勤怠管理を搭載したグループウェア9選 - 機能・料金比較
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- 勤怠管理のあるグループウェアの選び方
- 必要な機能を洗い出す
- 導入後に運用に乗せられそうか
- 導入コストは想定範囲内か
- 勤怠管理のあるグループウェアの機能・料金比較表
- 勤怠管理のあるグループウェア9選
- Garoon
- Lark(ラーク)
- J-MOTTOグループウェア
- NI Collabo 360
- サイボウズ Office
- desknet's NEO
- クロジカスケジュール管理
- GroupSession
- rakumo for Google Workspace(Basicパック、Suiteパック)
- グループウェアに搭載される勤怠管理の詳細
- 基本的な勤怠管理機能
- 便利なオプション機能
- 勤怠管理のあるグループウェアのメリット
- 勤怠管理の効率化
- 働き方改革につながる
- 経営改善につながる
- 勤怠管理のあるグループウェアのデメリット
- 導入と運用にコストがかかる
- 使い方に慣れるまで時間がかかる
- セキュリティリスクがある
- 勤怠管理搭載のグループウェアを導入しよう
- BOXILとは
勤怠管理のあるグループウェアの選び方
必要な機能を洗い出す
勤怠管理機能付きのグループウェアを選ぶ際には、まず必要な機能を明確にすることが重要です。
機能 | 詳細 | 導入を検討すべき理由 |
---|---|---|
出退勤打刻 | 出退勤時間を記録 | パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからの打刻に対応 |
休憩時間 | 休憩時間を記録 | 休憩時間の自動計算や上限設定機能があると便利 |
残業時間 | 残業時間を記録 | 残業時間の事前申請や自動計算機能があると便利 |
シフト管理 | 勤務シフトを作成・管理 | 複数勤務シフトへの対応やシフト変更申請機能があると便利 |
勤怠データの集計・分析 | 勤怠データを分析して勤務状況を把握 | 人件費計算や労働時間管理にも活用 |
法令遵守に必要な機能 | タイムカードや勤怠管理簿など | 法令遵守のために必要 |
上記以外にも、次のような機能があると便利です。
機能 | 詳細 |
---|---|
テレワーク勤怠管理 | テレワーク勤務の勤怠管理 |
フレックスタイム制対応 | フレックスタイム制導入を支援 |
勤怠申請・承認 | 勤怠の申請・承認をオンラインで行う |
勤怠データの自動連携 | 勤怠データを給与計算システムや人事管理システムと連携 |
AIによる勤怠管理 | AIで勤怠データ分析や勤怠管理の自動化 |
導入後に運用に乗せられそうか
勤怠管理機能を搭載したグループウェアは、従業員が日常的に使用するツールであり使いやすさも重要なポイントです。画面がシンプルでわかりやすいこと、必要な機能をすぐに探し出せること、機能の説明がわかりやすいことなどを確認しましょう。
外出先で使うなら、スマートフォンやタブレットで利用できるモバイルアプリがあること、モバイルアプリの機能が充実していることも大切です。
合わせて操作マニュアルやヘルプ機能が充実しているかどうかも確認しましょう。導入後のサポート体制が充実しているかどうか、困ったときすぐに問い合わせできる窓口があるかどうかは重要です。
導入コストは想定範囲内か
勤怠管理機能付きのグループウェアを導入する際には、初期費用と月額費用がかかります。必要な機能のみを導入することでコストを抑えられるので、導入前に要件を明確にしましょう。
なお、多くの製品では無料トライアルを提供しています。導入前に無料トライアルを利用することで、使い勝手や機能を確認できます。
勤怠管理のあるグループウェアの機能・料金比較表
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一覧で料金・機能を比較したい方にはBOXILが作成した比較表がおすすめです。各社サービスを一覧で比較したい方は、下のリンクよりダウンロードしてください。
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※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
勤怠管理のあるグループウェア9選
Garoonはサイボウズ提供の大企業におすすめのグループウェアです。基本機能を搭載しているのはもちろん、官公庁や金融、医療での導入事例があるようにセキュリティに強いのが特徴です。
Garoonの勤怠管理では、勤務時間を自動で打刻する「タイムカード」機能を搭載。また休暇申請、残業申請などのワークフローも可能です。残業時間や休暇取得状況をリアルタイムに確認することで、適切な労働管理を実現します。人事システムや給与計算システムと連携し、勤怠データを有効活用できるでしょう。
Lark(ラーク) - Lark Japan株式会社
Larkはチャットを中心にカレンダーやドキュメント、ワークフロー機能などを統合するグループウェアです。AIによる会議の議事録作成のように、面倒なタスクを自動化できるのも魅力です。
勤怠管理では内勤と外勤をまとめて管理したり、メンバーの出勤状況をリアルタイムでチェックしたりできます。ワンクリックで勤怠管理レポートをエクスポート、勤怠管理グループの作成など単に打刻する以上に便利な機能を搭載しています。
J-MOTTOグループウェア - リスモン・ビジネス・ポータル株式会社
J-MOTTOグループウェアは月額165円(税込)〜にて26の機能を利用できる低価格のグループウェアです。スケジュールや掲示板、ワークフローなどを標準搭載しておりコストパフォーマンスに優れています。
勤怠管理では、フレックスタイム制、変形労働時間制など、複雑な勤務体系にも柔軟に対応。スマートフォンアプリ、ICカード、顔認証などさまざまな打刻方法に対応し多様な働き方をサポートします。
NI Collabo 360 - 株式会社NIコンサルティング
NI Collabo 360は、30以上のアプリケーションを1つにまとめながら低コストのグループウェアです。1ユーザーあたり月額360円(税込)ながらワークフローやスケジュール管理のような定番機能を押さえています。
勤怠管理では、システムにログインした時間をそのまま打刻できます。始業や終業はもちろん着席や離席の管理もできるため、テレワークやサテライトオフィスの勤怠管理にも使いやすいです。打刻可能なネットワークも指定でき、誤った打刻を防げます。
サイボウズ Office - サイボウズ株式会社
サイボウズ Officeは、使いやすさと豊富な機能を兼ね備えた、国内シェアトップクラスのグループウェアです。豊富なテンプレートやアプリで、業務効率化をすぐに実現できます。クラウド型とオンプレミス型の両方に対応し、企業のニーズに合わせて導入できるのも魅力です。
勤怠管理ではボタン追加、表示設定など自由度の高いカスタマイズが可能です。休暇や残業などはWeb上で簡単に申請および承認ができます。
desknet's NEO - 株式会社ネオジャパン
desknet's NEOは、シンプルな操作性ながら27の機能を搭載したグループウェアです。スケジュール管理や企業ポータル、ワークフローなどを押さえつつ、勤怠管理や経費精算をオプションにて利用可能。クラウド版とパッケージ版を選べるため、導入方法に制限のある企業にもおすすめです。
勤怠管理はボタン入力のみで、手間をかけずに打刻データの記録と集計ができます。残業時間や休暇取得状況などの勤怠状況をリアルタイムで確認でき、適切な労働管理を実現します。
クロジカスケジュール管理 - TOWN株式会社
クロジカスケジュール管理は、使いやすさに特化したグループウェアです。たとえば、チームの予定や会議室の予約状況をひとつのカレンダーで確認でき、見逃しによる予定や予約の重複を防げます。
勤怠管理はシンプルな画面にてワンクリックで打刻できるため、従業員はすぐに新しいシステムに慣れるでしょう。労働時間や残業時間はCSVファイルとしてエクスポートできます。給与計算ソフトとの連携が容易で、集計業務の負担を軽くできます。
GroupSession - 日本トータルシステム株式会社
GroupSessionは、無料にてユーザー数無制限でスタートできるグループウェアです。無料版でもスケジュールや掲示板、施設予約、ファイル共有などの幅広い機能を標準搭載しています。
勤怠管理では、打刻状況の一覧表示やCSV形式でのエクスポートができます。タイムカードの編集権限も管理できるため、内部統制に役立てられるでしょう。
rakumo for Google Workspace(Basicパック、Suiteパック) - rakumo 株式会社
rakumo for Google Workspaceは、Google Workspaceを活用したグループウェアです。Google Workspaceとシームレスに連携し、メールやカレンダーはGoogle Workspaceの機能をそのまま利用できます。
勤怠管理では、出勤簿上で労働時間や休暇取得状況などのデータ管理、休暇申請が可能。出勤簿の確認やアラート情報を一元管理でき、見逃しを防ぎます。
グループウェアに搭載される勤怠管理の詳細
基本的な勤怠管理機能
グループウェアを導入する際に押さえたい基本機能は下記になります。記事冒頭でも紹介はしましたが、重要な機能なのであらためて紹介します。
機能 | 詳細 | 導入を検討すべき理由 |
---|---|---|
出退勤打刻 | 出退勤時間を記録 | パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからの打刻に対応 |
休憩時間 | 休憩時間を記録 | 休憩時間の自動計算や上限設定機能があると便利 |
残業時間 | 残業時間を記録 | 残業時間の事前申請や自動計算機能があると便利 |
シフト管理 | 勤務シフトを作成・管理 | 複数勤務シフトへの対応やシフト変更申請機能があると便利 |
勤怠データの集計・分析 | 勤怠データを分析して勤務状況を把握 | 人件費計算や労働時間管理にも活用 |
法令遵守に必要な機能 | タイムカードや勤怠管理簿など | 法令遵守のために必要 |
便利なオプション機能
上記以外にも、より勤怠管理の機能に強いグループウェアであれば搭載しているものを紹介します。状況によってはグループウェアと別に勤怠管理システムを導入したほうがよいケースもあるため、合わせて検討しましょう。
機能 | 機能の内容 | 備考 |
---|---|---|
勤怠申請・承認 | 勤怠の申請・承認をオンラインで行う | 申請・承認ワークフローで勤怠管理を効率化 |
勤怠データの自動連携 | 勤怠データを給与計算システムや人事管理システムと自動連携 | データ入力の手間を省く |
テレワーク勤怠管理 | テレワーク勤務の勤怠管理 | パソコン利用状況やWebカメラによる勤怠確認機能があると便利 |
フレックスタイム制対応 | フレックスタイム制導入を支援 | コアタイム設定やフレックスタイム申請・承認機能があると便利 |
AIによる勤怠管理 | AIで勤怠データ分析や勤怠管理の自動化 | 効率化と人為的ミスの削減 |
勤怠データの分析 | 勤怠データから人件費や労働時間などを分析 | 経営層の意思決定に役立つ |
モバイルアプリ | スマートフォンやタブレットで利用できるアプリ | 外出先でも勤怠管理が可能 |
タイムカード機能 | 紙のタイムカードの代わりに利用できる機能 | 省スペース化、データ入力の手間削減 |
勤怠管理システム連携 | 既存の勤怠管理システムと連携 | データ移行の手間を省く |
顔認証 | 顔認証による打刻 | セキュリティ強化、打刻時間の不正防止 |
位置情報 | 位置情報による打刻 | 外勤の従業員の勤怠管理に便利 |
勤怠アラート | 遅刻や早退のアラート機能 | 勤怠管理の徹底に役立つ |
勤怠データのバックアップ | 勤怠データをバックアップ | データ消失のリスクを軽減 |
多言語対応 | 日本語以外の言語にも対応 | 外国人の従業員が多い企業にて便利 |
勤怠管理のあるグループウェアのメリット
勤怠管理の効率化
勤怠管理を搭載したグループウェアを導入することで、勤怠管理の効率化に期待できます。出退勤打刻、休憩時間、残業時間の記録、勤怠データの集計を自動化することで手作業を削減できます。勤怠の申請と承認をオンライン化することで各種手続きがスムーズになるでしょう。
また打刻漏れや計算ミス、勤怠データの入力ミスなども防げます。勤怠管理にかかる時間を削減し、業務に集中しやすい環境をつくれるでしょう。
働き方改革につながる
勤怠管理のあるグループウェアは、働き方改革を推進するうえで有効なツールです。テレワークやフレックスタイム制など、多様な働き方に対応したツールも多いです。多様な働き方の導入により従業員のワークライフバランスが向上すれば、彼らの満足度も高まります。
経営改善につながる
勤怠管理機能付きのグループウェアは、経営改善にも役立つツールです。残業時間の削減や勤怠管理の効率化による人件費削減、そして労働生産性の向上が期待されます。コンプライアンス強化では、労働時間管理の徹底や法令違反のリスク軽減、企業イメージの向上が見込めるでしょう。
勤怠管理のあるグループウェアのデメリット
導入と運用にコストがかかる
グループウェアの導入や運用にはコストがかかります。コストを抑えるためには、機能や従業員規模を踏まえそれに見合うシステムを選ぶことが大切です。ほかにも無料トライアルを利用したり、複数社から見積もりを取ったり、クラウド型サービスを検討したりといった対策もかかせません。
使い方に慣れるまで時間がかかる
新しいシステムを導入すると、使い方に慣れるまで時間がかかります。従来の紙のタイムカードやExcelでの管理と比べて新しいシステムに慣れる必要があり、従業員によっては抵抗を感じる場合もあります。管理者側もシステム設定や運用ルール制定など、導入後の作業が負担になるでしょう。従業員にとって使いやすいシステム、導入サポートの充実したサービスを選ぶことが大切です。
セキュリティリスクがある
グループウェアおよび勤怠管理機能には氏名や住所、電話番号などの基本情報から、勤務時間や残業時間、休暇情報までさまざまな個人情報および機密情報が含まれます。これらの情報が漏えいした場合、個人情報保護法の違反や企業イメージの悪化など深刻な問題に発展するかもしれません。
アクセス権限を設定できるシステムを選ぶ、認証の厳しいシステムを選ぶなど万全のセキュリティ対策を取りましょう。セキュリティに関する従業員教育を行い、情報漏えいの防止意識を高めることも大切です。
勤怠管理搭載のグループウェアを導入しよう
勤怠管理を搭載したグループウェアを選ぶ際には、使いやすさや働き方へのマッチなどに注目しましょう。勤怠管理を搭載しているグループウェア自体は多いため、使い勝手を見比べたり他機能の有無で比較したりするのがおすすめです。グループウェアは無料プランや無料トライアルを提供している傾向にあるため、導入前に試験運用しましょう。
勤怠管理を搭載したグループウェアのうち最適なサービスを選ぶには、要件や予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。
BOXILとは
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