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契約書の書き方徹底解説 | 知らなかったルール -甲乙ってどう使うの?

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契約書は「契約書の題名」「前文」「本文」「後文」「契約日付」「署名押印欄」で構成されます。契約書の意味、書き方を網羅的に解説します。書き方に困っている方やこれからに備えたい方に参考にしていただきたいです。

契約書作成の際、ルールを知らないと、大きなトラブルを招くことがあります。未然に防止するために、契約書を作る際の基本的な書き方を解説します。

1. 契約書作成前の基本知識

契約方法は3種類

契約の仕方は3種類あります。

【口頭での契約】
口頭で売買や業務委託の発注をして、相手が了解すれば契約成立です。

【書面での契約】
通常のビジネスや商取引では契約を書面で確認し、内容を契約書にすることが一般的です。紙で契約書を作成→押印で証明→郵送または持参で契約相手とやり取り→「キャビネット」に保管、という流れがイメージしやすいかもしれません。

【電子契約】
電子契約は電子文書で契約書を作成します。PDFといった電子文書で契約書作成→電子署名→ネット上で相手とやり取り→サーバーに保管する、という流れです。

印紙代や保管場所の確保にかかるコスト、事務的な手間が書面より少なく、採用する企業も増えてきています。ただし、この方法をとるには「IT書面一括法」といった法律に沿ったシステムや体制の導入が必要です。

電子契約についてさらに知りたい方は次の記事をご覧ください。

契約書を作る理由

多くのビジネスや商取引では契約書を作成します。契約書を作るのには4つの理由があります。

①トラブル防止
口頭、電話、FAX、Eメールなどでの契約には次のデメリットがあります。

  • 第三者に契約内容が分からない

  • 契約者同士の認識がずれていないかの確認ができない

  • 契約成立の証拠が残らない

これらを避けるために契約書が必要です。

②不当取引の防止

口頭契約だと、後日証拠がないことを利用して自社にとって不利な取引を強要してくる可能性があります。これを防ぐためにも、契約書作成が大切です。
    
③経理、税務業務の立証書類

代金を払う場合には、金額を証明する書類が必要です。請求書でも証明可能ですが、支払い根拠に疑問が発生した場合や、会計監査で正当性を証明する場合には、契約書が立証書類として必要です。

④民事裁判で戦う材料

取引先とトラブルになり、民事裁判におよんだ際に正当性を示すために契約書が必要です。書面の契約書は確実な証拠として裁判を有利に進められます。

個人契約書と法人契約書の違い

契約を締結するうえで、原則としては契約者が個人でも法人でも変わりません。一般的な用語で「法人契約」がありますが、個人で申し込んだ場合と契約の内容自体が変わることはあっても、契約書としての項目や効力は同じだからです。

ただし、個人契約者が会社を作り、自分の携帯を法人契約に変更する場合は、新規契約を結ぶことになります。法律上は別人の扱いをうけます。

2.契約書の「書き方」基本ルールとマナー

次に具体的な契約書の書き方を解説します。誤った書き方だとトラブルを招く恐れがあり、正しい書き方を知っておく必要があります。

契約書の全体構成

一般的な契約書の構成は同じです。「契約書のタイトル」「前文」「本文」「後文」「契約日付」「署名捺印、記名捺印」です。これを踏襲すれば構成は問題ありません。

タイトルの付け方

契約書のタイトルは内容把握のしやすさが重要です。相手側が契約書を読み返す際、探す手間が省け時間短縮につながるからです。「契約書」ではなく、「覚書」「合意書」と書く場合もありますが、法的効果は同じです。
例)〇〇業務委託契約書、〇〇売買契約書

前文の書き方

前文に記載すべき事項は次の4点です。契約の当事者、要旨を明確にするために必要となります。

  • 契約当事者

  • 契約の概要

  • 契約が及ぶ範囲

  • 契約に締結に至った経緯

前文は次の2点を意識しましょう。

  • 簡潔である

  • 全体像が分かる

例文)「株式会社〇〇(以下「甲」という)と株式会社〇〇(以下「乙」という)の間で業務〇〇の委託に関して、次のとおり契約を締結する」

甲乙の決め方と書き方

契約書では甲乙の仮称をつけることが一般的です。氏名や企業名を何度も書くと読みにくいため、このような仮称が採用されます。

また、三者以上が絡む場合、「丙」→「丁」→「戊」の順に使用します。

本文の書き方

本文は契約書で最も重要な部分だといえます。本文で意識すべきなのは次の2点です。

  • 契約書の中で最も重要な箇所である

  • 条→項→号の順に階層構造をつくる

例)第1条(〇〇) 1 第1項 (1)第1条第1号 (2)第1条第2号 ア 第1条第1項第2号ア イ 第1条第1項第2号イ 2 第2項 (1)第2項第1号 ア 第2項第1号ア イ 第2条第1号イ (2)第2項第2号

このような形が本文のテンプレートといえます。

後文の書き方

後文に記載すべき事項は次の4点です。

  • 契約書の作成数

  • 各契約当事者の契約書の所持数

  • 各契約当事者が所持する契約書が原本or写しかの記載

  • 署名者に契約締結権がある旨の宣誓

契約書が契約が成立したことの証である規定をするためにその4つが必要です。

例文1)本契約の成立を証するため、この〇〇契約書の原本2通を作成し、本委託者及び本受託者は、それぞれ署名又は記名押印のうえ、各自その1通を保有する。

例文2)本契約の成立を証するため、この〇〇契約書の原本1通を作成し、貸付人及び借入人がそれぞれ署名又は記名押印のうえ、貸付人がこれを保有する。借入人は、貸付人からその写しを受領する。

契約日付の書き方

契約日付は次のような決め方があります。

  • 自社が押印する日

  • 後で押印する当事者(相手方)が押印しそうな日付

  • 事前に相手方と取り決めた日付

どの方法をとるべきか正確には定まっていません。そこで、先に押印する側が後に押印する側の押印日がいつになりそうか先に聞いておくことで、契約書の日付と契約締結日のズレを最小限にできます。

署名捺印と記名捺印

契約書作成には署名捺印か記名捺印が必須です。

署名と記名の違いは次のとおりです。

  • 署名・・・自分で手書きした名前

  • 記名・・・署名意外の手段 例)ゴム印、パソコン

署名でも記名でも、捺印をするのが通例です。日本では捺印が重要視される傾向があるからです。署名した後に捺印することを「署名捺印」、記名した後に捺印することを「記名捺印」といいます。

3.テンプレートの活用

テンプレートの活用により時間短縮、表現の適正化が見込まれます。ネット上で司法書士や企業提供による契約書のテンプレートが手に入ります。無料テンプレートはWordなどでダウンロード可能なため自社に合わせて修正しやすいです。

4.ポイントをおさえ自社で対応しよう

契約書の書き方のポイントは「契約書のタイトル」「前文」「本文」「後文」「契約日付」「署名捺印・記名捺印」をしっかりと記入することです。印紙が必要かの確認も必要です。また、重要な契約書の作成は相手側に任せるのではなく、自社でなるべく対応するのが望ましいでしょう。

「契約書作成」に役立つサービス

「契約書」の作成や契約関連の各種手続きに役立つサービスを紹介します。

【クラウドサイン】

クラウドサイン - 弁護士ドットコム株式会社 画像提供:弁護士ドットコム

クラウドサインは、従来の紙媒体での契約書の作成から締結のための押印までオンライン上ですべて完結できます。契約書のテンプレートも豊富です。
クラウドサインはさらに次のメリットがあります。

契約締結のスピード化
契約書作成、郵送、押印などの作業を、わずか数分で完了できます。契約締結のスピードアップで、取引先とのコミュニケーションもよりスムーズになります。

不要なコストを削減
紙代やインク代に加え、郵送代や印紙の費用も削減できます。また、郵送に掛かっていた事務手続きの低減も期待できます。

原本保全の確実性向上
契約書をクラウドで一元管理することは、コンプライアンスの強化につながります。これまでの紙では紛失のリスクや詳細更新事項の目視が必要であった原本確認が容易になるとともに、バックアップデータが原本となるため、データとしての検索性や確認の精度向上に最適です。

クラウドサインの導入事例

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パーソルキャリア株式会社 株式会社メルカリ ラクスル株式会社
契約締結のリードタイムを圧縮することで 機会損失を防いでいます。 紙だとできない「一括処理」がクラウド化により実現。 70 倍速の効率化です! クラウドサインで 「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」

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