スマホ内線化の仕組み | メリット・クラウドPBXでスマホの内線化


PBXの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。各サービスの料金や機能、特徴などの詳細を確認できます。テレワーク・リモートワークの促進、受電業務の効率化、営業の生産性向上、固定電話の廃止など、さまざまな目的で導入されるPBXの比較にお役立てください。サービス比較はこちら
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- スマホ内線化とは
- スマホ内線化のメリット
- スマートフォンを子機化できる
- 外出中の営業にも内線を回せる
- リモートワーク体制を構築できる
- スマホ内線化のデメリット
- セキュリティリスクが高くなる
- 通話品質が低下することがある
- 固定電話回線、データ回線の増設が必要になる場合がある
- スマホ内線化する4つの方法
- クラウドPBXを活用する
- オンプレミス型のPBXを活用する
- FMCサービスを利用する
- 専用アダプターを導入する
- スマホ内線化におすすめPBXシステム
- MiiTel
- 03plus
- MOT TEL
- ひかりクラウドPBX
- モバビジ
- BIZTEL コールセンター
- T-Macss
- スマホ内線化の仕組みを理解して問い合わせ対応を効率化する
- BOXILとは
スマホ内線化とは
スマホ内線化とは、通常オフィスに備え付けられている内線電話網にスマホを加えることを指します。スマホの内線化を行えば、スマホに対しても内線電話を転送でき、スマホから固定電話の番号を使って電話を発信できます。
近年では、クラウドPBXを導入してスマホを内線化する企業が増えています。
クラウドPBXはリモートワークを推奨、外回りの営業スタッフが多い職場の業務を効率化させるためにおすすめのツールです。昔は困難でしたが、現在ではクラウドPBXが開発されたので、事業規模、業種問わずさまざまな企業が導入可能なシステムです。
スマホ内線化のメリット
スマホ内線化のメリットはおもに次の3つです。
- スマートフォンを子機化できる
- 外出中の営業にも内線を回せる
- リモートワーク体制を構築できる
スマートフォンさえ会社から貸与すれば社内の固定電話を追加購入する必要はなく、リモートワーク中や外出時のスタッフも内線感覚で電話対応できます。その結果、場所に囚われずに顧客対応、社内連絡が可能です。
スマートフォンを子機化できる
スマホ内線化をすれば、スマートフォンを子機化できます。
固定電話機を子機にしていると、電話周辺にいる人物にしか内線をつなげず、着席場所が定まらないスタッフに電話をつなぐのは困難です。
一方で、スマートフォンが子機化すれば、固定電話機の近くにいないスタッフへも電話を取り次ぎでき、社内のフリーアドレスかも実現できます。
スマートフォンを子機化することにより、社内のメンバーはさらに自由に行動できるようになります。
外出中の営業にも内線を回せる
外出中の営業にも内線を回せるようになることも、スマホ内線化のメリットです。会社に顧客から電話があったとしても担当営業が不在といったシチュエーションは頻繁にあります。
このときに一度顧客に事情を説明して一度通話を切り、社内から営業担当に電話して、また営業担当から顧客に電話をするといった手順になります。こういった手順には手間がかかり、応対が遅れることで顧客満足度が低下する可能性もあります。
スマートフォンを内線化すれば、顧客から電話があれば内線感覚で直接営業に電話を回せるので、社内のメンバーの対応が楽になり、顧客満足度の向上も期待できます。
リモートワーク体制を構築できる
リモートワーク体制を構築できることもスマホ内線化のメリットです。会社にきた電話は手持ちのスマートフォンで誰かしらが対応でき、社内の通話は内線機能を活用できます。
よって、固定電話機で電話対応をしていると出社しなければならないことの大部分が、スマホ内線化によってリモートで対応可能となります。リモートワーク体制を構築することにより、BCP対応や柔軟な働きか方の促進といったメリットが発生し、フレキシブルに対応できる事業運営体制を構築できます。
スマホ内線化のデメリット
スマホ内線化にはメリットも多い半面、一部のデメリットが存在します。スマホ内線化のデメリットとして挙げられることが多いデメリットが次の3つです。それぞれのデメリットについて詳しく説明します。
セキュリティリスクが高くなる
スマホ内線化を行うことにより、これまで社内の回線で完結していた通信が外部回線を通じて行うことになります。当然、社内で内線が完結している場合と比較すると、セキュリティリスクは高くなります。
電話を受ける各スマートフォンに対してきちんとセキュリティ対策を施すことや、スマホ内線化の方法を検討する際にセキュリティ対策も加味することが必要です。また、スマートフォンの利用ルールに関して厳格に定めることなどが対策として必要です。
通話品質が低下することがある
スマートフォンで内線を受けるため電波がつながらない場所にいる場合は、通話品質が低下する可能性もあります。たとえば、音声が途切れ途切れになり相手の話が理解できない、こちらの話が伝わらない、相手の声が遅れて聞こえて会話しにくいといったケースも想定されます。
また、使用するスマホ内線化のシステムによっても通話品質の低下が発生するケースもあるので、本導入の前にトライアルで通話品質を確認してから本格的なスマホ内線化を実施した方がよいです。
固定電話回線、データ回線の増設が必要になる場合がある
必ずとはいえませんが、スマホ内線化の方法によっては固定電話回線、データ回線の増設が必要になるケースもあります。
スマホ内線化により従来の通信方法と異なる方法で通信するので、規模によっては現在の回線数や帯域だと通信に支障をきたします。そのため、場合によってはデータ回線の増設が必要です。
スマホ内線化する4つの方法
スマホ内線化を実現する方法としては次の4つの手法が存在します。
- クラウドPBXを活用する
- オンプレミス型のPBXを活用する
- FMCサービスを利用する
- 専用アダプターを導入する
それぞれの手法について説明します。
クラウドPBXを活用する
PBXとは「Private Branch eXchange」の頭文字をとった略称で、企業内電話交換機のことを指します。近年スマートフォンにも対応したPBXが提供されたことによりスマホ内線化が可能となりました。
導入が簡単という理由から近年はクラウド型PBXが注目を集めています。クラウド型PBXを使用すれば、内線網の整備が初期費用を抑えつつ、回線の追加の柔軟に行えます。

オンプレミス型のPBXを活用する
オンプレミス型のPBXも存在します。社内にPBXを設置する必要はありますが昨日は豊富で基本的に月額料金は発生しません。セキュリティ規程でPBXを社内で管理したい会社や豊富な機能を持ったPBXを使用したいといった会社は、クラウド型よりもオンプレミス型PBXの方が良いこともあります。
ただし、クラウド型PBXと比較すると導入に手間がかかり、回線の増減手続きが複雑なので一定のPBXに関するリテラシーが必要です。
FMCサービスを利用する
FMCサービスを利用してスマホ内線化に取り組む方法もあります。FMCサービスとは「Fixed-Mobile Convergence service」の略称で、携帯電話を固定電話の代わりに内線感覚で使えるサービスのことを指します。キャリアが提供しているサービスなので複雑な設定を行うことなく使用できるのがメリットです。
ただし、全社でFMCサービスを導入する場合は使用する携帯キャリアを1つに統一しなければならず、スマートフォンから外線をかける場合は料金が割高になりやすいといったデメリットもあります。
専用アダプターを導入する
専用アダプターを導入してスマホ内線化を行う方法もあります。すでにビジネスフォンを導入している場合は、ビジネスフォンの主装置に専用のアダプターを接続することによりスマホ内線化機能を付与できます。
すでにオンプレミス型のPBXを導入しているが、スマホ内線化機能だけ搭載されていない、設備は社内で保有しなければならないといった制約がある企業におすすめの導入方法です。
スマホ内線化におすすめPBXシステム
スマホを内線化できるクラウドPBXシステムを紹介します。
- スマホ内線化だけではなく電話対応品質の向上にも役立つツール
- インバウンド、アウトバウンドの両方に対応
- オンボーディングや活用支援セミナーなどサポート体制が充実
MiiTelは、スマホ内線化だけではなく、電話業務の効率化にも役立つツールです。IP電話、録音・文字起こし・音声解析の4要素が一つのツールに集約されています。
スマートフォンを内線化できるのはもちろん、通話内容を録音してあとから確認できたり、音声解析でトークの品質を分析したりできます。とくにコールセンター業務をテレワーク化する際に必要な機能が盛り込まれているツールです。
情報漏えい対策、データ保全・保護といったセキュリティ対策がされており、ISMS/ISO27001認証とプライバシーマークを取得しています。
- 社内グループ間で内外線も無料
- クラウドFAXにも対応
- 一定の条件を満たせば10分までの通話がかけ放題
03plusエンタープライズは、主要46局番、0120/0800が使用できるクラウド型PBXです。スマートフォンにアプリを導入すれば簡単に固定電話番号を取得でき、複数人での電話番号共有も可能です。
クラウドFAX、時間外の自動応答、Web電話帳も標準搭載されており、同一市外局番内であれば番号を変えずに引っ越しができます。一般家庭向け・個人事業主向けのプランとして、携帯電話番号1台分月額980円で利用できるプランもあります。
- 20回線まで月額3,980円
- 03・06/050番号をスマートフォンから発信可能
- PBX機能に限らず業務を効率化するツールを総合的に提供
MOT/TELは設備・リース・工事不要で最短3営業日で開通できるクラウド型PBXです。スマートフォンを内線化できるのはもちろん、クラウド型電話帳も搭載されているので安全な連絡先管理が可能です。
また、社員のスマートフォンを内線網に組み込めて、通話料・発信番号の設定をアプリで簡単に切り替え可能です。名刺管理・チャット・グループウェアなどの機能を使用できます。通話録音、IVR、ブラウザフォン、勤怠管理といったシステムも有料オプションを契約すれば利用可能です。
ひかりクラウドPBX - 東日本電信電話株式会社
- ビジネスフォン主装置の集約で多拠点を内線化
- 保留転送で取次稼働を削減
- 2週間、30ID分の内線通話まで無料でトライアル可能
ひかりクラウドPBXは、1台のスマートフォンに対して、携帯電話番号、代表電話番号、内線電話番号の3種類の番号を使い分けられるクラウド型PBXです。
既存のPBXやビジネスフォンとの併用も可能なので、既存の電話網に合わせての導入ができます。保留転送にも対応しているのでテレワーク、在宅勤務が多い会社に発生しがちな電話の取次ぎ稼働も削減できます。
モバビジ - クラウドテレコム株式会社
- 音声劣化対策を徹底的に実施
- 支店間はもちろん社員間の連絡も内線化
- Webで簡単に設定を切り替え可能
モバビジは、音声品質の確保を重視したクラウド型PBXです。クラウド型PBXを活用すると音声が劣化する可能性があります。
しかし、モバビジではNTTのNGN網を使用、LTE優先制御で安定した通信、アナログリダイレクト/VoLTEリダイレクトへの通話切り替えといった、3つの技術により音声品質を確保しています。スマートフォンを増設するのであれば工事不要でWeb上から簡単に設定でき、月額精算なので無駄なコストも発生しません。
BIZTEL コールセンター - 株式会社リンク
- 従来のFMCと比較して低コストでの導入が可能
- キャリアFMCタイプ(docomo/au)とアプリFMCタイプの2種類の提供方法
- 最短10営業日で導入可能
BIZTELモバイルは、携帯端末の内線化が低コスト・短期間で構築できるクラウド型FMCサービスです。データ通信ではなく、携帯電話の通話機能を使って通話するため高品質・安定した電話環境が構築できます。
モバイル端末のみで導入可能なのでPBXや電話回線はもちろん、構内アンテナや無線LAN、インターネット回線さえ不要です。フリーアドレスやノマド、リモートワーク・テレワーク、在宅勤務などさまざまな労働環境に対応した電話網が構築できます。
- コールセンター向けの高度な機能も搭載
- 高価な主装置を設置する必要がない
- ソフトフォンアプリをインストールするだけで使用できる
T-Macssは、コールセンター向け機能も網羅した多機能クラウド型PBXです。IVR(自動音声応答)やACD(着信条件設定)をはじめとする、コールセンター向けシステムに搭載されているような機能が標準搭載されています。
また、柔軟にカスタマイズ可能なのでオフィスに合わせた電話環境が構築できます。もちろんクラウド型PBXなので高価な主装置の設置は不要、保守・メンテナンスの必要もありません。03番号・050番号・0120番号・0800番号の外線番号に対応しており、新規取得も既存番号の引継ぎも可能です。


スマホ内線化の仕組みを理解して問い合わせ対応を効率化する
スマホ内線化すると、リモートワーク体制の構築、営業担当の顧客対応力向上といったメリットがあります。とくに営業担当をはじめとして外出しているスタッフが多い、リモートワークできる環境を整備したい企業にはおすすめの施策です。スマホ内線化を実施するさいは次のような方法があります。
- クラウドPBXを活用する
- オンプレミス型のPBXを活用する
- FMCサービスを利用する
- 専用アダプターを導入する
スマホ内線化するシステムについてより深く検討したい方は、サービス資料を請求し比較するとよいでしょう。
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BOXILとは
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