エンゲージメントスコアの算出ができるサーベイツールおすすめ10選!


従業員満足度調査やエンゲージメントサーベイ、モチベーション管理・診断が可能なおすすめツールを厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。ぜひ従業員サーベイ・社内アンケートツールを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
目次を開く
エンゲージメントスコアとは
エンゲージメントスコアとは、従業員の企業に対する愛着心や信頼感、貢献したい意欲などを数値化した指標です。一般的には、企業と従業員の関係性を定量的に評価したり、組織の健康状態や従業員のモチベーションを把握したりするために用いられます。
従業員のエンゲージメントスコアが高い場合、企業や組織、チームでの生産性が向上したり、離職率が低下したりするなどの効果があります。また想像的なアイデアや意見が活発に出やすくなることから、企業の競争力強化につながるでしょう。
エンゲージメントスコアと従業員満足度(ES)の違い
エンゲージメントスコアと従業員満足度(ES)は、アプローチと焦点に大きな違いがあります。従業員満足度とは、従業員が自身の仕事や報酬、福利厚生といった待遇に対しどの程度満足しているかを数値化した指標のことです。
一方でエンゲージメントスコアは、企業全体への愛着度や貢献意欲といった熱意を測定するものであり、物質的な尺度で測定する従業員満足度とは、焦点が大きく異なります。また報酬や福利厚生が充実していれば離職率の低下にはつながりますが、仕事のパフォーマンスやモチベーションにはそこまで影響がありません。
そのため、企業全体での生産性向上や競争力の強化といったことを目的とする場合には、従業員満足度よりも、エンゲージメントスコアを重視すべきでしょう。
日本のワークエンゲージメントスコアは低い
2017年にアメリカのコンサルティング企業ギャラップ社が調査した結果※によれば、日本は熱意あふれる社員の割合がたったの6%しかいませんでした。これは調査対象139か国中の132位であり、最も高いアメリカ・カナダの31%と比べて25%もの開きがあります。
また仕事に対して意欲的でない社員の割合は71%、仕事に意欲をもとうとしない社員の割合は23%であり、どちらも世界平均よりも高い数値です。このような状況を打開するためにも、エンゲージメントスコアを高める対策が必要とされています。
※出典:経済産業省「参考資料集」(2024年11月26日閲覧)
エンゲージメントの可視化が注目される背景
エンゲージメントスコアが注目される理由としては、主に「人的資本経営へのシフト」とが「労働人口の減少」挙げられます。それぞれ詳しく解説します。
人的資本経営へのシフト
人的資本経営とは、人材を資本としてとらえ、中長期的に投資することで生産性を向上させ、企業の成長を目指す経営戦略のことです。資金や時間だけを資本とするのではなく、人材を資本として投資を行い、社員の成長をうながすことで、先行きの見えない時代でも企業全体の持続的な成長が期待できます。
とくに近年は国際社会でもESG投資が普及しつつあり、投資家の重要な判断軸になったことで、日本でも2023年に、一部の上場企業を対象に人的資本の情報開示が義務づけられるようになりました。エンゲージメントスコアは、開示が義務づけられた情報のなかでも企業の将来性を見極める指標であるため、各企業から注目を集めています。
労働人口の減少
労働人口の減少にともない、人材の定着や一人ひとりの生産性向上は各企業の大きな課題です。
近年では、生産性や業績への貢献が高い従業員の多くが「エンゲージメント」が高い、つまり企業への貢献意欲の高いことがわかっています。さらに、従業員エンゲージメントが高いと離職が少なくなることから、人材の定着の観点でも注目を集めています。
しかし、従業員エンゲージメントが高いのか、低いのかを客観的かつ定量的に測れなければ、どのようにエンゲージメントを高めるべきかを判断できません。そのため、エンゲージメントを可視化するために、スコア化するITツールが続々と登場しました。
エンゲージメントの状況を客観的にデータで把握できれば、適切な人材マネジメントが可能です。さらに、組織単位で測定・分析することで、課題の特定や施策の立案にも活用できます。
このようにエンゲージメントを可視化することで、より具体的な人材施策を行えることから、エンゲージメントスコアは、人材マネジメントにおける有効な手段として位置づけられています。
エンゲージメントが高スコアのメリット
エンゲージメントスコアが高い場合のメリットは次のとおりです。
- 生産性やサービス品質の向上
- 離職率の減少
- ブランドアップにつながる
- 組織における課題の発見と解決
生産性やサービス品質の向上
エンゲージメントスコアが高い従業員は、企業に対する愛着心や信頼感が強く、自発的かつ積極的に業務に取り組む傾向があります。仕事に対するモチベーションが高く、効率的に業務を遂行するため、企業やチーム内でも全体の生産性が向上します。
顧客対応や提供するサービスの質も向上するため、顧客満足度が高まり、リピーターの増加や新規顧客の獲得が期待できるでしょう。
離職率の減少
エンゲージメントスコアが高い従業員は、企業に対する不満が少なく、長期的に働き続ける意欲も高い傾向があります。そのため、企業は優秀な人材を長期間にわたって確保できます。また、離職率の低下により、新たな人材の採用や育成コストも抑えられるでしょう。
従業員の定着率が高まれば、組織の安定性が向上し、長期的な戦略の実行がしやすくなります。
ブランドアップにつながる
エンゲージメントスコアが高い場合、従業員が企業の価値観やビジョンに共感し、積極的にブランドをサポートする傾向があります。企業のよい面を外部に発信することが多いため、企業のイメージが向上しやすいほか、認知度アップにより、ブランド価値も向上します。
ブランドイメージが向上すれば、優秀な人材の応募が増加し、企業は質の高い人材を確保できる可能性も高まるでしょう。
組織における課題の発見と解決
エンゲージメントスコアを測定すると、組織にある課題を早期に発見し対策を行えるのもメリットの1つです。継続的にエンゲージメントスコアを測定しているなかで、特定の人材や組織でエンゲージメントが大きく低下した場合、周辺を探ることで低下の原因を発見しやすく、早期に対策が行えます。
たとえば人事異動があった直後にエンゲージメントスコアの大きく下がった従業員が多くいた場合、適正な部署に配置されなかったことや、周囲となじめていないことなどが考えられます。
これはスコアを分析すればより原因を絞り込みやすく、原因を特定できれば、周囲になじめない場合はコミュニケーションの機会を増やすといった対策も可能です。このように、数値の変化を可視化することで、組織の課題へ早期に取り組めるようになります。
エンゲージメントスコアの測り方・分析方法
エンゲージメントスコアの測り方としては、主に次のような方法が挙げられます。
- エンゲージメントサーベイ
- パルスサーベイ
- 従業員サーベイ
- センサスサーベイ
- UWES
また算出したスコアの分析方法としては次のものが挙げられます。
- 単純分析
- クロス分析
- 相関分析
それぞれ特徴について詳しく解説しているため、ぜひ参考にしましょう。
エンゲージメントサーベイ
まず挙げられる測定方法はエンゲージメントサーベイです。従業員と企業のエンゲージメントの状態を数値化する調査で、半年ごとや年1回など定期的にアンケートを実施します。
従業員のエンゲージメントの変化を把握できるほか、従業員のモチベーションや貢献意欲、職場環境の満足度など、さまざまな視点からエンゲージメントを評価可能です。具体的な調査方法として、従業員のエンゲージメントを評価する設問を設計します。たとえば、次のような設問です。
- 企業のビジョンを理解・共感しているか
- 業務を通じて成長の実感や達成感を得られているか
- 部署・チームで一体感をもって働けているか
- 親族・友人にもこの会社への入社をおすすめできるか
質問項目ごとに「1(非常にそう思う)」から「5(まったくそう思わない)」まで、5段階にわけて回答してもらい、スコアを可視化することで現状の課題をチェックします。
パルスサーベイ
パルスサーベイはより短い周期で調査を行う、従業員の意識調査です。従業員が日常的に感じている満足度や、現場の課題を把握するのが目的であり、5分程度で終わる5~10問程度のアンケートで調査します。質問項目の例としては次のようなものが挙げられます。
- 自分の業務内容に満足しているか
- 現場で業務を阻害するような問題は起きていないか
調査を行うタイミングは、新しいシステム・ルールの導入時や新入社員の入社など、現場に大きな変化があったときや、日常的なメンタルチェックや社内環境の満足度チェックにも最適です。実施の頻度は週1回~月1回程度が効果的とされています。
従業員サーベイ
従業員サーベイは、従業員の職場に対する不満や満足度を可視化するための調査です。具体的には給与や待遇、人間関係といった物理的な部分の課題を調査します。
- 職場の環境は快適だと感じるか
- 自分の仕事に対する評価に満足しているか
- 昇進や給与の制度に透明性があるか
主に従業員満足度(ES)や組織課題を可視化するのが目的であり、より働きやすい職場環境への改善を目指します。
センサスサーベイ
センサスサーベイとは、エンゲージメントスコアを測定する大規模な調査のことです。質問項目が50~150問と非常に多く、年に1回実施します。回答する従業員の負担はもちろん、アンケートの作成・収集・分析を行う担当者にも大きな負担はかかりますが、代わりに高い精度の結果を得られるのが特徴です。
またストレスチェックやハラスメントなどさまざまなテーマがあり、企業全体のエンゲージメントスコアが測定できます。そのため組織の成長や変革に伴う変化をとらえやすく、この結果を組織改善に生かすのが一般的です。
UWES
UWESは「Utrecht Work Engagement Scale」の略語で、日本語では「ユトレヒト・ワークエンゲージメント尺度」と訳されます。UWESでは「活力・熱意・没頭」の3つの要素からなる、17問で構成されます。たとえば、質問項目としては次のようなものが挙げられるでしょう。
- 仕事をしていると、活力がみなぎるように感じる(活力)
- 職場では、元気が出て精力的になるように感じる(活力)
- 仕事に熱心である(熱意)
- 仕事は、私に活力を与えてくれる(熱意)
- 仕事に没頭しているとき、幸せだと感じる(没頭)
- 私は仕事にのめり込んでいる(没頭)
※出典:島津明人研究室|慶應義塾大学総合政策学部「仕事に関する調査 (UWES) ©」(2024年11月26日閲覧)
UWESは3つの要素を3項目ずつ、計9問で測定する短縮版「UWES-9」も存在します。これらの質問項目に対し、「いつも感じる」を6点とし「まったくない」を0点とした7段階で評価を行い、各要素ごとの平均値を測定します。これを年代ごとや業種ごとに測定すれば、従業員が仕事をどのように感じているか、企業全体の傾向を分析可能です。
エンゲージメントスコアの分析方法
設計した各サーベイは従業員に配布して回答を収集し、各スコアの分析を行います。分析方法としては単純分析やクロス分析、相関分析などを行うことが多いです。それぞれの特徴や分析結果の見方は次のとおりです。
分析方法 | 特徴・見方 |
---|---|
単純分析 | 質問項目ごとの数値を回答数で割り、平均値を出す計算方法、全体の回答傾向を把握できる |
クロス分析 | 年齢層別や部署別などで単純分析を行う方法、属性による差を把握できる |
相関分析 | エンゲージメントの高い従業員の傾向を分析する方法、エンゲージメントの高い従業員の傾向を分析できる |
この際、エンゲージメントサーベイツールを使用すれば、より効率的なデータ収集とスコア分析が可能です。
エンゲージメントスコアを高める方法
エンゲージメントスコアを高める方法としては、次のようなものが挙げられます。
- エンゲージメントスコアが高まる要素を理解する
- 社内のコミュニケーションを活性化させる
- 管理職のマネジメント力を向上させる
- 継続してエンゲージメントスコアを測定する
それぞれ詳しく解説します。
エンゲージメントスコアが高まる要素を理解する
エンゲージメントスコアを高めるには、まずどういった要素がエンゲージメントスコアに影響を与えるかを理解する必要があります。いち早くエンゲージメントスコアを導入したコーン・フェリー社によれば、スコアに影響を与える要素は次の12項目だとされています。
項目 | 詳細 |
---|---|
戦略・方向性 | 経営戦略や企業理念が従業員に理解され、自身の仕事と関連させているか |
リーダーシップ | 管理職のマネジメントが適切で、信頼されているか |
品質・顧客志向 | 顧客が求める質の高いサービスや商品を提供できているか |
個人の尊重 | 個人の立場が尊重され適切に評価されているか、仕事と生活を両立できているか |
成長の機会 | スキルアップする機会が設けられているか、上司が成長をサポートしてくれるか |
報酬・福利厚生 | 報酬や福利厚生に満足しているか |
業績管理 | 従業員が自身に求められる成果を理解し、適切に報酬を得ているか |
権限・裁量 | 仕事を進めるための十分な権限があるか、意見に耳を傾けてもらえるか |
リソース | ヒト・モノ・カネ・情報といった、仕事をするためのリソースが十分か |
教育・研修 | 指導や研修といった、学びの場が十分に用意されているか |
協力体制 | チームや部門で連携が取れているか、アイディアやリソースを共有できているか |
業務プロセス・組織体制 | マニュアルが整備されているか、業務を的確に支援する機材が導入されているか |
これらの要素から、自社に不足しているものを見つけ、これをどのように改善していくかを考えましょう。
社内のコミュニケーションを活性化させる
エンゲージメントスコアを高めるには、社内でコミュニケーションを取れていることが重要です。従業員の声をしっかりと聞くのはもちろん、経営層から経営戦略や目標といった情報を発信しなければなりません。
これにより従業員は企業理念を理解し、目標に向かって仕事へ取り組めるようになります。具体的な方法としては、誰でも自由に意見交換ができる社内SNSや掲示板などの導入が挙げられるでしょう。
管理職のマネジメント力を向上させる
管理職のマネジメント力を強化させるのも、エンゲージメントスコアを高めるのに効果があります。管理職は企業のビジョンや目標を部下と共有し、モチベーションを維持するのが役割です。そのため従業員のエンゲージメントスコアは、管理職のマネジメントによって大きく影響されやすく、しっかりマネジメント力を高める必要があります。
管理職がエンゲージメントスコアの重要性を十分に理解し、部下とこまめにミーティングを行うといった施策を行いましょう。
継続してエンゲージメントスコアを測定する
エンゲージメントスコアは、継続して測定し続けることも重要です。測定を継続すれば、エンゲージメントスコアに変化があった場合にわかりやすく、課題を見つけて施策を行いやすくなります。また課題の発見と施策による改善を続けていけば、自然とエンゲージメントスコアも上がりやすくなります。
エンゲージメントスコアを高めるなかで、組織全体も改善を進められるため、最終的にはエンゲージメントスコアの高い組織へと成長できるでしょう。
エンゲージメントサーベイツールの比較表
【特典比較表つき】『従業員サーベイツールの資料13選』 はこちら⇒無料ダウンロード
一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
【特典比較表つき】『従業員サーベイツールの資料13選』 はこちら⇒無料ダウンロード
※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
エンゲージメントスコアを算出できるサーベイツール10選
Wevoxは従業員の心理状態や特性、組織のカルチャーなどを可視化して、エンゲージメントの高い組織づくりに貢献する、組織力向上プラットフォームです。わずか3分で回答可能なエンゲージメントサーベイ機能を搭載されているのが特徴です。リアルタイムでの自動集計や、蓄積されたビッグデータの解析によって、組織の特徴や傾向、課題を特定できます。
またAIを活用した個人やチームの改善サポート機能では、個人ごとのサポートの優先度を可視化できるほか、チームの特徴や改善点を示唆してくれるため、改善のための施策を検討しやすいでしょう。
カオナビは、社員の個性や才能を発掘して、戦略的な人事を加速するタレントマネジメントシステムです。社員アンケートを用いたエンゲージメントサーベイが可能で、調査結果はワンクリックでグラフ表示できるため、内容の分析やエンゲージメント向上のための施策立案に活用できます。
さらに、調査の対象者の絞り込みや、深掘りした設問による追加アンケートも可能です。ほかにも、簡易ストレス調査による従業員のストレスの可視化、労務負担分析など、従業員に関わるさまざまな調査・分析が可能なシステムです。
HRMOSタレントマネジメント - 株式会社ビズリーチ
HRMOSタレントマネジメントは、人事と経営をデータでつなぐ人財活用システムです。従業員のエンゲージメントと組織パフォーマンスの観点から、ピープルアナリティクスの専門家によって作成された74問の組織サーベイをもとに、企業や組織が抱える課題の特定が可能です。
回答結果は、阻害要因のカテゴリごとに表示されるほか、前回の結果や独自基準との比較値を自動算出するため、課題となるポイントを客観的に把握できます。
SmartHRタレントマネジメント - 株式会社SmartHR
SmartHRタレントマネジメントは、人事業務の業務効率化や、データ活用による組織改善に活用できるツールです。従業員サーベイ機能が搭載されており、エンゲージメントやキャリア希望、組織内でのハラスメントの有無など、組織や個人の状態を可視化できます。
SmartHRタレントマネジメントに登録された従業員情報を使用でき、同システムが用意したプリセットサーベイによってすぐにサーベイを実施可能です。部署や役職、勤続年数など、複数の従業員項目をかけ合わせた分析ができるほか、結果を自動集計してスムーズに可視化します。
Geppoは、個人と組織の課題を可視化するサーベイツールです。個人サーベイによる個人の課題の可視化と、組織サーベイによる組織課題の可視化ができます。従業員は毎月3問の設問に回答するだけで、ツールへのログインも不要のため、回答のための負担はほとんどかかりません。
回答内容はダッシュボードに瞬時に可視化されます。リアルタイムで更新されるほか、組織や職種、性別などのマスタデータと組み合わせた分析が可能です。
クアルトリクス 従業員エクスペリエンス(EX)|Qualtrics - クアルトリクス合同会社
クアルトリクス 従業員エクスペリエンス(EX)は、企業や組織と従業員とのエクスペリエンスギャップを埋めるためのソリューションツールです。従業員エンゲージメント調査によって、個人や組織の全体像を把握できるほか、将来性のある施策の立案が可能です。
また分析機能にも優れており、重大なエクスペリエンスギャップをもつ従業員が自動的に発見できたり、コメントから検出される感情を把握できたりします。
リアルワンの従業員満足度調査 - リアルワン株式会社
リアルワンの従業員満足度調査は、調査・評価を専業で行っており、専門性の高いエンゲージメント調査ができるサービスです。仕事に対する積極性を思考面・情緒面・行動面の3つの側面から算出するサーベイで、回答結果をもとにエンゲージメントスコアを算出して報告されます。
調査結果はグラフや表を交えて報告されるほか、結果を理解するための考察コメントが添えられています。これによりエンゲージメントの状態や強み、課題の把握、改善策の検討・実施につなげられるでしょう。
ラフールサーベイは、組織と個人の状態を可視化して行動変容を促進できる、組織診断サーベイです。システムに蓄積された膨大なデータから、エンゲージメントを可視化できる設問が網羅されています。
ダッシュボード機能により、回答結果や分析データ、他社での事例など見たい項目をすぐに閲覧可能です。エンゲージメントスコアの表示や退職理由の把握、業界内での比較、部署や属性ごとのクロス分析など、さまざまな分析内容を可視化できます。
ミキワメは、従業員サーベイで離職率の低下を実現できるシステムです。従業員の性格や心理状態をもとに、サポートが必要な社員を可視化できます。また、それぞれの社員にとって適切なマネジメントやケアの方法をAIが提示してくれるため、効果的なサポートを実施でき、従業員のエンゲージメント向上に役立ちます。
サーベイは3分で回答可能です。調査対応の負担も少なく、定期的にサーベイを実施しやすいため、従業員の状態変化にも気づきやすいでしょう。
モチベーションクラウド - 株式会社リンクアンドモチベーション
モチベーションクラウドは、組織改善のためのエンゲージメントサーベイが実施できるシステムです。網羅的なアンケート調査を実施しやすいことに加えて、国内最大級のデータベースから自社と他社の比較が可能です。期待度と満足度の2軸でサーベイを実施し、従業員のエンゲージメントを可視化します。
組織変革がスムーズに行われるよう、随時アドバイスをもらえるのも魅力です。サーベイの実施から改善まで伴走してもらえるため、はじめてエンゲージメント改善に取り組む企業でも利用しやすいでしょう。
エンゲージメントスコアの向上に取り組む企業事例3選
エンゲージメントスコアの向上に取り組む企業の実例を紹介します。
東映【Webox活用】
映画をはじめ、さまざまな映像制作を手掛ける東映株式会社では、従業員の働きがいや働きやすさを求めるため、従業員エンゲージメントの向上に取り組むことにしました。2022年に新任の人事部長による提案で、エンゲージメントサーベイの導入が決まり、競合会社が導入していたWevoxに注目します。
従業員が簡単に回答できることや、チャットツールとの連携ができること、利用企業が多く比較分析もしやすいことなどから、Wevoxを導入しました。
月1回のサーベイを実施すると、経営サイドからのメッセージと従業員の認識との乖離が露見したほか、組織長のマネジメントスキル不足、中堅社員のエンゲージメント低下が明確になりました。
そこで、役員と従業員の意見交換やキャリアパス支援、組織長のマネジメントスキル向上を目的としたクラス受講など、具体的な取り組みを実施。結果として、従業員間でのエンゲージメントの認識が向上したほか、組織長の改善意識に進展が見られたそうです。
※出典:アトラエ「「東映をもっともっと好きになれるように」サーベイから導かれた課題と打ち手を軸にしたエンゲージメント活動による変化」(2024年11月26日閲覧)
SHE【Geppo活用】
ライフ&キャリアスクールの運営を行うSHE株式会社では、事業の成長に採用が追いつかず業務過多となることや、リモートワークで従業員の状況が見えにくいことに課題を抱えていました。
そこでサーベイツールGeppoを導入したところ、組織の状態を把握でき、マネジメントのあり方について経営陣と従業員の認識のずれを把握し、改善策を実施できるようになったそうです。アラートが発生した従業員には30分の面談を行い、背景をヒアリングしたうえで、解決策を提示しています。
また、新入社員のコンディションチェックにGeppoを活用して、人事側からのフォローを欠かさないよう意識しているそうです。
※出典:リクルート「規模拡大を続けながらGeppo内No.1の高eNPSを獲得した事例」(2024年11月26日閲覧)
未知【ミキワメ活用】
Webマガジンやコーポレートサイト、動画などコンテンツの制作事業を展開する未知株式会社は、離職率の高さから組織の状態を定量的に把握する必要を感じ、ミキワメの導入に至ります。
導入後は定期的にサーベイを配信し、組織のスコアに加えて、個人スコアの変動が変動した場合の個別対応実施や、上長や人事との1on1ミーティングの実施など早期対策を図るようになったそうです。
結果組織のエンゲージメントが向上し、明るい職場環境の構築を実現できたとのこと。従業員同士のコミュニケーションが活性化したほか、休職者や離職者が減少するといった効果があったそうです。
※出典:リーディングマーク「サーベイの結果から改善アクションを実施し、エンゲージメントが劇的に改善。体調不良社員が激減した活用方法とは。」(2024年11月26日閲覧)
従業員サーベイでエンゲージメントを数値化しよう
エンゲージメントスコアは、組織・チームの働きやすさや生産性、離職率などを測るために重要な指標です。一方でエンゲージメントサーベイツールを活用すれば、個人や組織のエンゲージメントスコアを可視化でき、組織の改善につながるでしょう。
本記事を参考にエンゲージメントサーベイが実施できるツールを導入し、エンゲージメントを数値化しましょう。
エンゲージメントサーベイツールは次の記事で詳しく紹介しています。


従業員満足度調査やエンゲージメントサーベイ、モチベーション管理・診断が可能なおすすめツールを厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。ぜひ従業員サーベイ・社内アンケートツールを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。