desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)とは | 料金や事例、できること

近年、クラウド型のグループウェアが次のような理由で流行しています。
- 初期費用を最低限に抑えられる
- 小規模なビジネスでも簡単にグループウェアの導入が可能
- サーバーの保守運用が不要なため専門スタッフを抱える必要なし
本記事では、数あるグループウェアの中でも人気のある「desknet's NEO」について紹介します。
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desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)とは
desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)とは、日本においてシェアの大きなグループウェアの1つであり、クラウドおよびオンプレミスでの導入に対応しているのが特徴です。インターフェースが直感的でわかりやすい点、さまざまな機能を標準で搭載されている点が強みといえます。
グループウェアとは
グループウェアとは、プロジェクトメンバーの間で情報の共有やメッセージのやり取りをスムーズに行うためのツールを意味します。ビジネスチャット、カレンダー、オンラインストレージといったコミュニケーションに役立つスキルをひとまとめに搭載。一括でシステムを導入できる点がメリットです。
desknet’s(デスクネッツ)とは
desknet's(デスクネッツ)とはdesknet's NEOの前身にあたるサービスで、名称を変更する2016年まで提供されていました。国産のグループウェアとして歴史が長く、グループウェアとしての改善を幾度も重ねているのが強み。なお、ネオジャパンが提供するほかサービスは次のとおりです。
- AppSuite(アプリケーション作成)
- ChatLuck(ビジネスチャット)
- Denbun(メール配信システム)
- desknet's DAX(ファイル送信サービス)
- desknet's SSS(SFA)
- desknet's CAMS(CRM)
desknet's NEOの機能
desknet's NEOは、25以上ものアプリケーションを標準的に利用できる状態で提供されています。
機能名 | |
---|---|
グループウェアの一般的な機能 | ポータル・スケジュール・ワークフロー・ウェブメール・設備予約・安否確認 |
ペーパーレス化に役立つ機能 | 文書管理・伝言・所在・プロジェクト管理・SmartViewer(ペーパーレス会議) |
コミュニケーションを円滑にする機能 | インフォメーション・回覧・レポート・ネオツイ・電子会議室・アンケート |
業務効率化ができる機能 | ToDo管理・議事録・来訪者管理 |
その他の機能 | キャビネット・利用者名簿・タイムカード・メモパッド・アドレス帳・仮払精算・備品管理・購買予約・Amazonビジネス連携・プレゼンス(働いている場所の可視化) |
グループウェアの一般的な機能
ペーパーレス化に役立つ機能
- 文書管理:社内の規定集や契約書などを管理できる文書管理システムのような機能
- 伝言・所在:伝言や在席・外出状況を確認できる機能
- プロジェクト管理:プロジェクトの進捗が管理できるプロジェクト管理ツールのような機能
- SmartViewer:パソコンやタブレットから資料を参照して会議を行うペーパーレス会議機能
コミュニケーションを円滑にする機能
- インフォメーション:社内への告知が掲載できる社内掲示板のような機能
- 回覧・レポート:日報や議事録、学会の報告レポートを作成できる機能
- ネオツイ:Twitterのようなつぶやきや1対1のチャットができる社内コミュニケーションツール
- 電子会議室:時間、場所を問わず意見交換を行えるバーチャル会議室
- アンケート:社内向けに匿名・記名を選択してアンケートを行える機能
業務効率化ができる機能
- ToDo管理:仕事の重要度を把握できるToDoツールのような機能
- 議事録:アジェンダ共有や議事録作成に使える機能
- 来訪者管理:来訪予定の管理や受付の管理が可能な機能
その他の機能
- キャビネット:各アプリの情報をまとめておける機能
- 利用者名簿:連絡先を確認できる機能
- タイムカード:ボタン入力のみで勤怠管理ができる機能
- メモパッド:メモ帳に使える機能
- アドレス帳:個人アドレス帳と共有アドレス帳を分けて使える機能
- 仮払精算:交通費・物品購入費の記録ができる機能
- 備品管理:社内の備品を誰がいつどれくらい持ち出したかを記録できる機能
- 購買予約:文具やお弁当の予約をできる機能
- Amazonビジネス連携:Amazonビジネスでの購入手続きと連携できる機能
- プレゼンス:全社・組織のテレワーク率や社員の今の状況を把握できる機能
「desknet's NEOと他サービスの違いを具体的に比較したい!」
「グループウェアはどこに気をつけて選べばよいのだろう?」
というあなたには、グループウェアのサービス資料で比較・検討するのをおすすめします。
desknet's NEOの特徴
それでは、desknet's NEOの特徴についてさらに詳しくみていきましょう。主に、クラウド型のもつ特徴にフォーカスして紹介します。
豊富なデータ容量
desknet's NEOのクラウド版では1ユーザーあたり1GBまで容量を使えます。そのため、メールに添付するファイルや共有するデータの容量をほとんど気にすることなく、安定した稼動を続けられます。さらにクラウド型のソフトウェアで懸念されることの多いセキュリティに関しても、データ通信時のSSL暗号化に加え、強固なセキュリティポリシーにも対応したさまざまなオプションが用意されています。

見やすい画面とわかりやすい操作性
どんなスタッフでも必要な機能を使いこなせるような直感的なインターフェースとわかりやすい操作性を備えています。さまざまな機能の画面デザインが統一されており、ユーザーがわざわざ機能について調べることなく利用できるような画面設計になっています。
さらに、ヘルプや機能設定に関する専用ウィンドウと、わかりやすさを重視したアイコンなどの工夫によって、グループウェアになじみのないスタッフでも問題なく利用できるよう、見やすさと使いやすさが高められています。
20種類を超える専用アプリケーションを利用可能
前述のように、desknet's NEOでは現在、27種類の専用の機能を利用できます。文書管理やプロジェクト管理機能によって複雑な業務をペーパーレス化したり、インフォメーションや回覧・レポート、ネオツイ機能によって社内の情報共有とコミュニケーションを円滑にできます。
基本となるToDoリストや議事録、来訪者管理機能によって業務全体の効率化を図るとともに、これらの機能を自由に連携させることで、既存の組織文化に沿った運用が可能です。
24時間365日のサーバー監視体制
クラウド型の場合、24時間365日サーバー監視や外部からの不正行為の検知と対策、障害時の復旧といった面倒なサーバー管理は提供会社対応。ユーザー企業は日々のメンテナンス作業から解放され、その都度更新することなく常に最新のバージョンを利用可能です。
月額400円〜使える
初期費用と運用コストが低価格なのも特徴です。1ユーザー月額400円(税抜)で5人から数千人規模まで一律料金にて利用できます。当然、ユーザー数によって機能に制限はなく、必要なユーザー数単位で契約可能です。
スマートフォンやタブレットに対応
インターネット環境があれば、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなどによって場所を問わずアクセス可能です。タッチパネルでの利用に適したインターフェースとなっており、日常的に携帯アプリを利用する感覚でストレスなく操作できます。SSLによる通信の暗号化、接続元IPによるアクセス制限などが提供されているため、安心して利用可能。
他システムとの連携が可能
desknet's NEOは、他の関連サービスや連携ソリューションと組み合わせて機能を拡張できます。提供企業のパートナー企業が開発したソリューションと連携させることで、活用範囲をさらに広げられます。たとえば上述のように、経費精算の関連サービスと連携させることによる交通費精算の効率化や、パートナー企業である「名刺バンク」の名刺情報管理サービスと組み合わせることで、名刺情報をデータ化して活用可能になります。

このように、ニーズに合わせて適切な関連サービスと連携させることで、より広範囲な活用が実現します。
desknet's NEOの料金プラン
それでは、desknet's NEOの提供形態とそれぞれの料金体系についてみてみましょう。
クラウド版の概要とパッケージ版の料金体系は次のようになっています。
クラウド版、300ユーザーまでの小規模パッケージ版、100ユーザーから数万ユーザーまでの大規模パッケージ版でそれぞれ価格体系が異なります。また、オンラインデモや無料トライアルもあるため、こちらも試してみてください。
クラウド版の料金
現在はクラウド版が標準プランとなっているので、導入を検討する場合はこちらから考慮するとよいでしょう。なお、クラウド版はユーザー数の上限はありません。
概要 | クラウド版 |
---|---|
初期費用 | ¥0 |
月額 | ¥400(1ユーザー) |
機能 | 27のアプリケーション |
契約可能ユーザー数 | 5ユーザー ~ 上限なし |
ディスク容量 | 1ユーザーあたり1GB |
標準セキュリティ | SSL暗号化/接続元IPアドレス制限/BASIC認証 |
小規模パッケージ版の料金
ユーザー数 | 初年度ライセンス ※()内は2年目以降 |
---|---|
5ユーザー | ¥39,800(¥10,000/年) |
10ユーザー | ¥64,300(¥10,000/年) |
20ユーザー | ¥98,000(¥20,000/年) |
30ユーザー | ¥137,600(¥20,000/年) |
50ユーザー | ¥198,000(¥40,000/年) |
100ユーザー | ¥378,000(¥80,000/年) |
150ユーザー | ¥548,000(¥100,000/年) |
200ユーザー | ¥698,000(¥150,000/年) |
250ユーザー | ¥848,000(¥150,000/年) |
300ユーザー | ¥998,000(¥150,000/年) |
大規模パッケージ版(エンタープライズライセンス)の料金
ユーザー数 | 本体ライセンス(初年度のみ) | サポートサービス(毎年) | 初年度合計 |
---|---|---|---|
100ユーザー | ¥410,000 | ¥90,000 | ¥500,000 |
200ユーザー | ¥910,000 | ¥90,000 | ¥1,000,000 |
300ユーザー | ¥1,320,000 | ¥180,000 | ¥1,500,000 |
400ユーザー | ¥1,730,000 | ¥270,000 | ¥2,000,000 |
500ユーザー | ¥2,140,000 | ¥360,000 | ¥2,500,000 |
600ユーザー | ¥2,550,000 | ¥450,000 | ¥3,000,000 |
700ユーザー | ¥2,960,000 | ¥540,000 | ¥3,500,000 |
desknet's NEOの導入事例
最後に、desknet's NEOの最近の導入事例をいくつか紹介します。 またグループウェアの導入を検討している方は、こちらのグループウェア導入事例もあわせて確認してみてください。

総務省
総務省では、省内の「働き方改革」によるワークライフバランスの推進など、すべてのスタッフが柔軟に働ける環境の実現に取り組んでいます。
その一環として、desknet's NEOのインフォメーションとスケジュール機能などを用いて省内の膨大な情報を一元化しながら、本省と全国の拠点を結ぶ省内WAN回線を使ってWeb会議形式で研修を行うなど、コミュニケーションツールとしても積極的に活用しているようです。
導入前までは、増大し続ける情報に対して省内のスタッフが適切な選別ができない状態に陥っていましたが、desknet's NEOによって情報の検索が容易になり、効率的な業務運営ができるようになりました。
イートスタイル
外食・食物販事業を手がけているイートスタイルでは、これまで全店舗からFAXで大量に送られてくる日報を経営者が一つひとつ目を通して返信していました。そのため、どうしても膨大な時間がかかり、重要な情報を全社的に共有することが困難になっていました。
そこでdesknet's NEOのワークフロー機能で日報を共有化することによって、各店舗で起こった情報を即座に把握し、サービスの改善につなげられました。現場の多忙な状況に対応しつつ、行動予定の管理共有など、将来的に発生すると予想される社内ニーズや目的の変更に合わせて機能を柔軟に追加利用できる点を高く評価しているようです。
伊藤忠アーバンコミュニティ
分譲・賃貸マンションや商業施設などの管理を手がける伊藤忠アーバンコミュニティは、既存のグループウェアのレスポンスが悪く、社外からスケジュールやメールの活用ができないことに不満をもつスタッフが多くいました。そこで「出先でもっと使いやすいグループウェア」というニーズのもとで、desknet's NEOを導入したところ、外部からのスケジュールの管理・活用が簡単にできるようになりました。
出先で社内会議の設定や予約の変更などが行えるようになり、情報確認のためにわざわざ会社に戻る必要がなくなったといいます。必要な情報を営業先ですべてチェックできるため営業の効率が上がり、情報の共有もしやすくなりました。
desknet's NEOの評判・口コミ
desknet's NEO - 株式会社ネオジャパン
ボクシルでは、実際にdesknet's NEOを導入して使ってみた企業からの評判・口コミを掲載しています。その中から、いくつかピックアップして紹介していきます。
desknet's NEOの導入により「現場主義」を徹底しよう
国内最大級の導入実績を誇るグループウェアであるdesknet's NEOについて、グループウェアの概要とともに基本的な機能や価格体系、実際の導入事例などを紹介してきました。
現在オンプレミスやクラウド含めさまざまなグループウェアが存在していますが、そのなかでもdesknet's NEOはコスト面・機能面、そしてユーザビリティともに最高レベルのものになっているといえるでしょう。ビジネスの規模にかかわらずどんな業種でも利用できるグループウェアですから、ぜひ導入して現場主義を徹底させましょう。
特におすすめの3サービスについてはこちらで徹底比較しています。

また、その他のグループウェアの詳細はこちらからご覧になれます。

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