Backlog・Redmine・Trello・Asana・Jiraを比較 | 料金や評判
プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトの進捗管理や予算管理、工数管理を効率的に進めるためのシステムです。なお、導入するメリットやツールの選び方を知りたい方は、プロジェクト管理・工数管理ツールの比較記事を参考にしてください。
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目次を閉じる
- プロジェクト管理ツールおすすめ5サービスの特徴
- Backlog
- Redmine
- Trello
- Asana
- Jira
- プロジェクト管理ツール5サービスの機能
- Backlogの機能
- Redmineの機能
- Trelloの機能
- Asanaの機能
- Jiraの機能
- 5サービスの機能比較表
- プロジェクト管理ツール5サービスの料金
- Backlogの料金
- Redmineの料金
- Trelloの料金
- Asanaの料金
- Jiraの料金
- プロジェクト管理ツール5サービスの口コミ・評判
- Backlogの口コミ・評判
- Redmineの口コミ・評判
- Trelloの口コミ・評判
- Asanaの口コミ・評判
- プロジェクト管理ツール5サービスのサポート体制
- Backlogのサポート体制
- Redmineのサポート体制
- Trelloのサポート体制
- Asanaのサポート体制
- Jiraのサポート体制
- プロジェクト管理ツール5サービスのおすすめ
- BOXILとは
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プロジェクト管理ツールおすすめ5サービスの特徴
人気のプロジェクト管理ツールであるBacklogとRedmine、Trello、Asana、Jiraの各特徴を紹介します。各サービスの導入をおすすめしたいユーザーは次のとおりです。検討のおおまかな指標として役立ててください。
- 誰でも使える直感的なデザインでチームの共同作業を促進
- 1万件※以上導入されている
- 利用人数に依存しない企業単位の料金プラン
Backlogは、中小企業から大手・上場企業まで、さまざまな業種で利用されているプロジェクト管理ツールです。有料利用ユーザー数130万人※突破の実績を誇り、広く利用されています。
かんばん方式でのタスク管理はもちろん、社内Wiki、Gitリポジトリを使用でき、プロジェクト管理以外のツールをBacklogに置き換えるのも可能。テキスト整形は、Backlog記法・チェックリスト記法のほか、HTML文書に変換可能なマークダウン記法に対応しているため、簡単に文書へ装飾を施せます。料金は、必要な機能によって決定するため、ユーザー数が多い企業ならコストを抑えて導入できます。
※出典:「Backlog公式サイト」(2024年11月8日閲覧)
- オープンソースのプロジェクト管理ツール
- サーバーにインストールすれば無料で使える
- 低価格でのクラウド利用もあり
Redmineは、無料のプロジェクト管理ツールで、サーバーにインストールして利用するオンプレミスのサービスです。
ブラウザ上で動作するため、外出中やスマートフォンからの利用に対応しています。クラウドで利用したい企業やサポートが必要な企業は、有料のクラウドシステムMy Redmineの導入がおすすめです。
- 200万以上(※)のチームが利用
- ふせんに近い感覚のかんばん方式がメイン
- 無料プランでユーザー数に制限なし
Trelloは、オーストラリアのシドニーに本社をおくアトラシアンが提供しているプロジェクト管理ツールで、全世界200万以上(※)のチームに導入されています。
ふせんを貼りつける感覚でタスク管理するのを基本としつつ、必要に応じて有料機能のタイムラインビューやカレンダービューなどで表示も使い分け可能。無料でユーザー数に制限がないのも特徴です。
※出典:「どTrello公式サイト」(2024年11月8日閲覧)
- ガントチャートをはじめタスクの表示形式が豊富
- 「フォーム」や「メッセージ」でタスクを整理
- 外部ツールとの連携が便利
Asanaは、アメリカに本社をおくグローバル企業で世界的に使われているプロジェクト管理ツールです。タスクの表示形式はかんばんボード・リスト・WBS・タイムライン・カレンダーなど、多くを備えています。
また、他従業員からの依頼を受け付ける「フォーム」、タスクになる前の相談に適した「メッセージ」といったタスク管理に関連する機能を搭載。プロジェクト管理ツールをコミュニケーションのハブとして使いたい企業に適しています。
- システムエンジニア向けの管理ツール
- ConfluenceやBitbucketとの連携
- プロジェクト管理に必要な多数機能を搭載
Jiraは、Trelloと同じアトラシアンが提供しているシステムエンジニア向けのプロジェクト管理ツールです。
ConfluenceやBitbucketといった開発ツールと連携でき、シームレスなタスク管理を目指せます。ほかのプロジェクト管理ツールと同様の機能でも、システムエンジニア向けに調整されているものもあるため、アプリ開発に重きを置いている企業およびチームは試してみるとよいでしょう。
おすすめプロジェクト管理ツールの資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。資料請求特典の比較表では、価格や細かい機能、連携サービスなど、代表的なプロジェクト管理ツールを含むサービスを徹底比較しています。ぜひプロジェクト管理ツールを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
プロジェクト管理ツール5サービスの機能
続いて、5つのツールそれぞれの機能を比較して説明します。プロジェクト管理ツールを比較する際には、気になる点を確かめておきましょう。
たとえば、タスクをどのような表示形式できるのか、どのようなツールと連携できるのか、リモートやWeb上でも利用可能かなどの点を確認するとよいでしょう。
お試しや無料プランがあれば、複数使ってみて使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
方法 | Backlog | Redmine | Trello | Asana | Jira |
---|---|---|---|---|---|
かんばん方式 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ガントチャート | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
WBS | - | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
カレンダー | - | ◯ | ◯ | ◯ | -(拡張機能にて可) |
タイムライン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
表示形式についての用語は、下の解説を参照してください。
ガントチャートとは、タスクの進捗を図示する横向きの棒グラフ。
WBSとは、タスクの概要や期日、担当者、進捗などを一覧にまとめた表。
カレンダーとは、期日ごとにタスクを集約する方法。
タイムラインとは、タスクを新しい順(または古い順)に並べ替えた表示。
それでは、各プロジェクト管理ツールの機能をみていきます。
Backlogの機能
Backlogは、プロジェクト管理ツールとしての機能のほかにも、さまざまな使い方が可能なツールです。たとえば、社内Wikiの運営・Gitリポジトリとしての利用・ビジネスチャットのようなコミュニケーションなど、多くの使い方が可能になります。他システムを利用せずBacklogにてやり取りを完結できるため、プロジェクト管理を一本化したい方におすすめです。
タスク管理の方法はかんばん方式やガントチャート、WBSに対応しているものの、カレンダー形式には対応していません。期日の管理をガントチャート上にて管理するのであれば問題ないので、自社でどのようにプロジェクト管理ツールを利用するのかまとめておきましょう。なお、iCalendarやGoogleカレンダーとの連携は可能です。
Redmineの機能
Redmineは、サーバーにインストールするプロジェクト管理ツールで、Backlog同様に社内WikiやGitリポジトリへ対応しています。クラウドで利用する場合は、有料のMy RedmineまたはPlanioを導入する形でRedmineを使うため、無料で利用したい企業は注意しましょう。
タスクは、かんばん方式やガントチャートなど一般的な表示方法に対応しています。システマチックでシンプルな見た目をしているため、好みは分かれるかもしれません。なお、Redmineではタスクのことをチケットと呼ぶので、機能を調べる際には注意しましょう。
Trelloの機能
Trelloは、かんばん方式がメインのプロジェクト管理ツールです。Trelloではタスクを「カード」と呼び、このカードを編集してタスクをやりくりします。Power-Upと呼ばれる拡張機能を利用すれば、従業員それぞれがスタイルにあったタスク管理を実現可能です。
タスク管理方法は、メインをかんばん方式としながらも、PREMIUMプラン以上の場合はタイムラインやカレンダー、ダッシュボードにも対応しています。まずは無料トライアルで、使用感を確かめてみるのがよいでしょう。
Asanaの機能
Asanaは、タスクの表示方法が充実しているほか、ダッシュボード・目標管理・マイルストーンなど、多くの機能を有したプロジェクト管理ツールです。他社システムとの連携も豊富で、プロジェクト管理ツールとしての利用だけでなく多くのシステムをつなぐ役割ももたせられます。
タスク管理はかんばん方式やガントチャート、WBSが可能です。さらに、従業員からの依頼を受けつける「フォーム」、相談およびブレストに役立つ「メッセージ」、添付したファイルをまとめて閲覧できる「ファイル」など使いこなせれば業務を大きく効率化できるシステムです。
Jiraの機能
Jiraは、ソフトウェア開発に役立つ機能が豊富なプロジェクト管理ツールです。システム開発の思想をもとに制作されている機能があり、システムエンジニアにとって使いやすいシステムだといえます。
課題やプロジェクト別にワークフローを設定したり、課題をリアルタイムで把握するためのダッシュボードをカスタマイズしたりと、プロジェクトの状況把握に役立てられるのがポイントです。
タスク管理方法には、カスタマイズ可能なスクラムボードやカンバン方式を反映したボード、アジャイルレポートがあり、この点も開発する方におすすめしたい機能です。
5サービスの機能比較表
文章では解説できなかったBacklogやRedmine、Trello、Asana、Jiraの主な機能は次のとおりです。
カテゴリ | 比較項目 | Backlog | Redmine | Trello | Asana | Jira |
---|---|---|---|---|---|---|
データ管理 | ファイル添付の容量 | すべてのプランが10MBまで | - | スタンダード、プレミアム、エンタープライズ:250MB | - | 最大2GB(既定は1GB) |
スプレッドシート・Excelのインポート | 〇 | 〇 | - | 〇 | - | |
CSVエクスポート | 〇 | 〇 | ○(Trello Premiumのみ) | 〇 | 〇 | |
ユーザー管理機能 | ユーザーの追加・編集・削除 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
チームの作成・追加 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
2段階認証の設定 | 〇 | ○(Redmine 4.2以降) | 〇 | 〇 | 〇 | |
カスタム性 | 文字色の変更 | 〇 | 〇 | - | - | - |
背景色の変更 | 〇 | 〇 | 〇 | - | - | |
リストカラーの変更 | - | - | - | - | - | |
通知設定 | チャットワーク, Slack, プッシュ通知 | メール通知、Slack | チャットワーク, Slack, プッシュ通知 | Slack, プッシュ通知 | メール通知, プッシュ通知、Slack | |
工数管理 | アクセスログの参照・ダウンロード | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 |
チェックリスト機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
レポート機能 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | |
テンプレート作成・機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
タイムライン表示 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
リソース管理 | - | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
カスタムフィールドの作成 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
プロジェクト管理ツール5サービスの料金
それでは、それぞれのツールの料金体系を確認してみましょう。
従業員数が多く無料で導入したい場合は、Redmine
費用対効果があえばよい場合は、Trello, Asana, Jira
Backlogの料金
Backlogの料金には、有料のプラン4つがあります。個人向けのスタータープランと少数チーム向けのスタンダードプラン、中小企業向けのプレミアムプラン、大企業向けのプラチナプランから自社に合った料金体系を選択しましょう。いずれも30日間の無料トライアルを利用できます。
プラン名称 | 月額料金 | ユーザー数 |
---|---|---|
スタータープラン | 2,970円 | 30人まで |
スタンダードプラン | 17,600円 | 無制限 |
プレミアムプラン | 29,700円 | 無制限 |
プラチナプラン | 82,500円 | 無制限 |
Redmineの料金
Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ツールなので無料で導入できます。ただし、無料ではオンプレミスでしか利用できないため注意が必要です。もしクラウドにて利用するのであれば、有料のMy Redmineを利用するのがよいでしょう。初期費用は無料、月額8,800円で1,000ユーザーまで登録できます。
プラン名称 | 月額料金 | ユーザー数 |
---|---|---|
Redmine | 無料 | 無制限 |
My Redmine スタンダードプラン | 8,800円 | 1,000人まで |
My Redmine ミディアムプラン | 15,400円 | 1,000人まで |
My Redmine エンタープライズプラン | 30,800円 | 2000人まで |
Trelloの料金
Trelloの料金は、の4プランから選択します。無料で使えるFREEと小規模なチーム向けのSTANDERD、複数のプロジェクトを追跡・視覚化したいチームに推奨のPERMIUM、5,000人以上の組織に適したENTERPRISEの4つです。FEEEにてメンバー無制限で利用できるものの、カスタマイズのPower-Upをはじめ、Trelloの真価を発揮させるにはPREMIUM以上がおすすめです。
プラン名称 | 月額料金 | ユーザー数 |
---|---|---|
FREE | 無料 | 無制限 |
STANDARD | 1ユーザーあたり5ドル(年間払い) | 無制限 |
PREMIUM | 1ユーザーあたり10ドル(年間払い) | 無制限 |
ENTERPRISE | 1ユーザーあたり17.5ドル(年間払い)※50ユーザーの場合 | 5,000ユーザー以上は要問い合わせ |
Asanaの料金
Asanaの料金プランは、無料のBasicをはじめ、組織の規模に応じてPremium・Business・Enterpriseの4プランから選択可能です。Basicでもタスクやプロジェクト数は無制限なため、個人や小さなチームでタスク管理をする場合はBasicではじめてみるとよいでしょう。
プラン名称 | 月額料金 | ユーザー数 |
---|---|---|
Basic | 無料 | 15人まで |
Premium | 1ユーザーあたり1,320円(年間払い) | 無制限 |
Business | 1ユーザーあたり2,970円(年間払い) | 無制限 |
Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Jiraの料金
Jiraの料金は、10人まで利用できるFreeをはじめ、StandardとPremium、Enterpriseの4つから選べます。おおよその機能はFreeで問題ありませんが、10人以上のチームで利用したい場合、高度な権限管理をしたい場合は有料プランのいずれかが必要です。有料プランは、人数に応じての割引があるので、Jiraの料金シミュレーションで調べるのをおすすめします。
プラン名称 | 月額料金 | ユーザー数 |
---|---|---|
Free | 無料 | 10人まで |
Standard | 790ドル/年 | 10人まで(最大35,000人まで) |
Business | 1,525ドル/年 | 10人まで(最大35,000人まで) |
Enterprise | 134,500ドル/年 | 801〜1,000人まで(最大35,000人まで) |
プロジェクト管理ツール5サービスの口コミ・評判
最後に、各プロジェクト管理ツールの口コミや評判を紹介します。
口コミ | Backlog | Redmine | Trello | Asana | Jira |
---|---|---|---|---|---|
良い点 | タスクの抜け漏れを解消できる | 無料ながら必要な機能は搭載している | チームでのステータス管理や優先順位づけがスムーズ | ガントチャートやタイムラインの表示が使いやすい | システムエンジニア向けの機能が便利 |
改善点 | グローバル向けのUIに調整してほしい | 適切な管理方針が必要 | かんばん方式以外はやや見にくい | 突出した強みはあまりない | 使いこなすのが難しい |
Backlogの口コミ・評判
Backlogの口コミ・評判を踏まえると、日本でシンプルにタスク管理をしたい企業におすすめできるプロジェクト管理ツールだといえます。良い評判ではタスクの抜け漏れをきちんと解消できる点、改善を求める評判では国際的な企業でも使いやすい操作感に調整してほしい点があがっていました。
Backlogの良い口コミ・評判:タスクの抜け漏れを解消できる
Backlogの良い口コミ・評判では、メールでやり取りしていた案件情報やタスクの振り分けを一元管理し、作業の抜けや漏れが解消され、業務効率の向上につながる点を評価されています。「言った言わないがなくなる」とのキャッチコピーを踏まえると、意識的に設計しているのではないでしょうか。
Backlogの改善を求める口コミ・評判:グローバル向けのUIに調整してほしい
BacklogのUIは、日本人には使いやすいがグローバルな利用を考えたときには、もう一歩改善してほしいとの口コミがありました。TrelloやAsanaがシンプルで柔軟性のある操作感なのに対し、Backlogはデフォルメされたデザインだとも捉えられます。無料お試しで違和感がないか確かめておくとよいでしょう。
Redmineの口コミ・評判
Redmineの口コミ・評判を整理すると、ひととおりの機能を利用するのであれば無料で便利ですが、管理するタスクやプロジェクトが増えてくると煩雑になりやすいとのことです。評価する口コミでは無料で導入できる点を、改善を求める口コミではタスクの管理方法を定めておかないと混乱しやすい点を言及されています。
Redmineの良い口コミ・評判:無料ながら必要な機能は搭載している
Redmineの良い評判としては、無料で利用できるため、気軽に導入して使い勝手を確認できる点が評価されていました。また、無料ではありながら必要な機能が取り揃えられている点も評判です。
Redmineの改善を求める口コミ・評判:適切な管理方針が必要
Redmineの改善を求める口コミでは、チケットの乱発でプロジェクトの状況がわからなくなったり、細かい情報に振り回されてしまったりする声があります。便利な分、自社で運用方針をしっかりと定めておかなければ、情報が散在しかねないため注意しましょう。
Trelloの口コミ・評判
Trelloの口コミ・評判をみると、かんばん方式であればチームでのタスク管理がはかどるようです。良い評判にはステータス管理や優先順位の設定がかんたんにできる点、改善を求める評判にはガントチャートやカレンダーでの表示が見にくい点について触れられていました。
Trelloの良い口コミ・評判:チームでのステータス管理や優先順位づけがスムーズ
Trelloの良い口コミ・評判では、複数人でのタスク管理や優先順位決めを評価する声が多く見られました。ふせんのようにもカードのようにも見える各タスクに対して、ラベルで状態を明示したり配置する位置でステータスを管理したりできます。最低限の機能は無料なので、タスク管理を手軽に始めたい企業へ適しているでしょう。
Trelloの改善を求める口コミ・評判:かんばん方式以外がやや見にくい
Trelloの改善を求める口コミは、かんばん方式以外の表示形式についてがありました。Trelloのタスク管理はかんばん方式がメインで、カレンダーなどの表示はPREMIUM以上の有料機能として利用可能です。かんばん方式以外の表示形式は、リリースして間もなかったためか、使いにくさが目立っていたようです。
Asanaの口コミ・評判
Asanaの口コミ・評判を分析すると、多くの機能が使いやすくさまざまな用途で活用できるのに対し、何かしらに特化した機能を欲する場合はあまり効果的に使えない側面が見えてきました。良い評判ではガントチャートをはじめ多くの表示形式を使いやすい点、改善を求める評判では器用貧乏になりかねない点を指摘されています。
Asanaの良い口コミ・評判:ガントチャートやタイムラインの表示が使いやすい
Asanaの良い口コミは、かんばん方式・ガントチャート・タイムラインといった複数の表示形式が使いやすいことについて、言及していました。プロジェクトや従業員に合わせてタスクの管理方法を調整する場合に重宝するでしょう。外部ツールとの連携がしやすい声もあります。
Asanaの改善を求める口コミ・評判:突出した強みはあまりない
Asanaの改善を求める口コミによると、多くの機能が使えて便利な半面、Asanaでないとできないことは少ないとのことです。表示形式がわかりやすい、外部システムと連携しやすいといった点が強みではあるものの、Asanaをどうしても使う理由とまではいかないケースもあるでしょう。ただ、使いやすいと評価する口コミは多いので、プロジェクト管理ツールに特別な機能を望まないのであれば問題ないともいえます。
プロジェクト管理ツール5サービスのサポート体制
続いて、各プロジェクト管理ツールのサポート体制を比較してみましょう。どのツールも基本的にメールでの問い合わせやヘルプページの利用が可能です。
Backlogのサポート体制
Backlogのサポートは、チャットまたは問い合わせフォームによるメールでの対応が中心です。
メール | チャット | 電話 | ヘルプページ |
---|---|---|---|
◯ | ◯ | - | ◯ |
Redmineのサポート体制
Redmineのサポートは、オープンソースであるため基本的に受けられません。問題や疑問が発生した際には、公式のドキュメントやRedmineコミュニティにて解消します。
なお、クラウドサービスとしてRedmineを提供しているMy Redmineであれば、オンラインでのサポートを受け付けてもらえます。サポートは、開発メンバーを含む専門のスタッフが担当。価格を抑えつつもベンダーへの問い合わせ手段は確保したい方におすすめです。
Redmine
メール | チャット | 電話 | ヘルプページ |
---|---|---|---|
- | - | - | ◯ |
My Redmine
メール | チャット | 電話 | ヘルプページ |
---|---|---|---|
◯ | - | - | ◯ |
Trelloのサポート体制
Trelloのサポートは、メールによる問い合わせのほか、Trelloのユーザーが集まるコミュニティを利用可能です。また、スタートガイドやヘルプサポートを活用するのも一つの手でしょう。
メール | チャット | 電話 | ヘルプページ |
---|---|---|---|
◯ | - | - | ◯ |
Asanaのサポート体制
Asanaのサポートは、メールでの問い合わせとヘルプページによる解説が中心です。Asanaは自身で解決するためのコンテンツが豊富で、Asana ヘルプや日本語のAsana フォーラム、Asana アカデミー、Asana デベロッパーガイドなどがあります。Google検索のようにみずから欲しい情報を探せるユーザーにおすすめです。
メール | チャット | 電話 | ヘルプページ |
---|---|---|---|
◯ | - | - | ◯ |
Jiraのサポート体制
Jiraのサポートは、Freeではヘルプページの利用、Standard・Premiumではメール、Enterpriseでは電話でのサポートを受けられます。また、迅速なサポートを受けたい場合は、PremiumまたはEnterpriseを利用するとよいでしょう。
Free | Standard | Premium | Enterprise |
---|---|---|---|
Communityでのサポート | 現地の営業時間で担当者がサポート | 年中無休で担当者がPremium相当のサポート | 年中無休で担当者がEnterprise相当のサポート |
担当者への問い合わせとあわせて、コミュニティやヘルプページを利用すれば、課題に合致した回答を得られるはずです。
メール | チャット | 電話 | ヘルプページ |
---|---|---|---|
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
プロジェクト管理ツール5サービスのおすすめ
代表的なプロジェクト管理ツールの比較をしてみました。
無料ツールでも、小規模なチーム管理ならば問題なくタスク管理が行えます。自社に合ったツールかどうかを確認するため、まずはフリープランや無料トライアルを導入して使用感を確かめましょう。使用感を確認後、利用人数や高度な管理ツールを利用したい場合に有料プランに切り替えるのがおすすめです。
紹介した5つのプロジェクト管理ツールにおいて、おすすめの企業をまとめると次のようになります。システム選定の参考にしてください。
従業員数が16人以上で、無料にて導入したい場合は、Redmine
システム連携や拡張機能を多用する場合は、Trello
かんばん方式やガントチャート、WBS、カレンダーなどの表示形式を使いたい場合は、Asana
従業員の多くがシステムエンジニアの場合は、Jira
そのほかツールもあわせて検討したい企業は、次のボタンにて他システムの資料もチェックするのがおすすめです。
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