打刻機とは?特徴・種類 | タイムカード・IC・指紋認証・おすすめサービス

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打刻機の特徴を把握して業務を改善しよう
ITの発達により、打刻機は様変わりしました。紙のタイムカードが主流だった時代から、今ではIDやパスワードを使った打刻方式、指紋認証やICカードまでさまざまです。
さらには勤怠をPCで管理することにより、修正や一つひとつの確認といった手作業の無駄を、大幅に削減できるようになりました。
自社に合った打刻機を取り入れたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。そこで、打刻方式を考慮した打刻機から、勤怠管理に役立つWebサービスまで紹介していきます。
【ICカードリーダー】ICカードを使った打刻機
ICカードリーダーとは、ICカードを使って、専用の端末にかざすだけの打刻機です。ICカードリーダーを会社に設置し、PASMOやSuicaにも使われているICカード技術を社員証に搭載することで、はじめて使えます。
打刻の手間はかからないでしょう。わざわざIDやパスワードを入力する必要はなく、端末にかざすだけで出勤・退勤の打刻ができます。ただICカードを所持しておく必要があり、紛失や破損といったリスクがあります。
導入に際し、かかるコストには幅があり、PCに接続するタイプのものであれば1台1万円以下で導入できますが、独立型の専用ICカードリーダーであれば10万円近くするものもあります。
打刻自体の手間はかからないので、規模の大きい会社で、勤怠を一括管理する際におすすめです。

【インターネットタイムレコーダー】IDやパスワード入力による打刻機
すでにあるPCやスマートフォンを使った、IDやパスワード入力による打刻機です。最近ではクラウド型によるWebサービスも増えており、導入費用や手間も、他の打刻機と比べて少なく済みます。
ただセキュリティの問題や、他人のID、パスワードを使った不正アクセスに気をつける必要があります。
GPS機能を搭載した勤怠管理システムなら、出張先であっても、どこで打刻したのかが把握できるような仕組みになっており、社外の打刻場所が多い企業に適しています。
たとえば、営業や出張が多い会社で、本人の携帯で打刻できる仕様にすると、勤怠管理しやすいです。最近では、スマートフォンアプリを使った打刻方式が増えており、システムを導入する費用を大幅に削減できます。

【指紋認証リーダー】指紋認証を用いた打刻機
指紋認証を用いて、打刻する方法もあります。これは生体認証の一種なので、打刻だけでなく本人かどうかも確認できます。ただ、精度の高い指紋認証リーダーを導入するとなると、それ相応のコストがかかります。
相場感としては、3万円前後です。ICカードリーダーと比べると打刻に時間がかかるので、混雑を防ぐためには複数台導入する必要があるでしょう。
また指紋で認証するため、指紋の形が変わってしまうような業種では導入へのハードルは高いです。たとえば、飲食店や外作業など。水によるふやけ、傷などによって認証精度が落ちる可能性があります。
勤怠管理に活用したいおすすめのWebサービス
打刻機の特徴を押さえたところで、実際にどのような勤怠管理のサービスがあるのか紹介していきます。

勤怠管理システムの各サービス資料を厳選。無料で資料請求可能です。従業員の労働時間管理、内部統制、上場準備などさまざまな目的で導入される勤怠管理システムの比較にお役立てください。
ジョブカン勤怠管理 - 株式会社DONUTS
ジョブカン勤怠管理は、累計15万社以上※の導入実績のあるクラウド勤怠管理システムです。
IT企業はもちろんですが、飲食や医療業界など、その業界に合わせた機能を使えます。またクラウド型の勤怠管理だけでなく、ICカードや指静脈認証による打刻もあり、会社の業種に合った打刻方法が選択可能です。
※ジョブカン勤怠管理公式サイトより(2022年6月時点)
KING OF TIME - 株式会社ヒューマンテクノロジーズ
KING OF TIMEは、さまざまな打刻方法に対応したクラウド勤怠管理システムです。
パスワードやICカードなどの従来の打刻方法から、生体認証といった最新の打刻方法も用意。オフィスでの打刻だけでなく、営業職の直行やテレワークにも活用できる打刻手段を揃えています。初期費用不要で、月額料金は打刻した人数で課金されるため、無駄なコストを削減して利用できます。
freee 勤怠管理Plus - freee株式会社
freee勤怠管理Plusは、導入実績31万社以上※の勤怠管理ツールです。位置情報を取得できるスマートフォンからの打刻のほか、ICカードや指紋、静脈認証などの打刻機に対応できます。
勤怠状況をリアルタイムに確認でき、作成したシフトと打刻情報をもとに打刻忘れや未申請残業などをアラート通知してくれます。
※freee勤怠管理Plus公式サイトより(2022年8月時点)
マネーフォワードクラウド勤怠 - 株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド勤怠は、基本勤務制・シフト制・裁量労働制・フレックスタイム制など、さまざまな雇用形態に対応し、働き方改革をサポートする勤怠管理システムです。
クラウドシステムならではの柔軟な機能で、日々の煩雑な勤怠管理を楽にし、業務効率化を実現します。
ジンジャー勤怠 - jinjer株式会社
ジンジャー勤怠は、業界標準の機能を網羅した、簡単導入・簡単操作が特徴の勤怠管理システムです。
iBeaconやGPSなど多彩な打刻機能を実装し、チャット機能も完備。管理者画面もスマートフォンに完全対応しているので、専用端末がいらず、使いやすさを追求したサービスになっています。
e-就業OasiS - 株式会社ニッポンダイナミックシステムズ
e-就業OasiSは、PCやスマートフォンから打刻ができる勤怠管理システムです。労働時間が増えてくるとメールやアラートで警告を出し、長時間労働を防止します。CSVデータを任意のレイアウトに設定して、既存の給与ソフトとも簡単に連携できます。
楽楽勤怠 - 株式会社ラクス
楽楽勤怠は、シンプルで使いやすく、サポート体制が手厚いクラウド型勤怠管理システムです。
連続打刻のようなイレギュラーな打刻があると、アラートが表示され、出勤簿に不備がある場合もアラートで表示されるなど、月末に勤怠をまとめて修正する労力を省けます。
社員証や入館証などのICカードでの打刻だけでなく、PCやスマートフォンでの打刻も可能なので、リモートワークにも対応。位置情報の取得も可能です。正確に打刻ができるため、勤務時間を楽に管理できるのでおすすめです。
※ICカード打刻機はオプション
ProSTAFFクラウド - アイテックス株式会社
ProSTAFF(プロスタッフ)クラウドは、運用にあわせてカスタマイズできる人事労務管理システムです。2,000社以上※の導入実績があるパッケージ製品のクラウド版で、勤務集計表をはじめ60以上の帳票を搭載しています。
打刻はPC、スマートフォン、タイムレコーダーに対応。ワークフロー機能で、休暇や残業など申請の一元管理が可能です。
※ ProSTAFFクラウド 公式サイトより(2022年6月時点)
freee人事労務 - freee株式会社
freee人事労務は、クラウド型の勤怠管理システムです。打刻機では、ICカードや生体認証での勤怠入力が可能。Webでの打刻操作やメッセージアプリを使った打刻操作もできます。また、PCやスマートフォンから勤怠データの集計や管理も可能です。
従業員ごとの勤怠状況を自動でチェックし、過重労働や法令違反の恐れがあればアラートでお知らせ。従業員情報の一元管理や情報の更新もできるなど豊富な機能が搭載されています。
TeamSpirit - 株式会社チームスピリット
TeamSpirit(チームスピリット)は、勤怠管理や工数管理、経費精算など日々の業務を一元管理できるプラットフォームです。
大きな特徴は、勤怠管理と工数管理が1つになっている点。申請した労働時間と見込み労働時間、実労働時間の差を確認できるため長時間労働の防止に役立ち、従業員と企業の双方が安心して働ける環境を実現します。また、テレワークや直行直帰といった多様な働き方に対応した打刻が可能です。
その他の勤怠管理システムはこちらから。

自社に合った勤怠管理システムを導入しよう
以上、打刻方式による打刻機と、勤怠管理に役立つWebサービスを紹介してきました。本記事で紹介した打刻機やWebサービスをもとに、自社に合った勤怠管理の方法を考えてみてください。
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