コールセンターシステムの費用相場と料金比較・おすすめソフト

コールセンターシステム（インバウンド）には多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
⇒【料金・機能比較表つき】コールセンターシステム（インバウンド）の資料をダウンロードする（無料）

＼ 稟議や社内提案にも使える！／

コールセンターシステムの費用相場

コールセンターシステムの費用相場は、初期費用は0円〜400,000円、月額費用は5,000円〜100,000円程度です。この目安は、主要なコールセンターシステム36サービスの料金を調査し、公開されている最も安い価格帯をもとに算出しています。

ただし、実際の料金は各ツールのプラン内容や提供される機能によって異なります。また、企業ごとの要望や課題によっては、別途見積もりが必要となる場合もあります。そのため、気になるサービスについては公式サイトから見積もりや相談を依頼することをおすすめします。

＼ 稟議や社内提案にも使える！／

【調査】コールセンターシステム36サービスの費用・料金比較表

主要なコールセンターシステム36サービスの初期費用と月額費用を調査。公式サイトに記載がないサービスを除くと、次のような傾向が見られました。

• 総合型CXプラットフォーム型と多機能インバウンド中心型は、最安値が10万円以内のサービスが多い
• アウトバウンド効率化特化型は、最低価格が数千円〜数万円ほど
• いずれのタイプでもアカウント数、利用ユーザー数、機能の種類などで料金が変動する

総合型CXプラットフォーム型9サービスの料金表

総合型CXプラットフォームは、電話・メール・チャット・SNSなど複数チャネルの対応を一元化できるタイプです。高度な分析機能やWFM、AIによる最適化などの搭載状況によって料金が変わります。

サービス名	初期費用	月額費用	補足
Salesforce Service Cloud	0円	18,000円/ユーザー	Salesforce Contact Centerの最小構成の料金
Genesys Cloud	0円	9,000円/ユーザー
NICE CXone	0円	16,500円/エージェント	1ドル150円で計算
楽天コネクト Storm	0円	12,000円/ライセンス～
Zendesk	0円	10,350円/エージェント	Zendesk Suite Teamを1ドル150円で計算
生成AIコンタクトセンター「HARMONY」	要問い合わせ	要問い合わせ
FastSeries	要問い合わせ	要問い合わせ
Helpfeel	要問い合わせ	要問い合わせ
ONE CONTACT Network	要問い合わせ	15,000円/席～

多機能インバウンド中心型12サービスの料金表

多機能インバウンド中心型は、CTI・IVR・ACDなど受電に必要な機能をまとめて利用できるタイプです。CRM連携の有無や、通話録音・文字起こしなど追加機能の範囲によって料金が上下します。

サービス名	初期費用	月額費用	補足
楽テル	要問い合わせ	要問い合わせ
BIZTEL コールセンター	50,000円/席	15,000円/席
CT-e1／SaaS	300,000円	5,000円/ライセンス〜
FastHelp	要問い合わせ	要問い合わせ
カイクラ	181,000円～	31,000円～
ソクコム	要問い合わせ	1,480円〜
Omnia LINK	300,000円～	100,000円＋9,000円/席〜
インフィニトーク（InfiniTalk）	要問い合わせ	10,000円〜
inspirX 5	要問い合わせ	要問い合わせ
iXClouZ	400,000円	98,000円〜
FastHelp Pe	要問い合わせ	要問い合わせ
HybridConnect	要問い合わせ	要問い合わせ

アウトバウンド効率化特化型7サービスの料金表

アウトバウンド効率化特化型は、架電効率を高めるダイヤラー機能やリスト管理などを備えたタイプです。利用するダイヤラー種別やオペレーター数に応じて料金が変動します。

サービス名	初期費用	月額費用	補足
lisnavi	要問い合わせ	10,000円＋5,000円/ブース〜
CALLTREE	要問い合わせ	要問い合わせ
Mostable	要問い合わせ	要問い合わせ
UPSELL CLOUD	要問い合わせ	要問い合わせ
SoftDialer	要問い合わせ	要問い合わせ
Comdesk Lead	0円	6,000円/ID〜
GoodCall	10,000円	4,000円/アカウント＋5,000円（基本料金）

AIコミュニケーション解析特化型2サービスの料金表

AIコミュニケーション解析特化型は、通話内容を解析しスコアリングやコーチングを行うタイプです。分析精度・AI機能の範囲・ID数などによって料金が変わります。

サービス名	初期費用	月額費用	補足
MiiTel Phone	0円〜	5,980円/ID
MiiTel Call Center	0円〜	5,980円/ID

業務自動化・ボイスボット型6サービスの料金表

業務自動化・ボイスボット型は、予約受付や案内業務を自動化する音声ボットを中心としたタイプです。対話シナリオの複雑さ、同時接続数、外部連携機能などが料金に影響します。

サービス名	初期費用	月額費用	補足
オトコル	要問い合わせ	要問い合わせ
Push!AutoCall	要問い合わせ	要問い合わせ
commubo	要問い合わせ	要問い合わせ
アイブリー	0円	3,980円
HelloX	要問い合わせ	要問い合わせ
Q&AのAI電話自動応答サービス	260,000円～	50,000円～	Standardプランの参考価格

コールセンターシステムの料金モデル

コールセンターシステムには大きく3つの料金モデルがあり、それぞれおすすめの企業が異なります。

1. アカウント数課金

アカウント数課金は、「1ユーザー（または1席）あたり月額〇円」という形式で、最も一般的な料金モデルです。

席数・オペレーター数に応じて費用が増減するため、人数が変動しやすいコールセンターでも使いやすいのが特徴です。利用人数が増えるほど単価が下がる段階制を採用しているサービスもあります。

2. システム全体の固定料金

企業規模にかかわらず、システム全体に一定額の料金が設定されるタイプです。一見シンプルですが、実際には利用できる機能範囲や外部システムとの連携状況などによって金額が前後する場合もあるため、事前に見積もりで正式な金額を確認する必要があります。

3. 初期導入費＋個別見積もり型

高度な機能を備えた総合型CXプラットフォームや、中規模〜大規模向けサービスで多く見られる料金形態です。 初期費用が大きく設定され、利用企業の要件に応じて個別に見積もられることが一般的で、カスタマイズ量や運用規模によって料金が変動します。

コールセンターシステムの費用内訳

コールセンターシステムの費用は、初期費用と月額費用（または年額費用）の2つが基本で、さらに必要に応じてオプション費用が発生します。

初期費用

初期費用は無料となっているサービスも多いものの、環境構築や電話回線設定、オペレーター教育支援などを依頼すると別途費用が発生することがあります。コストを抑えたい場合は、初期設定や運用設計を自社で対応できるよう、社内の体制を整えておくと安心です。

月額費用・年額費用

月額費用（または年額費用）は、利用する席（ID）数や搭載する機能量に応じて段階的に設定されているのが一般的です。標準プラン以上のユーザー数が必要だったり、IVR・通話録音・文字起こしなどの機能を追加したりすると、料金が上がりやすくなります。

また、コールセンター運営に必要な機能をまとめて提供するサービスほど単価は高くなり、CRM連携や高度な分析機能、AI活用などを追加するとコストが大きくなる傾向があります。どこまでの機能が必要か、また外部ツールとの統合が必要かを事前に整理することが大切です。

【注意】見落としがちな追加オプション

コールセンターシステム導入時、初期費用と月額利用料だけで予算を組んでしまうと、予想外の追加コストが発生して驚くことがあります。実際に運用を始めてから「こんな費用も必要なのか」と困ることがないよう、見落としやすい追加オプションについても事前に確認しておきましょう。

チェック項目	例
追加機能	IVR、通話録音、文字起こし、ダイヤラー機能
機械学習や生成AIを活用した機能	会話内容のスコアリング、AI要約、応対品質分析
システム連携	CRM連携、外部データベース連携、チャット・メール統合
サポート	初期設定代行、運用コンサルティング、研修サポート

費用対効果が高いコールセンターシステム14選

コールセンターシステムの中でも費用対効果が高いおすすめのツールを紹介します。各ツールの特徴や料金プランなどを解説しているので、コールセンターシステム選びの参考にしてください。

なお、特に断りがない限り、料金は税抜価格です。

MiiTel Phoneは、アウトバウンド・インバウンド両方のシーンで利用できるトーク解析AIツールです。

IVRやキューイング、自動録音、モニタリング、プレディクティブコール、ワンクリック発信など、コールセンター業務に役立つ機能を標準装備しています。

通話のスコアリング、定量評価、キーワード自動認識、ダッシュボードなど、通話内容を多角的に解析できる機能を搭載している点も特徴です。

MiiTel Phoneの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
0円	5,980円/1ID

カイクラは、電話はもちろん、メールやSMS、テレビ電話など、多様なコミュニケーション手段を一元管理できるコールセンターシステムです。

顧客データを保存・カスタマイズでき、着信時には顧客情報が自動ポップアップ表示できます。通話の自動録音や文字起こし、AIによる要約、発着信履歴など、管理や共有を効率化する機能も多数搭載されています。

カイクラの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
181,000円〜	31,000円〜

Omnia LINKは、小規模から数百席ほどの大規模コールセンターに対応できるクラウドコールセンターシステムです。

PBXやACD、IVR、待ち呼などの基本機能に加え、リアルタイムでのテキスト化や履歴表示、内線転送ステータス、ヘルプサインなど、ソフトフォン機能も充実しています。

アウトバウンド向けの機能や、オペレーターの管理・分析機能、さらにオプションで高機能CRMも提供しています。

Omnia LINKの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
300,000円〜	基本料金100,000円～ Omnia LINK使用料 9,000円/席

AmeyoJは、カスタマイズ性が高いコールセンターシステムです。

キュー設定やACD設定、IVR、待ち呼、通話モニタリング、ウィスパリング、オートコール、リスト登録など、インバウンド・アウトバウンドのどちらにも役立つ機能が搭載されています。

また、外部CRMやSFAと連携することで、着信時のポップアップ表示やクリック・トゥ・コールなどの機能も利用できます。

AmeyoJの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
300,000円〜	要問い合わせ

NICE CXoneは、コンタクトセンターに必要な機能を提供しているクラウドサービスです。

PBX・IVR、チャット、AIオペレーター、WFMなど、多彩な機能を備えており、在宅コールセンターにも対応しています。また、自動架電やオムニチャネル対応、通話録音・分析機能も提供されています。

外部CRMやSlack、Microsoft Teamsなどのビジネスチャットとの連携も可能です。

NICE CXoneの料金プラン・価格

要問い合わせ

ソクコムは、オムニチャネル対応のコミュニケーションプラットフォームです。

高いカスタマイズ性と使いやすさが特徴で、ワンクリックで一元管理できるPBX機能、SMS・Eメール配信機能を搭載しています。
オプション選択で、ささやきボイスやモニタリング、全通話録音、ポップアップ表示、三者間通話などコールセンター業務を効率化する機能追加が可能です。

ソクコムの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
0円	1,480円〜

Comdesk Leadは、アウトバウンドコールに特化したCTIシステムで、IP回線と携帯回線を併用できるのが特徴です。

080や090番号で発信が可能で、他にも全通話録音、オートコール、IVR、モニタリング、ささやきなどの機能を搭載しています。
見込み管理や再コール設定、禁止番号登録、商談管理、CRM/SFAとの連携など、架電業務の効率化に役立つ機能も豊富です。

Comdesk Leadの料金プラン・価格

初期費用	月額料金
要問い合わせ	6,000円/1ID～

Push!AutoCallは、インバウンド・アウトバウンドのいずれにも対応した自動音声応答システムです。

音声を事前に登録し、顧客へ自動発信、応答した顧客が端末操作で対応するため、架電業務の効率化につながります。督促連絡や書類返送依頼、満足度調査、新サービスの案内などさまざまなシーンで活躍できます。

Push!AutoCallの料金プラン・価格

要問い合わせ

vphone+は、プレディクティブダイヤラーやカスタムCRM、全通話録音などの機能を搭載したCTIシステムです。

通話モニタリングや保留・転送、メッセージの一括送信、オペレーターの稼働状況を可視化できる管理画面など、機能が充実しています。また、自宅や外出先でも利用できるため、テレワーク環境下でのコールセンター構築にも役立ちます。

vphone+の料金プラン・価格

初期費用	月額料金
50,000円〜	4,000円〜

Zendeskは、使いやすくビジネスに合わせて拡張できるAI搭載クラウド型コールセンターシステムです。

電話、メール、チャット、SNSなど多様な窓口からの問い合わせを、統合された単一画面でまとめて管理できます。
AIエージェントによる電話の一次対応や、担当者へのリアルタイムでの回答提案、通話内容の自動要約や品質評価など、AIが電話応対のプロセスを幅広く支援し、担当者の負担を軽減するとともに、サービス品質の向上にも貢献します。

Zendeskの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金
Support Team	要問い合わせ	$25/ユーザー
Suite Team	要問い合わせ	$69/ユーザー
Suite Professional	要問い合わせ	$149/ユーザー
Suite Enterprise	要問い合わせ	$219/ユーザー

アイブリーは、最短5分で導入できる、費用対効果の高い電話自動応答サービスです。

自由な自動応答分岐の作成やAIによる通話の文字起こし/要約機能を持ち、発信元の企業名予測や通話後のSMS自動送信で電話業務を効率化します。

月額3,980円から利用でき、費用を抑えながら電話応対の品質と効率を大幅に向上させたい企業に最適なシステムです。

アイブリーの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金
スターター	要問い合わせ	3,980円〜
スタンダード	要問い合わせ	6,480円〜
アドバンス	要問い合わせ	10,480円〜

HelloXは、AIを活用してカスタマーサポート業務を自動化するサービスです。

電話対応をAIが代行するだけでなく、その後に発生する事務処理業務までワンストップで自動化可能です。AIが会話データに基づき、連携した既存のデータソースを即時に更新します。
コールルーティングや予約受付、決済、アカウント管理などのタスクも自動化できます。

また、督促業務などのアウトバウンド施策もAIで実行し、人員を増やさずに呼量を最大化できるサービスです。

HelloXの料金プラン・価格

要問い合わせ

生成AIコンタクトセンター「HARMONY」は、Amazon Connectのソフトフォンを拡張し、生成AI機能を搭載したシステムです。

AI機能が会話の文字起こしや要約、顧客情報の自動入力を実行して、オペレーターのACWを大幅に短縮できます。
Amazon Connect標準の問い合わせ転送機能やクイック接続に対応しており、複雑な問い合わせもスムーズに引き継ぎ可能です。

また、シートマップ機能により、SVはリアルタイムでオペレーターの稼働状況を把握でき、さらに通話モニタリング機能を通じて対応品質を管理できます。

生成AIコンタクトセンター「HARMONY」の料金プラン・価格

要問い合わせ

ミライAIは、AI電話自動対応、ボイスボット、クラウドPBXの機能を統合したサービスです。

AIが音声認識に基づいてお客様と対話形式で対応ができます。代表電話の取次ぎでは、担当者への転送可否確認や同姓同名の社員の判別まで対応可能です。

また、専用アプリを利用することで、社員はスマートフォンやPCから会社の電話を受け発信でき、柔軟な働き方をサポートします。ChatGPTや外部システムとのAPI連携にも対応しています。

ミライAIの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金（税抜）
STARTプラン	0円	500円
BASICプラン	0円	4,980円
PROプラン	30,000円	30,000円
LITEプラン	0円	2,980円

費用対効果の高いコールセンターシステムを導入しよう

コールセンターシステムの費用は、機能、利用者数などによって大きく変わります。費用だけでなく、機能の選定や既存システムとの連携、サポート体制の充実度なども注意するべきポイントです。

費用対効果の高いコールセンターシステムを導入するためには、自社のニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

コールセンターシステムの詳細は次の記事でも紹介しています。

＼ 稟議や社内提案にも使える！／