BtoBマーケティングでチャットボット導入がおすすめの理由とは
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- BtoBマーケティングでチャットボットがおすすめな理由
- BtoBマーケティングにおけるチャットボットの導入メリット
- 問い合わせのハードルを下げられる
- ユーザーに合わせた提案ができる
- 自動化によりコストの削減ができる
- 顧客理解を深められる
- 蓄積したデータを活用できる
- BtoBマーケティングにおけるチャットボットの活用方法
- ホワイトペーパーの案内
- カスタマーサポート
- マーケティング
- サイト訪問者へサイト案内
- BtoBマーケティングにおいてチャットボットサービスを導入する際の注意点
- 導入までに準備が必要となる
- すべての質問に対応できるわけではない
- 一度に複数の質問には対応できない
- BtoBマーケティングでチャットボットを導入する際のポイント
- 導入目的の明確化
- 継続的な改善
- BtoBマーケティングでのおすすめチャットボットサービス
- sinclo
- ChatPlus(チャットプラス)
- Salesforce Service Cloud
- BtoBマーケティングにおけるチャットボットの企業導入事例
- 株式会社あしたのチーム
- 株式会社サガシキ
- 株式会社Nint
- チャットボットの導入でBtoBマーケティングをよりスムーズに行おう
BtoBマーケティングでチャットボットがおすすめな理由
BtoBマーケティングにおいて、チャットボットの導入は、顧客エンゲージメントとビジネスプロセスの効率化を図るための重要なステップです。
コミュニケーションの効率化やリードジェネレーションの強化をはじめ、オペレーションコストの削減にも貢献するなど、幅広い面で企業に貢献します。BtoBマーケティングにおいてチャットボットの導入は、ビジネスの成長と競争力の強化に不可欠な要素です。
チャットボットを活用することで、顧客との関係を深め、ビジネス成功への加速ができると、近年注目を集めています。
BtoBマーケティングにおけるチャットボットの導入メリット
チャットボットはBtoBマーケティングにおいて、顧客エンゲージメントを高め、ビジネスプロセスを効率化する重要なツールです。
具体的なメリットは次のようなことが挙げられます。
- 心理的ハードルを下げられる
- ユーザーに合わせた提案ができる
- 自動化によりコストの削減ができる
- 顧客理解を深められる
- 蓄積したデータを活用できる
チャットボット自体の導入メリットに関しては、こちらの記事でも詳しく紹介しているため、気になる方はこちらも参考にしてください。
問い合わせのハードルを下げられる
チャットボットであれば24時間365日対応可能なため、電話やメールでの問い合わせに比べると、顧客が問い合わせをする際の心理的なハードルを大幅に下げられます。
顧客にとっては自分のタイミングで気軽に質問でき、知りたいことを知りたいときに得られるため、顧客満足度が向上します。
ユーザーに合わせた提案ができる
チャットボット導入により、ユーザーは知りたい情報がWebサイト上に表示されていなくても、チャットボットに質問し、答えを得られます。これにより、Webサイトの離脱率改善が期待できるでしょう。
さらに、ユーザーには適切な提案や関連したコンテンツ情報を提案できるため、機会損失も防げます。
自動化によりコストの削減ができる
顧客サービスの自動化により、人件費や時間の削減にもつながります。また問い合わせ対応のルーティンワーク削減により、従業員は本来の業務や、より戦略的な業務に集中できるようになるでしょう。
顧客理解を深められる
チャットボットの導入により、ユーザーや見込み顧客の過去の質問や、会話のデータを分析することで、ターゲット層の興味やニーズを把握できます。これにより、より顧客の求める情報を提供できるようになり、顧客の購買意欲を向上可能です。
結果質の高いリードを獲得できるようになり、いい状態で営業チームに引き渡せるため、営業効率の向上にも期待できるでしょう。
蓄積したデータを活用できる
前述したようにチャットボットには、サイト訪問者やサービスの利用者が質問した内容を蓄積できるため、これを分析することで、マーケティングにも有効活用できます。蓄積・分析したデータからは、商品・サービスの課題や、市場全体のニーズなども把握可能です。
これを商品や市場調査に反映させれば、よりクオリティの高い商品・サービスづくりや、精度の高い市場調査につなげられるでしょう。
BtoBマーケティングにおけるチャットボットの活用方法
BtoBマーケティングにおけるチャットボットの具体的な活用方法は、次のようなものが挙げられます。
ホワイトペーパーの案内
チャットボットは、ホワイトペーパーへ誘導できる新たな窓口にできます。ホワイトペーパーとは、ユーザーが抱える課題を解決するための、ヒントとなる情報をまとめた資料のことで、BtoBマーケティングの代表的な施策の1つです。
具体的には導入に成功した企業の事例集や、サービスの概要、導入のメリットなどを記載し、無料でダウンロードしてもらうことで購買・契約への意欲を高めます。サービスサイトにチャットボットを設置し、ユーザーのニーズや課題をヒアリングしながら最適なホワイトペーパーを提案できれば、ダウンロード数は増やせるでしょう。
チャットボットはどのページにも表示されるため、どこからでも案内につなげられるのも魅力です。
カスタマーサポート
チャットボットでカスタマーサポートを行うことで、顧客からの問い合わせに迅速に対応し、問題解決を助けられます。また、有人への切り替え機能があれば、チャットボットで回答できない質問に対してはスムーズに有人に切り替えて適切な回答を提示可能です。
チャットボットによる対応と、人による対応を適切に使いわけることで、顧客の信頼を得やすくなるでしょう。
マーケティング
マーケティング活動においても、チャットボットは顧客とのコミュニケーションを自動化し、効率的なリード獲得をサポートします。
顧客一人ひとりの要望や課題に合わせた商品やサービスを提案できるため、顧客満足度の向上にもつながります。
サイト訪問者へサイト案内
Webサイト訪問者に向けて、Webサイト内の案内を行い、ユーザーが知りた情報をスムーズに適切に提案できます。これにより、Webサイトの直帰率や滞在時間の改善や、CVRの向上が期待できるでしょう。
BtoBマーケティングにおいてチャットボットサービスを導入する際の注意点
BtoBマーケティングで、チャットボットを利用する際の注意点について解説します。
導入までに準備が必要となる
チャットボットの導入には事前の準備が必要です。適切なトレーニングデータの準備や、システムとの統合を考慮しましょう。
また、チャットボットはシナリオが重要です。これまでのデータをもとに、質問と回答のデータベース化はもちろん、細かな分岐やタイミングなどのシナリオ設定には時間をかけて、準備を行ってください。
すべての質問に対応できるわけではない
チャットボットはあらゆる質問に対応できるわけではありません。複雑な問題や特定の専門知識が必要な場合は、人間の介入が必要です。有人対応への切り替えのタイミングや、対応するリソースの調整といった体制の構築を行い、スムーズに切り替えられるようにしましょう。
一度に複数の質問には対応できない
チャットボットは基本的に、1回につき1つの回答を提示するものであるため、複数の質問の対応は難しい場合があります。
とくに、非AI搭載型のチャットボットの場合はシナリオどおりにしか進められません。自社のサービスや商品の特性によって、どこまでをチャットボットに任せるのか決めておきましょう。
BtoBマーケティングでチャットボットを導入する際のポイント
チャットボットを導入する際には、導入目的の明確化や、継続的な改善が重要です。それぞれ詳しく解説します。
導入目的の明確化
BtoBマーケティングでチャットボットを導入する際は、まず導入の目的や目標を明確化しましょう。目的や目標がなければ、どのようなチャットボットを選べばいいかがわからず、導入すること自体が目的になりかねません。
たとえば「商品・サービスに対する問い合わせ数の増加」を目的とし、目標を「3か月後の問い合わせ数を1.5倍にする」といったように、具体的な言葉や数字を使って設定を行いましょう。
継続的な改善
チャットボットで導入を成功させ、最大限効果を発揮するには、継続的にチャットボットの改善を続けることが重要です。チャットボットは導入してもすぐに成果が上がらないケースも非常に多いため、成果が出ない原因を分析し、改善策を講じるといったPDCAサイクルを回しましょう。
具体的な原因追究の方法としては、ユーザーの「この回答は役に立ちましたか?」といったアンケートに対する回答や、これをもとにした応答の正確性分析などを行います。このほかにも、新しいFAQの追加や古い情報の更新など、メンテナンスも定期的に行いましょう。
BtoBマーケティングでのおすすめチャットボットサービス
BtoBマーケティングにおすすめのチャットボットサービスを紹介します。
sincloは、Webサイト訪問者に合わせたWeb接客で、サイトの成果を改善へ導くチャットボットサービスです。ノーコードで導入・設定ができるため、HTMLやプログラミングのスキルがなくても簡単に利用できます。
WebサイトにおけるCVRや直帰率、離脱率の改善ができ、オンライン接客に課題をもっている場合にもスムーズに解決できる機能が揃っています。
ChatPlus(チャットプラス) - チャットプラス株式会社
ChatPlus(チャットプラス)は自社データとAIを利用し、企業に合わせたチャットボットを簡単に設定・運用できるチャットボットサービスです。社内外の問い合わせ対応の工数削減や、顧客接点の増加による売上の向上などに貢献できます。
有人チャットへの切り替えや、表記揺れ対応、データ分析など導入開始から幅広い機能が揃っているため、スムーズな運用が可能です。サポート体制も充実しているため、チャットボットの導入がはじめての場合でも安心して利用できます。
Salesforce Service Cloud - 株式会社セールスフォース・ジャパン
Salesforce Service Cloudは、AIチャットボット機能を搭載した、カスタマーサポートの業務効率化ができるシステムです。
CRMに直接組み込まれたAIを活用するため、パーソナライズをしやすい点が特徴です。また、多言語対応、幅広いチャネルに実装できるなど、高い機能性でマーケティング効果の加速が期待できます。
BtoBマーケティングにおけるチャットボットの企業導入事例
最後に、チャットボット導入の参考になるよう、BtoBマーケティングでチャットボットの導入に成功した企業事例をいくつか紹介します。
株式会社あしたのチーム
AIを活用した人事評価システムの開発・提供を行うあしたのチームは、チャットボットの導入で約1年間の間に1億円もの受注に成功しました。あしたのチームは、これまでにWebマーケティングの改善を重ねた結果、サイトのPV数を大幅に向上させました。
そこで問い合わせフォーム以外にも、コンバージョンを増やす新しい施策として、Webサイトにチャットボットを導入。結果導入から1年近く経った時点で問い合わせ数は1,100件以上、資料送付やアポイント数は130以上になり、そこからの受注金額は1億円を突破しました。導入以前と比較しても数字は大きく向上したそうです。
※出典:sinclo「チャットボット導入でCV改善、1億円の受注に成功!」(2024年6月26日閲覧)
株式会社サガシキ
パッケージに関する企画やデザイン、製造・販売などを行うサガシキは、チャットボットの導入で新規問い合わせ数が200%になり、大口顧客も獲得できました。サガシキは、以前から「パッケージ改善のWeb無料診断」を、コーポレートサイトの問い合わせフォームや電話から受けつけていました。
しかしこの方法では顧客が何度も説明を求められ、営業時間外の問い合わせには対応できないといった課題があったため、これを解消するためLPにチャットボットを導入。
結果導入前に感じていた課題はすべて解消され、新規の問い合わせ数は導入前の2倍ほどの数字になりました。またほかにも大口の発注問い合わせが増加したり、対応業務の効率化ができたりと、さまざまな効果を実感しているそうです。
※出典:sinclo「新規問い合わせ数200%に!大口顧客獲得!『Salesforce』との連携で、課題だった業務効率化も実現」(2024年6月26日閲覧)
株式会社Nint
日本や中国で大手ECモールのデータ分析サービスを提供するNintは、チャットボットの導入で新規顧客のCVR(コンバージョンレート)を、2~3倍にまで増加させました。Nintは、サービスサイトのCVRを上げるため、サイト訪問者とのタッチポイントを増やし、できるだけわかりやすくナビゲーションすることが課題でした。
そこでこれらの改善に期待ができるチャットボットを導入。結果実装から3か月後の初回効果測定で、資料請求や問い合わせ数といった主要CVのCVRが導入前の2~3に増加し、さらにそこから複数の受注につながったことがわかりました。
また既存顧客に対しては、みずから契約更新してくれる顧客が2倍に増え、問い合わせ数は半減し、カスタマーサクセスにかかる工数を4割以上削減できたそうです。
※出典:Chat Plus「サービスサイトにチャットボットを設置後、新規顧客のCVRは2~3倍に向上。既存顧客向けのプロダクトサイトでは、チャットボット活用で約半数の契約更新の自動化に成功!」(2024年6月26日閲覧)
チャットボットの導入でBtoBマーケティングをよりスムーズに行おう
BtoBマーケティングにおけるチャットボットの導入は、顧客満足度の向上やコスト削減、効率的なリード獲得など、多くのメリットがあります。適切なチャットボットツールを選び、事前の準備をしっかり行うことで、ビジネスの成功に大きく貢献できるでしょう。
ただしチャットボットサービスは多くあり、機能や特徴、料金形態などもさまざまです。それぞれ比較検討して自社に合うものを選んでください。