人事評価とは - 制度の目的やポイント・評価項目・運用方法

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人事評価とは、従業員の勤務状況や能力を評価し、給与や昇進などに反映させる仕組みのことです。各社で人事評価制度を設けて運用しますが、公平感を欠くなどの不満が問題となりかねません。人事評価制度のポイントや評価項目とともに、管理を効率化する人事評価システムも厳選して紹介します。※初回公開日:2017/08/01
人事評価システム
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年に1~2回ほどある人事評価(人事考課)。従業員の業績や能力を評価し、人事処遇の判断材料とするものです。ただ、人が人を評価することに不安を覚えたり、公平な人事評価制度運用に課題を抱えたりしている人事担当者も多いでしょう。

そこで、そもそも人事評価の目的は何か、評価項目には何があるか、どのように人事評価がなされるのか、気をつけたいポイントについて解説します。

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人事評価とは

人事評価とは、

従業員の会社業績または組織・部署の業績に対する貢献度、職務の遂行度や業績をあげるための行動などを一定の基準で評価すること

を言います。要するに、従業員の行動や結果を会社の基準で評価することです。そして、人事評価の結果は多くの会社で昇給・昇格・昇進、賞与に反映されます。

人事評価制度の目的

そもそも、どういった目的で人事評価制度が設定されるようになったのでしょうか。目的は、大きくわけて2つあります。

処遇判断の資料とするため

人事部の役割の一つに、昇給、昇格、昇進、賞与など従業員の「処遇」を決めることが挙げられます。会社全体を見渡したうえで判断しなければならないため、基準が必要。そのために、人事評価制度を設けて規律を策定し、判断のための材料とするのです。

処遇は従業員のモチベーションに大きく影響するため、慎重な決定と運用が求められます。

従業員の成長を促すため

もう1つの目的は、従業員の成長を促すことにあります。成長促進は、一番の目的といっても過言ではありません。

もちろん、評価するだけでは成長しません。管理職が従業員と目標を設定し、達成までマネジメントする必要があります。

従業員の成長、ひいては会社の成長という目的を理解されていれば、「なんでこんな面倒なことをやらなければならないの?」といった不満はなくなるでしょう。

人事評価の必要性

人事評価は、従業員の働きぶりを評価します。とはいえ、単に「できる人」「できない人」を区分するものではありません。

会社は評価基準を明確にし、基準に達した従業員には、能力・行動に応じたポジションへ昇進させます。

また、残念ながら基準に届かなかった従業員には、まず基準と現状のギャップを認識してもらいます。次に、基準まで到達できるように努力します。これらを繰り返すことで、従業員全体が成長します。こうして、人事評価は、従業員の成長、ひいては会社の成長に寄与します。

人事評価で注意すべきポイント

評価期間内のみで評価する

評価対象期間の行動のみを評価対象とします。評価期間外の行動を混同しないのがポイントです。

たとえば、「彼は数年前に大きなミスをして、部署の業績に大きなマイナスをつけた」というのはNGです。評価期間外の結果や行動での評価してはいけません。

職務行動のみを評価する

職務行動のみを評価対象とします。職務外の行動を混同しないことがポイントです。

たとえば、「彼は終業後にいくら誘っても一緒に飲みに行かないので、協調性がない」とするのは、職務外の行動を評価しています。

ただし、職務外の行動が結果として職務に影響した場合は評価の対象とします。たとえばTVゲームのやりすぎで、遅刻した場合は評価の対象になります。

一律の評価基準を設ける

部下をかわいく思うあまり、評価を甘くつけるのも、注意が必要です。一律の評価が大事です。

温情的な人事評価が、必ずしも部下のためになるとはりません。また、あまりにもひどい場合は管理者の資質を問われます。

先入観や偏見は除外する

人事評価では先入観、偏見、個人的感情を取り除くことが大事です。とはいえ、完全に主観を交えないのは困難です。管理者は自分の下した評価が先入観や偏見、個人的感情に基づいていないか、確認するだけでも改善されるでしょう。

人事評価制度の評価項目

人事評価の各項目は、会社が従業員に何を期待するのか明確にしたものです。

従業員全員が期待される目標を達成、能力を向上、期待された行動をとれば、会社の業績向上に寄与できます。人事評価の項目を大きく分けると、業績評価とプロセス評価に分けられます。

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業績評価

業績評価とは課せられた目標を達成できたかどうか評価するものです。営業担当者を例に挙げると、半期に1億円の売上を期待されていたのであれば、この売上1億円を達成したか否かが業績評価です。

間接部門では、営業のように数値目標とはなりませんが、「○○システムを導入する」「○○業務を先輩から引き継いで一人でできるようになる」「福利厚生制度を改善し、従業員満足度を10%向上する」といったものが目標となります。

プロセス評価

プロセス評価とは、業績を上げるために必要な能力を持っているか必要な行動をとれるかを判断していくものです。

業績評価の対象となる目標が達成できたかどうかとは関係ありません。

業績評価とプロセス評価とのバランス

業績評価とプロセス評価は、業績と関係ある部分とない部分という真逆の評価です。そのため、バランスをどのように取ればいいかお悩みの方もいるでしょう。

職位・職責が上位になるほど、業績を求められるので、業績評価の比重が重くなります。逆に、新入社員や若手社員は、会社の求める行動を取れているのか、能力を身につけているのかが求められます。つまり、プロセス評価での比重が重くなります。

このように、入社してからの経過時間とポジションで、評価バランスを変えていくのが最適です。

人事評価の運用方法

では、実際にどのように人事評価を行えば良いのか策定手順を紹介します。

策定手順評価基準を決めてから
・目標設定
・進捗確認
・評価
・フィードバック
の4つのプロセスを何度も回していく

評価基準の決定

まずは評価基準を明確にします。

たとえば、「課長」ではどのような結果を求められるのか、どのような能力・行動を求められるのかなどです。評価基準を各職位・職責ごとに決めておきましょう。また、評価時に「実はあなたに求められた能力・行動は」といった後出しにならないよう、事前に期待される能力・行動を明らかにする必要があります。

目標の設定

業績評価の目標は、会社の目標(計画値・方針)から、部門の目標、組織の目標、部署の目標、個人の目標と細分化していきます。この順序で目標設定がなされないと、個々人の目標は達成されたのに、部署の目標は達成できていないというおかしな状況になります。

個人の目標を決める際に、注意すべきポイントがあります。それは、属する職位・職責に平均的に期待される目標を課すことです。

優秀な従業員には高い目標、一般的な従業員には低い目標を設定すると、優秀な従業員はより高いハードル、一般的な従業員には低いハードルとなってしまいます。これでは、昇格・昇進の判断がしづらいです。個々人への目標設定はやってしまいがちなので注意しましょう。

進捗の確認

人事評価では、期中に必ず目標の進捗を確認しましょう。業績評価の目標は、どこまで進んでいるのか、何か困っていることはないか、上司のサポートが必要かなどを確認すると、目標を達成しやすくなります。

評価

業績評価では「できたかどうか」の事実を評価します。「彼は頑張っていたけど、運が悪くて目標が達成できなかった」場合は、業績評価では目標を達成できなかったとして評価します。「頑張っていた」部分はプロセス評価で評価するので問題ありません。

プロセス評価では、評価時に「行動をとっていた」「行動をとっていない」といった水掛け論にならないようにしましょう。そのため、管理職は逐一記録をとりましょう。また、悪い行動はその場で注意、良い行動もすぐにほめることで本人にも都度伝えていきましょう。より早く成長できます。

フィードバック

人事評価を終えたら、次の目標達成のために、よかった部分、足りなかった部分をフィードバックします。良い行動は継続させつつ、足りない部分を認識させます。

また、プロセス評価で能力が身についているのか、行動できているのかを確認し、現状をフィードバックしましょう。特に悪い行動についてはその場で注意し、是正を促す必要があります。良い行動についてはほめることで定着化を図ります。

人事評価を効率化できるシステム10選

人事評価を行ううえでは多くの個人情報を取得・共有しなくてはなりません。そこで検討したいのが、システムを利用した情報管理です。クラウド型のシステムならスピーディーに導入でき、運用コストを抑えられる可能性もあります。

カオナビ

  • 人事部門に加え、現場のマネジメントでも使える人材データベース
  • リアルな視点で人材戦略をイメージ可能
  • 簡単な操作で評価シートや評価ワークフロー作成

カオナビは、顔写真で人事評価できるタレントマネジメントシステムです。評価シートやワークフローの設定もマウスででき、直感的に管理できます。

OKRや360度評価、MBOといった多様な人事評価制度に対応しています。そのため、システム導入にあたって評価制度を変更する必要はありません。サポートも充実しているので、人事評価システムに慣れていない人でも安心して導入できます。

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サイレコ

  • 定型業務を自動化・効率化
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  • 全情報をシステム上で一元管理

サイレコは、組織人事の情報を一元管理し、有効な経営情報としての活用を支援する人事評価システムです。

定型業務の自動化を進めることでルーティンワークの無駄を省き、人事業務の効率化を通して人事戦略立案の時間を捻出します。従業員の顔写真を見ながらドラッグ&ドロップで異動や配置、組織変更をシュミレーションできます。また全情報を一元化し、もらさずに蓄積できるので、常に生きた人事情報をいつでも素早く取得できます。

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コンピテンシークラウド

  • あらゆる評価シートに対応できるカスタマイズ性
  • 人事データの活用がグッと楽になる充実の集計・分析機能
  • 他にはない選べるサポートプラン

コンピテンシークラウドは、全国2,500社以上の実績に裏打ちされた人事評価制度の構築・運用ノウハウに基づいて、評価業務のフローをすべて一元管理できる人事評価システムです。

目標から査定までの流れをすべて管理できるだけでなく、ありとあらゆる評価シートに対応できるように細かなカスタマイズにも対応しています。 評価軸別・評価者別などさまざまな切り口で分析できる機能や、評価結果から給与査定額を自動算出できる機能など、充実した集計・分析機能が備わっています。豊富なノウハウを持ったコンサルタントやマイスターによるサポートをはじめ、各種サポートプランが揃っているのでシステム運用に不安がある方でも安心です。

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スマレビ for 360°


  • 360度評価で自分の評価を的確に把握
  • システム上で目標設定シートを管理
  • 人事部の負担を軽減

スマレビ360°は、年間利用社数200社以上、顧客満足度91%以上を誇るクラウド型360度評価支援システムです。

結果レポートによって対象者の行動が周囲にどのように映っているのかを認知でき、対象者の強みや課題、期待されていることを今後の行動につなげられます。システム上で目標設定シートを管理できるだけでなく、自動リマインド機能や自動レポート作成機能など、人事部の負担を軽減するさまざまな機能が標準搭載されています。

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HRMOS評価

  • あらゆる人事評価方法に対応
  • 評価・考課時に必要な様々なデータを一元化
  • 人事評価に関わる人の負担を大幅に削減

HRMOS評価は、MBO・OKR・360°評価など、幅広い評価制度に対応した人事評価システムです。高いカスタマイズ性により役割や役職に応じて細かく評価シートを設計可能で、チームの目標・評価プロセスをサポートするフィードバック機能により、細やかな評価制度の運用ができます。過去から現在までの評価データのみに限らず、API連携によりスキル・給与など成長に関わるさまざまなデータを一元化できます。評価シートの未入力者へのリマインド、組織改編や人事異動のタイミングでの評価ラインの更新、評価スコアの集約・集計などを自動化し、人事担当者の負担を削減します。

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評価ポイント

  • 簡単でシンプルだから初めての方でも安心
  • 業種・企業規模を問わず導入可能
  • 月額7,000円からの低コスト

評価ポイントは、シンプルでわかりやすい人事評価システムです。

初心者の方でも簡単に扱えるので、導入している企業も多様です。5名の企業もあれば、数千名の企業もあります。業種も、大手コンビニを筆頭に、飲食や製造、IT、建築などがあります。業種や企業規模を問わず利用できるでしょう。月額7,000円から利用でき、低コストな点も特長です。

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MBO Cloud(サイダス)

  • 目標の進捗を継続的かつ効果的に管理
  • テンプレート設定で柔軟にカスタマイズ可能
  • 人事考課の業務工数大幅カット

MBO Cloudは、社員の目標達成を多角的にサポートする、目標管理・人事考課アプリケーションです。

目標までの道のりを見える化することで、継続的かつ効果的なマネジメントを実現できます。現在運用している目標管理制度に合わせて柔軟にカスタマイズできるので、社内の目標管理の制度が変わっても、設定を変更するだけでそのまま利用可能です。また、目標設定シート集計作業の簡易化、催促メール一括送信などの運用サポート機能により、人事考課の工数を大幅に削減できます。

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HITO-Link パフォーマンス

  • リアルタイムのフィードバック
  • 目標進捗管理機能
  • 人材マネジメントを支援する機能を一括提供

HITO-Link パフォーマンスは、目標管理とリアルタイムなフィードバックで個人のパフォーマンス向上を実現する人事評価システムです。
組織と社員の目標を可視化させ、仕事の意味や目的を明確にすることで社員のモチベーション減退を防ぎます。また、人材情報データベースの一元化により、管理や検索がより簡単となっています。

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サーキュレーション

  • 高い専門性と幅広い人材を持つ顧問サービス
  • プロ人材の価値を見抜く独自のカウンセリングメソッド
  • 100を超える分野のプロフェッショナル

サーキュレーションは、経営戦略、新規事業開発、人事制度構築、採用、広報・ブランディング、法務などあらゆる分野のプロフェッショナルを紹介してくれる顧問サービスです。週1日から常勤まで、フレキシブルな働き方にも対応。人事制度改革の専門家を顧問として派遣してくれるため、人事考課・人事評価の構築でお悩みの企業は必見のサービスといえるでしょう。

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HR-Platform「目標管理・人事評価」

  • 評価プロセスの見える化と効率的な運用・集計自動化を実現
  • 複雑な人事制度にも完全対応・企業ごとにカスタマイズ
  • きめ細やかな運用サポート

HR-Platformは、各社の制度に合わせて人事評価プロセスを運用支援するクラウドソリューションです。会社・部門目標と個人目標を連結させ、目標の進捗状況を一覧化します。各社独自の評価制度や運用に合わせたカスタマイズ設定も可能です。

エンジニアが直接声を聞き、システム要件・運用要件を共有しながら、導入後の運用をきめ細やかにサポートします。日本語と英語に対応しています。

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適切な人事評価で従業員も会社も成長を

適切な人事評価を行えば、従業員一人ひとりの成長を促しつつ、会社の業績アップも期待できます。人事評価制度の目的を把握したうえで、納得感を得られる評価項目を設定し、運用するよう心がけましょう。

また人事部門では、評価や処遇に関連して、一般的な人事情報や労務情報の管理も担います。人事労務管理全般についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

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