個人利用におすすめのプロジェクト管理ツール7選！選び方や利用するメリット

プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトの進行やタスクを管理してくれるツールです。内容や納期を入力しておけば、タスクを見える化できるので、業務を効率的に遂行できます。

クラウドベースのプロジェクト管理ツールなら、インターネット環境のある場所なら時間や場所にとらわれず、アクセスできます。修正が生じたときにすぐに対応できるのも、メリットといえるでしょう。

プロジェクト管理ツールで個人の業務を効率化

フリーランスをはじめとして、個人で働く人も増えた現代。なかには企業から外注業務をうける際、進捗状況共有のためプロジェクト管理ツールを使うようになった方も多いのではないでしょうか。

プロジェクト管理ツールは、クライアントと離れた場所にいて業務を進める場合、なくてはならないツールです。その一方で、個人で業務を進める上でも非常に有効なツールでもあります。仕事の受注が増え、案件管理が難しくなってきた方はプロジェクト管理ツールの個人利用を検討してみるとよいでしょう。

以下では、個人でプロジェクト管理ツールを利用する場合の適したツールの選び方について詳しく解説していきます。

個人で利用する際のプロジェクト管理ツールの選び方

個人で使うプロジェクト管理ツールは、どのような基準で選べばいいのでしょうか。プロジェクト管理ツールを選ぶときに、注目したいポイントは次のとおりです。

• 相手先の企業に合わせる
• 無料のプロジェクト管理ツールを選ぶ
• 機能と使いやすさを重視する

それぞれの内容について詳しく説明します。

相手先の企業に合わせる

まずは相手先企業のシステム環境にあったツールか確認しましょう。個人で使うプロジェクト管理ツールであっても、プロジェクトを行う以上、ある程度はクライアントに合わせる必要があります。

付き合いの長いクライアントの使っているプロジェクト管理ツールがあれば、同じサービスを使うことで、互いの業務がよりスムーズになるでしょう。全く同じものでなくとも、相手先のツールとシステム連携ができるサービスを選ぶと良いです。

無料のプロジェクト管理ツールを選ぶ

個人で使うプロジェクト管理ツールは、無料のサービスがベターです。企業で働く人と異なり、個人で働く人はツールの利用料を自腹で支払うことになるからです。

無料のプロジェクト管理ツールの多くは、個人用として十分な機能を備えています。個人やゲストユーザーの利用料を無料としているツールも多く、わざわざ費用の発生するものを選ぶ必要性はありません。

もし無料で使ってみて、機能に不十分さを感じるなら、有料プランに変更するのもよいでしょう。その場合は、コストが見合ったものかよく確認しましょう。

機能と使いやすさを重視する

クライアントに合わせてツールを選ぶことは大切ですが、使いやすさを無視するのはおすすめできません。UIや操作性など、デモ画面を確認できるものもあるので、使いやすそうと感じられるものから試してみるとよいでしょう。

プロジェクト管理だけでなく、労働時間やタスクごとの作業時間の集計ができるものや、メッセージ機能を搭載したものがおすすめです。個人でプロジェクトを進めるのは時間管理が重要になりますし、タスクの進捗状況でやりとりをすることも多くなるので、この2つは必須の機能と考えておいた方がよいでしょう。

個人情報保護が整ったツールを選ぶ

個人情報保護などセキュリティが整ったツールを選びましょう。SSLをはじめとした暗号化、ウィルス感染防止など、開発元がどのようなセキュリティ対策をしているか、ホームページなどで確認しておきましょう。

個人におすすめのプロジェクト管理ツール7選

複数のプロジェクト管理ツールの中から、個人向けに必要な機能を備え、クライアントとの共同作業にも使えるサービスを選定しました。

個人利用におすすめのプロジェクト管理ツールの機能や特徴を紹介します。

• ToDoリストやカウントダウンなど管理機能が充実
• 文書やスライドの作成も可能
• クライアントとの共同作業ツールにもおすすめ

Quipは、カスタマイズ性の高さと、機能の多さが特徴のプロジェクト管理アプリです。プロジェクト管理だけでなく、ToDoリストやカレンダーはもちろん、完了予定日までのカウントダウンの作成もできます。ほかにも、文書や表、スライドなどの作成機能を搭載しているため、作業ツールとしても重宝するでしょう。

また、作成したドキュメントにコメントを付け、メッセージのやり取りも可能です。離れた場所にいるクライアントとの共同作業にも役立つます。

機能	詳細
アプリ対応	◯
個人利用	◯
ガントチャート機能	☓
テンプレート機能	◯
導入形態	クラウド
連携サービス	Salesforce、Slack、Dropboxなど
対応言語	要問い合わせ（日本語には対応）
無料プラン	なし
無料トライアル	無制限（条件あり）

• 最低1ユーザーから使えるプロジェクト管理ツール
• タスクごとに作業時間を集計できる
• 全プロジェクトの全タスクを一覧表示できるガントチャート

Taskworld（タスクワールド）は、プロジェクトやタスクの管理機能、稼働状況の分析機能など、さまざまな機能を搭載したプロジェクト管理ツールです。最低1ユーザーから利用できるため、個人利用にもおすすめです。

プロジェクト・タスク管理はカンバン方式とガントチャート方式に対応しています。タスクを色分けしたり、すべてのプロジェクトの全タスクをガントチャートで一元管理したりと、進捗状況を視覚的に捉えられます。

各タスクの完了までにかかった時間を計測・集計し、稼動状況を分析できるため、個人で働く人の労働管理にもおすすめです。

機能	詳細
アプリ対応	◯
個人利用	◯
ガントチャート機能	◯
テンプレート機能	◯
導入形態	クラウド、オンプレミス
連携サービス	Google Drive、Dropbox、Outlookなど
対応言語	日本語、英語、フランス語、韓国語、中国語、インドネシア語など他多数
無料プラン	なし
無料トライアル	◯（期間は要問い合わせ）

• 世界190か国、93,000社以上^※1の導入実績
• 200以上のツールと連携^※2
• 期日や優先度でのタスクの絞り込みや並び替えが可能

Asanaは、リスト、カレンダー、ボードの3つから表示形式を選択できるプロジェクト管理ツールです。タスクに期限と担当を設定でき、項目の追加も可能です。サブタスクを使ってタスクを細分化したり、依存関係を設定したりできます。

タスクを優先度ごとに分類でき、期日が迫ったタスクは自動でセクションを移動するため、作業の抜け漏れを防止できます。15ユーザーまでは無料で利用でき、タスクごとにやり取りやファイル共有ができるため、スムーズな情報共有が可能です。

※1：Asana公式サイトより（2022年7月時点）

※2：Asana公式サイトより（2022年7月時点）

機能	詳細
アプリ対応	◯
個人利用	◯
ガントチャート機能	◯
テンプレート機能	◯
導入形態	クラウド
連携サービス	Slack、Gmail、Zoomなど
対応言語	日本語、英語、中国語など多数
無料プラン	あり（最大15ユーザーまで）
無料トライアル	30日間

※プランにより利用できる機能に制限あり、要問い合わせ

• シンプルな操作と見やすい画面でタスクを俯瞰
• 多彩なスケジュール管理方式
• タスクを細かく管理

Jooto（ジョートー）は、チームでの利用だけでなく、個人利用にも最適なプロジェクト管理ツールです。最低利用人数は1人であり、4ユーザーまでなら無料で使えるプランもあります。

見やすい画面とシンプルな操作性が特徴で、スケジュールやタスクをいつでも確認、管理できます。スケジュールやタスクの管理方式が多彩で、カンバン方式・ガントチャート方式を切り替えながら使うことも可能です。

ガントチャート画面でドラッグ＆ドロップでタスクのスケジュールを動かすと、カンバン方式にも自動反映されます。タスクの中にさらに細かいToDoリストを設けたり、コメントを付けたりできるため、一つひとつのタスクをより確実に管理できます。

機能	詳細
アプリ対応	◯
個人利用	◯
ガントチャート機能	◯
テンプレート機能	◯
導入形態	クラウド
連携サービス	Googleカレンダー、Chatwork、Slackなど
対応言語	日本語、英語
無料プラン	あり（1組織あたり100MBまで）
無料トライアル	◯（期間は要問い合わせ）

• 個人や少人数での利用にもおすすめ
• 主要なスケジュール、メッセージツールと連携
• 3つの管理方式を使い分けられる

Wrike（ライク）は、個人や少人数チームでの利用にも最適なプロジェクト管理ツールです。最大5人までの無料プランもあります。

カスタマイズ性が高く、タスクにオリジナルのステータスラベルを設定したり、GoogleカレンダーやSlackなどのさまざまな企業で使われているツールと連携したりできます。個人で利用する場合は、相手企業の使っているシステムに連携させることで、よりスムーズに業務を進められるでしょう。

タスクやプロジェクトの管理には、カンバン方式・カレンダー方式・ガントチャート方式を使い分けられます。チームやプロジェクトに合った方式で、進捗状況を正確に管理できます。

機能	詳細
アプリ対応	◯
個人利用	◯
ガントチャート機能	◯
テンプレート機能	◯
導入形態	クラウド
連携サービス	Googleカレンダー、Slack、MS Teamsなど
対応言語	要問い合わせ（日本語には対応）
無料プラン	あり（最大5ユーザーまで）
無料トライアル	14日間

• カンバン方式のプロジェクト管理ツール
• 無料プランでもメンバー数、タスク数は無制限
• 感覚的な操作でタスクを細かく管理

Trelloは、カンバン方式のプロジェクト管理ツールです。ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるわかりやすいインターフェースで、全世界で愛用されています。

無料プランでもメンバー数、タスク数の制限なく利用できるので、コストをかけたくないけれど機能は充実したものを選びたい方にぴったりのサービスです。SlackやSalesforceなど多数の外部ツールとも連携している点も大きなメリットといえます。

機能	詳細
アプリ対応	◯
個人利用	◯
ガントチャート機能	×
テンプレート機能	〇
導入形態	クラウド
連携サービス	Googleドライブ、Googleカレンダーなど
対応言語	日本語、英語
無料プラン	〇
無料トライアル	-

• Microsoftのアカウントと連携できる
• シンプルでわかりやすいインターフェース
• 無料で使える

Microsoft To Doは、マイクロソフトが運営するプロジェクト管理ツールです。マイクロソフトのアカウントと連携でき、Outlookタスクと統合できます。シンプルなインターフェースで、数タップでタスク登録できる点もポイントです。

マイクロソフトアカウントがあれば、無料で利用できます。アカウントを増やさずにプロジェクト管理ツールを導入したい場合は、検討してみるとよいでしょう。

機能	詳細
アプリ対応	◯
個人利用	◯
ガントチャート機能	-
テンプレート機能	-
導入形態	クラウド
連携サービス	Outlookなど
対応言語	日本語、英語など他多数
無料プラン	あり
無料トライアル	-

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個人がプロジェクト管理ツールを利用するメリット

個人でプロジェクト管理ツールを利用するメリットは次のとおりです。

• 案件管理がスムーズになる
• 業務に集中できる

案件管理がスムーズになる

プロジェクト管理ツールを使えば、複数の案件を一元管理可能です。

プロジェクトやタスクの入力の際に期限を設定しておくと、アラートで知らせてくれる機能もあり、ガントチャート作成やカンバン機能では、プロジェクトやタスクをわかりやすく可視化できます。

また、チャットやメッセージ、Wiki、掲示板の機能を搭載したサービスもあり、情報共有やコミュニケーションの効率化を実現できます。

業務に集中できる

個人で働く人はスケジュールもプロジェクトの進捗も、すべて自分で管理しなければなりません。案件管理で業務に集中できる時間が減ってしまっては、本末転倒といえます。

プロジェクト管理ツールを有効活用し、本来業務に集中できる環境を作れるようにするべきでしょう。

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個人でプロジェクト管理ツールを利用する際の注意点

個人でプロジェクト管理ツールを利用する際は、次の内容を理解しておきましょう。

費用がかかることもある

プロジェクト管理ツールには、有料ツールと無料ツールがあります。有料ツールのほうが多機能な傾向にありますが、無料ツールでも十分な機能を有しています。

はじめは無料ツールや無料プランからはじめて、必要になれば有料ツールに移行するとよいでしょう。

管理の手間がかかる

新しくツールを導入すると、ツールになれるまでに時間がかかったり、ツールの運用に手間がかかることも考えられます。できるだけシンプルなツールを選び、ツール運用のルールを作っていくとよいです。

個人向けプロジェクト管理ツール選びで失敗しないために

プロジェクト管理ツールを選ぶときに重要なのは、働き方に合っているかどうかです。

どんなに機能が多く、さまざまなシステムと連携できるものでも、使いづらいツールでは意味がありません。機能はもちろん、操作性やUIなど、個人に合ったものを選ぶようにしましょう。

無料で使えるツールや、無料トライアルのあるツールの中から気になるサービスをいくつか試してみて、使用感を比較することをおすすめします。

個人に合ったツールを探すときは、多くの情報を集め、各システムを比較してみるといいでしょう。プロジェクト管理ツールの導入を検討する際は、ボクシルの無料でダウンロードできる資料を参考に情報収集し、気になるサービスを比較してください。

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