プロジェクト管理・工数管理の資料11選』 はこちら⇒無料ダウンロード
| サービス | 選ばれている理由 | おすすめの企業 |
|---|---|---|
| クラウドログ |
・カレンダー連携で工数入力が1日1分 ・自動集計とクロス集計でレポート作成時間を大幅削減 ・プロジェクトごとの収支をリアルタイムで可視化 |
・工数管理の精緻化を目指す企業 ・収支管理を重視する企業 ・Excel/マクロから脱却したい企業 |
| Oracle NetSuite |
・受注から財務まで一貫管理できるERP ・リアルタイムでのデータ統合と可視化 ・グローバル対応(多言語・多通貨) |
・グローバル展開している企業 ・複数拠点のデータを統合したい企業 ・財務会計との連携を重視する企業 |
| CrewWorks |
・チャット・ファイル共有・Web会議が統合 ・情報が自然と構造化され分散しない ・タスクごとに専用チャットルームで整理 |
・コミュニケーションツールとプロジェクト管理を統合したい企業 ・情報の分散を防ぎたい企業 |
| Asana |
・タスク可視化で抜け漏れ・重複を防止 ・直感的UIと柔軟なビュー切り替え ・全社統一ツールとして標準化しやすい ・100以上の外部ツールと連携可能 |
・全社でタスク管理を統一したい企業 ・リモートワーク中心の企業 ・部門間の連携を強化したい企業 |
| Backlog |
・課題登録だけでガントチャート自動生成 ・直感的UIでITリテラシー問わず使える ・情報の一元管理とログの蓄積 ・スペース課金制でユーザー数無制限 |
・初めてプロジェクト管理ツールを導入する企業 ・開発チーム ・マルチベンダー環境で協業する企業 |
ここからは、シェア率の高いプロジェクト管理ツールはなぜ選ばれているのか、BOXILに寄せられた口コミやサービスの特徴をもとに解説します。
※口コミは2024年1月から2025年10月までのデータをもとに集計しています。そのため、現在はすでに解消されている改善点も含まれている場合があります。気になる点がある場合は、公式資料をご確認いただくか、ベンダーへのお問い合わせをおすすめします。
- GoogleカレンダーやOutlookとの連携で工数入力が簡単・効率的
- 自動集計機能でレポート作成時間を大幅に削減
- クロス集計による高度なデータ分析が可能
- Excel/マクロからの脱却で入力ミスを削減
- プロジェクトごとの収支やリソースをリアルタイムで可視化
- 工数管理のブラックボックス化を解消
- 他社サービスと比較して価格が高いと感じる場合がある
- アカウント数の刻みが50単位で、小規模企業には調整しづらい
- プロジェクト・工程マスタのデータ登録が複雑
- 一括修正機能やタイムシート仕様に改善の余地
クラウドログは、工数管理に特化したプロジェクト管理ツールで、Excelやマクロからの脱却と工数管理のブラックボックス化を解消できる点が高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、カレンダー連携による圧倒的な入力効率の良さです。GoogleカレンダーやOutlookと連携し、普段使い慣れたカレンダー上から直感的に工数入力ができ、日々の工数入力を1日わずか1分で完了できます。過去日の複製機能やパターン登録により入力ミスも削減されます。
また、自動集計とクロス集計機能も支持される理由です。これまで月末に費やしていた集計作業が不要となり、案件単位での細かい分析や経営陣それぞれの要望に合わせたレポートのカスタマイズが可能です。
さらに、プロジェクトごとの稼働時間と収支をリアルタイムで可視化し、各営業所ごとにブラックボックス化していた業務進行や作業負荷を全体で把握できるため、最適な人員配置や工数削減に向けた施策展開を実現。「勤怠と工数の一致」「監査対策」「損益管理」など企業のさまざまな課題解決に貢献し、シェア率No.1の座を獲得しています。
Oracle NetSuite - 日本オラクル株式会社
- リアルタイムでのデータ集約・更新・分析が可能
- 受注管理から生産管理、財務まで一貫管理できるERP機能
- グローバル対応(多言語・多通貨・為替レート対応)
- ダッシュボード機能で経営状況を視覚的に把握
- 各拠点・部門のデータ分断を解消し一元管理を実現
- 高いカスタマイズ性・拡張性
- Oracle社製の高い信頼性
- CSV、Excelなどの多様な外部出力機能
- 日本語マニュアルの充実度に改善の余地
- 翻訳精度の向上を望む声がある
- モバイルアプリとの連携強化の要望
Oracle NetSuiteは、受注管理から生産管理、財務まで一貫管理できるクラウド型ERPシステムとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、リアルタイムでのデータ統合と可視化です。これまで各拠点や部門で個別に管理されていたデータがクラウド上で統合され、プロジェクトごとの収支を一目で確認できるダッシュボード機能により、経営判断のスピードが大幅に向上します。リアルタイムで更新される財務データをもとに迅速な意思決定が可能になる点が支持されています。
また、グローバル展開企業に最適な点も選ばれる理由です。世界中の言語や通貨・為替レートに対応しており、「以前は各国がそれぞれ別のシステムを利用していたので一貫性がなかった」という課題を解決。海外拠点との会計統合もリアルタイムで実現でき、数か国で展開する企業にとって大きなメリットがあります。
さらに、マーケティングや商談・顧客管理などのフロントオフィスから、財務会計などのバックオフィスまで、経営に必要なすべての業務アプリケーションが1つのソフトウェアに統合されており、プロジェクト活動と財務会計をリンクさせた管理が可能。高いカスタマイズ性により各業務に最適化された機能に拡張でき、Oracle社製の信頼性とあわせて、幅広い業種で導入が進んでいます。
CrewWorks - テクノ・マインド株式会社
CrewWorksは、プロジェクト管理、ビジネスチャット、ファイル共有、Web会議などの機能が1つに統合されたビジネスコミュニケーションツールです。このツールの特徴は、タスクにはタスク専用のチャットルーム、会議には会議専用のチャットルームが用意されており、会話が話題ごとに自然と整理される点にあります。これにより、会話が入り乱れてわかりにくくなるという従来のチャットツールの課題を解決し、会話の全体像を把握しやすくなっています。
プロジェクト管理においては、わかりやすい表示と直感的な操作を実現し、長期にわたるプロジェクトでもストレスなく管理できる設計になっています。WBSによる作業の明確化、ガントチャートによるタスクと期限・依存関係の可視化、EVM・ESM分析によるコストとスケジュール管理など、高度なプロジェクト管理機能を備えています。さらに、簡単な画面で工数を記録する機能も搭載しています。
CrewWorksの最大の強みは、統合ツールとしての特性を活かし、情報の分散を防いでいる点です。タスクとそのタスクについて議論したチャット、Web会議の録画や議事録など、関連する情報が自然と構造化されるため、後から見返したり引き継いだりする際にも時間と手間をかけずに簡単に行うことができ、自然なナレッジ活用を実現しています。
Asana - 双日テックイノベーション(販売代理店) - 双日テックイノベーション株式会社
- タスクとプロジェクトの可視化で抜け漏れ・重複を防止
- リアルタイムでの進捗状況共有とボトルネックの早期発見
- 直感的なUIと柔軟なビュー切り替え(カンバン、ガントチャート、リスト、タイムライン)
- コメント機能により情報がタスク単位で集約され分散しない
- 全社統一ツールとして標準化でき、部門異動時も操作に困らない
- Slackなど100以上の外部ツールと連携可能
- テンプレート機能で定期業務を簡略化
- 無料プランでも十分活用できる
- 初期設定がやや複雑
- タスクが増えすぎると見づらくなる場合がある
- 通知が多すぎると感じることがある
- 使いこなすには慣れが必要
Asanaは、Excelやメールでのタスク管理から脱却し、チーム全体での可視化と情報共有を実現するツールとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、タスクの可視化による抜け漏れ・重複の防止です。「誰が何をいつまでにやるのか」が明確になり、リアルタイムで進捗状況を把握できるため、ボトルネックを早期に発見し迅速に対応できます。Excel管理では「更新漏れや認識齟齬が発生していた」という課題が、Asana導入後はタスクの抜け漏れや重複が激減したとの声が多数寄せられています。
また、コメント機能による情報の一元化も支持される理由です。「以前はタスクの依頼・進捗確認・修正要望がメールやチャットに分散していた」状況から、タスク単位でコメントやファイルが集約されるため、情報の分散が起きず確認漏れも少なくなったと評価されています。
さらに、直感的なUIと柔軟なビュー切り替えも人気の要因です。カンバン、ガントチャート、リスト、タイムラインなど複数のビューから最適な表示方法を選択でき、プロジェクトの全体像を一目で把握可能。「ToDoリストと同じ感覚で操作できる」「直感的で新入社員でもすぐに使いこなせる」という声が多く、操作性の高さが導入の決め手になっています。
加えて、全社統一ツールとしての標準化も評価されています。「以前は部署ごとに管理方法が違い、部署異動すると戸惑っていた」課題が、Asanaで統一されたことで「基本的な操作方法は統一され、部署ごとのカスタマイズも可能」となり、柔軟な運用を実現。Slackなど100以上の外部ツールとの連携も可能で、テンプレート機能により定期業務を簡略化でき、「プロジェクト管理の手間を減らし本業に注力できる」環境を提供しています。
Backlog(バックログ) - 株式会社ヌーラボ
- 直感的で使いやすいUI、ITリテラシーが低い人でもすぐ使える
- 課題を登録するだけでガントチャートが自動生成
- コメント機能でログが残り、後から確認や引き継ぎがしやすい
- ドラッグ&ドロップによる直感的な操作
- Wiki機能でナレッジ共有・ドキュメント管理が可能
- GitやSlackなど外部ツールとの連携
- メンションに既読機能があり、確認状況が把握できる
- リマインダー機能で期日管理をサポート
- スペース課金制でユーザー数無制限(スタンダードプラン以上)
- 初期設定がやや複雑
- 大規模チームでは情報量が多すぎて見づらい場合がある
- 機能が豊富なので慣れるのに時間がかかる
- 検索機能の操作性がわかりにくい
Backlog(バックログ)は、Excelやメールでのタスク管理から脱却し、直感的なUIで誰でもすぐに使えるプロジェクト管理ツールとして高く評価されています。
選ばれている最大の理由は、圧倒的な使いやすさと自動ガントチャート生成です。「課題を登録するだけでガントチャートが自動生成される」ため、プロジェクト全体のスケジュールが一目でわかり、計画の遅延を早期に発見できます。「ITリテラシーが低い人でも直感的に操作できる」「初心者でもすぐに使いこなせる」という声が多く、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作性が支持されています。
また、情報の一元管理とログの蓄積も選ばれる理由です。「以前はタスク管理がメールやExcel中心で、情報が点在していた」課題が、Backlog導入後はコメント機能でやりとりが記録に残り、後から確認や引き継ぎがしやすくなったと評価されています。さらに、Wiki機能により議事録やナレッジも一元管理でき、情報を集約できる点が好評です。
さらに、リモートワークやマルチベンダー環境での活用も評価されています。「複数企業が関わるプロジェクトもBacklogを使うことで1つのチームとして円滑に動く」「リモートワーク中でもタスク管理がスムーズ」といった声が寄せられ、コメント機能や通知機能により情報共有が迅速に行えます。LINEのようなメンションの既読機能も独自の強みで、確認状況が把握できるため「フォローがしやすい」と支持されています。
加えて、スペース課金制でユーザー数が無制限(スタンダードプラン以上)となっており、プロジェクトの進行中にチームメンバーが増えても追加料金なしで対応できる点も魅力です。GitやSlackとの連携により開発チームの作業効率化も実現し、さまざまな職種・業界で幅広く活用されています。
シェア率だけでなく機能で比較しよう
プロジェクト管理ツールを選ぶ際に重要なのは「自社のプロジェクト管理スタイルに合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。
「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、数あるプロジェクト管理ツールの中からおすすめサービスをピックアップしました。さらに、各サービスの料金・機能をまとめた『比較表』もプレゼント!導入前の下調べにぜひお役立てください。

※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。

