エンゲージメントサーベイツールおすすめ22選【比較表あり】機能・料金・選び方

エンゲージメントサーベイツール比較表【機能・料金・口コミ評判】

エンゲージメントサーベイにおすすめのツールの機能・料金を比較表にまとめました。

【特典比較表つき】『従業員サーベイツールの資料11選』 はこちら⇒無料ダウンロード

一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。

【特典比較表つき】『従業員サーベイツールの資料11選』 はこちら⇒無料ダウンロード

^{※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。}

企業・組織におけるエンゲージメントとは

組織におけるエンゲージメントとは、従業員が組織に貢献したいという自発的な意欲のことです。「従業員の企業に対する信頼の度合い」や「従業員と企業とのつながりの強さ」ともいえます。

従業員のエンゲージメントが高い状態とは、多くの従業員が会社のビジョンや方向性に共感し、仕事に対して積極的かつ満足している状態のことです。従業員エンゲージメントはモチベーションが高いかどうか、忠誠心があるかどうかとは異なり、従業員が会社の成長に貢献しようとする意欲を強く反映している点で非常に重要な指標です。

企業にとってエンゲージメントを高めることは、離職率の低下や生産性の向上、顧客満足度の向上などのメリットが期待できます。そのため、多くの企業がさまざまなアプローチを使って、エンゲージメントの向上に取り組んでいます。

従業員のエンゲージメントに関する詳細記事はこちら

エンゲージメントサーベイとは

エンゲージメントサーベイとは、従業員と会社とのつながりの強さを定量的に分析するための組織診断調査のことです。

従業員満足度調査が、会社の給与、休暇の取りやすさといった待遇に対する満足度を中心に調査するのに対して、エンゲージメントサーベイでは、従業員の企業理念や会社のビジョンへの共感度、会社への貢献意欲などを中心に調査します。

調査は主に従業員に対するアンケート調査によって実施されます。用紙やWord、Excelなどを活用して実施する方法もありますが、近年はエンゲージメントサーベイツールを活用してエンゲージメントを測定する企業が多いです。

エンゲージメントサーベイの目的

エンゲージメントサーベイの主な目的は、次のものが挙げられます。

組織の課題を可視化

エンゲージメントサーベイを通じて、組織にとっての課題や問題点、改善の余地がある領域を特定します。企業は従業員の回答を分析して具体的な人事施策を策定し、働く環境や組織文化を向上させるための取り組みを開始できます。

なお、エンゲージメントサーベイは正しく実施しないと、従業員から「やるだけ無駄」「意味がない」と言われることがあります。実施する際には、「目的の明確化と理解促進」「分析結果の周知」「施策の実行」を徹底しましょう。

エンゲージメントサーベイが「やるだけ無駄」と言われる理由と実態調査の詳細記事はこちら

人事戦略の構築

エンゲージメントサーベイの結果から人事の課題を発見できれば、1on1ミーティングの実施や評価制度の見直し、組織開発、環境整備などの人事施策に反映させます。

これにより従業員エンゲージメントが改善できれば、離職の低下や優秀な人材の確保と定着が見込めます。結果的に組織全体のパフォーマンスと生産性が向上し、企業の競争力強化が期待できるでしょう。

離職防止（リテンション）に関する詳細記事はこちら

リーダーシップの評価

エンゲージメントサーベイは、組織のリーダー陣が従業員にどのような影響を与えているかが評価できます。上司が従業員の信頼を得られているか、会社のビジョンが浸透できているかなどが明らかになります。

企業理念やビジョンの浸透度が低ければ、定義を明確にして共有し、マネジメント研修やリーダーシップ研修でリーダー陣の1on1やコーチングのスキルを高めることが求められるでしょう。

エンゲージメントサーベイツールを導入するメリット

エンゲージメントを測定する際には、自社でアンケートを作成して実施する方法もありますが、多くのエンゲージメントサーベイツールが開発されており、ツールを導入する企業が増えています。

エンゲージメントサーベイツールの導入メリットを3つ紹介します。

エンゲージメントサーベイツールの選び方

エンゲージメントサーベイを導入する際には、「タイプ」「機能」「注意点」「価格」の4つの観点からシステムを比較して、自社に適したシステムを選定しましょう。

エンゲージメントサーベイツールのタイプを確認する

エンゲージメントサーベイツールには特化型と一体型のタイプがあります。

タイプ	詳細
特化型	エンゲージメントの調査・分析に特化している
一体型	エンゲージメント調査・分析に加えて、タレントマネジメントや人事評価などができる

特化型はエンゲージメントサーベイに必要な機能に絞っているため比較的低価格で利用できる一方、一体型はエンゲージメントサーベイに加えてさまざまな人事領域をカバーしているために一般的に料金は少し高めです。

エンゲージメントサーベイに注力したい企業には「特化型」、エンゲージメントサーベイとあわせて人事管理も効率化したい企業には「一体型」がおすすめです。

エンゲージメントサーベイツールの機能を確認する

求めるタイプが決まったら、次にエンゲージメントサーベイツールで具体的にどの機能が必要なのかをチェックします。主な機能は次のとおりです。

機能	詳細
アンケートの定期配信機能	アンケートの配信予約や配信対象の従業員の抽出機能
テンプレート機能	専門的な調査テンプレートを利用できる
ダッシュボード機能	アンケート結果の集計・分析データを、リアルタイムでダッシュボードに表示する機能
調査項目のカスタマイズ	質問項目をカスタマイズできる
クロス分析	回答者の属性別に結果を分析できる
質問項目別の分析	設問ごとの回答比率を表示できる
個人単位での分析	個人単位で項目別の数値・前回比・推移を分析できる
ベンチマーク機能（業界他社との比較）	偏差値を用いて業界他社と比較できる
退職リスク・コンディションのアラート機能	退職リスクのある従業員やコンディションの悪い従業員がいた場合にアラートされる

とくに、「テンプレート機能」や「調査項目のカスタマイズ」は、必要な指標・設問が標準で搭載されているか、あるいは追加できるかを確認することが大切です。

エンゲージメントサーベイに重要な質問項目の詳細記事はこちら

エンゲージメントは多様な意味合いを含む言葉なので、自社で測定したいエンゲージメントとはどのようなものかをイメージしたうえで、それについて測定・レポーティングできるツールを選定しましょう。

また、一体型ツールの場合はエンゲージメントだけでなく、タレントマネジメントや人事評価、ワークフローといった幅広い要素を管理するので、それらの機能を含めて比較検討してください。

エンゲージメントサーベイツールを導入する際の比較ポイントを確認する

エンゲージメントサーベイツールの選定の際には、次の項目も確認しておきましょう。

注意点	詳細
匿名・実名	アンケートの回答方法が匿名式か実名式かはツールによって異なるため、希望する方式を利用できるかを確認しましょう。
調査方法（質問数・実施頻度）	各ツールによって可能な質問数や実施頻度が異なるため、自社の求める調査が可能かを確認しましょう。
アクションプランの提案	組織や個人の課題や問題にもとづいて、改善のためのアクションプランを提案可能かも重要です。
人的資本の情報開示	必要に応じて、組織が社内外に公表する従業員に関する情報を収集・表示できるか確認しましょう。
連携サービス	連携させたい人事管理システムやコミュニケーションツールなどがある場合は、ツールごとに連携可能なサービスが異なるのでチェックしましょう。

1つ目の「匿名・実名」は、それぞれの回答方法にメリット・デメリットがあるため、自社の環境に合う方式を利用できるかを確認しましょう。

エンゲージメントサーベイの匿名・実名のメリット／デメリットの詳細記事はこちら

また、2つ目の「調査方法（質問数・実施頻度）」については、大きく分けて「パルスサーベイ」と「センサスサーベイ」の2種類があります。

種類	特徴	質問数	頻度
パルスサーベイ	少ない質問数×高頻度でタイムリーな状況把握ができる	5～15問程度	週1～月1回程度
センサスサーベイ	多くの質問数×低頻度で精度の高い調査ができる	50～150問程度	年1～2回程度

ツールを選ぶ際は現場の負担を減らし、回答を集めやすいオペレーションもあわせて検討しましょう。

パルスサーベイが実施できるツールの詳細記事はこちら

エンゲージメントサーベイの料金・費用相場を確認する

多くの特化型の場合、アカウント数に応じて課金され1アカウントあたり月額数百円程度で導入できます。ただし、ツールによっては月額固定費用の場合や、別途初期費用が発生するケースもあります。

一体型の場合は特化型よりも高価格帯のツールが多いですが、利用するプランによっては費用を抑えることも可能です。

無料トライアルを利用できるツールもあるので、いくつか候補を絞り込んだら実際にツールを試してみるとよいでしょう。

エンゲージメントサーベイツールの料金・費用相場の詳細記事はこちら

＼【限定特典】エンゲージメントサーベイツール比較表付き／

ISO30414に基づくエンゲージメントサーベイツール4選比較

ISO30414とは、国際標準化機構（ISO）が策定した人的資本に関する国際規格です。組織の人的資本の価値を明確にし、透明性を高めることを目的としています。

ISO30414に準拠したサーベイツールは、国際的な基準のエンゲージメント測定・分析・レポーティングが可能であり、例として次の機能を備えています。

• 国際標準化機構（ISO）の要求事項を満たすエンゲージメント指標の提供
• 従業員の回答を分析するための統計的ツールの提供
• エンゲージメントの向上に役立つレポートの作成

次のサービスは、ISO30414に基づくサーベイを掲げています。

• 「カオナビ」……ISO30414の主要項目を中心にした人的資本テンプレート機能あり
• 「HRBrain 組織診断サーベイ」……シリーズの「タレントマネジメント」と連携すると、ISO30414に対応した「カスタムグラフ機能」が使用可能
• 「タレントパレット」……ISO30414に準拠した項目を含む人的資本情報を見える化する「人的資本ダッシュボード」機能あり
• 「バヅクリエンゲージメント」……ISO30414に準拠するよう設計されたサーベイ項目あり

日本の場合はいまのところ、ISO30414にもとづく情報開示は必須ではありません。しかし、国際的な基準で人的資本の情報開示を行いたい企業は、上記のツールから検討してみるとよいでしょう。

特化型エンゲージメントサーベイツールおすすめ14選比較

おすすめの特化型エンゲージメントサーベイツールを比較紹介します。

• 3分で実施できる簡単なアンケート
• 個人フォローやチーム改善のアドバイスをAIが実施
• すべての機能を1か月間^※、無料トライアル可能

Wevoxは、アンケート作成から分析、打ち手の検討まで一気通貫でカバーできる特化型のエンゲージメントサーベイツールです。3分でできる簡単なサーベイに加えて、豊富なテンプレートから自社の目的にあったサーベイを実施できるカスタムサーベイ機能があります。

サーベイで過去・現在の状況をモニタリングするだけでなく、結果分析を通じて未来の予測やサポートすべきメンバーのリストアップができます。また、Wevoxが保有するデータから他社とのエンゲージメントのバランスを比較し、どの項目がどの程度エンゲージメントに影響を与えているかの分析も可能です。

※出典：アトラエ「料金プラン｜組織に「きづき」を起こすサイクルを。エンゲージメントサーベイ【Wevox】」（2024年2月7日閲覧）

• 適性検査・ウェルビーイング測定が利用可能
• 2分間で答えられるパルスサーベイ
• チーム・メンバー単位でエンゲージメントが確認できる

ミキワメは、採用候補者が受検する「ミキワメ適性検査」、社員が受検する「ミキワメウェルビーイング」が利用できるツールです。ミキワメウェルビーイングは、2分程度で回答できるパルスサーベイツールで、社員やチームのメンタルコンディションの変遷が確認できます。

また、定型的なアンケートだけでなく、コメント機能もあるので従業員の生の声を聞くことも可能です。社員の性格を可視化し、離職・休職の予兆がある社員も確認できるので離職率改善に役立ちます。

• 60秒で回答できるエンゲージメントサーベイ
• ワークショップのようなソリューションも提供
• 人的資本の情報開示ガイドラインISO30414に準拠

バヅクリエンゲージメントは、人事コンサルティング会社が提供しているエンゲージメントサーベイツールです。エンゲージメントを測定できるのはもちろん、分析結果を踏まえてエンゲージメントを改善するワークショップや研修の提案を受けられます。

60秒程度で回答できるアンケートは、産業医と組織開発の実務専門家が監修しています。人的資本に関する情報開示のガイドラインに準拠しているので、調査結果は人的資本に関するデータとしても開示可能です。

• パルスサーベイ、センサスサーベイを選択可能
• サポート体制が充実している
• テレワーク下におけるストレスマネジメントにも活用

Geppoは、リクルート社の人事ノウハウをもとにして開発されたエンゲージメントサーベイツールです。毎月1回、3問に回答することで従業員エンゲージメントを測定します。質問数が少ないと感じるかもしれませんが、eNPSをベースに全国就業実態調査を分析して練り上げられています。なお、不足分はフリーコメント機能によって回答を収集可能です。

使いこなすためのサポートとしてオンボーディングやカスタマーサクセス、人事ナレッジなどが提供されています。

• 手間なく×ほどよいサポート×低価格がコンセプト
• 離職アラートで人材流出の可能性を予想できる
• サーベイ結果共有会でサーベイ結果分析・打ち手を相談できる

ハタラクカルテは、1アカウント月額167円（税抜）^※から使用できるエンゲージメントサーベイツールです。個人の改善案を引き出す自動深掘り設問機能も搭載されているので、画一的なアンケートではなく、従業員の状態に合わせてサーベイ内容が自動で調整されます。

また、個別見積もりのプロフェッショナルプランであれば、専任の担当者から改善施策立案・推進の支援が受けられます。

※ 年払い・最低契約金額：年間100,000円

• 専門家チームが調査を設計
• AIと自動化による効率的な従業員のモニタリング
• 現場マネージャーにアクションを促進

クアルトリクス 従業員エクスペリエンス（EX）は、ストレスチェックや360度評価、従業員ジャーニー分析などを提供しているツールです。パルスサーベイができ、かつ自由度の高いアンケート作成が可能です。AIと機械学習を利用した予測インテリジェンスが組織に関するインサイトを提供してくれます。

博士号をもつ組織心理学者と対象分野の専門家が設計に携わっているので、信頼性のある調査が可能です。

• 組織の強みと課題を発見できるサーベイ
• 専任担当者が組織改善をサポート
• 従業員のセルフマネジメントを促進

ラフールサーベイは、離職リスクやハラスメントリスクのリスク予防から、エンゲージメント、eNPSといった組織強化まで幅広いテーマに対応したサーベイツールです。

専任担当者がサポートにつき、エンゲージメントをはじめとした各種従業員サーベイを効率的に実施できます。従業員のセルフマネジメントにも対応できるようにコンディション入力、セルフケアコンテンツ、ウェルビーイングタイプ診断なども搭載されています。

• メンタルヘルス・フィジカルヘルス・エンゲージメントを計測
• 従業員の状況に合わせたオンラインコンテンツを提供
• オプションで福利厚生の拡充が可能

LLax forestは、ストレスチェック機能が付いたエンゲージメントサーベイツールです。サーベイシステムで従業員のメンタルヘルス、フィジカルヘルス、エンゲージメントを把握できます。さらに、ツール内の動画コンテンツやアドバイスコメントをもとに従業員のメンタルケアや健康教育が可能です。

オプションでセルフケアを推進するために福利厚生を従業員に提供できます。ベーシックプラン（サーベイ・分析・ソリューション）で年間2,400円（税抜）／人から、福利厚生付きプランで年間6,600円（税抜）／人から利用可能です。

• エンゲージメント・従業員満足度・仕事に対する価値観の調査が可能
• 「ありがとう」を送りあう組織文化づくり
• 経営理念の浸透でエンゲージメント向上を促進

THANKS GIFTは、組織分析機能や性格診断機能、アンケート機能などを備えたエンゲージメントクラウドツールです。サーベイデータをもとにした退職のリスクや、活躍している社員の特徴を分析できます。

他にも、日々の感謝や賞賛を伝えあうサンクスカードでは、コミュニケーションの活性化に役立ちます。経営者の想いやビジョンを気軽に発信できる掲示板機能を利用すれば、ビジョンの理解促進や働きがいの醸成にもつながるでしょう。

• 離職率改善・マネージャー育成に貢献
• AIマネージャーが組織運営をサポート
• 厚生労働省のストレスチェック制度に準拠

パルスアイは、月1回3分から10分程度のアンケートで従業員のエンゲージメント、メンタルヘルスケアに関する指標が測定できます。業績向上や生産性改善の影響度の高いカテゴリースコアが算出できるので改善すべき箇所も明確になります。

マネージャーの育成、組織運営のPDCAを回すための機能が充実しており、効果的な1on1ミーティングの実施にも役立つツールです。

• 従業員それぞれの状態を記録
• 専門家にオンラインで相談可能
• 1on1の実施支援が豊富

INSIDESは、専門家によるサポートを受けられるサーベイツールです。約3分間で回答できるアンケートで一人ひとりのコンディションや性格を分析、可視化することによりマネージャーによる部下の状況理解を促進します。記録は1on1を実施する際にも活用できます。

メンバーの状態や性格に応じた適切な接し方もツールがレコメンド。さらに、1on1での接し方に困った場合は専門家に何度でもオンラインで相談可能なので、管理職のマネジメント力向上にも役立ちます。

• アンケートで従業員の傾向把握
• 退職意識の要因から離職防止の改善策の提案まで一括してサービス提供
• 専門家によるインタビューにより退職理由を深掘り

いっとは、会社の現状や従業員の傾向が把握できるアンケートシステムを搭載したサーベイツールです。アンケートはカスタマイズでき、他者との比較分析、回答変化の分析、性格診断など、細かい分析が可能です。

また、退職予定者にインタビューするエグジットインタビューサービスも提供しています。ヒアリングと分析から組織改善策の提案を受けられ、従業員の定着や採用時のミスマッチ防止などに役立ちます。

• 新入社員の離職リスクを可視化
• 入社者3名分まで無料で使用可能^※
• テレワーク下でも離職の兆候を発見

HR OnBoardは、新入社員の早期離職防止のための無料から使えるサーベイツールです。数多くの採用支援を通じて開発した独自の分析メソッドにより、メンバーの離職予兆を素早く正確にキャッチ。さらに、活躍社員の特徴を見える化でき、離職予兆社員・活躍社員のデータを採用にも活用できます。

※出典：エン・ジャパン「HR OnBoard」（2024年2月7日閲覧）

• 豊富なデータベースをもとに組織状態を可視化・分析
• 人事コンサルティングのノウハウをシステムに凝縮
• 他社比較・項目比較・属性比較・経年比較まで可能

モチベーションクラウドは、人事コンサルティング大手のリンクアンドモチベーション社が提供している、エンゲージメントサーベイツールです。同ツールの導入企業と従業員の情報が蓄積されたデータベースにより、調査結果を他社と比較し自社の課題を明確にできます。

また、専門のコンサルタントによるサポート体制があり、組織改善施策の検討まで伴走してくれます。さらに、いつでも学べる動画研修や組織開発アカデミーなど、組織改善のための付随サービスが充実しているのもポイントです。

一体型エンゲージメントサーベイツールおすすめ8選比較

一般的に一体型のエンゲージメントサーベイは人事管理システムと一体なので、人事管理の機能面も重点的にチェックしましょう。おすすめの一体型エンゲージメントサーベイツールを比較紹介します。

• ジンジャー人事労務のオプションとして契約可能
• 週1回のアンケートで従業員のコンディションを定点観測
• 従業員の異変を自動で検知

ジンジャー人事労務(サーベイ)は、人事労務システムのジンジャーにオプションで搭載できるエンゲージメントサーベイです。週1回エンゲージメントに関する簡単なアンケートを従業員に送信し、結果を自動で分析できます。

他のジンジャーシリーズのシステムと組み合わせることによりさまざまな人事領域をカバーできます。

• エンゲージメント・eNPS・ストレスチェックを調査
• 採用から退職、人事労務のDXまで幅広い領域に対応
• ISO30414主要項目にも対応した豊富なテンプレート

カオナビは、人事管理全般をカバーしている一体型のエンゲージメントサーベイツールです。採用管理から入退社手続き、タレントマネジメント、リスキリングなどさまざまな人事領域をカバーしています。

エンゲージメントサーベイ機能はアンケートを配信・分析するだけでなく、対象者の絞りこみや設問を具体化し追加アンケートの実施が可能です。人的資本の情報開示に必要なISO30414の主要項目を中心に、情報開示するための豊富なテンプレートが揃っています。

• 同社シリーズと組み合わせて使用できる
• 独自の設問設計により改善アクションを明確化
• 人的資本開示に対応したサーベイ、アウトプットが可能

HRBrain 組織診断サーベイは、人事評価・労務管理・人材育成など広範な人事領域をカバーしているエンゲージメントサーベイツールです。サーベイ機能としては設問内容や配信対象、スケジュールなど柔軟なカスタマイズが可能であり、かつ分析軸も豊富に設定できるのでさまざまなニーズに合わせた調査ができます。

また、エンゲージメント状態の定量化を実現し、人的資本の情報開示に必要な人材データの収集が可能なので、株主向けの公開情報を作成する際にも役立ちます。

• 科学的人事にもとづいたタレントマネジメント
• ISO30414対応の人的資本ダッシュボード
• 離職者の傾向を分析し兆候をアラート

タレントパレットは、科学的人事をコンセプトにさまざまな人事領域を統合的に管理できるタレントマネジメントシステムです。エンゲージメントサーベイでは離職防止分析やエンゲージメント分析、労務負荷分析などが可能です。

アンケート機能によるエンゲージメント調査のほかに、システムに蓄積された評価結果や残業時間などからもデータ分析ができ、より包括的な人事戦略を可能とします。ISO30414対応の人的資本ダッシュボードも注目の機能です。

• サーベイのカスタマイズが容易
• 人事・労務業務にかかる工数・時間を削減できる
• さまざまな人事情報を一元管理できる

SmartHRは、人事・労務業務の効率化をコンセプトにしたクラウド人事労務ソフトです。人事・給与・スキルなどさまざまな人材情報を一元管理できます。搭載されているサーベイ機能を使えば簡単にアンケートを作成でき、SmartHR上の人事データと掛け合わせた分析が可能。

エンゲージメントサーベイ以外にも、新入社員オリエンテーションサーベイや人事評価制度の運用改善サーベイ、ハラスメントサーベイなど豊富なテンプレートが用意されています。

• 人事と経営をデータでつなぎ人財を活用できる
• 組織組織診断・個人両方のサーベイに対応可能
• HRMOS採用と連携して採用・人材を統合的に管理

HRMOSタレントマネジメントは、HRMOSの勤怠管理や採用管理などと連携できるタレントマネジメントツールです。タレントマネジメントを軸に目標管理・1on1支援、サーベイといった機能をセットで提供しています。

個人と組織診断の両方のサーベイに対応しており、専門家が作成したアンケートを使用してすぐにサーベイを開始できます。

• 戦略人事を実現するタレントマネジメントシステム
• 社員の定着化と離職率の低減に活用できる
• 大企業や公官庁向けのシステムとしても実績あり

One人事は、タレントマネジメントを軸にしてさまざまな人事管理機能が搭載されたツールです。基本機能をベースに人事評価やワークフロー、エンゲージメントサーベイなど必要な機能をオプションとして選択する仕組みなので、柔軟に機能を選択できます。

サーベイは、豊富なテンプレートが用意されたアンケートで、エンゲージメントや従業員満足度調査、人的資本の情報開示が可能です。

HRBrain パルスサーベイ wellday

• シンプルな設定でパルスサーベイを運用可能
• 自動化によりフォローアップ工数を削減可能
• 課題に対する推奨アクションを提案

HRBrain パルスサーベイ welldayは、従業員と組織のコンディションを手間なく見える化するサーベイツールツールです。従業員ごとにサーベイを最適化、回答内容に応じて設問数を自動で調整するので、従業員の回答負荷を減らしながらコンディションを把握できます。

回答結果はシステムが自動で集計し、CSVでダウンロードが可能です。課題に対する改善行動をシステムが分析、推奨アクションを提案してくれます。

エンゲージメントサーベイが注目される背景

エンゲージメントサーベイが注目されている主な背景は次の3つです。

人材の流動性の高まり

近年の労働市場は売り手市場であり、加えて終身雇用の崩壊により人材の流動性は高まる一方です。実際に、転職希望者の数は年々増加傾向にあり、2022年には968万人^※にのぼりました。

そうした背景から、従業員エンゲージメントを高めて維持することが、企業の安定的な人材確保の方法のひとつとして注目を集めています。

※出典：総務省統計局「労働力調査（詳細集計）　2022年（令和4年）平均結果」（2024年2月7日閲覧）

多様化する働き方の価値観

ワークライフバランスへの意識の高まりをはじめ、フレックスタイム制や在宅勤務、テレワークの普及、副業解禁などにより働き方の価値観も多様化してきました。これらの変化によって働く人一人ひとりのニーズや満足度の要因が複雑化しており、企業は従業員の声を聞き適切に対応することが求められています。

従業員の声を聞く手段として注目されているのが、企業と従業員の結びつきの強さを測れるエンゲージメントサーベイです。

人的資本の情報開示義務

上場企業を中心に、人的資本経営の観点からもエンゲージメントが注目を集めています。国内の上場企業では2023年3月期決算以降、人的資本の情報開示が義務付けられ、開示項目のひとつに従業員エンゲージメントがあります。そのため、投資家や株式市場の観点からもエンゲージメントサーベイを実施する必要があるでしょう。

エンゲージメントサーベイは人的資本経営のカギ

従業員のエンゲージメント向上が注目されはじめ、人事担当者だけでなく部下をもつ管理者も離職対策や組織改善に関心を寄せていることでしょう。エンゲージメントサーベイツールは、組織状態の可視化が可能なため、人的資本経営を目指す企業にも効果的です。導入する際は次のポイントに注意して選ぶことをおすすめします。

• サーベイツールのタイプ
• 必要な機能があるか
• 簡単にアンケートを作成できるか
• ダッシュボードの見やすさ
• 連携サービス
• アクションプランを提案してくれるか

エンゲージメントサーベイツールは、中堅・大手企業だけでなく、ベンチャー・スタートアップ企業でも組織の課題を感じる前に導入を検討してみてください。