【2023年】タレントマネジメントシステムおすすめ比較!機能や価格、導入目的別の選び方

注目のタレントマネジメントシステム、サービス資料まとめ

タレントマネジメントシステムの各サービス資料を厳選。無料でダウンロード可能です。人材育成、人材配置、スキルの可視化などさまざまな目的で導入されるタレントマネジメントシステムの比較にお役立てください。サービス比較はこちら
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ボクシルおすすめタレントマネジメントシステム 【Sponsored】
カオナビ | HRBrain |
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無料トライアル:◯ フリープラン:- 月額料金:要問い合わせ |
無料トライアル:◯ フリープラン:- 月額料金:要問い合わせ |
・顔写真で直感的に人材情報を把握 ・目標管理制度や360度評価、OKRなどあらゆる評価制度に対応 ・人事評価、社員情報など人事情報を一元管理 |
・人材情報を一元管理、パッと並べてサクサク探せる ・社員のスキルや活躍人材を可視化。分析、データに基づく抜擢、配置、戦略人事を実現 ・組織診断サーベイで離職防止やエンゲージメント向上 |
タレントマネジメントシステムのタイプ
タレントマネジメントシステムは、導入目的に応じて次の3つのタイプに分類できます。
導入目的 | 内容 | |
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タイプA | 最低限の機能でスキルや能力を把握したい | 人材の評価を適切に実施し、スキルや能力を把握・管理したい企業 |
タイプB | 評価の結果を人事異動や人材活用に使いたい | 人事評価・人事考課に加え、評価の結果を人事異動や人材活用に使いたい企業 |
タイプC | 採用から評価、離職防止まで人材に関する課題全体を解決したい | タレントマネジメントの結果をいかし、採用の理想像を決定したり離職防止のための取り組みにまで活用したい企業 |
自社に当てはまるタイプを確認したら、比較表で要件に合うサービスを探してみましょう。
おすすめタレントマネジメントシステムの比較表
サービス名 | ![]() カオナビ | ![]() SmartHR | ![]() HRMOSタレントマネジメント | ![]() タレントパレット | ![]() HRBrain | ![]() スマカン | ![]() あしたのクラウドHR | ![]() Workday | ![]() CYDAS PEOPLE | ![]() ミイダス | ![]() KING OF TIME 人事労務 | ![]() あしたのチーム | ![]() Wevox | ![]() SAP SuccessFactors | ![]() スキルナビ | ![]() ヒトマワリ | ![]() サイレコ | ![]() ジンジャー人事労務 | ![]() banto | ![]() SMILE SCORE | ![]() Resily | ![]() Zoho People | ![]() HR-Platform | ![]() LearningWare | ![]() ジンジャー人事労務(サーベイ) | ![]() COMPANY 人材開発システム | ![]() モチベーションナビ | ![]() JobSuite TALENTS | ![]() nipo | ![]() COCOREPO | ![]() ベネワン・プラットフォーム | ![]() Cornerstone | ![]() HITO-Link パフォーマンス | ![]() COMPANY 要員分析システム | ![]() researcHR | ![]() Hito-Compass | ![]() JOB Scope |
ユーザーレビュー | 3.97 | 4.35 | 4.22 | 4.03 | 4.25 | 4.54 | 4.23 | 3.48 | 4.48 | 3.83 | 4.04 | 3.74 | 3.89 | 3.79 | 4.45 | 4.5 | 3.86 | 3.57 | 4.43 | 4.67 | 3.83 | 4.0 | 4.5 | 4.67 | 4.0 | 4.5 | 4.5 | 4.5 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
初期費用 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 19,800円(税抜)〜 | 200,000円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | 150,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | |||||||||||||||||||||||||||
月額費用 | 50,000円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 900円(税抜)〜 | 40,000円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 220円(税抜)〜 | 3,000円(税抜)〜 | 3,000円(税抜)〜 | 5,500円(税抜)〜 | 40,000円(税抜)〜 | 180円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 19,000円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | |||||||||||||||||||||||
無料トライアル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対応言語 |
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API連携 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プライバシーマーク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロフィール検索 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人材配置の提案 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スキル管理 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人材データ分析・レポート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人事評価機能 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人事評価テンプレート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
対応評価方法 |
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目標の設定・管理 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
採用管理機能 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
離職防止機能 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
適性検査 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
eラーニング・研修管理 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
タイプ |
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タレントマネジメントシステムの失敗しない選び方
タレントマネジメントシステムの選び方で迷わないよう、自社に合ったサービスを探せる手順をまとめました。
1. 必要な機能を洗い出す
タレントマネジメントシステム導入にあたって注意したいのが、自社の人事考課や人事異動制度との相性です。
そのための機能が備わっているか、次のリストを使って洗い出しておきましょう。
確認方法 | 内容 | |
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従業員情報の管理形式を確認する | 従業員の評価やスキルなどを、どのように管理しているか確認しましょう。ExcelまたはWordなど、自社の管理方法に近いサービスおすすめです。 | |
管理している従業員情報の項目を確認する | 従業員の評価やスキル、経歴、表彰歴、資格など、管理している項目を確認しましょう。サービスによっては、これらを標準で入力する箇所が用意されている場合もあります。 | |
人事異動のフローを確認する | タレントマネジメントシステムは、スキルや評価を受けて人事異動のシミュレーションが行えます。人事異動をホワイトボードやExcelなどで実施している場合、業務効率化ができるでしょう。 | |
1on1や360度評価など、社内で活用している評価制度や方法を確認する | MBO評価やOKR、360度評価、コンピテンシー評価など、人事異動やスキルの評価のために使用している評価制度を確認しましょう。それらの評価方法に対応するサービスを選ぶと、スムーズにシステムへ移行できます。 | |
人材育成・人材活用のために実施している取り組みを確認する | 組織内で人材育成・人材活用のために実施している取り組みがあるか確認しましょう。研修やeラーニング、オンボーディングなどを効率化するための機能が備わっているサービスもあります。 | |
人材定着のために実施している取り組みを確認する | 離職防止のための取り組みで、改善のためのアンケートや面談などを実施しているかどうか確認しましょう。離職防止や離職率改善、離職傾向のある社員の抽出ができる機能を搭載するサービスがあります。 | |
社内で求められるセキュリティレベルを確認する | IPアドレスによるアクセス制限やSSO、2段階認証・2要素認証、組織データのバックアップ体制など、セキュリティに関する機能がどのくらい搭載されているのか確認しましょう。 |
2. 社内で利用中のシステムを調べる
タレントマネジメントシステムは給与計算システムや勤怠管理システム、労務管理システムと連携できる場合があります。
現在利用しているシステムと連携できるかどうか確認しておきましょう。
確認方法 | 内容 | |
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現在利用しているタレントマネジメント関連のシステムを確認する | 給与計算システムや勤怠管理システムなど、タレントマネジメントシステムと関連するツールを使用しているか確認しましょう。 | |
連携方法を確認する | 導入にかかるコストや手間を大幅に減らせるため、CSVでの組織情報インポートやデータ移行などが可能なシステムかどうかを確認しましょう。 |
3. 要件に合う企業へ資料請求する
これまで確認した内容を踏まえて、BOXILのタレントマネジメントシステムのランキングで要件に合うツールを探しましょう。
確認方法 | 内容 | |
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機能の要件を満たすサービスはあるか確認する | 各サービスの搭載機能を確認し、条件に合うシステムを探します。なければ必要な機能を見直しましょう。 | |
連携の要件を満たすサービスはあるか確認する | 利用しているシステムと連携できるサービスを確認し、条件に合うシステムを探します。 | |
セキュリティ要件に合うサービスか確認する | ISOやPマークといったセキュリティ認証を受けているのかを確認しましょう。 | |
要件に合うサービスの資料請求をする | 各要件を満たすサービスの口コミ評価の投稿と点数を確認し、要件に合うサービスの資料請求をしましょう。 | |
試験導入するサービスを数社に絞り込む | 資料の内容であらためて要件と合っているのかを確認し、試験導入するサービスを数社に絞り込みましょう。 |
4. 費用を問い合わせる
タレントマネジメントシステムの初期費用や月額費用は問い合わせの場合がほとんどです。利用人数が増えるとその分料金が高くなる傾向にあるので、どこまでの予算でどの機能が最低限必要なのかを、しっかり確認しておきましょう。
確認方法 | 内容 | |
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タレントマネジメントシステムの費用と予算を確認する | タレントマネジメントシステムの料金相場を問い合わせて把握し、導入に使用できる予算を決定しましょう。 |
5. 試験導入で社内評価を確認し、本導入するサービスを決める
絞り込んだタレントマネジメントシステムを試験導入し、実際の使用感を確かめてください。従業員からの評価もあわせて確認し、本導入するサービスを選定しましょう。
確認方法 | 内容 | |
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絞り込んだサービスを試験導入して使用感を確認する | 資料請求したサービスのトライアルに申し込み、実際に社内で使ってみましょう。 | |
従業員からの評価は高いか確認する | 人事側の設定や項目入力だけではなく、従業員が自身のスキルや経歴などを入力しやすいか確認しましょう。 | |
本導入するサービスを決める | 従業員の評価に問題がなければ導入手続きを進めましょう。 |
おすすめのタレントマネジメントシステム
多様な評価方法に対応しているサービスや外国語対応など、各項目でおすすめのタレントマネジメントシステムを紹介します。評判・口コミの評価が高いサービスを厳選しました。
多様な評価方法に対応しているタレントマネジメントシステム
対応している評価方法が多ければ多いほど、現在の評価フロー従業員のスキルや能力を適切に評価できる可能性が高まります。
次のサービスは、OKR管理・360度評価・MBO・1on1管理・コンピテンシー評価に対応しており、評価シートやフローのカスタマイズが柔軟にできるため、どのような企業にもおすすめです。
- 自由なカスタムができる人材データベース
- 人事評価から人材配置まで対応した機能を搭載
- 評価シートやワークフローを自由にスタマイズ可能
※出典:カオナビ公式サイトより「『ITR Market View:人事・人材管理市場』2020年の調査」(2022年12月22日閲覧)
採用管理や離職防止にも活用できる人事評価システム
組織全体の人材活用にまつわる課題を解決したい場合、機能が充実しているツールを選ぶと改善につながりやすくなります。
次のサービスは、人事評価・採用管理・離職防止など人材に関する業務を包括的に搭載しています。
タレントパレット - 株式会社プラスアルファ・コンサルティング
- 評価タイプ判定と評価エラー診断を実施できる
- 人員配置を助けるキャリア見える化機能
- ドラッグ&ドロップで昇格シミュレーション可能
外国語対応の人事評価システム
グローバル企業や外国人従業員がいる企業で導入する場合、対応言語の豊富さを選定の基準にするといいです。
次のサービスは英語や中国語だけでなく、韓国語、スペイン語など多数の言語に対応しています。
- 目標設定から評価調整を効率化できる評価機能
- 異動・組織シミュレーションで適所を可視化
- 全情報をシステム上で一元管理
タレントマネジメントシステム一覧
HRMOSタレントマネジメント - 株式会社ビズリーチ
- 幅広い評価制度に対応
- 役割や役職に応じて細かく評価シート
- API連携でスキル・給与などのデータを一元化
- BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn「人事・給与部門」受賞※
- 直感的に操作できるUIとカスタマーサクセスによる手厚いサポートあり
- 組織診断サーベイとタレントマネジメントをこれひとつで実現
※BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn特設サイトより(2022年1月時点)
- 社員に共通する内面的なスキルを可視化
- 客観的な視点で組織の課題や適した人材配置が把握できる
- 独自のコンピテンシー診断を用いて求職者を探せる
- 高い業務適合性
- オンプレミス・クラウドの両方対応
- トータルソリューションまで提供
CYDAS PEOPLE - 株式会社サイダス
- 勤怠情報や連携システムから人材データを収集
- 一覧性の高い画面で人材一人ひとりを把握
- 社内コミュニケーションに役立つ機能を搭載
ベネワン・プラットフォーム - 株式会社ベネフィット・ワン
- 「日本の人事部HRアワード2020」最優秀賞 受賞※
- 条件を自由に組み合わせてデータを抽出
- 新型コロナウイルスワクチン接種管理機能も搭載
※出典:ベネフィット・ワン「「日本の人事部HRアワード2020」最優秀賞 受賞(11月27日)」(2020年11月23日発表)
- 目的に合わせてカスタムできる社員名簿
- 全従業員の顔がわかる人材データベース
- 作成した名簿を特定の人と共有・公開
Hito-Compass - カシオヒューマンシステムズ株式会社

- グループ会社を横断して人財情報を一元管理
- 目標管理制度に合わせてカスタマイズできる目標管理シート
- パソコン、タブレット、スマートフォンに対応
- 評価制度をゼロから導入サポート
- 12か月で自社運用を目指せる
- 企業の課題に沿った選べるプラン
あしたのクラウドHR - 株式会社あしたのチーム
- あらゆる評価シートに対応できるカスタマイズ性
- 人事データの活用がグッと楽になる充実の集計・分析機能
- 他にはない選べるサポートプラン
- Slackと連携して目標の進捗管理ができる
- botの質問内容は自由にカスタマイズが可能
- コミュニケーションを活性化する機能が充実
JOB Scope - デフィデ株式会社

- 職務を軸としたジョブ型人事におすすめ
- 職務上必要なスキルとタスクを可視化し従業員の成長をサポート
- 人員配置に役立つスキル分析や職務配置分析などの分析機能
- マスタや項目のカスタマイズが可能
- 組織情報を顔写真で表示
- 各種人事情報をダッシュボード化
HYOUMAN BOX - AI CROSS株式会社
- 可視化しにくいスキルを数値化できる
- データ分析で勘や経験に頼らない戦略人事を目指せる
- 組織傾向のレポートから強化すべき課題を可視化
- アンケートにてエンゲージメントを可視化
- エンゲージメントの改善で管理職の育成や離職の防止に貢献
- AIによる解析で改善方法まで提案
- 採用・人材・分析をワンパッケージで提供
- 専属のコンサルタントによるサポート
- 高クオリティなのに低コスト
COMPANY 要員分析システム - 株式会社Works Human Intelligence

- 人事・給与システムと一体型の分析機能
- 人材検索と人材分析で適材適所を実現
- 柔軟にカスタマイズ可能なダッシュボード
COMPANY 人材開発システム - 株式会社Works Human Intelligence
- あらゆる研修を一元管理
- 従業員のキャリアプラン策定を支援
- 後継者の管理から育成までをサポート
HR-Platform - フォスターリンク株式会社
料金プラン
- 人事データの見える化と集計効率化でデータドリブン戦略人事を実現
- データ管理や項目設定を企業ごとに最適化するカスタマイズ性
- きめ細やかな運用サポート
researcHR - KBE株式会社

- Microsoft TeamsやSlackにシステムを追加して利用可能
- AIがメンバーの情報を定期的に収集し、レポート化
- 月1回の定例で課題の抽出や振り返りを実施
SAP SuccessFactors
Oracle Taleo
- 情報を図やグラフで視覚化。従業員データがひと目でわかる
- 従業員の分析から具体的なアクションプランの実行までスムーズに行える
- 導入から現場での活用までを徹底的にサポート
Qraft - 株式会社ヒューマネージ
- 個人の結果も組織の課題も一目でわかるフィードバック
- 導入後の運用支援、設定代行あり
- 部署別や職種別などの切り口で評価やフォローアップを表示
HITO-Talent - 株式会社パーソル総合研究所
- 従業員情報と組織情報をクロス分析
- 人材管理項目数に制限なく、要件に合わせてカスタマイズ可能
- コンサルティングチームによる導入支援
- あらゆる人材データを一元化管理
- 個人や部門のスキルをグラフ化し比較が容易に
- 人事異動シミュレーションで適材適所の人材配置
企業規模でおすすめのサービスを比較したい方はこちらから「大企業向けサービス」「中小企業向けサービス」の資料をダウンロードできます。
また、タレントマネジメントシステムの口コミランキングはこちらからご覧になれます。
「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」の受賞サービス
「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」が毎年3月4日を「SaaSの日(サースの日)」と定め、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。
今回の「BOXIL SaaS AWARD Spring 2023」は、2022年1月1日から2022年12月31日までの1年間で新たに投稿された口コミ約14,000件を審査対象としており、計265サービスに、ユーザーから支持されるサービスの証としてバッジを付与しました。
タレントマネジメントシステムとは
タレントマネジメントとは、従業員のスキルや経験を透明化し適切な人材開発と人材配置に役立てる管理方法を指します。タレントは英語で「能力」「人材」「才能・素質」を意味するため、タレントマネジメントは直訳で「能力の管理」という意味です。
タレントマネジメントの概念はもともと欧米を中心に拡大していましたが、2000年代後半から日本企業でも取り入れられるようになりました。
また、タレントマネジメントは社員のスキルや経験値をデータ化して管理するのが特徴です。社員の能力を明確に可視化することで、適切な人材配置を可能にします。
最近のサービスは、ITのトレンドを取り入れながら改善し続けていることもあり、市場規模も大きくなってきています。効率的な人事管理が可能になるので、必要性を感じている人事関係者も多いのではないでしょうか。

タレントマネジメントシステムと人事システムの違い
タレントマネジメントシステムと人事システムは、管理する情報が異なります。
タレントマネジメントシステムは人材のスキルや経験などの情報に着目します。業務に活かせるスキルをもっているかすぐに判断できるので、戦略的な人事育成・配置が可能です。
一方で、人事システムは勤怠状況・給与・採用情報などを一元管理します。人事システムの情報は、人材マネジメントにも活用できますが、人事や給与計算にも用いられるため、両者を活用するとより効率的な人事が可能になるといえるでしょう。
タレントマネジメントの目的
タレントマネジメントの主な目的は、人材開発や人材配置です。従業員の能力を分析し、どのスキルを伸ばすべきか、どの部署に異動させるべきかを決定します。これにより、従業員の成長やモチベーションアップなどにつなげ、会社全体の成長につなげます。
人材開発
従業員のスキルや経験を踏まえ、どのような研修・業務で成長させるかを設計します。身の丈に合った目標設定、適切なパフォーマンス測定、目標に対する振り返り、新たな目標設定のサイクルを回すのにタレントマネジメントは活用されます。ちなみに、サイクルを回す際はPDCAやKPTといった指標を使うと良いでしょう。
過去の結果に見合った目標を設定したり、数値には表れない成果を確認したりするのにタレントマネジメントは有用です。

人材配置
人事異動にもタレントマネジメントは活用できます。力の発揮できるポジションに配置したり、空いたポジションに最適な人材を探したりする場合、単に才能を分析するだけでなくスピーディかつ正確に異動を判断する必要があります。従業員のモチベーションに関わるためミスは許されません。
人材配置の目的を実現するためにタレントマネジメントは有用です。基本情報から研修の受講履歴、目標、自己評価、360°評価など、人材に関わる総合的な情報をまとめて確認できます。
タレントマネジメントが注目される背景
タレントマネジメントが注目される背景には、人材の多様化や労働者の不足、市場の変化があげられます。
グローバル化が進む現代において、タレントマネジメントの重要性はますます高まっており、システムを導入する企業も増加傾向にあります。
人材の多様化
大きな要因のひとつには、人材の多様化が挙げられます。労働者の国を越えた移動が活発化しており、外国人社員が増加しています。また、働き方改革による在宅勤務者・時短勤務者も特殊でなくなりつつあります。
人材が多様化している中、従来の画一的な人材管理システムでは対応しきれない問題が生じています。一人ひとりの能力を引き出すためには社員の実情に沿った人材管理が必要で、タレントマネジメントは重宝されています。
労働者の不足
また労働者不足も大きな要因です。日本の労働者不足は深刻で、少子高齢化による労働年齢人口の減少は、とどまるところを知らず経済に大きな影響を与えています。2020年問題のように、将来に対しての懸念も多分にされています。
日本全体で労働者が不足しているため、優秀な人材の確保はさらに難しくなっています。それゆえ、従業員の離職防止が重要になりタレントマネジメントも注目されています。
市場環境の変化
市場の変わる速度は年々早まっています。ITが普及して以降、セールスやマーケティングが多くのデータを使用するように変化しています。目まぐるしい変化に対応するため、従業員の能力を最大限に活かす必要が出てきました。タレントマネジメントは従業員の能力を的確に提示できるため、必要とされています。
企業規模別のタレントマネジメントシステム検討傾向
自社の従業員人数や利用目的によって、これらの比較ポイントの基準も変わってきます。
次のグラフは、タレントマネジメントのサービス資料をダウンロードしている企業の従業員規模の円グラフです。従業員規模2〜10人の企業でも、タレントマネジメントシステムを13.7%も検討しており、1,000人以上の大企業では21%と、新規導入に加えリプレイスの検討をしている企業が増えていると推測できます。
※参考データ元:2020年ボクシル資料請求数データ
自社と同じ規模の企業が検討しているサービスを知りたい方向けに、各サービスの公式サイトの情報と上記のデータから、従業員数100名以上を「大企業向け」100名未満の「中小企業向け」と企業規模ごとでグルーピングし、おすすめサービス資料を厳選しました。
こちらから口コミや資料請求データからグルーピングした「企業規模ごとのおすすめサービス資料」がダウンロードできます。
タレントマネジメントシステム導入時の注意点
タレントマネジメントシステムを導入する際に注意すべき点をまとめました。必ず確認して導入時の参考にしてみてください。
注意点1:人事考課の改善点を整理しておく
タレントマネジメントシステムの導入時には、人事考課の改善点を社内で整理することが重要です。
人事考課方法やフローの改善点を洗い出し、どのようにシステムへ移行するか、システム移行によってどこを改善したいかをまとめておかないと、導入時に工数がかかってしまいます。
導入後にシステムが定着し、活用されるためにも改善点の洗い出しが必要です。
注意点2:他のサービスとの比較を十分にしておく
タレントマネジメントシステムの導入時には、契約プランの料金や機能を他のシステムと十分に比較しておきましょう。
社員数や機能が増えた際に、想定よりコストが多くなる可能性もあります。
注意点3:評価や育成のための機能を確認しておく
人事効果に使用する、評価や育成のための機能を確認することが重要です。
社員数の増加や社内体制の変更により、機能が新たに必要になる場合があるでしょう。その際にも対応できるように、搭載されている機能を把握しておきましょう。
もし、将来的に必要になる機能が搭載されていない場合、導入しているサービスを乗り換えなければならず手間もコストもかかります。プラン変更で使用できるのか、将来的に必要になりそうな機能は何かをチェックしましょう。
タレントマネジメントシステム導入時の注意点をさらに確認したい方は、タレントマネジメントシステムの導入事例を参考にしてください。

タレントマネジメントシステムの口コミ数ランキング
BOXILでまとめているタレントマネジメントシステムのレビュー数のランキングを紹介します。サービス選びの参考にしてみてください。
順位 | サービス名 | 料金プラン | 説明文 |
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1位 | ![]() | 要問い合わせ | カオナビは、スキルや個性などの人材データを見える化し、一人ひとりに合わせたマネジメントを可能にします。経営陣やマネジメント層も使いやすいシンプルな画面と直感的な操作性が特長です。 |
2位 | ![]() | 要問い合わせ | SmartHRは、人事・労務の業務効率化と、働くすべての人の生産性向上を支える「クラウド人事労務ソフト」です。 |
3位 | ![]() | 要問い合わせ | HRMOSタレントマネジメントは、「人事」の生産性を改善するDX推進システムです。従業員データベースを中心に、目標評価管理や1on1支援、サーベイなどの豊富な機能で戦略人事を実現します。 |
4位 | ![]() | 要問い合わせ | 人材の最適配置、適正評価、発掘・採用、離職防止などの豊富な見える化機能を搭載。メンバーがもつさまざまな色を掛け合わせ、組織としての夢を自由に描ける“科学的人事戦略”を、人事ビッグデータの活用により実現できるサービスです。 |
5位 | ![]() | 要問い合わせ | HRBrainは人材データの一元管理から人事評価、タレントマネジメントまでをワンストップで実現し、業務の効率化やデータ分析・活用が可能です。専任担当による手厚いサポートが受けられます。 |

タレントマネジメントで人材の有効活用を
「適材適所」を実現するために採用企業が増えている、タレントマネジメント。人材不足が企業経営にも影響を与えるなか、一人ひとりの個性を生かし既存人材を有効に活用・育成するためにも、欠かせない考え方です。
個々人の能力(タレント)を可視化し一元管理できるタレントマネジメントシステムの導入も進んでいます。組織の全体最適を目指し、ジョブ型雇用やカンパニー制など時代の変化にあわせるならなおさら、有効活用できるでしょう。自社の課題や導入目的を明確にし、最適なシステムを選択しましょう。
使いやすさと評価機能を重視するなら「カオナビ」がおすすめ
シリーズ連携させるなら「HRMOSタレントマネジメント」
人事評価と目標管理をシンプルに行うなら「HRBrain」がおすすめ
人事管理システムについてはこちらの記事で紹介しています。

タレントマネジメントシステムの基本をおさらい
タレントマネジメントシステムとは?
タレントマネジメントは、従業員のスキルや経験を透明化し適切な人材開発と人材配置に役立てる管理方法を指します。
タレントマネジメントシステムにはどんな機能がある?
人事評価の結果や今までの経歴などのデータを活かして人材配置を行える機能、人事評価機能、離職防止のための機能などを備えているサービスがあります。
タレントマネジメントシステムの選び方のポイントは?
タレントマネジメントの比較ポイントは、人材配置のための機能が充実しているか、料金、人事系のツールでどのサービスと連携できるかです。
BOXILとは
BOXIL(ボクシル)は企業のDXを支援する法人向けプラットフォームです。SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」、ビジネスメディア「BOXIL Magazine」、YouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」、Q&Aサイト「BOXIL SaaS質問箱」を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
BOXIL会員(無料)になると次の特典が受け取れます。
- BOXIL Magazineの会員限定記事が読み放題!
- 「SaaS業界レポート」や「選び方ガイド」がダウンロードできる!
- 約800種類のビジネステンプレートが自由に使える!
BOXIL SaaSでは、SaaSやクラウドサービスの口コミを募集しています。あなたの体験が、サービス品質向上や、これから導入検討する企業の参考情報として役立ちます。
BOXIL SaaS質問箱は、SaaS選定や業務課題に関する質問に、SaaSベンダーやITコンサルタントなどの専門家が回答するQ&Aサイトです。質問はすべて匿名、完全無料で利用いただけます。
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