ワークフローシステムの費用相場と料金比較・おすすめソフト

ワークフローシステムの費用相場

クラウド型ワークフローシステムの費用相場は、1ユーザーあたり月額300円〜800円程度です。場合によっては初期費用がかかりますが、多くのサービスで月額の従量課金制を採用しています。

なお、年間契約や最低利用人数などの条件が含まれる場合があります。

内訳	クラウド型費用相場
月額利用料	1ユーザーあたり300円〜800円程度

また、企業によっては自社サーバーにインストールして利用できるパッケージ型やオンプレミス型でも提供されています。パッケージ型の相場は600,000円〜2,500,000円程度で、サポート費用や保守費用などが別途かかる場合もあります。

内訳	パッケージ型（クラウド型）費用相場
購入費	600,000円〜2,500,000円程度

※料金相場は本記事に掲載しているサービスの料金を参考にしています。

ワークフローシステムの費用・料金比較表

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費用対効果が高いワークフローシステム15選

ワークフローシステムの中でも費用対効果が高いおすすめのツールを紹介します。各ツールの特徴や詳しい料金プランなどを解説しているのでワークフローシステム選びの参考にしてみてください。

ジョブカンワークフローは、申請・承認業務の効率化を実現するワークフローシステムです。スマートフォンからでも承認できるため、承認者の不在による申請の滞りを防ぎます。会社独自の申請フォーマットを作成できます。料金は月額の従量課金のみ発生し、初期費用やサポート費用はかかりません。

ジョブカンワークフローの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金（税抜）
ジョブカンワークフロー	0円	300円／1ユーザー

ActionPassportは、既存の紙の申請書をそのまま利用できるワークフローシステムです。承認ルートの自由な設定や申請書の再利用など、柔軟な機能を備えています。コンプライアンス強化のための決裁フローの可視化にも役立ちます。クラウド版やパッケージ版かによって料金が異なり、オプションによっても費用が変動します。

ActionPassportの料金プラン・価格

プラン	初期費用	料金（税抜）
クラウドサービス	0円	月額500円／1ID
パッケージライセンス	－	10ユーザー追加ごとに100,000円あるいは50ユーザー追加ごとに300,000円 ※別途サポート費用が発生

「コラボフロー」は、WebとExcelで誰でも簡単にワークフローを作成・運用できるワークフローシステムです。既存のExcelファイルをそのままWebフォーム化できるため、専用ソフトやプログラミングの知識がなくても簡単に電子化できます。申請書ひとつから数千名規模まで、幅広いニーズに対応しています。クラウド版とパッケージ版から選べ、クラウド版は月額・年額支払いを選択できます。

コラボフロー（クラウド版）の料金プラン・価格

プラン	料金（税抜）
スタンダードプラン	月額500円／1ユーザー 年額5,880円／1ユーザー
プレミアムプラン	月額800円／1ユーザー 年額9,400円／1ユーザー

「Gluegent Flow」は、紙の申請書をデジタル化することで、申請・承認業務の効率化・省力化を実現します。60種類以上のテンプレートや既存の申請書を活用して、簡単に電子稟議を行えます。ノーコード、ローコードで柔軟な承認ルートを設定でき誰でも扱えるのが特徴です。利用環境「Google Workspace」か「Microsoft 365」、「その他のグループウェア」かによって3つのタイプから選べます。

Gluegent Flowの料金プラン・価格

プラン	月額料金（税抜）
for Google Workspace	300円／1ユーザー
for Microsoft 365	300円／1ユーザー
Plus	400円／1ユーザー

バクラク申請は、承認してはいけない申請を自動検知できるワークフローシステムです。独自の規定やAI自動読取り機能で、申請・承認業務の効率化に役立ちます。承認はSlackやアプリなどスマートフォンでも完結できるため、承認者の負担軽減につながります。年間契約が必要で、12か月分を一括で支払います。

バクラク申請の料金プラン・価格

初期費用	月額料金（税抜）
0円	10,000円〜

Create!Webフローは、初期費用無料、1ユーザーあたり500円の月額料金で利用できるワークフローシステムです。印影表示やページの挿入など、紙の申請書と近い感覚で使える機能が充実しています。また、アイコン表示による直感的な承認ルートの設定、進捗確認が可能です。クラウド版とパッケージ版から選択できます。クラウド版は月額か年額のどちらかを選べて、パッケージ版はライセンス数に応じて金額が変動します。

Create!Webフローの料金プラン・価格

プラン	初期費用	料金（税抜）
クラウド版	0円	月額500円／1ユーザー 年額5,500円／1ユーザー
パッケージ版	－	600,000円／50ライセンス～

NI Collabo 360は、中小企業の経営をトータルでサポートするシステムです。スケジュールや文書管理、高機能なワークフロー、社内SNSなど、社員間の情報共有やコミュニケーションを円滑にする機能が充実しています。テレワーク時の就業管理や災害時の安否確認、グループ企業間連携といった独自の経営支援機能も備えています。クラウドかライセンス購入かを選択できます。

NI Collabo 360の料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金（税抜）
クラウド	0円	328円／名
ライセンス購入	－	58,000円／10ユーザーライセンス〜

楽々WorkflowIIは、ワークフローの効率化・省力化を実現したい企業に最適なシステムです。ノーコードで簡単に申請書を作成できるため、短期間で導入できます。スマートフォンやタブレットからも申請・承認ができる点や、既存システムとの連携で社内のワークフローを統合できる点が強みです。クラウド版とクラウド版環境契約、オンプレミス版からプランを選択できます。

楽々WorkflowIIの料金プラン・価格

プラン	初期費用	料金（税抜）
クラウド版（少数～2,000名まで）	50,000円	月額500円／1ユーザー
クラウド版環境契約（2,000名以上）	要問い合わせ	要問い合わせ
オンプレミス版	－	2,500,000円〜

サイボウズ Officeは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスに対応したクラウド型グループウェアです。70,000社以上^※の導入実績があります。ワークフローはもちろん、スケジュール管理や社内掲示板、タイムカード、報告書作成などこれ1つで利用できます。プランはスタンダードコースとプレミアムコースの2種類。最低契約期間は1か月のため、実際に使用感を試して継続するかどうかを判断可能です。

サイボウズ Officeの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金（税抜）
スタンダードコース	0円	500円／1ユーザー
プレミアムコース	0円	800円／1ユーザー

※出典：サイボウズ「サイボウズ Office」（2024年2月19日閲覧）

Garoonは、さまざまな端末から利用可能で、中・大規模組織のワークフローの効率化も可能とするグループウェアです。60以上のテンプレートが用意されて、申請フォームの作成も簡単なため、業務プロセスに合わせたワークフローを迅速に構築できます。クラウド版とパッケージ版があり、クラウド版は月額か年額を選択します。

クラウド版の料金プラン・価格

人数	初期費用	料金（税抜）
〜300ユーザー	0円	月額845円／1ユーザー 年額：9,935円／1ユーザー
301〜1,000ユーザー	0円	800円1ユーザー（年額：9,405円/1ユーザー）
1001〜3,000ユーザー	要問い合わせ	要問い合わせ
3001〜ユーザー	要問い合わせ	要問い合わせ

パッケージ版の料金プラン・価格

人数	料金（税抜）
〜50ユーザー	600,000円
51〜249ユーザー	11,000円／1ユーザー
50〜499ユーザー	10,000円／1ユーザー
500〜999ユーザー	9,000円／1ユーザー
1,000〜2,499ユーザー	8,000円／1ユーザー
2,500〜4,999ユーザー	7,500円／1ユーザー
5,000ユーザー〜	要問い合わせ

kickflowは、中堅〜大企業向けのクラウド型ワークフローシステムです。SaaS型での提供、大規模運用への対応、API・チャットツールとの連携、高度なセキュリティ支援機能など、ワークフローの効率化を実現する機能を豊富に備えています。スタンダードプランとエンタープライズプランで利用できる機能やセキュリティが異なります。

kickflowの料金プラン・価格

要問い合わせ

SmartDBは、業務部門みずから簡単に業務アプリケーションを作成できるノーコード開発プラットフォームです。ワークフローのほかに、フォーム作成やデータベース、コミュニケーション機能などを搭載しています。1,000名以上の企業の複雑な業務フローにも柔軟に対応し、他システムとの連携も容易であるため、業務のデジタル化を迅速に支援します。

SmartDBの料金プラン・価格

要問い合わせ

X-point Cloudは、ノーコードで簡単にワークフローを作成できるクラウドサービスです。入力補助や自動申請、代理申請、一括申請、承認者通知、モバイル承認など申請や承認を効率化する機能を豊富に搭載しています。料金は月額のスタンダードプランと、年額のプリペイドプランから選択できます。また、グループウェアとの連携や、IP接続制限には追加で費用がかかります。

X-point Cloudの料金プラン・価格

プラン	初期費用	料金（税抜）
スタンダード	0円	月額500円／1ユーザー
プリペイド	0円	年額475円／1ユーザー

rakumo ワークフローは、人事異動や組織改変の負担を低減するワークフローシステムです。Google Workspaceと連携できるため、使い慣れたツールとあわせて利用できるのが特徴です。豊富なテンプレートや、電子契約申請、代理申請、関連申請など申請を効率化する機能を搭載しています。

rakumo ワークフローの料金プラン・価格

プラン	初期費用	月額料金（税抜）
rakumo ワークフロー	0円	300円／1ユーザー

承認TIMEは、ペーパーレスでの申請・承認や、さまざまな項目を組み合わせた申請書の作成ができるワークフローシステムです。申請書のほか、議事録や報告書・日報といった回覧文書の電子化にも対応しています。OR承認やAND承認といったさまざまな組み合わせで承認フローを設定できるため、承認作業が改善され、スピーディーな意思決定を実現します。

承認TIMEの料金プラン・価格

初期費用	月額料金（税抜）
0円	3,000円／10ユーザー

ワークフローシステム導入時の注意点

費用・料金だけでなく、次のポイントにも注意して導入するサービスを選びましょう。

業務プロセスに合ったシステムを選ぶ

ワークフローシステムには、さまざまな機能やオプションが用意されています。そのため、業務プロセスに合ったシステムを選ぶことが重要です。

たとえば、稟議申請や出張申請など、頻繁に利用する申請書の種類が多い場合は、それらの申請書に対応したシステムを選ぶ必要があります。

業務プロセスを整理したうえで、ワークフローシステムの機能やオプションを比較検討することが大切です。

導入後の運用を検討する

ワークフローシステムを導入しても、導入後の運用がうまくいかなければ、効果を十分に発揮できません。

システムの操作方法を社員に周知しないと、使いこなせずに放置されてしまう可能性があります。また、システムを導入したことで、業務プロセスが大きく変わる場合は、社員の理解と協力が欠かせません。

システムの操作方法をマニュアルや研修などで社員に周知すること、システム導入後の業務プロセスの変更点について社員に説明すること、システム導入後の運用状況を定期的に確認し問題があれば改善することを心がけましょう。

費用対効果の高いワークフローシステムを導入しよう

ワークフローシステムの費用は、提供形態や機能、利用者数などによって大きく変わります。一般的には、クラウド型の場合は月額料金制、オンプレミス型やパッケージ型の場合は購入費用と年間保守費用が発生します。

費用だけでなく、必要機能の洗い出しや既存システムとの連携、サポート体制の充実度なども注意するべきポイントです。費用対効果の高いワークフローシステムを導入するためには、自社のニーズや予算に合わせて、複数のシステムを比較検討することが大切です。

ワークフローシステムは次の記事で詳しく紹介しています。