eラーニングのコンテンツ作成ツール!導入メリットや選び方、効果的なコンテンツを作る5ステップ
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- eラーニングのコンテンツ制作方法
- 自社でコンテンツを作成する
- 専門業者にアウトソースする
- eラーニングシステムを活用する
- 自社の負担や教材のクオリティを考えるなら「eラーニングシステム」がおすすめ
- コンテンツ制作のできるeラーニングシステムのタイプ
- eラーニングシステムでコンテンツを制作するメリット
- さまざまな形式の教材を作れる
- コンテンツ制作が効率化される
- 学習効果をもとに教材をブラッシュアップできる
- PowerPointをもとに教材作成ができるeラーニングシステム3選
- iSpring Suite
- PIP-Maker
- STORM Xe - ロゴスウェア株式会社
- マニュアル作成に強いeラーニングシステム6選
- iTutor
- Chiebo
- トースターチーム
- Dojo
- Checkmate
- shouin+
- 教材作成に対応したLMS(学習管理システム)のおすすめ2選
- AirCourse
- UMU
- eラーニングのコンテンツを制作できるシステムの選び方
- 自前で教材を用意しているか
- 動画コンテンツを制作できるか
- 効果測定や進捗管理ができるか
- インターフェースに優れているか
- サポート体制が充実しているか
- セキュリティ体制は強固か
- 効果的なeラーニングを作成するための5ステップ
- STEP1. eラーニングの目的と対象者を決める
- STEP2. 現在のレベルを踏まえてゴールを決める
- STEP3. 教えたい内容を整理する
- STEP4. 教材を作成する
- STEP5. 学習コースを設計する
- 各システムを比較して自社の目的や予算に合ったeラーニング制作システムを選ぼう
eラーニングのコンテンツ制作方法
eラーニング教材の制作にはどういった方法があるのでしょうか。代表的な3つの方法を紹介します。
- 自社でコンテンツを作成する
- 専門業者にアウトソースする
- eラーニングシステムを活用する
自社でコンテンツを作成する
専用システムやアウトソースに頼らず、自社でゼロベースから教材を作成する方法です。自社の目的に合わせて柔軟にコンテンツを作成できるうえ、システムの利用料や外注費がかからないためコストを抑えられます。具体的には、PowerPointや動画編集ツールなどでコンテンツを作成します。初期費用は抑えられる一方で、工数や専門スキルの確保が必要です。
専門業者にアウトソースする
eラーニングの教材作成に強い業者にアウトソースする方法です。自社の負担をかけずにクオリティの高いコンテンツを作成できますが、委託費用が高くなる傾向にあります。アウトソースは膨大な量のコンテンツ作成をまとめて依頼する場合にはおすすめです。ただし、依頼数が少ない場合や、長期間にわたって依頼したい場合は、費用対効果が得られない可能性があります。
eラーニングシステムを活用する
eラーニングのコンテンツ作成に特化したシステムを利用する方法です。教材制作の専門知識がなくても、フォーマットに従うだけでイメージに沿ったコンテンツを作れます。ただし、eラーニングシステムといっても種類はさまざまです。教材制作をサポートするシステムから、制作から配信までワンストップで行えるシステムまで多岐にわたります。
自社の負担や教材のクオリティを考えるなら「eラーニングシステム」がおすすめ
eラーニング教材の制作において自社の負担や教材のクオリティを重視するなら「eラーニングシステム」の導入がおすすめです。教材作成に特化しているため、専門知識がない方でも簡単にコンテンツを作成できます。ただし、eラーニングシステムにも複数のタイプがあるため、タイプを見極めて自社に合ったシステムを選びましょう。
コンテンツ制作のできるeラーニングシステムのタイプ
コンテンツを制作できるeラーニングシステムには次のタイプがあります。
タイプ | 概要 |
---|---|
システム上で0から作成 | 教材がない状態からコンテンツ作成ツールで制作 |
マニュアル作成 | テキストや画像、動画などを用いてマニュアルを作成 |
動画マニュアル作成 | マニュアルのなかでも動画に特化して制作および配信 |
PowerPointをもとに教材作成 | PowerPointの教材を活用して教材を制作 |
作成済の教材を配信(LMS) | 教材を展開することに特化 |
eラーニングシステムでコンテンツを制作するメリット
eラーニングシステムでコンテンツを制作するメリットとして次のものがあげられます。
- さまざまな形式の教材を作れる
- コンテンツ制作が効率化される
- 学習効果をもとに教材をブラッシュアップできる
さまざまな形式の教材を作れる
eラーニングシステムでは、動画やスライドをはじめクイズ、テストなどさまざまな形式の教材を制作可能です。学習内容に応じて最適な形式を選択することで、学習者の理解度やエンゲージメント向上につながります。動画教材の場合、アニメーションやBGM、ナレーションを追加すると理解度が高まりやすいです。
コンテンツ制作が効率化される
eラーニングシステムでは、PowerPointや既存素材をドラッグ&ドロップするだけで教材を作れたり、音声合成機能によって自動でナレーションを作れたりします。システム側の便利な機能によってコンテンツ制作の大幅な効率化が可能です。一度制作したコンテンツは再編集も簡単にできるため、学習者に対して常に最新情報を届けられます。
学習効果をもとに教材をブラッシュアップできる
多くのeラーニングシステムには「学習効果の測定機能」が備わっています。一人ひとりの学習進捗を確認できたり、テスト結果を自動集計してレポーティングしてくれたりとさまざまです。定量的な分析によって、「本当に学習効果が出ているのか」を把握でき、結果をもとに教材のブラッシュアップが可能です。教材作成における正しいPDCAサイクルを回すことで、良質なコンテンツ制作につながります。
PowerPointをもとに教材作成ができるeラーニングシステム3選
PowerPointをもとに教材を作れるeラーニングシステムを紹介します。
iSpring Suite - エクセルソフト株式会社
- PowerPointのスライドから動画講義やオンラインコースを作れる
- 豊富なテンプレートと素材を組み合わせて教材を作成可能
- スライドテンプレート、キャラクター、写真など合計89,000※もの素材を用意
iSpring Suiteは、PowerPointによる既存データをそのまま使うことでコンテンツ制作ができるeラーニングシステムです。PowerPointのスライドをベースに動画講義を作れたり、モバイル対応のオンラインコースを作成できたりといった機能が揃います。
豊富なテンプレートと素材を組み合わせることで簡単に教材を作成可能です。スライドテンプレートから手描きのキャラクターや背景、写真、アイコン、オブジェクトなど合計89,000※もの素材が用意されています。
※出典:iSpring Solutions「教材を素早く簡単に作成!eラーニング作成ツール | iSpring Suite」(2024年10月16日閲覧)
PIP-Maker
- PowerPointやExcelの資料から動画教材を作成できる
- アップロードした動画に対して「アバター」と「音声」を追加
- eラーニングからマニュアル、営業支援ツールなど幅広く活用できる
PIP-Makerは、「動画でビジネスを加速する」をコンセプトとしたeラーニングシステムです。PowerPointやExcelの既存資料をアップロードすることで、高いクオリティの動画教材を作成できます。同システムでは、アップロードした動画に対して「アバター」と「音声」を追加可能です。アバターがナレーションしてくれるため学習者の理解度も高まりやすくなります。
研修や授業などの「eラーニング」はもちろん、手続き案内やサービスサポートなどの「マニュアル」、製品・サービスPRやイベントに活用する「営業支援ツール」など幅広く利用可能です。教材制作にリソースを使えない企業向けに、コンテンツの代行制作サービスも提供しています。
STORM Xe - ロゴスウェア株式会社
- PowerPointのファイルから音声・動画付きコンテンツを作成できる
- AIによる字幕の自動生成やコンテンツの外国語化にも対応している
- デザインのカスタマイズ性も高い
STORM Xeは、ロゴスウェア株式会社が提供するeラーニングのコンテンツ制作システムです。PowerPointのファイルをもとに音声・動画付きのコンテンツを作成できます。読み上げ音声が自動生成されるうえ、特別な編集なしでアニメーションも追加可能です。AIによる字幕の自動生成やコンテンツの外国語化にも対応しています。
また同システムは、デザインのカスタマイズ性も高いです。PowerPointの既存素材をそのままに、タイトルエリアの文字サイズやナビゲーションバーの背景色などを変更できます。上位プランの「エキスパート」を契約すれば、さらに柔軟なカスタマイズが可能です。
マニュアル作成に強いeラーニングシステム6選
続いて、マニュアル作成に強いeラーニングシステムを紹介します。
- 「伝わるマニュアルを簡単に、速く、高品質で作れる」が強みのツール
- 製造からメーカー、IT、サービスなど多くの業界で導入されている
- コンテンツは「取り込み」「編集」「出力」の3ステップで作成できる
iTutorは、株式会社Blue Portが提供するマニュアル作成ツールです。「伝わるマニュアルを簡単に、速く、高品質で作れる」を強みとしており、製造やメーカーをはじめIT、サービス、金融などさまざまな業界で導入されています。コンテンツは「取り込み」「編集」「出力」の3ステップで作成可能です。
PowerPoint感覚で操作できるうえ、動画からドキュメント、eラーニングまで多くの形式のマニュアル作成に対応しています。サポート体制も充実しており、不明点や疑問点の相談窓口をはじめセミナー、メールマガジン、オンライン形式での導入レクチャーなどさまざまです。
Chiebo
- 専門知識なしで手順書や動画、eラーニング教材を作れる
- WordやExcel、PowerPointなど多くの出力形式に対応
- WindowsやMac、iOS、AndroidなどOSの対応幅も広い
Chieboは、専門知識なしで手順書や動画、eラーニング教材を作成できるツールです。Officeソフトに近い感覚で使えるうえ、PC画面の操作を記録することでコンテンツ作成を自動化できます。WordやExcel、PowerPoint、PDFなど出力形式もさまざまです。
スマートフォンでの学習も踏まえた「レスポンシブデザイン」を採用しているため、従業員はPCがない環境でも学びやすいといえます。WindowsやMac、iOS、Androidなど OSの対応幅も広いです。無料体験版も提供しているため、興味のある方は一度お試しで使ってみてください。
- 「即戦力人材の育成」に役立つマニュアル作成ツール
- 1本あたり数時間かかっていたマニュアルを数秒で作成できる
- コンテンツはカテゴリーに分けて細かく管理できるうえ検索性も高い
トースターチームは、noco株式会社が運営する「即戦力人材の育成」に役立つマニュアル作成ツールです。AI技術の活用によって、申請書の書き方やツールの使い方、接客、危機管理、検査手順など多種多様なマニュアルを自動作成できます。1本あたり数時間かかっていたマニュアルをわずか数秒で作成可能です。
コンテンツは「グループ」「フォルダ」「セクション」ごとに管理できます。見たいマニュアルをすぐに探し出せるため、管理者にとっても学習者にとっても使いやすいでしょう。使い方レクチャーからシステム環境構築の相談、説明会、運用支援など導入前後のサポート体制も充実しています。
- 操作マニュアルの自動作成から共有・更新まで簡単に行えるツール
- いつもの感覚でアプリケーションを使うだけで操作が記録されてマニュアル作成に役立てられる
- ヘルプデスクやトレーニングセミナーなどサポート体制も充実している
Dojoは、操作マニュアルの自動作成をはじめ、共有・更新までを簡単に実行できるツールです。いつも使っている感覚でアプリケーションを使うだけで画像がキャプチャされ、マウスやキーボード操作もすべて記録されます。デザインでプレートに従って素材を追加することで操作マニュアルを作成可能です。キャプチャ画面は自由に追加・編集できます。
操作マニュアルやeラーニングコンテンツを作成できるほか、テスト実施やシミュレーションの疑似体験機能も搭載されています。アフターサポートが充実しているのもDojoの魅力です。電話やメールなどのヘルプデスクや基本操作のトレーニングセミナー開催、必要に応じて有料のマニュアル作成代行サービスも提供しています。
Checkmate
- スマホ利用を前提としていてiOSとAndroidどちらからでも利用可能
- マニュアルの作成から指示、閲覧、チェック、改善までPDCAを効率化
- マニュアルを20個※まで作れる無料プランも用意されている
Checkmateは、日本ソフテック株式会社が運営するマニュアル作成ツールです。実際の作業やフローを撮影してツールに取り込むことで、手順書や作業チェックリスト、教育資料などの効率的な作成を実現します。Checkmateは「スマホ利用」を前提としており、iOSとAndroidのアプリから簡単にマニュアルを作成・共有可能です。
従業員への閲覧を促す「タスク機能」や、作成したマニュアルをチェックシート化できる機能も搭載しています。マニュアルの作成から指示、閲覧、チェック、改善まで、効率的なPDCAサイクルを実現可能です。ストレージ容量は0.1GBまでですが、無料でマニュアルを20個※まで作れるプランも用意しています。まずはお試しでマニュアルを作ってみたい方にはおすすめです。
※出典:日本ソフテック「Checkmate (チェックメイト) | かんたんマニュアル作成ツール | チェックリスト機能でもれなく作業」(2024年10月16日閲覧)
- 「現場で活躍する人材を育てる」を強みとしたeラーニングプラットフォーム
- 実践重視のオンラインコンテンツによって現場のOJT効率化につながる
- 暗号化からサーバー冗長化、細かな利用制限などセキュリティ対策も充実
shouin+(ショウインプラス)は、ピーシーフェーズ株式会社が運営するクラウド型のeラーニングプラットフォームです。「現場で活躍する人材を育てる」を強みとしており、実践重視のオンラインコンテンツを作成・配信できます。
スマートフォンにも対応しているため、現場従業員が先に予習できたり、業務動画を見ながらのロールプレイングができたりと、企業のOJTに役立ちます。ほかにも評価やメッセージ、日報、用語集など機能が豊富です。通信やデータの暗号化をはじめサーバーの冗長化、細かな利用制限、データバックアップなど、セキュリティ対策も充実しています。
教材作成に対応したLMS(学習管理システム)のおすすめ2選
続いて、教材作成に対応したLMS(学習管理システム)のおすすめを紹介します。
AirCourse - KIYOラーニング株式会社
- 教材の作成・配信に加えて960コース5,500本以上※のコンテンツを収録
- スライドから動画、テスト、アンケートなど多種多様な教材形式に対応
- IPアドレス制限やログイン制御、ISO取得などセキュアな環境で利用可能
Aircourseは、KIYOラーニング株式会社が運営するクラウド型のLMSです。教材を簡単に作成・配信できることに加えて、950コース5,500本以上※のコンテンツが収録されています。教材作成は動画やスライド、テスト、アンケートなど多種多様な形式に対応しており、自社に合った形式にカスタマイズ可能です。
レポート機能によって、管理者は学習進捗も確認できます。なお収録されている学習コンテンツは定額受け放題です。また同システムは、セキュリティ対策も充実しています。IPアドレス制限やログイン制御、ジングルサイトオン、ISOの取得などセキュアな環境での利用が可能です。
※出典:KIYOラーニング「AirCourse - 社員教育をカンタンに。クラウド型eラーニング」(2024年10月16日閲覧)
- AI技術をはじめとした最新テクノロジーを取り入れたLMS
- 科学的に効果が証明されたテンプレートをもとに課題や目的に沿った教材を作れる
- インタラクティブな学習により管理者と学習者双方のエンゲージメント向上につながる
UMU(ユーム)は、AI技術をはじめ最新テクノロジーを取り入れたLMSです。国内外で広く利用されており、ベンチャーから中小、大手企業まで規模を問わず幅広い導入実績があります。同システムでは、科学的に効果が証明されたテンプレートをもとに、自社の学習課題や目的に沿って教材を作成可能です。
システム自体が双方向を意識したインタラクティブな学習を意識しているため、管理者と学習者の双方のエンゲージメント向上につながります。AIによる資料やナレーション原稿の自動生成やフィードバックも可能です。eラーニングの作成から管理までさまざまな工程にAI技術が採用されています。
eラーニングのコンテンツを制作できるシステムの選び方
コンテンツを制作できるeラーニングシステムを選ぶ際は、次のポイントを意識しましょう。
- 自前で教材を用意しているか
- 動画コンテンツを制作できるか
- 効果測定や進捗管理ができるか
- インターフェースに優れているか
- サポート体制が充実しているか
- セキュリティ体制は強固か
自前で教材を用意しているか
ひと口に「eラーニングシステム」といっても形態はさまざまです。何もない状態から教材を作れるツールから、PowerPointや Excelなどの既存資料をアップロードするだけで教材を作れるツールまで多岐にわたります。
なかには、PowerPointから動画を自動生成してくれるツールもあります。もし自社で教材を用意していない場合、ゼロベースから教材を制作できるツールを選ぶとよいです。
動画コンテンツを制作できるか
従業員の学習理解度を深めるためには、テキスト教材よりも動画教材がおすすめです。複雑な操作マニュアルやOJTにおいても、動画を共有した方が効率的といえます。そのため、eラーニングシステムを選ぶ際も、動画コンテンツを制作できるかどうか確認しましょう。
テキスト教材に強いと動画教材に強いシステムでは、動画の作りやすさが異なります。可能なら、動画編集機能が充実しているか、ナレーションやBGMを追加できるかなども確認しましょう。
効果測定や進捗管理ができるか
eラーニングシステムを選ぶ際は、効果測定や進捗管理ができるかどうかも重要なポイントです。テストやアンケートの実施をはじめ学習進度、成績管理などがあげられます。効果測定や進捗管理によって、eラーニングが本当に定着しているのかを確認可能です。
定着していない場合、どこを改善すべきかを明確にできます。数字を見える化することで、従業員一人ひとりの学習やスキルのレベルに合わせた対応が可能です。
インターフェースに優れているか
eラーニングシステムの「使いやすさ」や「見やすさ」も確認しましょう。インターフェースを確認する際は次のポイントを意識してみてください。
- 少ないステップで教材を作成・配信できるか
- テストやアンケートも簡単に実施できるか
- 目的のページまで少ないクリック数でたどり着けるか
- 学習進捗や成績管理などが見やすく表示されるか
なかには、ITツールに慣れていない従業員もいるでしょう。管理者と学習者のどちらにとっても使いやすいシステムか確認することが大切です。
サポート体制が充実しているか
eラーニングシステムを選ぶ際は、ベンダーがどのようなサポート体制を提供しているかも重要です。サポート内容の例として次のものがあげられます。
- 電話やメール、ビデオ形式などでの相談窓口
- 導入時の操作レクチャー
- システム利用環境の構築サポート
- 導入後のシステム運用サポート
eラーニングシステムは導入だけでなく、「定着」させることが重要です。社内にシステムを定着させるためには、学習者に良質な教材を届けるだけでなく、管理者自身がシステムの運用を理解し、使いこなす必要があります。社内の誰もがシステムを使いこなし、効率的に学習・管理ができるためのサポートを提供しているベンダーを選びましょう。
セキュリティ体制は強固か
eラーニングシステムは社内の多くの人が使うため、セキュリティにも気を配る必要があります。ベンダーがどのようなセキュリティ対策を施しているか確認しましょう。例として次のものがあげられます。
- 通信やデータの暗号化
- IPアドレス制限
- ログイン制御
- ログ管理(操作履歴の管理)
- サーバー冗長化
- データのバックアップ
情報漏えいを防ぐための対策はもちろん、万が一データが消失してしまった場合のバックアップ体制の有無も確認しましょう。
効果的なeラーニングを作成するための5ステップ
最後に、効果的なeラーニング教材を作成するためのステップを紹介します。
- eラーニングの目的と対象者を決める
- 現在のレベルを踏まえてゴールを決める
- 教えたい内容を整理する
- 教材を作成する
- 学習コースを設計する
STEP1. eラーニングの目的と対象者を決める
eラーニング教材を作成する際は、なぜeラーニングを作るのか、誰のために作るのかを明確にすることが大切です。目的が曖昧なままコンテンツ作成を進めてしまうと、必要な情報が抜け落ちたり、学習効果が低いコンテンツになったりします。目的と対象者を明確にすることで、コンテンツの内容や構成を適切に設計できます。
STEP2. 現在のレベルを踏まえてゴールを決める
eラーニングを通して学習者がどのような状態になってほしいのかを設定しましょう。ゴールを設定することで、学習内容や評価基準を明確にできます。また、対象者のスキルを事前に把握することで、レベルに合わせたコンテンツを提供でき、学習効果を高められます。
STEP3. 教えたい内容を整理する
eラーニングで伝えたい内容を整理し、目標達成に必要な情報を洗い出しましょう。情報を整理する際には、マインドマップやリストを活用すると効果的です。また、学習内容を細分化し、各セクションの学習目標も設定しましょう。
STEP4. 教材を作成する
整理した内容をもとに教材を作成します。動画やスライド、クイズなど内容に適した形式を選びましょう。学習者の集中力を維持するために、コンテンツを適度な長さにすることも大切です。
STEP5. 学習コースを設計する
作成した教材を効果的に提供するために学習コースを設計します。学習内容の順番や難易度、評価方法などを考慮し、無理なく学習を進めてもらえるようにしましょう。学習者のモチベーションを維持するために、達成感の得られる工夫を取り入れることも心がけます。
上記をふまえて導入したeラーニングシステムの事例についてはこちらで紹介しています。
各システムを比較して自社の目的や予算に合ったeラーニング制作システムを選ぼう
eラーニングのコンテンツ制作には、自社制作や専門業者へのアウトソース、eラーニングシステムの導入といった方法があります。自社の負担や教材のクオリティを考えるなら「eラーニングシステム」がよいでしょう。
eラーニングシステムの導入には、教材作成が効率化される、多種多様な教材を作れるといったメリットがあります。「教材作成にリソースを割けない」「eラーニングの作成・管理を効率化させてコア業務に集中したい」といった企業におすすめです。eラーニングシステムを選定する際は次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- 自前で教材を用意しているか
- 動画コンテンツを制作できるか
- 効果測定や進捗管理ができるか
- インターフェースに優れているか
- サポート体制が充実しているか
- セキュリティ体制は強固か
上記の比較ポイントを参考に、自社のニーズに合ったeラーニングシステムを選定し、教材作成を効率化させましょう。