中小企業向けプロジェクト管理ツール17選|業務効率化に役立つ機能と選び方
プロジェクト管理・工数管理のツールには多くの種類があり「どれを選べばいいか」迷いますよね。後から知ったサービスの方が適していることもよくあります。導入の失敗を避けるためにも、まずは各サービスの資料をBOXILでまとめて用意しましょう。
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- 中小企業が抱えるプロジェクトの進捗管理の課題
- プロジェクトの進捗状況を管理できない
- プロジェクトの優先順位やリソースを配分できない
- プロジェクトの効果を測定できない
- 中小企業がプロジェクト管理ツールを導入するメリット
- プロジェクトの進捗や工数をリアルタイムで把握できる
- タスクの優先順位や期限を明確に設定できる
- プロジェクトのリスクや問題を早期に発見・対処できる
- 中小企業で役立つプロジェクト管理ツールの機能
- タスク管理機能
- スケジュール管理・ガントチャート機能
- ファイル共有・ドキュメント管理機能
- コミュニケーション機能(チャット・コメント)
- 工数管理・タイムトラッキング機能
- テンプレート・プロジェクト複製機能
- 中小企業がプロジェクト管理ツールを選定する際のポイント
- 課題を解決できる機能を搭載しているか確認する
- 導入しているツールやサービスと連携可能か確認する
- 料金形態や費用を確認する
- 現場で使いやすい操作性かどうか確認する
- サポート体制や導入支援が充実しているか確認する
- チームの業務フローに合った運用ができるか確認する
- プロジェクト管理ツールの比較表【料金・機能・口コミ評価】
- 中小企業におすすめのプロジェクト管理ツール17選
- Backlog(バックログ)
- CrewWorks
- クラウドログ
- Asana - 双日テックイノベーション(販売代理店)
- ZAC
- Jooto
- Zoho Projects
- Chatwork
- タイムデザイナー
- My Redmine
- Trello
- Wrike
- Lychee Redmine
- Notion
- Google スプレッドシート
- Brabio!
- Sciforma
- プロジェクト管理ツールは“使える機能”で選ぶのが正解
中小企業が抱えるプロジェクトの進捗管理の課題
プロジェクト管理を行うにあたって、次のような課題を感じる企業は多いはずです。
- プロジェクトの進捗状況を管理できない
- プロジェクトの優先順位やリソースを配分できない
- プロジェクトの効果を測定できない
プロジェクトの進捗状況を管理できない
一気に事業を拡大したり、従業員が増えたりと「スピード感」を重要視する中小企業も多いでしょう。規模が拡大すると、しだいにプロジェクトの進捗状況が見えにくくなり、管理に手が回らなくなってしまいます。
プロジェクトの進捗状況を管理できないと、プロジェクトの目標や納期が達成できない、品質やコストが低下するといった事態につながりかねません。
たとえば、プロジェクトの進捗状況をExcelやメールで管理している場合、情報の更新や共有が遅れたり、バージョンの違いや重複が発生したりする可能性があります。
プロジェクトの優先順位やリソースを配分できない
大小さまざまなプロジェクトが並行して進むことで、優先順位やリソースが配分できない中小企業も少なくないでしょう。
優先順位やリソース配分を誤ると、プロジェクトの進捗効率が低下したり、メンバーの負担やモチベーションが低下したりするリスクが高まります。
たとえば、Excelや紙媒体で管理をしている場合、プロジェクトの状況やニーズの変化に対応できなかったり、メンバーのスキルや能力を考慮できなかったりする可能性があります。
プロジェクトの効果を測定できない
Excelや紙媒体での管理では、さまざまなシートや書類に情報が散乱するため、プロジェクトの効果を測定しにくいです。
プロジェクトの効果を測定できない、すなわち改善方法も見つかりにくくなります。PDCAサイクルが回らなければ、せっかく規模を拡大した事業の伸びもストップしてしまうでしょう。
中小企業がプロジェクト管理ツールを導入するメリット
中小企業がプロジェクト管理・工数管理ツールを導入して得られるメリットは次のとおりです。
- プロジェクトの進捗や工数をリアルタイムで把握できる
- タスクの優先順位や期限を明確に設定できる
- プロジェクトのリスクや問題を早期に発見・対処できる
プロジェクトの進捗や工数をリアルタイムで把握できる
プロジェクト管理・工数管理ツールでは、プロジェクトの進捗や工数をグラフやチャートなどで視覚的に表示できます。プロジェクトの状況がリアルタイムでわかれば、計画との差異や遅延の原因をすばやく特定できるでしょう。
たとえば、ガントチャート(進捗状況の管理表)を使えば、タスクの進捗状況を一目で確認可能です。また、工数管理機能を使えば、各メンバーの工数やコストを正確に計測できます。
タスクの優先順位や期限を明確に設定できる
プロジェクト管理・工数管理ツールでは、タスクの優先順位や期限を明確に設定し、メンバーに割り当てられます。タスクの漏れや重複を防げるため、業務効率化が図れます。
たとえば、カンバンボード(作業を視覚化できる機能)を使えば、タスクの状態や担当者をドラッグアンドドロップで変更可能です。リマインダーや通知機能を使えば、タスクの期限や更新をメンバーに通知できます。
プロジェクトのリスクや問題を早期に発見・対処できる
ツールを使うと、プロジェクトの開始から完了までが視覚化されます。ツールによっては予算や収支を管理できるものもあるため、プロジェクトの期限や経済的なリスク防止が可能です。
レポート機能を使えば、記録を元にプロジェクトの進捗状況や財務状況を分析できます。分析結果からリスクの発生確率や影響度を評価してくれるツールもあります。
起こりうるリスクを把握できれば、問題の原因を突き止め、改善アクションにもスムーズに実行できるでしょう。
中小企業で役立つプロジェクト管理ツールの機能
プロジェクト管理ツールの機能の中でも、中小企業では、特に次のような機能が役立ちます。
- タスク管理機能
- スケジュール管理・ガントチャート機能
- ファイル共有・ドキュメント管理機能
- コミュニケーション機能(チャット・コメント)
- 工数管理・タイムトラッキング機能
- テンプレート・プロジェクト複製機能
タスク管理機能
タスク管理機能とは、各プロジェクトにおける作業内容を登録・分類し、進捗状況や担当者、期限などを一元的に管理できる機能です。多くのツールでは、ToDoリスト形式やカンバン方式など、視覚的にタスクを把握できる形式が採用されています。
中小企業では一人の担当者が複数の業務を兼任しているケースも多く、業務の抜け漏れや属人化が発生しやすいです。タスク管理機能を活用することで、全員の作業状況を見える化でき、効率的に業務を進められます。
スケジュール管理・ガントチャート機能
スケジュール管理やガントチャート機能は、プロジェクト全体の作業工程をタイムライン形式で可視化できる機能です。作業の開始日・終了日や依存関係を整理しながら、計画と実績のズレを把握できます。
中小企業では限られた人員の中で、複数の案件を並行して進めることも少なくありません。ガントチャートによって全体像が明確になれば、納期に遅れないよう調整したり、他の業務との兼ね合いを考慮したりしやすくなります。
ファイル共有・ドキュメント管理機能
ファイル共有やドキュメント管理機能は、プロジェクトに関連する資料をクラウド上で一元的に管理できる機能です。ファイルのバージョン履歴を残せるほか、編集権限の設定や検索性に優れたサービスもあります。
中小企業ではファイルが個人のPCやメールに埋もれてしまい、必要な情報にすぐアクセスできないこともあります。この機能を使えば、関係者が必要な資料をいつでも確認でき、作業の重複や情報の行き違いを防げるでしょう。
コミュニケーション機能(チャット・コメント)
チャットやコメントなどのコミュニケーション機能では、ツール内でタスクやファイルに対して直接やり取りできます。リアルタイムでの連絡や、過去のやり取りの履歴を残せるのが特徴です。
中小企業ではメール文化が根強く、情報が分散しがちです。プロジェクト管理ツールにコミュニケーション機能があれば、会話の内容とタスク・ファイルを紐づけて管理でき、やり取りの効率が大幅に向上します。
工数管理・タイムトラッキング機能
工数管理・タイムトラッキング機能は、各メンバーがどのタスクにどれだけの時間を費やしたかを記録・集計する機能です。日報のように手動入力するタイプや、自動で作業時間を測定するタイプがあります。
中小企業では人件費や稼働状況の把握が経営判断に直結するため、この機能があると原価管理や業務改善に役立つでしょう。業務のムダや負担の偏りを可視化できるため、組織全体の生産性向上にもつながります。
テンプレート・プロジェクト複製機能
テンプレート機能やプロジェクト複製機能は、過去に使ったタスクやプロジェクトの構成を再利用できる機能です。くり返し発生する業務の初期設定を短縮できるため、作業の効率化が期待できます。
中小企業ではリソースに限りがあり、毎回ゼロからプロジェクトを設計するのは非効率です。テンプレートを活用すれば標準的な業務フローを簡単に展開できるため、属人化の防止や品質の均一化にもつながります。
中小企業がプロジェクト管理ツールを選定する際のポイント
中小企業がプロジェクト管理・工数管理ツールを選ぶときは、次のポイントを意識しましょう。
- 課題を解決できる機能を搭載しているか確認する
- 導入しているツールやサービスと連携可能か確認する
- 料金形態や費用を確認する
- 現場で使いやすい操作性かどうか確認する
- サポート体制や導入支援が充実しているか確認する
- チームの業務フローに合った運用ができるか確認する
課題を解決できる機能を搭載しているか確認する
ツールにプロジェクトの課題を解決できる機能が揃っているか確認しましょう。企業によって必要な機能はさまざま。「ヒト」「モノ」「カネ」のどれをマネジメントしたいかで選び方も異なります。
メンバーや個別業務を管理したいときは「ヒト」を、物品や備品などを管理をしたいときは「モノ」を、予算や原価、収支などを管理したいときは「カネ」でツールを選びましょう。
- ヒト:タスク管理機能、メンバー管理機能など
- モノ:在庫管理機能、受発注管理機能など
- カネ:予実管理機能、原価管理機能など
プロジェクト管理ツールの導入によって何を実現したいのか明確にしたうえで、本当に必要な機能を洗い出し、ツールを比較しましょう。
導入しているツールやサービスと連携可能か確認する
現在利用中のツールやサービスと連携できるかも重要なポイントといえます。たとえば、チャットツールやクラウドストレージ、SFA(営業支援システム)、CRM(顧客管理システム)会計ソフトなどです。
プロジェクト管理ツールと既存ツールで、シームレスに情報のやり取りできます。ツールの連携性や拡張性を確認し、自社の業務フローに合わせてカスタマイズできるツールを選びましょう。
料金形態や費用を確認する
プロジェクト管理ツールの料金形態や費用をも確認しましょう。ツールの利用料金は月額制や年額制、ユーザー数やプロジェクト数に応じて変動するケースが多いです。
また、導入や運用にかかるコストやメンテナンス費用も考慮する必要があります。自社の予算や利用規模に合わせて、コストパフォーマンスの高いツールを選びましょう。
現場で使いやすい操作性かどうか確認する
プロジェクト管理ツールを導入しても、現場のメンバーが使いこなせなければ意味がありません。特に中小企業ではITに不慣れな社員も多く、操作が複雑だと浸透せずに形骸化する恐れがあります。そのため、誰でも直感的に使える操作性は重要な選定ポイントです。
チェックの際は、画面の見やすさやメニュー構成のわかりやすさ、タスクの登録や編集が簡単にできるかといった点を確認しましょう。無料トライアルやデモ版が用意されていれば、実際に操作して使用感を確かめておくと安心です。
サポート体制や導入支援が充実しているか確認する
ツールを導入したあとに困ったことが起きた場合、すぐに対応してもらえるかどうかは運用面での安心感に直結します。導入支援や運用サポートが充実しているサービスを選べば、社内でITの専門知識がなくてもスムーズに活用できます。
確認する際は、メールやチャットでの問い合わせ対応だけでなく、電話サポートやオンライン面談に対応しているか、対応時間帯はどうかをチェックしましょう。マニュアルやFAQの充実度、初期設定や操作説明を含むオンボーディング支援の有無もあわせて確認しておくと安心です。
チームの業務フローに合った運用ができるか確認する
どれだけ多機能なツールでも、業務フローにフィットしなければ使いづらいです。ツールに業務を合わせるのではなく、チームの進め方や業務スタイルに柔軟に対応できるかが、スムーズな導入と定着の鍵を握ります。
チェックポイントとしては、タスク管理の粒度を自由に設定できるか、担当者や期限の割り振りが柔軟に行えるかといった点が挙げられます。また、プロジェクトの種類や規模に応じてビューを切り替えられるかどうか、進捗管理の方法が複数用意されているかなども確認しておくとよいでしょう。
プロジェクト管理ツールの比較表【料金・機能・口コミ評価】
プロジェクト管理ツール・ソフトウェアを選ぶ際には、料金や機能などはもちろん、普段利用しているサービスとの連携ができるかどうか、アプリ対応はしているかどうかが重要です。
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中小企業におすすめのプロジェクト管理ツール17選
中小企業におすすめのプロジェクト管理・工数管理ツールを紹介します。
Backlog(バックログ) - 株式会社ヌーラボ
- 14,000件以上の有料契約実績がありインターフェースも使いやすい
- ガントチャートで全体進捗やメンバーのタスクが一目でわかる
- 細かいアクセス権限付与や2段階認証などセキュリティも強固
Backlog(バックログ)は、株式会社ヌーラボが運営するプロジェクト管理ツールです。シンプルで使いやすいインターフェースが特徴で、14,000件以上の有料契約実績があります。同ツールでは、プロジェクトがガントチャートで表示されるため、全体の進捗や各メンバーのタスクを一目でチェック可能です。
課題をカード形式で表示するカンバンボード機能も搭載。課題カードをドラッグアンドドロップするだけで、課題の優先順位や追加、編集も簡単にできます。アクセス権限の細かい管理やIPアドレス制限、2段階認証などセキュリティ対策も強固です。スピード感を大切にしつつセキュリティも損いたくない中小企業にはおすすめのツールといえます。
CrewWorks - テクノ・マインド株式会社
- プロジェクトごとにタスクやファイル、チャットなどの情報を構造化
- チャットやWeb会議などのコミュニケーションも一元管理
- プロジェクトの進捗に加え、コスト管理にも対応
CrewWorksは、テクノ・マインド株式会社が運営するビジネスコミュニケーションツールです。プロジェクトに関連するチャット、ファイル、タスク情報を紐付けた統合管理をサポートしてくれます。
集約した情報はキーワードで一括検索できるうえ、ファイルの改版やWeb会議の予定登録などの新着情報はタイムラインにより把握可能です。作成したWBSにより作業を明確化したり、EVM・ESM分析によりコストや進捗率を管理したりできます。
- クラウドワークスが運営するプロジェクトの工数管理ツール
- 工数の「登録」「確認」「分析」に強い
- SlackやChatWorkなどチャットツールとの連携も充実
クラウドログは、株式会社クラウドワークスが運営するプロジェクト管理ツールです。中小企業から大企業まで幅広い企業に対応しており、手軽にプロジェクトの工数管理ができます。
同ツールは、工数の「登録」「確認」「分析」に強く、GoogleカレンダーやOutlookと同期することでの工数入力の削減、勤怠管理ツールとの連携による工数と勤怠状況の集計、把握などが可能です。プロジェクトの原価や損益管理にも対応。資産計上データを即座にエクスポートできるうえ、赤字案件もリアルタイムで把握できます。
SlackやChatWork、Microsoft Teamsなどチャットツールとも連携でき、設定することで工数の入力状況がツール上に通知されます。
Asana - 双日テックイノベーション(販売代理店) - 双日テックイノベーション株式会社
- 小さなタスクから大規模プロジェクト、会社目標の進捗まで管理可能
- プロジェクトの進捗やパフォーマンスを見える化
- 従業員だけでなくマネジメント層にも使いやすい仕様
Asanaは、日々の小さなタスクから大規模なプロジェクトまで幅広く管理できるプロジェクト管理プラットフォームです。計画やプロセス、ステータスなどをすべて確認できます。
Microsoft TeamsやZoom、Slackなど多くの外部サービスと連携できるため、アプリの切り替え不要で、仕事の管理が可能です。チームの忙しさやタスクに費やした時間も確認できるため、状況に応じたタスクの割り当て直しにも役立ちます。
- プロジェクトの収支管理に強いERPパッケージ
- 仕入れや勤怠、経費をプロジェクトごににモニタリングできる
- グループウェアやBIツールとしての機能も揃う
ZACは、株式会社オロが運営するERPパッケージ(基幹業務システム)です。同ツールはプロジェクトの収支管理に強く、仕入や勤怠、経費などをプロジェクトごとに管理し、モニタリングできます。
プロジェクトを受注する前の段階から売上や仕入、外注費、工数などの予測も可能。受注後は予定金額が「実績金額」に自動変更されるためプロジェクト状況も把握しやすいです。プロジェクト管理だけでなく、グループウェアやBIツール、インボイスへの対応など機能が充実しています。
- カンバン方式に基づいたプロジェクト管理ツール
- プロジェクトの予定や実績、数値管理などを細かく見られる
- 人数や目的に合わせたプランが用意され1人までは無料で使える
Jootoは、必要なものを必要な分だけ作る「カンバン方式」に基づいたプロジェクト管理ツールです。約2,500社もの有料導入数を誇り、利用ユーザーは40万人を超えます。
メンバーの進捗やタスク全体を一元管理できる機能をはじめ、予定と実績の数値管理機能、プロジェクトを横断したガントチャート機能までさまざまです。コメントやデータのやり取りができるコミュニケーション機能、チャットツールとの連携機能も揃っています。
同ツールでは、組織全体からチーム単位まで、人数や目的に合わせたプランを提供。1人まで無料で使える無料プラン、個人向けのスタンダードプラン、法人向けのエンタープライズプラン、大企業向けのタスクDXプランまで用意されています。
Zoho Projects - ゾーホージャパン株式会社
- ガントチャートによる俯瞰的な管理とタスクやリソースの細かい管理を実現
- 項目やステータスなどプロジェクトに合わせて柔軟にカスタマイズできる
- 視認性と操作性に富んだインターフェースも魅力
Zoho Projectsは、ゾーホージャパン株式会社が提供するクラウド型のプロジェクト管理ツールです。同ツールでは、ガントチャートによるプロジェクト全体像の把握が可能。タスクの細かい追跡やリソースを管理しながら、計画と実際の進捗のズレを表示します。
ドラッグアンドドロップによるタスク管理機能や、作業を分単位で記録できるタイムシート機能も搭載。ツール全体のカスタマイズ性が高く、項目やステータス、ワークフローなどプロジェクトに合わせて柔軟に設定できます。
また、シンプルなダッシュボードやステータスの色分け、ダークモードとライトモードの切り替えなど、視認性と操作性に富んだインターフェースも魅力です。
- タスク管理やファイル共有に強いビジネスチャットツール
- チャットでやり取りした内容を瞬時にタスク化できる
- プロジェクト管理ツールとの連携で更新プロジェクトを通知
Chatworkは、ビジネスシーンにおけるコミュニケーション円滑化を図るチャットツールです。プロジェクト管理ツールではありませんが、タスク管理やファイル共有といった業務効率化に役立つ機能が充実しています。
タスク管理では、チャット上でやり取りした内容を即座にタスク化。担当者やタスク完了期限も決められます。Backlog(バックログ)やJootoなどプロジェクト管理ツールとも連携可能です。連携ツールで更新されたプロジェクトや課題がChatwork上に通知されます。
タイムデザイナー
- タスク管理と工数管理をシームレスに実行可能
- タスクの作業時間をログとして記録できる
- 収益性の分析によって経営やマネジメントにも役立つ
タイムデザイナーは、株式会社Creative Gearが運営するプロジェクト管理ツールです。2022年にリリースされた新しいツールで、「タスク管理」と「工数管理」をシームレスに実行できます。
ただ単にタスクの達成・未達成だけでなく、タスクの作業時間もログとして記録できるため、タスクを捌くと同時にかかった工数も把握可能です。誰が何のプロジェクトに従事しているのか、進捗はどうかなども見える化されます。
プロジェクトの進捗のみならず案件の収益性も分析・把握できるため、経営やマネジメントの意思決定にも役立つでしょう。
My Redmine
- クラウド型とオンプレミス型の両方を提供している
- チケット(タスク)の細かいステータス分けが可能
- CSSやJavaScriptによる画面カスタマイズもできる
My Redmineは、クラウド型とオンプレミス型の両方を提供しているプロジェクト管理ツールです。プロジェクトはガントチャートで管理。システム開発やマーケティング、インシデント管理など業務ごとにプロジェクトを作成し、一つの画面で管理できます。
やるべきことを「チケット」として登録し、「進行中」や「新規」などのステータス、優先度、担当者などカテゴリー分け可能です。社内のマニュアルや仕様書をまとめる「Wiki」や、期限ごとにチケットを表示する「ロードマップ」など便利な機能が揃っています。
そのほかにもCSSやJavaScriptによる画面カスタマイズができたり、メールでチケットを発行できたりとツールの柔軟性も高いです。
- 付箋(ふせん)を貼るような感覚でタスクを移動できる
- カードにはプロジェクトや担当者、期限などの情報も追加可能
- 無料プランでもカードを無制限で利用できる
Trelloは、「タスク管理」に特化したツールです。付箋(ふせん)を貼るような感覚で、達成・未達成ごとにタスクを移動させ管理します。カードには、プロジェクトや担当者、期限、添付ファイルなどタスクの詳細情報を追加可能です。
タスクを細分化して進捗を把握できるチェックリスト機能や、タスクに対してコメントでリアクションできる機能もあります。Trelloは無料プランでもカードを無制限で利用可能です。
スタンダードプランにアップグレードするとストレージ無制限やチェックリストの付与、プレミアムプランになればカレンダーやタイムライン、セキュリティ機能が充実します。さらに機能を拡張させられるエンタープライズプランも用意されています。
- 世界20,000以上の企業で導入されるプロジェクト管理ツール
- プロジェクト管理の「リアルタイム性」を追求した機能が揃う
- 管理業務に役立つテンプレートも豊富に用意されている
Wrikeは、世界で20,000以上、国内で1,000以上の企業で利用されているプロジェクト管理ツールです。プロジェクト管理の「リアルタイム性」にこだわっており、企業の迅速な意思決定をサポートしてくれます。
カスタマイズ性や視認性に優れたダッシュボードやガントチャートによって、期限やクリティカルパス(重要な作業プロセス)の追跡が可能です。
プロジェクト管理に関するテンプレートも充実。プロジェクトを細かく分割して進捗を追うためのテンプレート、プロジェクトの開始から終了までフェーズに分けて計画を行うテンプレートまでさまざまです。GoogleやMicrosoftの各種サービス、Slack、Zoom、Salesforceなどとも連携できます。
Lychee Redmine - 株式会社アジャイルウェア
- バッファや予定変更も含めた細かいプロジェクト管理が可能
- コスト超過や未消費をすぐに見つけられる予算管理機能も搭載
- レポートにはタスクや作業時間の消化率がシグナル表示される
Lychee Redmineは、7,000社以上の企業が利用しているプロジェクト管理ツールです。主要機能は「進捗管理」「工数管理」「予算管理」「レポート作成」の4つ。プロジェクトやタスクをガントチャートで一元管理できるほか、バッファや予定変更なども容易なため、元々のスケジュールとの進捗も比較しやすいです。
工数管理では、タスク完了に要する時間を記録・管理し、チームのパフォーマンス向上を図ります。予算管理では費用の比較が容易にできるため、コスト超過や未消費も即座に見つけられます。
作成されたレポートには、タスクや作業時間の消化率がシグナル表示されるため、プロジェクト管理におけるリスクを前もって把握可能です。
Notion
- 100人単位から1,000人単位まで幅広い企業が導入
- プロジェクトはタイムライン形式で表示される
- 細かい事務作業のほとんどをAIがアシストしてくれる
Notionは、AIを活用したプロジェクト管理ツールです。100人単位の中小企業から1,000人以上の大企業まで幅広く使われています。
同ツールでは、プロジェクトをタイムライン形式で表示。各項目はすべてテーブル上にまとめられ、タスクはカレンダー表示されるため、チェックの抜け漏れを防げます。
プロジェクト計画の初稿作成や情報更新などはAIが対応。細かい事務的な作業はAIがアシストしてくれるため、企業はコア業務に集中できます。
Google スプレッドシート
- テンプレートの「ガントチャートで」プロジェクト管理が可能
- クラウドサービスなので視認性や操作性が高い
- 完全無料なので有料ツール導入に慎重な企業におすすめ
Google スプレッドシートは、Googleが運営しているクラウド型の表計算ツールです。テンプレートにある「ガントチャート」を用いればプロジェクト管理もできます。
専用ツールと比べると機能面は劣りますが、クラウドベースのサービスなので視認性や操作性は高いです。ユーザー間での共有も簡単に行えるうえ、アクセス権限も細かく設定できます。一定のスキルは必要ですが、自社オリジナルの管理シートを作れたり、アドオンによる機能拡張ができたりと汎用性は高いです。
また、Googleスプレッドシートは完全無料で使えるため、有料ツール導入に踏み切れない企業は一度利用してみても良いでしょう。
- 慣れていなくても簡単にガントチャートを作れる
- ワンクリックでプロジェクトの進捗報告ができる
- ユーザーが5人以下であれば無料で利用可能
Brabio!は、20万社以上が利用しているプロジェクト管理ツールです。プロジェクトのスケジュール管理をはじめ個人のタスクやToDo、メンバー管理などをスムーズに行えます。慣れていない人でも簡単にガントチャートを作成できるうえ、ワンクリックで進捗報告が可能です。
ユーザーが5人以下であれば無料で利用できるのも魅力。従業員数が多くても、10ユーザーごとに月額3,300円とリーズナブルに利用できます。
- 経営戦略と連携し価値の高いプロジェクトに注力
- リソースやキャパシティの利用状況を見える化
- アイデア管理からプロジェクト実行までを統合
Sciformaは、戦略的な視点を持つプロジェクトポートフォリオ管理(PPM)ソフトウェアです。経営戦略と連携し、最も付加価値の高いプロジェクトに予算やリソースを集中させ、実際のリソース使用状況を正確に把握できます。
新しいアイデアを取り込み管理し、データに基づいたプロジェクト選定や計画作成、リソース管理、タイムトラッキングなど、プロジェクト実行に必要な活動を一元的におこなえます。計画から実行、追跡までを視覚的にサポートでき、プロジェクトのタイムライン最適化や成功率向上を支援します。
プロジェクト管理ツールは“使える機能”で選ぶのが正解
プロジェクト管理・工数管理ツールを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているか」他システムとの連携、運用コストなどを踏まえて検討することが重要です。あわせて各サービスの口コミも見ておくとよいでしょう。



