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MAツールのAccount Engagement(旧 Pardot)・Adobe Marketo Engage・HubSpot・SATORIを比較 | 料金や評判

最終更新日:(記事の情報は現在から356日前のものです)
MA(マーケティングオートメーション)ツールであるAccount Engagement(旧 Pardot)、Adobe Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIの機能や料金を比較をします。サポート体制や口コミ・評判の違いも比べて問い合わせするサービスを選びましょう。

MAツールの概要や選定時の注意点に関しては、次の記事で解説しています。

MAツール4サービスの特徴や開発思想

MAツール4サービスのAccount Engagement(旧 Pardot)、Adobe Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIを比較します。各システムをおすすめしたい企業は次のとおりです。比較の検討にしてください。

マーケティングと営業の連携を強化したい場合、または現状Salesforceシリーズを利用している場合は、Account Engagement(旧 Pardot)

マーケティングと営業の連携を強化したい場合、
または現状Salesforceシリーズを利用している場合は、Account Engagement(旧 Pardot)

専門的なマーケティングを行いたい場合、
受注までマーケティングで完結させたい場合は、Marketo Engage

インバウンド営業を強化したい場合、
または低コストから運用をはじめたい場合は、HubSpot Marketing Hub

デジタル顧客の育成に力を入れたい場合、
または日本語による丁寧なアフターフォローを期待する場合は、SATORI

Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot) - 株式会社セールスフォース・ジャパン

Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)
Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)
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提供企業様でご不明点がある方はこちら

  • 営業活動を前提としたMAツール
  • Salesforceのほかシステムと連携
  • ヘルプページやコミュニティが充実

Account Engagement(旧 Pardot)は、セールスフォース・ジャパンが提供する、多くの機能と充実したカスタマイズ性によって世界中で導入されているMAツールです。2013年MAツールを提供するPardot社を、Salesforce社が買収し傘下へと入ったことで、サービス名が変わりました。

Salesforce社がPardot社を買収した理由としては、開発思想が合致していたことが考えられます。Pardot(Account Engagement)は、営業活動を前提としたMAツールとして設計されており、いかに効率よく商談化させるか、を重視しているのが特徴です。

Account Engagement(旧 Pardot)単体でも多くの機能を使えるのに加え、取得したデータをシームレスにSalesforceへわたせます。営業側からも必要なデータを確認しやすいため、営業チームと連携して生産性を向上できるでしょう。

またSalesforce以外のシリーズとも連携しやすく、幅広い業務の効率化が期待できます。ヘルプページやオンラインコミュニティ、自習用のコンテンツが豊富に取り揃えられているため、難しく感じる機能でも勉強でカバー可能です。

Account Engagement(旧 Pardot)公式サイトはこちら

Adobe Marketo Engage - アドビ株式会社

Adobe Marketo Engage
Adobe Marketo Engage
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  • マーケティングに重点を置いたMAツール
  • 関係性強化に役立つ多くのツールと連携
  • 日本企業向けのマニュアルやコミュニティ

Adobe Marketo(マルケト) Engageは、アドビが提供しているMAツールです。Marketo Engageの開発思想は、マーケティングや顧客体験に重点を置いていることが特徴です。マーケティングによる案件化はもちろん、直接受注までを狙えます。

Marketo Engageは顧客との良好な関係を構築し、新規獲得からロイヤル顧客になるまでの工程を可視化できます。SNSや名刺管理ツール、チャットツールとの連携や、SEO機能といった顧客との関係性を強化するための機能が豊富です。

マーケティングを極めたい場合におすすめのツールといえるでしょう。またマニュアルやオンラインコミュニティを日本語で利用できるため、海外の企業に限らず日本の企業でも使いやすいのもうれしいところです。

Marketo Engage公式サイトはこちら

HubSpot Marketing Hub

  • インバウンドに重点を置いたMAツール
  • アクセス解析やリード管理など機能が充実
  • 低価格で運用をはじめられる

HubSpot Marketing Hubは、インバウンドの強化が低コストではじめられるMAツールです。HubSpotの開発思想は、インバウンドによる営業活動に重点を置いています。

Account Engagementが、みずから連絡し直接会って営業をかけるアウトバウンドに重点を置いている一方、HubSpotは顧客から能動的に連絡が来るよう営業活動するのが大きな違いです。そのため、ホームページのアクセス解析やリード管理といった機能が充実しています。

顧客がもとめるサービス情報や知識を、最適なタイミングで提供することにより、非対面の状態でサービス・会社に対する好感度を上げ、顧客が抱える課題も明らかにします。

連携に関しては、HubSpotが提供するSales HubやService Hubはもちろん、豊富な外部システムとの連携も可能です。無料プランからはじめられるため、本格的に導入する前に使い勝手を試すとよいでしょう。

HubSpot Marketing Hub公式サイトはこちら

SATORI - SATORI株式会社

SATORI
SATORI
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  • デジタル顧客の育成に重点を置いているMAツール
  • オンラインコミュニケーション機能が充実
  • アフターフォローやユーザー会のセッティング

SATORIは、日本で作られているMAツールです。MAツールとしてはかなりの後発であるものの、時代の変化にうまく合わせた設計により、人気を得ています。

開発思想としては、マーケティングにおけるデジタル顧客の育成に重点を置いているのが特徴です。もちろん先に紹介した3つのサービスでも、デジタルマーケティングには対応しています。しかし元々は、展示会や訪問営業といった、オフラインマーケティングために開発されたシステムであり、後からデジタルマーケティングに適応させています。

一方で、SATORIははじめからデジタルマーケティングを行うために作られたシステムです。Web広告やWebサイト管理、プッシュ通知など、オンラインコミュニケーション機能が充実しています。そのため、たとえばWebサイトを少しのぞいただけの、匿名見込み顧客に対しても接点を創出し、案件化して営業担当者へ引き渡せるのです。

また使い方がわからなくても、アフターフォローやユーザー会をセットしてくれるため、導入につまづいて、現場の社員が使わずに放置することもありません。これは日本製ツールの大きなメリットといえるでしょう。

SATORI公式サイトはこちら

MAツール4サービスの機能

次にAccount Engagement(旧 Pardot)、Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIの機能を比較してみましょう。下表のように、MAツールに必要な機能はどのサービスでもほぼ利用可能です。また一見利用できない機能に見えても、ほかシステムとの連携で可能になるケースもあります。

そのため、機能の解説ではどのようなシステムと連携できるのか、連携するとどのようなメリットがあるのかについて触れながら解説します。

4サービスの機能比較表

まずは4サービスの主な機能を比較表にて紹介します。

機能 Account Engagement(旧 Pardot) Adobe Marketo Engage HubSpot Marketing Hub SATORI
メール
SMS配信 - -
広告連携
プッシュ通知 - -
LINE
リードの管理
スコアリング機能
メールテンプレート
リストのエクスポート
レコメンド -
BI機能 - -
CMS(フォーム)の作成
CRM機能

Account Engagement(旧 Pardot)の機能

Account Engagement(旧 Pardot)の機能は、BtoBに対応したMAに必要な機能が充実しています。SalesforceのMarketing CloudもMAツールですが、こちらはBtoC向けであるのに対し、Account Engagementは、BtoB向けの機能が揃っています

また、マーケティングに必要な分析や配信などが網羅的に可能です。ただし、基本的には営業のフォロー的立ち位置であるため、問い合わせフォーム作成機能やメール作成・配信機能、スコアリング機能などリード獲得や、営業をサポートする機能がメインです。

Account Engagement(旧 Pardot)と連携するサービスには、世界的に使われているGoogle WorkspaceやMicrosoft 365などがあります。なによりSalesforceや、その他のシリーズシステムとシームレスに連携できるのが魅力です。粒度の細かいデータを入力し収集・分析して、営業担当者に案件をつなげやすくなります。

Adobe Marketo Engageの機能

Adobe Marketo Engageは、多機能ながら日本の企業にも使いやすいよう配慮されています。

Adobe Marketo Engageは、マーケティングを専門的に行うための機能が豊富です。たとえば、接点の創出に関してもメールやSMS、デジタル広告、チャットなどオンオフを問わず幅広いチャネルに対応しており、幅広いシーンからリード獲得につなげられます。

また、メールマーケティング機能が充実していることも特徴で、ほかのツールよりも細かな配信設定が可能です。さらに、ほかのチャネルの顧客行動をもとに、顧客セグメントをリアルタイムで構築・更新してくれるため、よりパーソナライズされたメールが配信できるでしょう。

Adobe Marketo Engageで連携しやすいサービスは、各種SNSやSansan、Chatworkなど日本企業がマーケティングでよく使うシステムです。詳しくはテクノロジーパートナーで見られるため、自社のシステムと連携しているか確認しておきましょう。

HubSpot Marketing Hubの機能

HubSpot Marketing Hubは、インバウンド営業を強化するための機能が豊富です。

たとえば、Webページのアクセス解析やSEOなどのコンテンツ管理機により、認知拡大を図れるでしょう。また、キャンペーン管理機能があり、キャンペーンのパーソナライズや業務の自動化ができることはもちろん、キャンペーンに関連する優先タスクの進捗管理も可能です。

Sales HubやService Hubと連携すれば、SFAおよびカスタマーサクセスとしても利用できます。そのほかにも、国際的に使われている外部システムとの連携機能も充実しています。具体的なシステムは、HubSpot App Marketplaceで、チェックするとよいでしょう。海外製のシステムを多く利用している企業におすすめのMAツールです。

SATORIの機能

SATORIの機能は、リードの少ない状況を打開できるのが特徴的です。アメリカのように人口が多くない日本においては見込み顧客の絶対数も少ない傾向にあります。そこで、確度の低いリードへもアプローチしたいニーズに応えているのが、匿名のリードを獲得・管理する機能です。このように、SATORIは日本のマーケティングを踏まえて機能をリリースしているのが魅力です。

具体的な機能としては、Webページにアクセスした企業のリスト作成機能や、Webページにサービスページへ案内するポップアップ表示機能などが挙げられます。そのほかにも、他社サイト閲覧時のプッシュ通知や、ターゲットごとのコンテンツ出しわけ機能など、オンラインでのコミュニケーション機能が非常に充実しています。

連携できる代表的なサービスでは、kintoneとSalesforceです。両者はSATORIのWebページで個別に紹介されています。それ以外のサービスは、連携するサービスの形態に応じて対応が発生します。システム連携を重視するのであればほかのシステムも視野に入れましょう。

MAツール4サービスのサポート体制

続いてAccount Engagement(旧 Pardot)、Adobe Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIのサポート体制を比較します。

Account Engagement(旧 Pardot)のサポート体制

Account Engagement(旧 Pardot)のサポートは、ヘルプセンターやコミュニティ、メールによる問い合わせが基本です。ただし、最上位プランであるPremiumに加入すれば、より充実したサポートも受けられます。詳しい内容については、問い合わせを行ってください。日本語でのサポートに対応しているためそれほど心配はいりません。

メール チャット 電話 ヘルプページ 学習コンテンツ オンラインコミュニティ
- - ◯(日本語・英語) ◯(英語)

またこれらとは別に有料のサポートプラン「Success Plan」と、「Professional Service」が存在します。「Success Plan」は3つのプランにわかれ、ニーズに合わせてプランが選択できます。「Standard」はすべてのサービスに標準でついている無料サポートで、上記で紹介していること以外は基本的にできません。

Standard Premier Signature Success
料金 無料 該当するライセンス料の30% 要問い合わせ
テクニカルサポート
24時間365日の電話サポート・開発者サポート ×
エキスパートコーチング(最適化・定着支援) ×
24時間の保守サポート × ×
テクニカルアカウントマネジメント(コンサルティング) × ×

「Professional Service」は、Salesforce社のエキスパートが、事業の成功を直接支援してくれるサービスです。システム導入・運用までの時間を短縮し、目標の達成や継続的なイノベーションを支援してくれるため、システムの力を最大限に発揮できます。費用に関しては、問い合わせが必要です。

Adobe Marketo Engageのサポート体制

Adobe Marketo Engageのサポートは、チャットでの問い合わせ対応、ヘルプページ、オンラインコミュニティでの回答があります。電話での対応は、有償のサポートプランでのみ実施しています。

メール チャット 電話 ヘルプページ 学習コンテンツ オンラインコミュニティ
- -

また、これらに加えて有償のアドビサポートプランと、アドビプロフェッショナルサービスが存在します。アドビサポートプランは2種類あり、料金は問い合わせが必要です。「EXPERTサポート」は、エキスパートから技術的なトラブルや事業課題へのアドバイスが24時間365日受けられます。「ULTIMATEサポート」は、専任のエキスパートチームがついて顧客企業の環境を理解し、顧客に寄り添った事業サポートやアドバイスが受けられます。

EXPERTサポート ULTIMATEサポート
電話 ◯(優先)
サポートチーム 担当者はつけずに対応 マネージャークラスや指名されたエキスパートが専任で担当
テクニカルサポート ◯(優先)
事前対応のテクニカル + 運用サポート ×

アドビプロフェッショナルサービスは、デジタルビジネスの幅広い面に対応するコンサルティングサービスです。顧客企業のターゲット層や事業状況、テクノロジーの活用状況などを分析したうえで、ビジネス変革プランを提案してくれます。

HubSpot Marketing Hubのサポート体制

HubSpot Marketing Hubのサポートは、基本的にすべてのサポートが日本語に対応しているのが魅力です。またプランによって閲覧できるものや、サポートの連絡手段が変化します。無料ツールの場合では、オンラインコミュニティしか利用できないため注意が必要です。

無料ツール Starter Professional Enterprise
メール -
チャット -
電話 - -
コミュニティ
学習コンテンツ

またこれらとは別に、有償で導入支援・活用サービスや、プロフェッショナルサービスも受けられます。導入支援では、初期設定や利用法に関する技術的なアドバイス、効果的なデータ活用の方法などを提供し、事業目標に到達できるような支援してくれます。

プロフェッショナルサービスでは、事業の成長に向けたアドバイスの提供や、事業とシステムがうまく連携できるようサポート可能です。ただし、一部のサービスは日本語での提供が未対応であるため、注意が必要です。

SATORIのサポート体制

SATORIのサポートのメインは、ユーザー自身で解決するためのサポートページと、オンラインからの問い合わせです。ただし、オプションをつければ電話やメールでも問い合わせができます。

メール チャット 電話 ヘルプページ 学習コンテンツ オンラインコミュニティ
- - ◯(オフライン)

また、SATORIは標準で導入サポートや活用支援サイトの利用、セミナーへの参加ができるのが魅力です。導入サポートでは、すぐにシステムが使えるようフォローアップミーティングを行ってくれます。

活用支援サイトでは、Tipsや動画、セミナーの情報を閲覧できます。セミナーはプランによって参加できる人数や回数が決められていますが、幅広いテーマのセミナーが受講可能です。さらに「計画おたすけオプション」では、専任の担当者が電話・メールでフォローしてくれるのはもちろん、月に1回ミーティングを行い、マーケティング施策の立案や実行を支援してくれます。

MAツール4サービスの活用シーン

次にAccount Engagement(旧 Pardot)、Adobe Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIを活用できるシーンについて比較しましょう。

Account Engagement(旧 Pardot)の活用シーン

Account Engagement(旧 Pardot)の活用におすすめなのはBtoB市場です。BtoBの場合営業担当者は固定されていることが多く、いかに見込み顧客が検討をはじめたいタイミングをつかみ、シームレスに営業へつなげるかが重要です。Account Engagementは、これをサポートするための機能が充実しています。

組織のなかにインサイドセールスを担当する部隊が存在し、しっかりと分業しているものの、それぞれの連携がうまくいかず悩んでいる場合におすすめです。また商材としては、専門性の高いものや、仕組みが複雑なものでも対応可能です。基本的にアウトバウンドの営業活動を支援するツールであるため、商材の詳しい説明については営業が直接対面で行い、コミュニケーションを行うなかで商材のよさを伝えます。

Adobe Marketo Engageの活用シーン

Adobe Marketo Engageの活用におすすめなのは、BtoC市場や、BtoCに近いBtoB市場です。BtoC市場では、プロモーションの質が売り上げに直結しやすく、いかに顧客情報を収集・分析してニーズに合ったものを提供できるかが重要です。そのため専門的にマーケティングができる、Adobe Marketo Engageが適しています。

またAdobe Marketo Engageはこれだけで受注まで完結できるため、営業が少ない企業やSFA、CRMを導入していない企業にもおすすめです。加えてメールやSMS、SNS、Web広告などオンオフ問わず幅広いチャネルからリードが獲得できるため、ターゲット層の属性(年齢や性別など)が幅広い企業でも活用しやすいでしょう。

ただし専門性が高いため、ツールを活用できる人材が存在し、マーケティングに対してリソースを多く割ける環境が整っている必要があります。

HubSpot Marketing Hubの活用シーン

Adobe Marketo Engageの活用におすすめなのはBtoB市場のなかでも、非対面での営業活動が重要となる分野です。たとえば不動産のような高額な商品や、保険商品のような契約期間が長い商品は顧客が契約・購入に対し慎重になりがちです。そのため資料請求だけを行った、といった顧客に対しメールやブログなどを活用して商品の魅力を伝え、商談化させる必要があります。

Adobe Marketo Engageには、ブログ記事作成の支援機能や、キャンペーン管理機能などコンテンツを管理し、継続的に顧客の興味関心を高めるための機能が揃っています。顧客が情報を集め、みずから商談化するための導線もつくりだせるでしょう。

また商材としては、Webサイトやセミナーだけで価値を伝えやすい、シンプルなものが向いています。無料ツールから利用できるため、お試しでインバウンド営業の強化を図りたい企業や、スモールスタートで予算を抑えたい企業にもおすすめです。

SATORIの活用シーン

SATORIの活用におすすめなのはBtoB市場であり、Account Engagement(旧 Pardot)と同じくインサイドセールス部隊が存在し、分業ができている企業が向いています。Account Engagementとの違いとしては、SATORIがオンラインでのリード獲得に特化していることが挙げられるでしょう。

たとえば、SATORIはWebサイトを閲覧しただけの企業を特定しリスト化する機能や、Webページの閲覧者に対するポップアップ表示・プッシュ通知機能があります。わずかな接点からでもリード獲得につなげられるため、Web上からのリード獲得がうまくいっていない企業や、デジタルマーケティングに力を入れたい企業におすすめです。

また、SATORIはオフラインとデジタルをシームレスにつなげるツールであるため、マーケティングから営業への引継ぎといった連携課題の解決にも期待できます。

MAツール4サービスの料金

それではAccount Engagement(旧 Pardot)、Adobe Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIの料金を比較しましょう。

Account Engagement(旧 Pardot)の料金

Account Engagement(旧 Pardot)の料金は、大きく4つのプランにわかれています。基本機能を備えたGrowth、分析機能が強化されたPlus、カスタマイズの幅が広がったAdvanced、エンタープライズ向けのPremiumの4つです。

またこれに加えてオプションの追加も可能です。「B2B Marketing Analytics Plus」(月額360,000円)は、システムに蓄積されたデータから、予測分析といったより詳細な分析ができます。「Marketing Cloud Account Engagement」(1ユーザー月額6,000円)は、マーケティングと営業担当者で情報共有ができるサービスで、より連携の強化が図れます。

プラン名称 初期費用 月額料金
Growth - 150,000円(最大10,000プロスペクト)
Plus - 330,000円(最大10,000プロスペクト)
Advanced - 528,000円(最大10,000プロスペクト)
Premium - 1,800,000円(最大75,000プロスペクト)

プロスペクトは見込み顧客を意味するものと考えて問題ありません。たとえば10,000プロスペクトであれば、10,000人分の見込み顧客データを利用できることを意味するのとおおよそ同じです。

Adobe Marketo Engageの料金

Adobe Marketo Engageの料金は、機能やユーザー数の違いによって決まります。料金プランは大きくわけて4つです。スモールスタートができるGrowth、基本のSelect、AIによるパーソナライズができるPrime、包括的で強力なオートメーション機能をもつUltimateがあります。いずれも具体的な価格はベンダーに問い合わせましょう。

プラン名称 料金
Growth 要問い合わせ
Select 要問い合わせ
Prime 要問い合わせ
Ultimate 要問い合わせ

HubSpot Marketing Hubの料金

HubSpot Marketing Hubの料金は、機能とマーケティングコネクト(マーケティングするリード数)に依存します。料金プランは4プランです。無料プランではシンプルな効果測定やメールでのやり取り、Starterではロゴなしのランディングページ作成や、複数通貨対応が可能です。Professionalはオムニチャネルのマーケティングを自動化でき、Enterpriseはスコアリングの予測やカスタマージャーニーアナリティクスの提供など、より高度な機能が利用できます。

プラン名称 初期費用 月額費用
無料ツール 無料 無料
Starter - 5,400円(1,000件までのマーケティングコンタクト)
Professional - 96,000円(2,000件までのマーケティングコンタクト)
Enterprise - 432,000円(10,000件までのマーケティングコンタクト)

マーケティングコンタクトは、マーケティングの対象になるリードを指しており、アクションしないリードは数に入りません。マーケティング対象外のリードは1,500万件まで無料で保存可能です。休眠顧客の多い企業であれば、必要最低限のコストにて運用を目指せます。

SATORIの料金

SATORIの料金は、初期費用300,000円(税抜)と月額費用148,000円(税抜)がかかります。またこれとは別に従量課金が発生する場合もあります。ほかツールと違い、リード数やアカウント数で料金が変わらないのが特徴です。多くのリードを獲得・育成したいものの、コストがかけられない企業におすすめです。従量課金に関してはベンダーへ問い合わせください。

初期費用 月額費用
300,000円 148,000円

MAツール4サービスの口コミ・評判

Account Engagement(旧 Pardot)、Adobe Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIの口コミや評判を確認しましょう。操作性や利便性といった使用感、コストパフォーマンスなどを中心に言及しているため、ぜひ参考にしてください。

Account Engagement(旧 Pardot)の口コミ・評判

Account Engagement(旧 Pardot)の口コミ・評判には、Salesforceのほかシステムと連携できてよいとの声と、多機能がゆえに活用が難しいとの声が多く見られました。いい評判ではSalesforceシリーズなら連携が簡単でデータを活かしやすく、注意すべきとの評判では本腰を入れて利用しないとコストばかりかさむと言われています。

Account Engagement(旧 Pardot)のいい口コミ・評判:Salesforceと連携が便利

Account Engagement(旧 Pardot)のいい口コミ・評判として挙げられるのは、Salesforceシリーズと連携すれば、営業担当者との連携がスムーズになることです。Sales Cloudといったシステムをすでに導入している企業であれば、Account Engagement(旧 Pardot)をスムーズに導入し、力を最大限発揮できるでしょう。

ボクシルでの評判
5/5
Salesforceを使用して顧客情報やリード情報などを管理しているため、Salesforceのリードや担当者情報の自動連携や更新などは非常に便利です。 単体で使うとするとコストパフォーマンスが見合わない印象があります。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/11/19
利用アカウント数 : 51件〜100件
業界 : IT/通信/インターネット系
3/5
SalesforceをCRMツールとして選定していたため、サービス間の親和性が高いことが使いやすさのポイントでした。また単体のサービスとしても、スコアリング機能やシナリオ機能などMAに必要な機能が揃っていたため、必要十分なサービスだと思います。ただアナリティクスの機能が弱いように感じ、私はSalesforceに頼っていました。
投稿者プロフィール
利用状況 : 現在は利用していない
投稿日 : 2020/10/20
利用アカウント数 : 1件
業界 : メーカー/製造系
Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)の口コミをもっと見る

Account Engagement(旧 Pardot)の改善をもとめる口コミ・評判:機能が多く使いこなすのが難しい

Account Engagement(旧 Pardot)の改善をもとめる口コミでは、機能が豊富な反面使いこなしにくいとの評判が多く見られました。Salesforceのシステムは、Account Engagement(旧 Pardot)に限らず機能が多いため、大きな費用対効果を得られるのに対し、使いこなすまでは効果を実感しにくいのが欠点です。また、Salesforce特有の言い回しも見られるので、慣れるまでは苦労するかもしれません。

ボクシルでの評判
4/5
セールスフォースをご利用であれば、MAツールとしてお勧めできるかと思います、 ただ、こちらもセールスフォース同様機能が多い分難しい、且つヘルプページが分かりづらいので誰もがすぐに使いこなせるものではないです。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/10/01
利用アカウント数 : 1件
業界 : IT/通信/インターネット系
Marketing Cloud Account Engagement (旧 Pardot)の口コミをもっと見る

Adobe Marketo Engageの口コミ・評判

Adobe Marketo Engageの評判を見ると、データ分析に関連した機能が強みであるのに対し、使い心地に関しては弱みがあると解釈できそうです。いい評判ではデータ活用を促進できること、改善をもとめる評判では、特有の操作に慣れが必要であると言われています。

Adobe Marketo Engageのいい口コミ・評判:データを集約して分析するのがよい

Adobe Marketo Engageのいい口コミは、データの収集や整理がしやすい点についての記述が見かけられました。Salesforceをはじめとしたシステムのデータを、Marketo Engageへ集約し有効活用できます。マーケティングは、BIツールのようなデータ分析をしたいケースや、リード情報のスコアリングをもとに施策を打つケースなど業務の幅が広く、これらを網羅できる点に大きな価値があります。

ボクシルでの評判
5/5
顧客データ分析からLP作成やメール送信まで様々なことができるプラットフォームである。salesforceなどのツールとの連携も簡単に行うことができ、データ基盤を整える上では不可欠なツールである
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/10/23
利用アカウント数 : 11件〜30件
業界 : IT/通信/インターネット系
5/5
MAツールを複数利用するITコンサルでしたが、ToB向けのMA製品においてMarketoが最も高性能だったと思います。MAにおいて私が最も重要視するのは、データ管理の側面です。データ管理が最も効果的に、柔軟に設計できるのがMarketoだったと思います。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/10/20
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : メーカー/製造系
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Adobe Marketo Engageの改善をもとめる口コミ・評判:UIおよび操作性に癖がある

Adobe Marketo Engageの改善をもとめる口コミでは、独特のUIや操作性は使う人を選ぶとの傾向が読み取れます。徐々に改善されていますが、使いはじめのころはとくに違和感を覚える可能性があるので注意しましょう。また、英語からの和訳が適切でないケースもあるようです。

ボクシルでの評判
4/5
顧客のステータス管理や条件づけ、シナリオの自由度が高いパワフルな機能は随一だと思います。顧客のセグメント化・施策の条件づけについてやりたいと思ったことはだいたいできます。星1つ減点の理由はUI・操作性に癖があることと、外資サービスのため日本語情報にどうしても遅れが出ることです。ただし、UIについては現在βテスト中の新UIで不満点は改善されてきており、今後に期待しています。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/12/24
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : IT/通信/インターネット系
Adobe Marketo Engageの口コミをもっと見る

HubSpot Marketing Hubの口コミ・評判

HubSpot Marketing Hubの口コミにおいて、いい評判では低コストからはじめられる点、改善をもとめる評判では日本語訳が不自然で扱いにくい点について言及されています。無料ではじめられるので、ひとまず使用感を確かめてから、本格的に導入するか検討するとよいでしょう。

HubSpot Marketing Hubのいい口コミ・評判:低コストで使いやすい

HubSpot Marketing Hubのいい口コミは、低コストながら使いやすいシステムとの意見が多数です。月5,400円のStarterプランでも必要な機能は揃っており、個人事業主や中小企業でも導入しやすいとの評価です。またほかシステムと比較して見やすいUIであるため、使うのに苦労しないといった声もあります。

ボクシルでの評判
5/5
中小企業がCRM(顧客情報管理)やMAツール(マーケティングオートメーション)を導入する際に、まず一番先に検討すべきSaaSではないかと思います。コスト感としては、CRMやMA、CMS(ブログ管理等に使える)を統合して提供するソフトウェアとして、安いと思います。安かろう悪かろうではなく、慣れると使いやすくなってくる操作画面、必要十分なMA機能、優秀な顧客サポート体制等、クオリティが高いです。
5/5
これまで別のMAツールを使っていましたが、機能過多なことが災いし、UIに不満を持っていました。一方、hubspotでは簡易的なUIにも関わらずマーケティング活動に十分な機能が備わっているからです。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/10/28
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : IT/通信/インターネット系
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HubSpot Marketing Hubの改善をもとめる口コミ・評判:日本語訳が不適切なケースあり

HubSpot Marketing Hubの改善をもとめる口コミでは、適切に日本語訳されていないと指摘されています。これはAccount Engagement(旧 Pardot)や、Marketo Engageに共通するもので、海外製のMAツールは日本語に訳しきれず、日本語話者が違和感をおぼえる場面があります。もし不自然な日本語を気にせずに導入したいのであれば、SATORIのように日本で作られているMAツールを使いましょう。

ーこのサービスの改善点はなんですか?
・文字化けが起きることがある
・日本語訳がおかしいところがある
引用元:BOXIL SaaS/チャットでのサポート体制が秀逸

HubSpot Marketing Hubの口コミをもっと見る

SATORIの口コミ・評判

SATORIの口コミ・評判を分析すると、カスタマーサクセスやサポートが丁寧ではあるものの、活用の幅を広げるのが難しいようです。いい評判では成果が上がるためのサポートをしてくれる点、改善をもとめる評判では、連携にやや苦労する点が記載されていました。

SATORIのいい口コミ・評判:カスタマーサクセスが充実

SATORIのいい口コミでは、導入後のカスタマーサクセスが充実している点が評価されています。アフターフォローの実施やセミナーに参加できるなど、MAツールの活用法にまでフォーカスを当ててくれるため、成果の上がる施策を打ち出しやすいでしょう。また、日本のツールであるため、ツールやサポートがすべて日本語対応なのも安心です。

ボクシルでの評判
4/5
Webサイトの改善などに役立てるために導入し、豊富な機能やわかりやすいUIなど良い点は多いです。 またアフターフォローも手厚く導入後のフォローアップセミナーなど、不明点などは質問ができます。 ただ少し他サービスへの連携の部分で弱い印象で、自社サービスとの連動などは改善の余地があるかと思います。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/09/10
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : IT/通信/インターネット系
5/5
他のMAツールと比較した際に、設定や運用周りの利便性が高いと感じています。 MAツールに期待する機能については、一通り揃っており必要十分な運用ができています。 機能アップデートや、ユーザー会の開催も積極的に行われている点も良いなと感じています。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/09/10
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : IT/通信/インターネット系
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SATORIの改善点をもとめる口コミ・評判:データ連携の難しい場面あり

SATORIの改善をもとめる口コミでは、データ連携がやや厳しい点が指摘されています。Account Engagement(旧 Pardot)や、Marketo Engageと比較すると、簡単にデータ連携できるシステムには限りがあり、うまく連携させるにはWeb APIが必要です。もし、既存のシステムと連携させたいのであれば、Web APIを駆使して連携できるよう調整するとよいでしょう。

ボクシルでの評判
4/5
Webサイトの改善などに役立てるために導入し、豊富な機能やわかりやすいUIなど良い点は多いです。 またアフターフォローも手厚く導入後のフォローアップセミナーなど、不明点などは質問ができます。 ただ少し他サービスへの連携の部分で弱い印象で、自社サービスとの連動などは改善の余地があるかと思います。
投稿者プロフィール
利用状況 : 利用中
投稿日 : 2020/09/10
利用アカウント数 : 2件〜10件
業界 : IT/通信/インターネット系
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MAツール4サービスを選ぶポイント

最後に、4つのツールのなかでどれを選べばいいか迷った際に、チェックすべきポイントについて紹介します。

既存システムとの親和性

MAツールはCRMやSFAといったシステムと連携することで、能力を最大限発揮できます。自社に現在どういったシステムがあり、これらのシステムと連携できるか事前にチェックしましょう。

たとえば口コミで紹介されているように、SATORIは連携できるシステムが少ないものの、自社にあるシステムに対応していれば欠点にはなりません。そのため、気になるMAツールはどういったシステムが連携できるか、具体的なシステム名を確認するといいでしょう。

また連携ができる場合でも、どの程度シームレスに連携できるかといった相性のよさも、MAツールによって異なるため注意が必要です。

従業員との相性

実際に現場でMAツールを操作する従業員の所属部門がどこかといった、従業員との相性も重要です。たとえば営業担当者がMarketo Engageを使えと言われても、十分に使いこなすのは難しいでしょう。

そのため現場でシステムを使う従業員がどの部署にいて、どの程度マーケティングに関する知識があるかを把握するのが重要です。また従業員のITリテラシー(情報技術を使いこなすスキルの高さ)も確認しましょう。

システムの操作が苦手な方は、HubSpot Marketing HubやSATORIがおすすめです。システムの扱いや活用に慣れている方は、Account Engagement(旧 Pardot)や、Marketo Engageを選びましょう。

MAツール4サービスのおすすめはどれ?

Account Engagement(旧 Pardot)、Adobe Marketo Engage、HubSpot Marketing Hub、SATORIの機能・料金・特徴などを比較しました。MAツールは導入したい目的や、企業の状況によって導入すべきツールが変わります。各システムをおすすめしたい企業は次のとおりです。

マーケティングと営業の連携を強化したい場合、
または現状Salesforceシリーズを利用している場合は、Pardot

専門的なマーケティングを行いたい場合、
受注までマーケティングで完結させたい場合は、Marketo Engage

インバウンド営業を強化したい場合、
または低コストから運用をはじめたい場合は、HubSpot Marketing Hub

デジタル顧客の育成に力を入れたい場合、
または日本語による丁寧なアフターフォローを期待する場合は、SATORI

そのほかMAツールも合わせて検討したい企業は、次のボタンにて他システムの資料もチェックするのがおすすめです。

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