OKR管理ツール無料&有料比較 - おすすめ日本語対応ソフトも | 比較ポイント・目標設定例

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・顔写真で直感的に人材情報を把握 ・目標管理制度や360度評価、OKRなどあらゆる評価制度に対応 ・人事評価、社員情報など人事情報を一元管理 |
・BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn「人事・給与部門」受賞※ ・直感的に操作できるUIとカスタマーサクセスによるサポートあり ・蓄積した評価データを自由に掛け合わせ、分析ができる |
※BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn公式サイトより
OKRとは
OKRとは「Objectives and Key Results」の略称で、企業における目標管理の手法の一つです。
目標管理、人事評価の手法として一般的に活用されているMBOと比較すると、OKRは社としての一体感を高め、従業員のスキル向上へ向けたモチベーションアップの手法として活用されます。Googleが取り入れたことから注目されるようになり、日本でもOKRを導入する企業が増えてきました。
OKRとは何か、またOKRとMBOやKPIとの違いを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

OKR管理ツールとは
OKRツールは、OKRツリーの作成や進捗状況の一覧化、1on1などOKRに欠かせない業務をサポートしてくれます。
OKR管理にツールを導入すると、会社の目標と個人の目標、実際のギャップを迅速に判断や評価ができ、より的確な施策の検討につなげられます。
OKR管理ツールの機能
OKRツリーの作成
OKRツリーとは、目標設定がひと目で確認できる表のことです。企業の目標と結果、部門の目標と結果、従業員の目標と結果がひとつの表にまとまるので、従業員全体が共通の認識のもとに業務に集中できるメリットがあります。
OKRツリーを手作業で作成するのはなかなか手間がかかる作業ですが、ツールを使えば、簡単に作成できます。
進捗管理
OKRで設定した目標は、1か月から4か月程度と短い期間で目標チェックを行います。ツールを利用すれば、情報が一元管理できるので、進捗管理が効率的にできるようになります。
議事録管理
OKRを運用すると、目標達成のためにコミュニケーションを取る機会が増えます。ツールを導入すれば、そのときの議事録やメモをデジタルで管理できます。
OKR管理ツールのメリット
OKRの目標設定が効率的に
OKRでは、目標の共有・更新・すり合わせが頻繁に行われます。そのため、紙やExcelベースで行おうとすると、膨大な時間がかかってしまいます。
ツールを導入すれば、更新が簡単にできるほか、目標が確認しやすくなり、管理の手間暇を削減可能です。
情報が一元管理できる
OKRを運用するようになると、目標やその後の進捗状況、議事録など、膨大な情報が発生します。OKRツールではそうした情報を一元管理できます。更新はもちろん、検索が簡単にできるの大きなメリットといえるでしょう。
OKR管理ツールのデメリット
導入に時間がかかる
紙やExcelベースで管理するよりも手間はかからないものの、新しいツールを導入するからには、ある程度時間がかかります。従業員が早く使い方になれるよう、マニュアルや研修を準備しておきましょう。
コストがかかる
ツールを導入する以上、コストがかかります。クラウド型のツールは比較的コストをおさえられる傾向にありますが、ツールによっては従業員数が多いとコストがかさむ場合もあります。
OKR管理ツールの選び方
OKR管理ツールを比較、選択する場合は次の4つの観点からツールを選ぶのがおすすめです。
- 組織の運用にあわせてカスタマイズできるか
- シンプルで誰もが使いやすいか
- テンプレートが充実しているか
- 自社に合ったOKR管理ができるか
それぞれの観点について詳しく説明します。
カスタマイズできるか
OKRは企業の目的を従業員が意識し、行動できる指標に落とし込んで進捗管理をするシンプルな概念です。実際の目的や指標が何になるのかは業界によっても、企業の経営方針によっても異なります。
よって、目的にあったフォーマットにOKRシートをカスタマイズできるのか、他のシステムとの連携やデータの移行ができるのかもシステム選びの重要なポイントです。
必ずしもシステムのカスタマイズ性が高い必要はありませんが、最低限自社のOKRを実現できるようなサービスは探した方がいいでしょう。
シンプルかつ使いやすいか
OKRは特定の部署や職種だけで使用するのではなく、部署間の垣根を超えて、従業員全体で会社の目的を達成するために行う目標管理の手法です。よって、高機能でも複雑なツールでは従業員に浸透せず、OKRが失敗してしまうケースも考えられます。
OKR管理ツールはITに詳しくない、忙しい人でも負荷なく使用できるようにシンプルかつ使いやすいシステム選定が肝要です。「使いやすさ」の観点から考えると、ユーザーが直感的に操作できるのはもちろんのこと、サポート内容や期間についても加味した検討をおすすめします。
テンプレートが充実しているか
社員や部署の目標をまんべんなく設定するには、OKRシートも作り込む必要があります。しかし、ゼロから作り込むには作成者の経験や知識に加え、作業時間も多く必要です。
OKRツールのテンプレートを利用できれば、少ない工数で効率よく作成できます。また、知識やノウハウが少ない担当者でも容易に作れるところもメリットです。テンプレートが充実しているかどうかも、選ぶときの大切なポイントとして挙げられます。
自社に合ったOKR管理ができるか
OKRツールには、OKRを管理するためのさまざまな機能が搭載されています。OKRマップ、1on1支援、アクションプランなど、自社にはどの機能が必要なのかを洗い出しみることがポイントです。
自社にぴったりのOKR管理ができるツールを選べば、社内でOKRが評価されて浸透していく足がかりとなります。
OKR管理ツールの無料おすすめ比較
OKRは全社的な目標をチームや個人の目標へと落とし込む方法なので、管理の単位はおおよそ、「全社」「部署またはチーム」「個人」にわかれます。
個人や少人数のチームであれば無料のサービスでもカバー可能。OKRの管理に使用できる無料のツールを3つ紹介します。
Googleスプレッドシート
OKR管理におすすめできる無料ツール、一つ目はGoogleスプレッドシートです。Excelと似た操作性ながら、複数人でシートを共有、更新が可能です。
ただし、GoogleスプレッドシートはOKR管理用ツールではないので、表の作成や調整に手間がかかります。また、人事情報のようなど他の情報と連動させるには、シートへ入力しなくてはならず、人数が多くなるほど煩雑になります。Googleスプレッドシートによる管理の限界を感じたら、専用のOKR管理ツールの導入を検討した方が良いでしょう。
Zealup(ジールアップ)
Zealupは国産のOKR管理ツールで、無料トライアル期間は30日間、教育機関であれば無料で利用できます。組織目標と個人目標のつながりを可視化し、「みえる」「つながる」「ひろがる」をコンセプトにしたクラウドサービスです。
明確な目標決定とそれに対するメンバーの理解促進、チームや組織のコミュニケーション促進を狙います。
会社、従業員の継続的な目標管理だけではなく、一時的なプロジェクトや社内のクラブ活動など、カジュアルな目標、進捗管理に対しても利用可能です。また、確実に目標を達成するために、進捗状況を定期的にユーザーに伝えるリマインドメール機能も搭載されています。
Weekdone
Weekdoneは3人までなら無料で利用できるOKR管理ツールです。
目標に向けた進捗状況を四半期、週次単位で表示。チャート形式でわかりやすくチェックのできるので、効率的にPDCAを回せます。またiOS、Androidの両方に対応したスマートフォンアプリもあり、気になったときにいつでも進捗状況を確認可能です。
ただし、海外のツールで日本語には対応していません。また4名以上に増えると、無料トライアル期間終了後、1名あたり月額9ドル〜の有料プランに切り替える必要があります。
日本語対応のOKR管理ツール比較
OKRは海外発祥のメソッドなので、英語の管理ツールが多く出回っています。しかし日本でも導入企業が増えたため人事評価と連動させるニーズが生じ、2020年現在では1on1のような面談結果とあわせて管理できるOKRツールが多く登場。
完全に日本語対応、かつOKR管理にも利用できる、クラウド型目標管理ツールを紹介します。
特徴 | 顔写真が並ぶ、クラウド人材管理システム
- 社員の個性や強みなどあらゆる人材情報を可視化してマネジメントに活用できる
- 組み合わせや配置自由なカスタマイズ性の高い評価シート
- 自社制度に合わせたOKR管理が可能に
<導入企業事例>
株式会社ホンダロジスティクス、株式会社小学館集英社プロダクション、みずほフィナンシャルグループ、株式会社サイバーエージェント、株式会社デンソーなど
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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無料 | 要問い合わせ | あり |
HRMOSタレントマネジメント - 株式会社ビズリーチ
特徴 | MBO・OKRなど幅広い評価制度に対応
- あらゆる人事評価方法に対応
- 評価・考課時に必要なさまざまなデータを一元化
- 人事評価に関わる人の負担を大幅に削減
<導入企業事例>
東芝、JFEスチール株式会社、株式会社資生堂、SAISON CARD、住信SBIネット銀行など
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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- | 要問い合わせ | - |
特徴 | 組織の活性化に欠かせない機能を豊富に搭載した人事システム
- 能力や役職に応じたウエイト設定で適切な目標評価が可能
- 目標達成率は数値だけでなくグラフでも可視化
- クロス分析機能で傾向や分布の把握ができる
<導入企業事例>
雪印メグミルク株式会社、株式会社日本取引所グループ、日立金属株式会社、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社など
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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要問い合わせ | 要問い合わせ | 30日間※ |
※出典:スマカン公式サイト(2023年1月26日閲覧)
特徴 | 人事の重要タスクを効率的に活性化させ、自走型組織へ
- BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn「人事・給与部門」受賞※
- カスタマーサクセスによる手厚いサポートあり
- 組織診断サーベイとタレントマネジメントをこれひとつで実現
※BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn公式サイトより
<導入企業事例>
株式会社サイバーエージェント、株式会社Gamewith、株式会社サイバーブル、ユナイテッド株式会社、合同会社syuz'genなど
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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要問い合わせ | 要問い合わせ | あり(7日間)※ |
※出典:HRBrain 公式サイト(2023年1月26日閲覧)
タレントパレット - 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
特徴 | 人材の最適配置や評価、従業員の離脱防止や発掘に役立つ
- 人材管理に必要な機能を網羅
- 人員配置を助けるキャリア見える化機能
- ビッグデータ活用で組織活性化
タレントパレットは人事ビッグデータを見える化し、組織としてのパフォーマンスを向上させるタレントマネジメントシステムです。
社員のワークログやスキル、マインドなどさまざまな人材情報を集約し可視化できます。また、集約した人材情報を分析することで組織・働き方や採用、従業員満足度を把握します。
<導入企業事例>
大手外食チェーン、大手人材紹介、ソフトウェア開発会社など
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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要問い合わせ | 要問い合わせ | あり |
特徴 | 目標の進捗管理をSlacと連携してシームレスに行えるOKR・KPIシステム
- Slack内でbotの質問に答えていくだけでbantoの管理画面に自動反映
- botの質問内容は自由にカスタマイズ可能、メンバーや環境に合った質問が作成できる
- コミュニケーションを活性化する機能が充実
<導入企業事例>
ベルフェイス株式会社、センチュリー21
<料金プラン>
初期費用 | 月額利用料 | 無料プラン | |
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価格 | 19,800円 | 月額300円/1ユーザー | 30日間※ |
※出典:banto 公式サイト(2023年1月26日閲覧)
Hito-Compass - カシオヒューマンシステムズ株式会社

特徴 | グループ会社全体の従業員情報や目標、評価を横断管理
- カスタマイズ可能なOKR、MBO、コンピテンシーに対応した管理シートを搭載
- 組織の目標を分解して、上位目標と紐づけた現場目標を振り分け
- 現場目標と匿名公開された他者目標をもとに役割とレベルに応じた目標を設定、管理
<料金プラン>
要問い合わせ
Co:TEAM(コチーム) - 株式会社O:(オー)

- 日報×振り返りで1on1・目標管理を効率化(チャットツールと自動連携)
- 日報管理で日々のタスク進捗・モチベーションを自動把握
- チームやメンバーの「悩み・コンディション」の可視化で自立型組織を実現
Co:TEAMは、1on1・目標管理に課題を抱える多忙なマネージャー向けに開発された日報×目標管理アプリです。
日々の業務日報からチームの課題・メンバーのコンディションを把握し、振り返り・フィードバックのサイクルを回すことで、継続した目標達成が可能な自立型組織を目指せます。
Co:TEAMではSlack・Teamsといった社内SNSと連携しているため、メンバーはカレンダー連携によりボタン1つで日報を簡単作成。
マネージャーは日報を通じて「モチベーション・目標・タスク進捗・コンディション」を可視化し、チーム内の業務優先度を最適化・アルゴリズム分析で1on1のアジェンダ提供・アラート通知の設定も可能です。
<導入企業事例>
株式会社モバオク(DeNA)、株式会社ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス、株式会社リクルートライフスタイル、株式会社キャッチワーク など
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | トライアル |
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要問い合わせ | 要お見積り | あり |
※出典:Co:TEAM 公式サイト(2023年1月26日閲覧)
特徴 | うまくいく会社の目標設定・運用の仕組みをクラウドで
- OKRの実現により部分最適から全体最適なアクションへ
- チームだけではなく会社全体のつながりの意識を強化、組織コミュニケーションを改善
- ワクワク感・自律性を向上させることによってメンバーのエンゲージメントが向上
<導入企業事例>
Sansan株式会社、スタイラー株式会社、株式会社アラン・プロダクツ、株式会社souco、シェアゼロ株式会社など
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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無料 | 要お見積り | あり |
Goalous
特徴 | コミュニケーション型目標達成サービス
- OKRの概念を進化させた目標管理形式を実現
- SNSの仕組みを取り入れたコミュニケーション型目標達成サービス
- 目標管理を通じて自発性やコラボレーションによる一体感や楽しみを創出
<導入企業事例>
ヤブサキ産業株式会社、株式会社ウィットワンなど
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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無料 | 30,000円〜 | 15日間※ |
※出典:Goalous公式サイト(2023年1月26日閲覧)
Motify HR - 株式会社アックスコンサルティング

特徴 | 双方向のフィードバックでエンゲージメントと生産性の向上を実現
- エンゲージメントサーベイで組織への思い入れを社内・部署・個人単位で可視化
- タスクやコンテンツを適切なタイミングで届けて新メンバーも即戦力に
- 会社からお知らせに対するいいねやコメント機能で相互コミュニケーションを可能に
<導入企業事例>
アイリスオーヤマ、松井証券、東急ストア、宮城県庁、みんな電力株式会社など
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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330,000円~ | 440円/1ユーザー | 2週間 ※ |
※出典:Motify HR公式サイト(2023年1月26日閲覧)
Perdoo
特徴 | シンプルでわかりやすさが魅力の中小企業向きツール
- 進歩状況をパーセンテージとグラフで可視化
- 重要な指標とするべきタスクを一覧表示でスピーディーに把握可能
- 1on1とパフォーマンスレビューでチームのモチベーションをアップ
<導入企業事例>
バージンメディア、テスコなど
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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要問い合わせ | 月額5.4ドル/1ユーザー | - |
WAKUAS(旧称:1on1navi)
特徴 | OKRと1on1をセットにして意識を高めながら仕事に取り組める
- アプリを使ってリアルタイムでの1on1が可能
- 1つのOKRに複数のオーナーを設定できる共有機能を搭載
- フィードバックリクエストで必要なアドバイスや励ましをもらえる
<導入企業事例>
トレンドマイクロ株式会社、タレンタ株式会社、サイオス株式会社など
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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要問い合わせ | 要お見積り | - |
Wistant
特徴 | 目標管理や1on1・評価をサポートするオールインワンツール
- 6項目のマネジメントレベルをスコア化しレーダーチャートで把握可能
- OKRやMBOをはじめとするさまざまなフォーマットに対応
- わかりやすい操作で1on1の運用も容易に実施できる
<導入企業事例>
株式会社全教研、日本サカス株式会社、株式会社エヌアセット、株式会社インフォデックス、株式会社SUPER STUDIOなど
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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無料 | 要お見積り | 30日間※ |
※出典:Wistant公式サイト(2023年1月26日閲覧)
HiManager
特徴 | 目標から分析までトータルでサポートするオールインワンプラットフォーム
- リアルタイムのフィードバックで社員のパフォーマンス向上を実現
- 10問の簡単なサーベイから多角的な情報収集を実施可能
- 簡単な質問に答えるだけで社員の状況を随時把握できる
<導入企業事例>
丸紅、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、弁護士ドットコム、コロプラなど
<料金プラン>
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
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無料 | 月額1,500円/1ユーザー~ | あり |
OKRの個人目標を設定した成功例
管理ツールがあったとしても、OKRによる目標管理は抽象性が高い概念です。よって、具体的にどのようなことをするのか、成果はでるのかと疑問に思う方も多いでしょう。
Googleとメルカリの2社の事例から、どのようにOKRを活用して個人目標を設定すればいいのかについて紹介します。
Googleの個人目標の設定例
OKRを導入した先駆け的な存在として挙げられるのがGoogleです。
OKRは元インテルのCEOアンディ・グルーブ氏が提唱した概念で、誕生したのは1970年代ですが、一般的に使用され始めたのはごく最近の事です。Googleは2000年代初期にはOKRを取り入れて急速に成長しました。
Googleでは達成できそうな目標よりさらに高い目標を設定することを推奨しています。70%程度を達成できれば成功とする目標を設定したうえで、意欲的に挑戦できる環境を用意。四半期単位と1年単位それぞれでOKRを設定し、四半期ごとの全社ミーティングでOKRの公開と評価を実施。会社の成長につなげています。
メルカリの個人目標の設定例
フリマアプリを展開するメルカリは、OKRとMBOの両面から人事評価を実施しており、OKRをベースにしたコミュニケーションが浸透するよう取り組んでいます。
設定したOKRは3か月に1度、成果をもとにした見直しと面談を行い、PDCAを回すことによって個々の社員がOKRを意識して働くように環境を整備。また、半年に一度、各チームのOKRに対する理解を含めるための合宿を行っています。さらに会社のOKRも経営陣だけで決めるのではなく、合宿を行い社員全体で議論するのも特徴的です。
参照:メルカリ/半年に一度のコーポレート合宿にきたよ #メルカリな日々
OKRの実例を参考に目標を立てよう
OKRは抽象度の高い概念で具体的な目標設定や運用手法については個々の企業の創意工夫に任されます。
よって、OKR管理ツールを導入すれば業務効率が向上するものではなく、ツールを上手に利用しながら自社に最適な目標設定や進捗管理をすることが重要です。
ただし、ゼロから自社にあったOKR運用を考えるのは難しいので、実例をサンプルに目標を立てて運用方針を決めるといいでしょう。
OKRツールにはさまざまな種類があります。選び方をもう一度おさらいしておきましょう。
- 組織の運用にあわせてカスタマイズできるか
- シンプルで誰もが使いやすいか
- テンプレートが充実しているか
- 自社に合ったOKR管理ができるか
上記のポイントで複数のOKR管理ツールを比較検討し、OKR手法を実現できるものを探してみましょう。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」、Q&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
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