おすすめ社内SNSアプリ15選!導入メリットと選び方・注意点

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- 社内SNSアプリとは
- 社内SNSアプリの選び方
- 社内SNSアプリの導入目的を確認する
- 社内SNSアプリの機能を確認する
- 社内SNSアプリを導入する際の注意点を確認する
- 社内SNSアプリの料金・価格相場を確認する
- 総合力の高い社内SNSアプリおすすめ9選
- Lark(ラーク)
- TUNAG
- RECOG
- OWNEDNEWS
- Talknote
- WORKSTORY
- Agelu
- gamba!
- Beat Shuffle
- セキュリティが強固な社内SNSアプリのおすすめ3選
- TAGS
- ChatLuck
- WowTalk
- 無料で利用できる社内SNSアプリのおすすめ3選
- direct
- LINE WORKS
- Chatwork
- 社内SNSアプリを導入するメリット
- 手軽に情報共有を図れる
- 生産性向上につながる
- ナレッジやノウハウの蓄積ができる
- 社外でのコミュニケーションの場が増える
- 社内SNSアプリを定着させるためのポイント
- 最初はスモールスタートさせる
- 運用ルールを設定する
- 投稿に自由度をもたせる
- 社内SNSの担当者を配置する
- 社内SNSアプリの導入で社員のエンゲージメント向上を図ろう
社内SNSアプリとは
社内SNSアプリとは、社員同士が情報共有やコミュニケーションを円滑に行えるようにするためのツールです。メールや電話よりも手軽に情報発信やコミュニケーションができるため、業務効率化や組織活性化に役立ちます。
近年では、テレワークやリモートワークが普及したことで、社内コミュニケーションの重要性が高まっています。社内SNSアプリは、オフィス勤務だけでなく、リモートワーク中でも簡単にコミュニケーションが取れるツールとして注目されています。

社内SNSアプリの選び方
社内SNSアプリを選ぶ際は、次の流れで確認しましょう。
- 社内SNSアプリの導入目的を確認する
- 社内SNSアプリの機能を確認する
- 社内SNSアプリを導入する際の注意点を確認する
- 社内SNSアプリの料金・価格相場を確認する
社内SNSアプリの導入目的を確認する
社内SNSアプリの導入を検討する際は、まず導入目的を明確にしましょう。主な導入目的は次のとおりです。
導入目的 | 詳細 |
---|---|
社内コミュニケーションを活性化させたい | 気軽にやり取りができるチャットをはじめ、掲示板やサンクスカードなどの機能が付帯した社内SNSがおすすめ |
情報共有のスピードアップを図りたい | チャット画面からビデオ通話やファイル共有などにアクセスできる社内SNSがおすすめ |
社員による自主的な投稿を促したい | デザインがシンプルで、誰もが操作しやすいインターフェースの社内SNSがおすすめ |
自社のビジョンや理念を浸透させたい | 社長からのメッセージや、組織としての行動指針などを投稿・配信できる機能が付帯した社内SNSがおすすめ |
社内SNSアプリの機能を確認する
社内SNSアプリでできること、利用できる機能は次のとおりです。上記の導入目的・課題をどのように解決できるか記載しているため、必要な機能を洗い出しましょう。
【基本的な機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
チャット機能 | メンバー同士でチャットができる機能。スレッド上でコミュニケーションが取れるためメールと比べて手軽に利用できる。1対1はもちろん、プロジェクトや案件ごとのグループ作成も可能。 |
ビデオ会議機能 | アプリ内でビデオ会議を行える機能。チャット画面からワンクリックでビデオ会議にアクセスできるアプリも多い。 |
ファイル共有機能 | チャットや特定の保管場所にファイルをアップロードし、共有できる機能。画像や動画をはじめWord、Excel、PDF資料などさまざまなファイルを共有できる。 |
タスク管理機能 | 業務の小さなタスクを管理できる機能。ToDoリストとして一覧で管理できたり、チャット上にタスクを作成できたりとアプリによって異なる。 |
掲示板機能 | 「業務連絡」や「社長からのひとこと」など、全社やグループに向けて一斉に情報を配信できる機能。内容に対してコメントや「いいね!」でリアクションできるアプリもある。 |
アンケート機能 | アプリ内でアンケートを作成できる機能。作成したアンケートはチャットやメールなどで対象者に送信する。回答を集計・分析できるアプリもある。 |
カレンダー機能 | アプリのカレンダーにスケジュールを記録し、ほかの従業員と共有できる機能。互いの予定を把握できるため日程調整がしやすくなる。 |
【その他の機能】
機能 | 詳細 |
---|---|
サンクスカード機能 | 社員同士が感謝の気持ちを「カード」で伝え合える機能。文章とともにチップやギフトを贈れるツールもある。 |
データ分析機能 | 社内SNSに蓄積したデータを分析できる機能。社員のツール利用状況、「いいね!」や「コメント」などのリアクション率を分析可能。ツールの定着や社員のエンゲージメント向上を図る。 |
テンプレート機能 | テンプレートに従って社内報や社内イベントの企画などを作成できる機能。誰でも簡単にコンテンツを作成できるので、社内SNSの利用率向上、定着につながりやすい。 |
社員のエンゲージメント向上や、社内における称賛文化を醸成したい場合は「サンクスカード機能」のあるツールがおすすめです。「データ分析機能」を活用すれば、社内SNSの利用状況から、個人の行動傾向や組織のコンディションを把握できます。
社内SNSアプリを導入する際の注意点を確認する
社内SNSアプリを導入する際、失敗しないために次の項目も確認しておきましょう。
注意事項 | 詳細 |
---|---|
対応OS | 社内SNSが現在利用するOSに対応しているか確認する。多くの場合、iOSとAndroidの両方に対応しているが、ツールによっては片方にしか対応していないケースもある。 |
セキュリティレベル | 社内SNSでは機密情報を取り扱うこともあるため、通信やデータの暗号化、ユーザー認証、多要素認証(MFA)などのセキュリティ対策が整っているかを確認することが重要。 |
サポート体制 | ツールの導入や運用におけるサポート体制を確認する。専任担当者による伴走支援や活用方法の提案、初期設定の代行サービスなどがあげられる。 |
導入形態 | 社内SNSの導入形態は大きく「クラウド型」と「オンプレミス型」に分類される。クラウド型は、インターネット経由で利用するタイプ。利便性が高いうえ低コストで導入できるが、システムの仕様やセキュリティはベンダーに依存する。オンプレミス型は、サーバーや通信回線など自前で構築して運用するタイプ。カスタマイズ性とセキュリティ性に優れているが、コストが高くなりがち。 |
多言語対応 | 社内に外国人スタッフがいる場合やグローバル企業の場合は、外国語への翻訳機能が付帯したツールを選ぶ。 |
実績や成果 | ツール利用企業の実績や成果を確認する。自社と同業種の実績が豊富だと安心できる。公式ページや直接の問い合わせなどで確認するのがおすすめ。 |
外部システム連携 | スケジュールアプリやタスク管理ツールなど、既存のシステムとの連携が行えるか確認する。外部システムと連携させることで、さらなる業務効率化が期待できる。 |
社内SNSアプリの料金・価格相場を確認する
社内SNSアプリの多くは、「月額のサブスクリプション制」であり、月額100,000円から500,000円まで価格帯も幅広いです。「1ユーザーあたり〇〇円」とするケースが多いため、従業員数が増えれば、その分ツールの利用料も上がります。
たとえば、従業員数500名の企業が「1ユーザーあたり月額1,000円」の社内SNSを導入する場合、月額費用は500,000円です。一方で、3名のスタートアップ企業が利用する場合は、3,000円から始められます。
ツールによって対応可能な規模やプランも異なるので、公式ページや直接の問い合わせで確認しましょう。
総合力の高い社内SNSアプリおすすめ9選
まずは、操作性から機能性まで「総合力」に優れた社内SNSアプリのおすすめを紹介します。
Lark(ラーク) - Lark Japan株式会社
- 「チャット」を軸にスケジュールや承認などさまざまな機能にアクセス可能
- 社員はスマホからワンクリックでビデオ会議に参加できる
- 英語やタイ語、ドイツ語など外国語への自動翻訳に対応している
Lark(ラーク)は、チャットやドキュメントの共同編集、ビデオ会議、カレンダーなどの機能が搭載された社内SNSです。飲食や小売、物流、製造など業界業種を問わず広く導入されています。同ツールでは「チャット」を軸にスケジュール調整や承認、タスクの割り当てなどの業務が可能です。
メッセージはワンクリックで自動翻訳されるため、外国人を雇用している企業でもスムーズに利用できます。英語をはじめ、タイ語、インドネシア語、ドイツ語、スペイン語などに翻訳可能です。
また、チャット画面からすぐにビデオ会議を始められます。社員はスマホからワンクリックでビデオ会議に参加でき、画面越しで話し合いながらチャットやドキュメント共有が可能です。
- 大手からスタートアップまで1,000社以上※が導入するツール
- チャットや掲示板、ワークフロー、日報などの機能が揃う
- 「サンクスカード」や「福利厚生」などの機能も搭載
TUNAG(ツナグ)は、大手からスタートアップまで1,000社以上※が利用する組織改善クラウドツールです。個人やグループでのチャットをはじめ、社内掲示板、ワークフロー、日報など、日々の業務を円滑に進めるための機能が充実しています。社長からのメッセージや社内イベントの報告などは「タイムライン」で投稿可能です。
また、テキストや写真、動画を用いた「マニュアル作成」も可能です。社内の規定や接客ノウハウなどを簡単にマニュアル化できるので、研修やOJTにも役立ちます。ほかにも、社員同士で感謝の気持ちを贈り合う「サンクスカード」や、クーポン配布による「福利厚生」など、さまざまな機能を利用可能です。
※出典:スタメン「TUNAG(ツナグ) | 組織を良くする組織改善クラウドサービス」(2025年2月24日閲覧)
- 「レター機能」で社内に称賛文化を醸成できる社内SNS
- 社員一人ひとりの強みやチームの現状を可視化できる
- ITツールに慣れていなくても簡単に操作が可能
RECOG(レコグ)は、「称賛の仕組み」でコミュニケーション活性化を図る社内SNSです。メンバー同士で褒め合う「レター機能」を軸に、社内掲示板、チャット、データ分析などで組織活性化を図ります。データ分析では、社員一人ひとりの強みやチームの現状を可視化でき、人事評価に活用可能です。
ブラウザ利用はもちろん、スマホによるアプリ利用にも対応しています。直感的に操作できるため、ITツールに慣れていない方でも簡単に扱えるでしょう。さまざまな機能によって社内コミュニケーションが活性化すれば、社員の心理的安全性の向上につながります。
OWNEDNEWS
- 機能ではなく「デザイン」からアプローチした社内SNS
- 社内報やグループ共有掲示板など必要な機能だけを搭載
- 管理者・ユーザーともに複雑な設定なしで利用できる
OWNEDNEWS(オウンドニュース)は、社員が「思わず参加したくなるシンプルなデザイン」が特徴の社内SNSです。ツールの仕様を、機能ではなく「デザイン」からアプローチすることで、社内利用の促進を図ります。社内報やグループ共有掲示板など必要な機能だけに絞られているため、ユーザーの利用負担が少ないです。
社内報に対して、社員は「いいね!」や「コメント」が可能です。パソコン利用はもちろん、スマホ利用にも最適化されています。管理者・ユーザーともに複雑な設定なしで利用できるため、ツールの定着を図りやすいでしょう。
Talknote - Talknote株式会社
- フィード形式で投稿できる「ノート機能」が特徴の社内SNS
- チャットやファイル共有、タスク管理などビジネス機能も充実
- 分析機能によって組織や個人のコンディションを可視化できる
Talknote(トークノート)は、「組織のチカラを最大化する、情報共有プラットフォーム。」をコンセプトとする社内SNSです。ツール名のとおり「ノート機能」が最大の特徴であり、テキストや画像を入れた社内報を「フィード形式」で投稿できます。ノートには気軽にコメントでき、過去の投稿にもすぐに遡れます。
ノート以外にもチャットやファイル共有、タスク管理など、業務効率化や社内コミュニケーション活性化につながる機能が豊富です。ほかにも、組織のコンディションを可視化できる「組織スコア」や、社員の働きすぎを防げる「オーバーワーク検知」などの機能も搭載されています。
WORKSTORY - 株式会社ワークスメディア
- 企業のインナーブランディングに役立つ社内SNS
- 社長のメッセージ配信やクレドの表示機能などを搭載
- フォーマットをもとに社内イベントも簡単に作成できる
WORKSTORY(ワークストーリー)は、企業のインナーブランディング(社内で理念や価値観を浸透させること)に役立つ社内SNSです。社長や役員によるメッセージ配信やクレド(行動指針)の定期表示機能など、ビジョンや理念を浸透させるための機能が備わっています。
「社内活性化」の機能も充実しており、事務的な内容や社内イベントの告知などをタイムリーかつ気軽に行えます。フォーマットを活用することで、社内イベントも簡単に企画可能です。ほかにも、メンバー紹介やチーム構成の可視化など、コミュニケーション活性化や組織力向上のための機能が揃っています。
Agelu
- 感謝を伝え合う「サンクスカード」に特化した社内SNS
- 機能は「ありがとう」「きいてきいて」「いいね!」の3つ
- オープンコミュニケーションや信頼関係の醸成に役立つ
Agelu(アゲル)は、社員同士が感謝の気持ちを伝え合う「サンクスカード」に特化した社内SNSです。「ありがとう」「きいてきいて」「いいね!」の3つの機能によって、社内コミュニケーションの活性化を図ります。
「ありがとう」は、ほかのメンバーに対して感謝や称賛を伝える機能です。感謝は「チップ」として相手に贈ります。「きいてきいて」は、挨拶や告知、独り言など、さまざまな内容を自由に投稿できる機能で、組織のオープンコミュニケーション促進に役立てられます。
「いいね!」は、投稿に対してリアクションができる機能です。交流のきっかけが生まれ、メンバー同士の信頼関係の向上につながるでしょう。
- 「日報」で社員のエンゲージメント向上を図れる社内SNS
- 日報にコメントやいいね!、スタンプでリアクションできる
- チャットや勤怠管理、Googleカレンダー連携などの機能も搭載
gamba!(ガンバ)は、「日報」をベースに業務効率化や社員のエンゲージメント向上を図れる社内SNSです。テンプレートを選択し、項目に従って内容を入力するだけで、簡単に日報を提出できます。
日報はグループに共有でき、閲覧したメンバーは「コメント」「いいね!」「スタンプ」でリアクションが可能です。互いに褒めたり、励ましたりすることで、社内コミュニケーションの活性化につながるでしょう。日報の投稿だけでなく、チャットや勤怠管理、Googleカレンダーとの連携機能なども搭載されています。
- 「社内SNS」と「ビジネスチャット」を掛け合わせたツール
- 大企業のナレッジ共有や社内コミュニケーション活性化に役立つ
- 組織風土や利用目的に合わせて管理画面をカスタマイズできる
Beat Shuffle(ビートシャッフル)は、「社内SNS」と「ビジネスチャット」の要素を掛け合わせた、大企業向けのツールです。コミュニケーション活性化や業務効率化、ナレッジ共有、管理など、企業活動をサポートする機能が充実しています。社員同士で知識やノウハウを共有できる「Q&A」や、社内情報がタイムライン形式で表示される「ニュースフィード」などさまざまです。
「コミュニティ」では、部署やプロジェクトごとにグループを作成し、メンバー同士で気軽にコミュニケーションができます。管理機能も充実しており、組織風土や利用目的に合わせてシステムの管理画面を自由にカスタマイズ可能です。
セキュリティが強固な社内SNSアプリのおすすめ3選
続いて、強固なセキュリティ体制が構築されている社内SNSアプリのおすすめを紹介します。
- セキュリティ性と可用性に優れた法人向けチャットツール
- クライアント端末のキャッシュまで暗号化が可能
- 1ユーザーあたり180円※から利用できる
TAGS(タッグス)は、鈴与シンワート株式会社が提供する、法人利用に特化したビジネスチャットツールです。同ツールは、高いセキュリティ性と可用性(システム障害が発生しても利用できる性質)を強みとしています。通信やデータベースだけでなく、クライアント端末のキャッシュも暗号化するため、安全な環境下での社内コミュニケーションが可能です。
スマホアプリも提供しているため利便性も高く、必要に応じてメールやスケジュールなど外部システムとも連携できます。また、1ユーザーあたり180円※から利用できるのも魅力です。
※税込価格・税抜価格かどうかは要問い合わせ
ChatLuck - 株式会社ネオジャパン
- 自治体や社会インフラ、金融機関などで導入されるビジネスチャットツール
- ネットワークポリシー設定やデバイス認証など多種多様なセキュリティ機能
- クラウド型だけでなく「オンプレミス型」にも対応している
ChatLuck(チャットラック)は、自治体や社会インフラ、金融機関など、信頼とセキュリティが求められる業界での導入実績が豊富なビジネスチャットツールです。アクセス権限をはじめ、ネットワークポリシーの設定、デバイス認証、ログ管理など、セキュリティ機能が充実しています。クラウド型だけでなく「オンプレミス型」での導入もでき、企業のさまざまな導入要件に対応可能です。
また、社内外の全ユーザーを自社管理できるため、情報漏えいリスクを遮断できます。グループウェアの「desknet's NEO」を連携させれば、社内ポータルやスケジュール、通知などをシームレスに管理可能です。
WowTalk - キングソフト株式会社
- チャットや掲示板、サンクスカードなどの機能が揃う社内SNS
- ChatGPTを活用したAIチャットサービスが付帯している
- 40種類以上※の機能のオンオフを個人単位で切り替えられる
WowTalk(ワウトーク)は、チャットやファイル共有、掲示板、サンクスカードなど多種多様な機能が揃う社内SNSです。同ツールには、ChatGPTを活用したAIチャットサービスが付帯しており、社内の問い合わせ対応やデータ登録などの業務をAIに任せられます。
管理機能では、40種類※を超える機能のオンオフの切り替えを、個人やグループ単位で設定可能です。たとえば、「セキュリティの観点から、個人がグループ作成をできないように設定する」といった使い方ができます。セキュリティマネジメントの国際規格である「ISO27001」や「ISO27017」も取得済みです。
※出典:キングソフト「【WowTalk】ビジネスチャット・社内SNSでコミュニケーション活性化」(2025年2月24日閲覧)
無料で利用できる社内SNSアプリのおすすめ3選
続いて、無料で利用できる社内SNSアプリのおすすめを紹介します。
direct - 株式会社 L is B(エルイズビー)
- 企業規模や業界業種を問わず5,500社以上※が導入するビジネスチャットツール
- チャットやToDoなどビジネス機能に強く、社外メンバーとの接続も可能
- ユーザー10名、ストレージ5GBまでは無料で利用できる
direct(ダイレクト)は、大企業からベンチャー、業界や業種を問わず5,500社以上※が導入するビジネスチャットツールです。チャットや通話といった基本機能はもちろん、ファイル共有やアンケート、ToDoなど機能が充実しています。「店舗と顧客」や「建設会社と協力会社」など、社外メンバーとの接続も可能です。BtoBにおける「商談」や「資料の説明」などに活用できるでしょう。
通信やデータの暗号化をはじめ、デバイス制限、セキュアなサーバー管理などセキュリティ対策も充実しています。また同ツールでは、「フリープラン」を提供しており、ユーザーは10名、ストレージは5GBまで無料で利用可能です。
※出典:L is B「【公式】現場のDXにビジネスチャット『direct(ダイレクト)』」(2025年2月24日閲覧)
LINE WORKS - LINE WORKS株式会社
- 掲示板やカレンダー、ファイル管理などの機能が搭載
- 既読の有無だけでなく「誰が読んだか」も把握できる
- ユーザー30名、ストレージ5GBまで無料で利用可能
LINE WORKS(ライン ワークス)は、国内トップシェアを誇るチャットツール「LINE」のビジネス版です。ビジネスチャットはもちろん、メールやカレンダー、掲示板、ファイル管理などの機能が搭載されています。
掲示板では、テキストや画像・動画の挿入、ファイル添付などを行えます。慣れていない方は「テンプレート」を活用すれば簡単に投稿が可能です。予約投稿や下書き投稿もできるため、常にネタをストックできるでしょう。
また、既読の有無だけでなく「誰が読んだか」も確認可能です。掲示板を読んでいないメンバーに対してメンションを付けて閲覧を促すといった使い方もできます。LINE WORKSでは、ユーザー30名、ストレージ5GBまでは無料で利用可能です。
Chatwork - 株式会社kubell
- 600,000社以上※が導入するビジネスチャットツール
- チャットからファイル共有、タスク管理などの機能が揃う
- ユーザー数100名までは無料で利用できる
Chatwork(チャットワーク)は、600,000社以上※の導入実績をもつビジネスチャットツールです。個人やグループでのチャットをはじめ、ファイル共有、タスク管理、音声・ビデオ通話などの機能が揃っています。チャット画面を軸にさまざまな機能にアクセスできるため、情報共有のスピードアップが可能です。社内コミュニケーション活性化にもつながるでしょう。
Chatworkはサポートコンテンツも豊富です。ビジネスシーンに役立つセミナーやコラム、使い方のガイドラインなどを積極的に配信しています。また、「フリープラン」を用意しており、ユーザー数100名までは無料で利用可能です。
※出典:kubell「Chatwork - 中小企業向けビジネスチャット 国内利用者数No.1」(2025年2月23日閲覧)

社内SNSアプリを導入するメリット
社内SNSアプリを導入することで、次のようなメリットがあります。
- 手軽に情報共有を図れる
- 生産性向上につながる
- ナレッジやノウハウの蓄積ができる
- 社外でのコミュニケーションの場が増える
手軽に情報共有を図れる
社内SNSアプリは、主にスマートフォンを用いるため、必要な情報をすぐに共有できます。
たとえば、プロジェクトの進捗状況や重要なお知らせ、会議のスケジュールなどをリアルタイムで共有可能です。情報の伝達もれや誤解を防ぎ、チーム全体の連携を強化します。
生産性向上につながる
社内SNSアプリの導入によって、情報の検索や意思決定の迅速化、業務フローの改善など、さまざまな面で生産性の向上が期待できます。
たとえば、社内のドキュメントやファイルを簡単に検索できる機能を備えているアプリでは、情報を1か所に集約可能です。探す時間が短縮できるほか、部署を超えたナレッジのシェアが可能となり、企業全体の生産性向上につながります。
ナレッジやノウハウの蓄積ができる
社内SNSアプリでは、チャットや掲示板などに共有された情報がシステムに自動で蓄積されます。「検索機能」を利用すれば、必要な情報をすぐに発見可能です。
質問や問題解決のスレッドを作成し、他のメンバーからのフィードバックを得ることで、組織全体の知識を蓄積させるといった使い方もできます。新人育成やトレーニングにも役立てられるでしょう。
社外でのコミュニケーションの場が増える
社内SNSアプリは、テレワークやリモートワークによってオフィスで顔を合わせる機会が少なくても、密なコミュニケーションが可能です。
社員間で物理的な距離がある場合でも、社内SNSアプリで気軽にコミュニケーションが取れることで、チームワークの強化や離職率の低下にも期待できます。

社内SNSアプリを定着させるためのポイント
最後に、社内SNSアプリを定着させるためのポイントをお伝えします。意識したいポイントは次の4つです。
- 最初はスモールスタートさせる
- 運用ルールを設定する
- 投稿に自由度をもたせる
- 社内SNSの担当者を配置する
最初はスモールスタートさせる
最初は一部の上司や部署のみで導入するなど、スモールスタートさせるのがおすすめです。商品の使用感がわからないまま、いきなり全社で導入しても、社員が使いこなせません。
大人数で利用すれば、それだけ利用料も膨らみ、キャッシュフローにも悪影響を与えます。社内に定着させるためにも、まずは部分的に導入し、少しずつ範囲を広げていきましょう。
運用ルールを設定する
社内SNSを導入する際は、運用ルールの設定が必要不可欠です。社内SNSにはチャットやビデオ会議、掲示板など便利な機能が揃っていますが、ルールがなければ社員が離脱し、ツール自体が浸透しません。ツールを浸透させるためにも、次のようなルールを設定しましょう。
- 業務連絡に対しては必ずリアクションをする
- 勤務時間外は閲覧・返信を求めない
- 社内SNSでは厳しいフィードバックをしない
重要な投稿をしてもリアクションがなければ、本当に内容が伝わっているのかわかりません。そのため、「いいね!」や「コメント」、「スタンプ」などでのリアクションを義務化するのが効果的です。
ほかにも、公私混同を避けるための利用ルールや、厳しいフィードバックの禁止など、全員が気持ちよく利用するためのルールを定めましょう。
投稿に自由度をもたせる
社内SNSを盛り上げるためには、ある程度の「投稿の自由度」が必要です。一定の運用ルールは必要ですが、ルールが厳しすぎると、社員は社内SNSを利用する「楽しさ」を感じません。やがて社員は投稿を躊躇するようになり、社内SNSの利用率やエンゲージメント低下につながります。
社内イベントの企画や報告、業務中に何気なく思ったことなど気軽に投稿できた方が、社員にも楽しみが生まれます。「自由」と「ルール」のバランスを取りながら、適切に運用することが大切です。
社内SNSの担当者を配置する
社内SNSを導入・運用する際は、専任の担当者を決めましょう。担当者はツールの管理をはじめ、トラブル対応、運用状況の監督などを行います。
たとえば、メンバーが社内SNSの使い方がわからないとき、担当者に連絡すればスピーディーに解決可能です。ツールの利用率やコミュニケーション量などのデータ分析も、担当者を中心に行います。
担当者がいないと、何かトラブルが起きた際、社員は「誰かが対応するだろう」と他人任せになるでしょう。社内SNSの形骸化を防ぐためにも担当者を配置することが重要です。
社内SNSアプリの導入で社員のエンゲージメント向上を図ろう
社内SNSアプリには、スピーディーな情報共有やコミュニケーション活性化に役立つ機能が豊富です。業務効率化はもちろん、社員のエンゲージメント向上や組織活性化に役立ちます。社内SNSアプリを選定する際は、次のポイントに注意して選ぶのをおすすめします。
- 社内SNSアプリの導入目的を確認する
- 社内SNSアプリの機能を確認する
- 社内SNSアプリを導入する際の注意点を確認する
- 社内SNSアプリの料金・価格相場を確認する
総合力に優れたアプリやセキュリティが強固なアプリ、さらには無料で利用できるアプリなど、社内SNSによって特性は異なります。ツールの導入目的を明確にし、投稿の自由度を保ったうえで運用ルールを策定しましょう。
自社に合った社内SNSを選ぶためにも、各アプリを比較検討することが大切です。