リテンションマネジメントとは?実施する上でのポイントとサポートツールを紹介

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- リテンションマネジメントとは
- リテンションマネジメントの目的
- リテンションマネジメントのメリット
- リテンションマネジメントのポイント
- 社員の満足度向上に努力する
- 社内コミュニケーションを活発化する
- 「1on1」を実施する
- リテンションマネジメントのサポートツール
- カオナビ-株式会社カオナビ
- サービスチーム力診断-株式会社MS&Consulting
- SmartHR(スマートエイチアール)-株式会社SmartHR
- クアルトリクス従業員エクスペリエンス(EX)-クアルトリクス合同会社
- スマレビforES
- Talknote(トークノート)-Talknote株式会社
- ラフールサーベイ-株式会社ラフール
- 専門家のオンラインサポート付き組織サーベイ-INSIDES
- リテンションマネジメントで離職を防止
- ボクシルとは
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・労務手続きや従業員の情報管理業務を自動化 ・勤怠管理や給与計算ソフトなど外部サービスと連携可能 ・全社・組織別の名簿をテンプレートを用いて簡単に作成 |
リテンションマネジメントとは
リテンションマネジメントとは人材管理手法のひとつで、企業と社員の間で良好な関係を構築することにより、安定した雇用状態を維持することを指します。慢性的な離職率の高さに悩む企業の間で注目されはじめています。
また、優秀な人材を効率的に育成するうえで、リテンションマネジメントが大きな役割を果たすことも知られてきています。
リテンションマネジメントの目的
リテンションマネジメントの目的は、優秀な社員の離職率を減らすことによって、周囲の社員の生産性向上も目指すことにあります。
また、単に離職率の低下だけを目指すのではなく、企業全体で高い生産性を実現し、中長期的な業績の向上も狙ったマネジメント手法であるところがポイントです。
リテンションマネジメントのメリット
それでは、リテンションマネジメントの具体的なメリットについて説明します。
全体の生産性の向上、採用コストの低下
有効なリテンション施策によって、優秀な人材に長く働いてもらえれば企業の業績が安定し、さらにその影響が他の社員にも浸透することで全体の生産性の向上が期待できます。
また、社員の離職が続いてしまうとその補填のための採用コストがかかり、経営上の大きな負担となってしまうケースが少なくありません。離職を抑えることで採用コストを低下させられるので、企業全体として大きなプラスになります。
リテンションマネジメントによる離職防止については、以下の記事でより詳しく解説しています。
スキルやノウハウの蓄積ができる
社員が定着すると業務を効率的に行うためのスキルやノウハウが蓄積され、それをさらにブラッシュアップすることが可能になります。
蓄積されたノウハウは企業にとって非常に重要な無形資産であり、それを新たに入社した社員にも展開・実践することによって、組織全体のパフォーマンス向上が期待できます。
情報漏えいのリスクが低減する
頻繁に人員が入れ替わると、それだけ企業情報が外部に漏れてしまうリスクが高まります。効果的なリテンションマネジメントによって人材流出を防げれば、結果として情報の流出リスクも低減できるのです。
リテンションマネジメントのポイント
続いて、リテンションマネジメントを実践するうえで重要なポイントについて解説します。
社員の満足度向上に努力する
多様なバックグラウンドや特性をもつ人材たちが、ひとつの組織の中で高い生産性を発揮するためには、その組織でいかに満足できる体験を提供できるかが重要になります。
それぞれの社員が自らの特性や強みを活かして自発的にスキルアップできる環境を整えることで、自己成長のイメージを持ってもらえるようにするなど、さまざまな施策を通じて従業員体験(EX)を改善し、社員一人ひとりの満足度の向上を目指しましょう。
社内コミュニケーションを活発化する
管理者から新入社員にいたるまで、すべての人員が日ごろから自分の意見を言える風通しのよい環境にすることが大事です。そのためには心理的安全性を担保し、新人であっても活発に議論に加わりやすい企業風土を目指すと良いでしょう。
心理的安全性について詳しくは、次の記事を参考にしてください。
「1on1」を実施する
社員一人ひとりの成長に向き合うために、管理者と社員が1対1で対話できる場を設け、相談や活発な意見交換を可能にするのが有効です。
これにより離職防止につながるのはもちろん、部下の内面的な部分をより深く知れることにも繋がり、適切な人材配置が可能となります。人材育成にまとまった時間がとれない企業にとっては、比較的短い時間で高い効果を得られるため、業種や業態を問わず積極的に導入する企業が増えています。
「1on1」について詳しくは、次の記事を参考にしてください。
リテンションマネジメントのサポートツール
最後に、リテンションマネジメントの施策に有効なアドバイスツールをいくつか紹介します。
カオナビ - 株式会社カオナビ
画像提供:カオナビ
- アンケート機能で従業員の本音をキャッチ
- 面談記録を蓄積しモチベーション変化を"見える化"
- パルスサーベイ機能で離職予兆や組織課題を早期に発見
カオナビは、従業員の本音や思考を可視化する従業員満足度調査機能を備えた、人材管理システムです。収集したアンケート結果を元に業員の本音を可視化。また従業員のスキルや評価履歴、面談記録を蓄積し一元管理できるため、モチベーション変化を可視化しよりよい組織へ。有料オプションのパルスサーベイ機能では、定期的に短いアンケートを実施し結果を蓄積することで、組織課題の発見につながります。早期に対策し離職防止、エンゲージメント向上が期待できるツールです。
サービスチーム力診断 - 株式会社MS&Consulting
画像出典:サービスチーム力診断公式サイト
- サービス業で50万件以上の実績をもつ従業員満足度調査システム
- 詳細なデータに基づいた的確な課題解決ができる
- 充実したサポート体制
サービスチーム力診断は、全国のサービス業で51万件の実績がある従業員満足度調査システムです。会社の規模や店舗の状況に合わせた比較情報の入手が期待できます。
回答者の集中力が下がらない回答時間・回答設問数で設計されており、ビッグデータの分析や過去のコンサルティング経験から本当に必要な設問のみに絞られています。また、スタッフ数に制限がなくリーズナブルに組織診断ができるため、気軽に利用できます。
SmartHR(スマートエイチアール) - 株式会社SmartHR
画像出典:SmartHR(スマートエイチアール)公式サイト
- 人事に関する書類をペーパーレス化
- 労務の手続きは電子申請に対応
- エンゲージメント上昇に役立つ機能も充実
SmartHR(スマートエイチアール)は、人事・労務の業務効率化や、社員の生産性向上を目指せるクラウド型人事労務ソフトです。入社や退職、住所変更など、さまざまな手続きに必要な情報は、社員が直接入力します。これにより人事担当者の業務負担を減らしつつ、ペーパーレス化も実現します。さらに、社会保険・雇用保険などの手続きは電子申請に対応していて、役所への移動時間や郵送費の削減が可能です。また、登録された社員情報をもとにした分析レポートの作成や、従業員サーベイ(従業員の満足度調査)もできます。社員一人ひとりの課題を可視化し、働きやすい環境をつくることで、エンゲージメント上昇も目指せます。
クアルトリクス 従業員エクスペリエンス(EX) - クアルトリクス合同会社
画像出典:クアルトリクス 従業員エクスペリエンス(EX)公式サイト
- 従業員満足度を多角的に分析
- 重要なタイミングで従業員アンケートを自動実施
- データを分析し、従業員のインサイトを明確にする
クアルトリクス 従業員エクスペリエンス(EX)は、離職者へのアンケート実施を自動化するツールです。収集したデータにより離職の原因となる要因を特定し、改善につなげます。退職時のほか重要なタイミングでの従業員アンケートを自動化し、360度評価や自己評価など、従業員をより深く理解するためのさまざまな機能を搭載。1つのツールで、多角的な意識調査を実施し、任意の条件で分析可能。不満が大きくなる前に、従業員のインサイトを明確にします。
スマレビ for ES
- 信頼のおける動機付け理論と独自の診断項目により本格的なESを実施
- 企業が解決すべき課題の優先順位を明確化
- 組織別に課題を可視化できる
スマレビ for ESは、200社以上の提供実績を誇る従業員満足度調査システムです。
ハーズバーグの動機付け理論と200社を越える大手企業への導入によって構築された診断項目により、本格的なES(従業員満足度)調査を手軽に実施できます。社員の満足度と重視度を把握することで課題の優先順位を明確化。事業部や部門単位でも組織診断ができるので、組織別の状況を可視化して具体的な改善につなげられます。
Talknote(トークノート) - Talknote株式会社
- メッセージ利用数を社員ごとに把握
- 利用データを元に離職兆候がわかる
- 組織状況の活性化度合いを可視化
Talknote(トークノート)は、コミュニケーションを活性化させて、仕事に対するモチベーションを向上させるエンゲージメントクラウドです。
コメント共有やメッセージ機能を通じて社内コミュニケーションの課題を解決するツールです。メンバー間のメッセージ送受信数から、コミュニケーション改善施策の実施が可能。またアクセス時間や投稿量といった利用量から意欲低下アラートを出すなど、離職兆候の早期発見も可能に。組織の状況を定量的に把握できるので、改善が必要な要因を特定し具体的な施策に結び付けられます。
ラフールサーベイ - 株式会社ラフール
画像出典:ラフール公式サイト
- 3,000社以上の支援実績と18万人のデータ蓄積
- さまざまな角度から組織課題を分析できる
- 離職防止と組織の生産性向上を実現
ラフールサーベイは、組織課題の調査・分析・対策までをトータルサポートし、離職防止や生産性向上につなげられるサービスです。
支援実績は3,000社以上、約18万人のデータ蓄積を誇ります。個人と組織を多角的に分析し、どの部署に課題があり、どのような対策をうつべきなのかを個別に報告・提案してくれます。経営リスクを事前に回避することで、離職防止と組織の生産性向上、魅力的な企業ブランドの構築を可能にします。
専門家のオンラインサポート付き組織サーベイ - INSIDES
- 社員が抱える悩みや不満点を可視化
- 管理職がするべき具体的なアクションがわかる
- リクルートの専門家からアドバイスを利用できる
INSIDESは、社員のもつ悩みや不満点などを可視化し、レポートにして配信してくれるサービスです。これにより離職率の高止まりに歯止めをかけ、さらに適材適所の人材配置も実現するきっかけにできます。
管理者が社員一人ひとりの強みや特性、性格などをもとに「どのように声をかけるべきか?」といった具体的なアドバイスを含むレポートが配信されるだけでなく、それをもとにリクルートの専門家からマンツーマンでアドバイスがもらえます。優秀な社員の離職を防ぎたい企業にとってはよいアドバイスツールとなるでしょう。
リテンションマネジメントで離職を防止
リテンションマネジメントの概要と重要性、導入のメリットについて解説しました。どのような企業であれ、継続して業績を上げ続けるには離職率を抑えて優秀な社員に長く働いてもらう必要があります。
そのためには金銭的な報酬はもちろんですが、社員一人ひとりが自らの特性を活かしてやりがいをもって働ける職場環境を作ることが重要となります。また、本記事で紹介した事例のように、職場内でのコミュニケーションの活性化も大切で、特に上司と部下の対話によって問題を解決していく手法が今後ますます求められるでしょう。
現在、離職率の高さに悩んでいる企業の方は、ぜひ積極的にリテンションマネジメントに取り組み、優秀な人材の流出を防いで組織全体の生産性の向上を目指しましょう。
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