中小企業向け勤怠管理システムおすすめ10選!選び方と導入のメリット


勤怠管理システムの各サービス資料を厳選。無料で資料請求可能です。従業員の労働時間管理、内部統制、上場準備などさまざまな目的で導入される勤怠管理システムの比較にお役立てください。
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【中小企業向け】勤怠管理システムの失敗しない選び方
中小企業が「勤怠管理システム」を導入する際、注意しなければいけない点があります。
勤怠管理システムの選び方で迷わないよう、自社に合ったサービスを探す手順をまとめました。
1.必要な機能を洗い出す
勤怠管理システムを選ぶ際は、自社に必要な機能の要件を洗い出してから比較するのがおすすめです。以下のリストを使って洗い出しておきましょう。
確認方法 | 内容 | |
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自社の勤務形態を確認する | フレックス制や変形労働制など、自社の業務形態に対応できるかは勤怠管理システムの導入で重要なポイントです。 | |
打刻するデバイスを確認する | 打刻はスマホ、PC、ICカードなどの方法があります。どの方法で打刻するのかを決めておきましょう。 | |
社外で打刻することはあるか確認する | 会社外で打刻する場合は、GPS打刻機能が搭載されているサービスを使うことで位置情報を記録し、不正打刻を防止することができます。 | |
システム上で残業申請を行うことはあるか確認する | 残業申請のワークフロー管理などを行う場合は、対応した機能を搭載したサービスを選ぶ必要があります。 | |
ビジネスチャットで打刻することはあるか確認する | サービスの中には、ビジネスチャットと連携して打刻できるものがあります。 | |
システム上で有給申請を行うことはあるか確認する | 有給申請の管理を行う場合は、対応した機能を搭載したサービスを選ぶ必要があります。 | |
帳票出力を行うことはあるか確認する | サービスの中には、EXCEL・CSV・PDFなどで帳票出力が出来るものがあります。必要かどうかと併せて出力形式や集計機能の有無を確認しておきましょう。 | |
シフト管理を行うことはあるか確認する | サービスの中には、システム上でシフト管理ができるものがあります。シフト制で従業員を管理している場合は検討してみましょう。 |
2.社内で使用している給与計算・労務管理システムを調べる
勤怠管理システムは、他システムと連携するのが基本です。現在自社で利用しているシステムを確認しておきましょう。
確認方法 | 内容 | |
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現在利用している勤怠管理関連のシステムを確認する | 給与計算ソフトや労務管理システムなど、勤怠管理と関連するシステムは、どのツールを使用しているか確認しましょう。 | |
連携方法を確認する | EXCEL・CSV読み込みやAPI連携など、サービスによって連携の仕方は異なるので、予め連携方法を調べておきましょう。 |
3.予算を決める
勤怠管理システムの料金は1人あたり100〜600円です。機能の充実度によって料金が変わります。勤怠管理システムの導入に使える予算を確認しておきましょう。
※料金相場は本記事に掲載しているツールの料金を参考にしています。
確認方法 | 内容 | |
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勤怠管理システムの導入に使用できる予算を確認する | 勤怠管理システムの料金相場を把握し、導入に使用できる予算を確認しましょう。 |
4.要件に合う企業へ資料請求する
これまで確認した内容を踏まえて、ボクシルの比較表で要件に合う勤怠管理システムを探しましょう。
確認方法 | 内容 | |
---|---|---|
機能の要件を満たすサービスはあるか確認する | 各サービスの打刻方法や搭載機能を確認し、条件に合うシステムを探します。なければ必要な機能を見直しましょう。 | |
連携の要件を満たすサービスはあるか確認する | 利用しているシステムと連携できるサービスを確認し、条件に合うシステムを探します。 | |
予算内で導入できるか確認する | 機能、連携の要件を満たすサービスの料金を確認し、条件に合うシステムを探します。予算を超えてしまう場合は、予算の調整か各種機能、連携の必要性を再度検討しましょう。 | |
要件に合うサービスの資料請求をする | 各要件を満たすサービスの口コミ評価の投稿と点数を確認し、要件に合うサービスの資料請求をしましょう。 | |
試験導入するサービスを数社に絞り込む | 資料の内容で改めて要件と合っているのかを確認し、試験導入するサービスを数社に絞り込みましょう。 |
5.試験導入で社内評価を確認し、本導入するサービスを決める
絞り込んだサービスを試験導入し、実際の使用感を確かめてください。従業員からの評価も併せて確認し、本導入するサービスを選定しましょう。
確認方法 | 内容 | |
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絞り込んだサービスを試験導入して使用感を確認する | 資料請求したサービスのトライアルに申し込み、実際に社内で使ってみましょう。 | |
従業員からの評価は高いか確認する | 打刻の仕方やワークフロー申請は簡単にできたかをヒアリングしましょう。 | |
本導入するサービスを決める | 従業員の評価に問題がなければ公式サイトに問い合わせて導入手続きを進めましょう。 |
おすすめの勤怠管理システム10選
中小企業におすすめの勤怠管理システムは次の条件を満たしたサービスです。
- 利用料金が安く費用を抑えられる
- 無料トライアル・無料プランで使用感を試せる
- クラウド型で簡単に導入・運用できる
- 従業員数1〜500名程度の企業での豊富な導入実績がある
- 基本的な機能は全て搭載しており簡単に扱える
上記の条件を満たしているおすすめの勤怠管理システムを紹介します。
※BOXILで利用アカウント数1〜100人、評価★4以上の口コミが5件以上あるサービスを選定
HRMOS勤怠 by IEYASU - IEYASU株式会社
- 無料で利用できる勤怠管理システム
- 人事実務のプロフェッショナルが開発サポート
- 充実したレポート機能
HRMOS勤怠 by IEYASUは、1,000社以上のサポート経験により培った人事・労務の専門ノウハウが詰まったクラウド勤怠管理システムです。出退勤データを出力してさまざまな分析が行えるよう、Excelの分析レポートを豊富にそろえています。
ベーシックな機能が使える完全無料のフリープランでは、費用をかけずに導入でき、資金に余裕のないスタートアップや勤怠管理システムを試してみたい中小企業におすすめです。ボタンの色使いがわかりやすく、直感的に操作できます。一方、カスタマイズ機能は控えめです。
KING OF TIME - 株式会社ヒューマンテクノロジーズ
- 生体認証やICカードなど自社に合ったタイムレコーダーを選べる
- 有給休暇や残業など自社の就業ルールに合わせて設定できる
- シンプルな画面構成でパソコン操作が不慣れな方でも扱える
KING OF TIMEは、残業管理や申請承認機能も備わっているため、業務改善を検討している中小企業におすすめのクラウド勤怠管理システムです。ICカードから生体認証、チャット打刻、モバイル端末での打刻と多様な働き方に対応可能です。月額料金は打刻した人数で計算されるので、コストを抑えて利用できます。
導入企業も多く、非常にメジャーな勤怠管理システムです。30日間の無料体験中には打刻機の貸し出しが受けられるといったサポートが充実しています。
freee 勤怠管理Plus - freee株式会社
- 勤怠管理や給与計算など労務業務を一元管理
- 中小規模企業の実績が多い
- 他社サービスとデータ連携可能
freee 勤怠管理Plusは、豊富な打刻方法と勤務状況とシフト状況のリアルタイムチェック、給与計算ソフトとの連携など、勤怠管理で必要になるシンプルな機能を搭載したサービスです。
freee人事労務との連携で給与計算ソフトへの転記や手打ちが不要になり、大幅な業務の効率化と給与計算の正確性やスピードの向上を実現します。
- 豊富な機能であらゆる勤務形態や就業規則に対応
- アプリ完全対応でスマホから簡単に操作可能
- 生体認証打刻機能や第三者認証、暗号化監視体制など万全のセキュリティ体制
ジンジャー勤怠は、業界標準の機能を網羅し、導入・操作が簡単な中小企業におすすめの勤怠管理システムです。iBeaconやGPSなど多彩な打刻機能を実装し、チャット機能も完備です。業界初となる管理側のマルチデバイスフル対応していることで、専用端末がいらず、他社と比較しても使いやすさを追求しています。
英語以外にも、インドネシア語やタイ語、ベトナム語など五か国の言語に対応しています。勤怠以外のさまざまな機能を必要に応じて利用できる仕組みで、給与や経費といった一般的なものからコンディション管理といった特徴的なものまで多彩な機能を取り揃えてます。
マネーフォワードクラウド勤怠 - 株式会社マネーフォワード
- 圧倒的に見やすい画面デザイン
- フレックスタイム制の時間集計を一目で把握
- シフト管理や異動履歴管理などの機能を搭載
マネーフォワードクラウド勤怠は、基本勤務制・シフト制・裁量労働制・フレックスタイム制など、さまざまな働き方に対応し、働き方改革をサポートするクラウド勤怠管理システムです。マネーフォワード クラウド給与との勤怠データ連携による給与計算で、さらなる業務効率化を実現します。
マネーフォワードクラウドのサービスの1つとして、簡単に利用できます。給与といった、すでにマネーフォワードクラウドを利用している場合は、非常にスムーズに利用開始・連携が可能です。
- 機能の単独利用が可能
- フレックスや変形労働などの勤務形態ごとに細かく設定可能
- 中小規模企業向けの無料プランあり
ジョブカン勤怠管理は、多機能性を誇る勤怠管理システムです。打刻方法は、スマートフォン・PC・タブレットはもちろん、ICカード、指静脈打刻とほぼすべての方法から選べます。
シフト管理の機能も充実しており、飲食業界や小売業界はもちろん、福祉業界や一般企業(中小企業~大手企業)にも最適です。ほぼすべての打刻方法に対応し、かつGPS管理により不正打刻も防止できます。
CLOUZA - アマノビジネスソリューションズ株式会社
- スマホやタブレットがタイムレコーダーになりアプリでも使用可能
- 簡単設定画面でスムーズに勤怠管理をスタート
- プライバシーマーク取得の高セキュリティ
CLOUZAは、勤怠管理システムに必要な打刻・確認・出力の3つの機能をシンプルな操作で利用できるクラウド型の勤怠管理システムです。CLOUZAの導入までの流れは、無料体験申込み・30日間の無料体験・正式導入のわずか3ステップです。
全機能を30日間無料で利用できるため、使いやすさや自社の運用とマッチするか、じっくり確認してから導入できます。登録できるシフトパターンも99種類あるので、さまざまな業種・業界に対応しています。初期費用・基本費用無料で月額200円から利用できるので中小企業におすすめです。
- 導入から運用保守までコンサルタントがサポート
- 高い継続率やサポート満足度を誇るサービス
- 働き方改革テレワーク用の機能も充実
勤労の獅子は、顧客専任のプロフェッショナルSEが直接ヒアリングを行い、顧客に代わってシステムの設定を行うだけでなく、運用提案をしてくれる勤怠管理システムです。さまざまなニーズにあわせた独自の運用や仕様変更にもスムーズに対応できます。
クラウド版とオンプレミス版の両方で用意されており、自社に合ったタイプを選択可能です。中小企業であればクラウド型がおすすめです。
スマレジ・タイムカード - 株式会社 スマレジ
- 職場環境にあった自由な出退勤時の記録方法
- 自然に導入できる不正防止機能
- 使える勤怠機能はすべて無料
スマレジ・タイムカードは、スマートフォンやタブレットを使って無料で始められるクラウド勤怠管理システムです。有料版ではシフトの作成や有給・日報管理だけでなく、会計サービスとの連携により給与計算なども正確かつ効率的な業務が行えます。
導入が簡単で即日利用でき、飲食店や小売店、サービス業など、店舗系におすすめのサービスです。有料版のシフト作成機能では、平日日中以外のシフト、朝番や昼番、遅番などの変則的なシフト作成も勤務パターン作成で簡単に行えます。
- 当日の出勤状況やテレワークの状況が確認できる機能を搭載
- 小規模から中小企業、大企業、ベンチャー企業など幅広い規模業種に対応
- 複雑な就業ルールや法改正に対応
AKASHIは、1ユーザーあたり200円(税抜)からと低価格で利用できるので、従業員10人以上の小規模や中小企業におすすめの勤怠管理システムです。
打刻の方法が多いため、テレワークやリモートワークにも対応できます。アラートが個別に届き、管理側ではアラートの表示画面で一覧で確認できて便利です。多彩な機能を誇るため、初期設定は綿密に行う必要があります。
おすすめ勤怠管理システムの比較表
勤怠管理システムは、導入目的に応じて次の3つのタイプに分類できます。
導入目的 | 内容 | |
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タイプA | 自社仕様にシステムをカスタマイズしたい | 就業規則や勤務形態に合わせて勤怠管理システムをカスタマイズしたい企業 |
タイプB | 最低限の機能で安く利用したい | 無料で利用できる勤怠管理システムや必要最低限の機能のみで安く利用したい小規模企業 |
タイプC | 複数業務を管理・効率化したい | 勤怠管理だけでなく経費精算や就業管理など、周辺業務も効率化したい企業 |
自社に当てはまるタイプを確認したら、比較表で要件に合うサービスを探してみましょう。
サービス名 | HRMOS勤怠 by IEYASU | ジョブカン勤怠管理 | KING OF TIME | TeamSpirit | ジンジャー勤怠 | マネーフォワードクラウド勤怠 | kincone | Touch On Time | バイバイタイムカード | AKASHI | 楽楽勤怠 | ICタイムリコーダー | スマレジ・タイムカード | リシテア 就業管理クラウドサービス | CLOUZA | 勤労の獅子 | ![]() 勤次郎Enterprise | e-就業OasiS | ![]() Hachikin | レコル | セコムあんしん勤怠管理サービス KING OF TIME Edition | follow Smart Touch | BizWork+ | ミナジン就業管理 |
ユーザーレビュー | 4.3 | 4.07 | 4.07 | 4.18 | 3.78 | 4.11 | 4.22 | 4.2 | 4.43 | 4.52 | 4.6 | 4.07 | 4.14 | 4.15 | 4.13 | 3.82 | 3.87 | 4.2 | 3.11 | 4.43 | 3.83 | 4.5 | 4.0 | 4.67 |
タイプ |
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初期費用 | 0円(税込)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 150,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税込)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税込)〜 | 0円(税込)〜 | 0円(税込)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税込)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 2,850,000円(税抜)〜 | 0円(税込)〜 | |||||||
月額固定費用 | 3,800円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 2,980円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 0円(税込)〜 | 0円(税抜)〜 | 100円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 30,000円(税込)〜 | |||||||||||||||
月額従量課金 | 200円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 600円(税抜)〜 | 400円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 200円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 200円(税抜)〜 | 200円(税抜)〜 | 110円(税込)〜 | 350円(税抜)〜 | 200円(税抜)〜 | 400円(税込)〜 | 980円(税込)〜 | 110円(税込)〜 | 300円(税抜)〜 | 200円(税抜)〜 | |||||||
従業員50名月額シミュレーション | 9,800円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 15,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 16,480円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 15,000円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 3,300円(税込)〜 | 17,500円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 5,000円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 16,000円(税抜)〜 | 5,500円(税込)〜 | 15,000円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 36,000円(税抜)〜 | ||||
従業員100名月額シミュレーション | 9,800円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 60,000円(税抜)〜 | 40,000円(税抜)〜 | 31,480円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 8,800円(税込)〜 | 35,000円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 40,000円(税抜)〜 | 32,000円(税抜)〜 | 11,000円(税込)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 20,000円(税抜)〜 | 51,000円(税抜)〜 | ||||
無料プラン | ||||||||||||||||||||||||
無料トライアル | ||||||||||||||||||||||||
対応言語 |
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スマホアプリ打刻 | ||||||||||||||||||||||||
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シフト管理 | ||||||||||||||||||||||||
ワークフロー機能(有給申請・残業申請) | ||||||||||||||||||||||||
休暇管理・休暇付与方法 | ||||||||||||||||||||||||
アラート機能 | ||||||||||||||||||||||||
36協定対応機能 | ||||||||||||||||||||||||
予実管理 | ||||||||||||||||||||||||
工数管理 |
中小企業で勤怠管理システムは導入するべきケース
自社に勤怠管理システムを導入するべきか悩んでいる方向けに、導入するべきケースを具体的にまとめました。次のケースに当てはまる方は導入を検討してみましょう。
法改正への度に対応に追われている
働き方改革によって、さまざまな労働基準に関する法令が改正されており、近年では「時間外労働の上限規制」や「有給休暇の取得義務化」などがあります。紙やExcel(エクセル)、タイムカードで勤怠管理を行っている場合、このような法改正への対応が難しくなるケースがあります。
勤怠管理の作業や集計に手間がかかっている
紙での出勤簿やタイムカードで勤怠管理を行っている場合、給与計算を行うための勤務時間の集計に手間やミスが生じます。大企業と違い、中小企業は担当者が少ない企業がほとんどなので、手書きで勤怠管理を行っている場合は、作業が属人化してしまう恐れもあります。
また、派遣労働者や短時間正社員など雇用形態の多様化、従業員の増加によって勤怠管理の作業が煩雑化してしまう中小企業も多いです。
勤怠状況やシフト状況の把握に時間がかかっている
営業職の直行直帰やテレワークで在宅勤務している社員などの勤怠状況の把握に苦戦している企業も多いです。中小企業では勤怠管理をExcel(エクセル)で行っている企業が多いですが、この方法では正確な勤務時間の把握や、不正打刻、打刻忘れなどの問題に対応できません。
また、リアルタイムでの勤務状況やシフトの把握ができず、人手不足の把握や急な欠員が出たときの対応に遅れることもあります。
勤怠管理システム導入のメリット
中小企業が勤怠管理システムを導入して得られるメリットは次のとおりです。
法改正に対応できる
クラウド型の勤怠管理システムを導入すれば、法改正があった際に迅速に対応可能です。アップデートで自動対応してくれるサービスもあるため、法改正のたびに対応する手間を削減できます。
基本設定の変更を行うだけで、労働基準法に沿った勤怠管理に対応できるサービスがほとんどです。また、36協定で定められている労働時間を超えないように、残業申請のワークフロー機能やアラート機能を利用するれば、労働基準法に沿った勤怠管理を行えて残業の抑制にもつながります。
業務効率の改善やコスト削減できる
勤怠管理システムなら、今まで手作業やExcelで行っていた勤怠情報の集計、残業、有給休暇の管理をシステムで行えるため、業務効率化につながります。
中小企業の場合、担当者が手作業で1人分ずつ集計している企業も少なくないでしょう。勤怠管理システムには、給与ソフトとの連携、有給休暇の付与や消失に自動対応、休暇・残業の申請承認のワークフローなど、人事・労務業務全般の効率改善やコスト削減を実現できる機能が搭載されています。
勤怠データを人事戦略に活用できる
勤怠管理システムでは、従業員の勤怠と就業状況をリアルタイムで確認でき、それらのデータを分析機能でグラフや数値で可視化できます。
分析データは従業員の過剰労働や部門ごとのオーバーワークを把握でき、従業員数、雇用状況の見直しなどの人事戦略に活用できます。
勤怠管理システムのシェア率
BOXILが実施した勤怠管理システムの利用ユーザー100人を対象にしたアンケート※3によると、勤怠管理システムのシェア率は、ジョブカン勤怠管理が18%でトップでした。次点でKING OF TIMEが7%、ジンジャー勤怠とTeamSpiritが5%と続いています。
※3 集計期間 2022年3月3日〜3月24日 「会社で利用経験のある勤怠管理システムに関する簡単なアンケート」をもとにスマートキャンプで集計
ここからは、シェア率の高いサービスはなぜ選ばれているのか、アンケートで得た回答をもとに解説します。
- 機能の単独利用が可能
- フレックスや変形労働などの勤務形態ごとに細かく設定可能
- 中小規模企業向けの無料プランあり
ジョブカン勤怠管理が選ばれている理由としては、特に費用の安さが挙げられます。必要な機能だけ組み合わせて利用できることで、全体の費用を抑えられることが評価につながっています。
その他にも、実際にトライアルで使ってみた際の使用感、使いやすさを評価する口コミが数多く見られました。
KING OF TIME - 株式会社ヒューマンテクノロジーズ
- クラウド勤怠管理シェア上位
- 給与計算ソフトとの連携で簡単データ連携
- ニーズによって選べる多彩なタイムレコード
KING OF TIMEが選ばれている理由としては、打刻方法の豊富さが挙げられます。ICカードやパソコン・スマートフォン・タブレットでの打刻はもちろん、指静脈や顔認証などの生体認証打刻も可能なため、セキュリティが重視される企業でも安心して導入可能な点がユーザーに評価されています。
- 豊富な機能であらゆる勤務形態や就業規則に対応
- アプリ完全対応でスマホから簡単に操作可能
- 第三者認証や暗号化監視体制など万全のセキュリティ体制
ジンジャー勤怠が選ばれている理由としては、システム権限の設定や承認権限の設定の簡単さと、打刻のしやすさが挙げられています。
アプリでの打刻はボタンが大きく、初めて使う人でもわかりやすいことが評価につながっているようです。
TeamSpirit - 株式会社チームスピリット
- ERP型の勤怠管理システム
- 残業や有給休暇の取得状況をモニタリング可能
- データは世界水準のセキュリティ環境で管理
TeamSpiritが選ばれている理由としては、連携機能が豊富な点が挙げられています。SalesforceやAkerunなど各種サービス、製品、端末などとの連携を実現する「TS Connect」機能により、社内の情報を一元管理できる点が評価されているようです。
また、残業計算をリアルタイムで行ってくれる点や工数管理ができる点もユーザーに評価されています。

サービス選びは機能で比較しよう
勤怠管理システムを選ぶ際に重要なのは「自社の状況に合った機能が備わっているかどうか」です。あわせて各サービスの口コミなども見ておくと良いでしょう。
「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、数ある勤怠管理システムの中からおすすめサービス40選をピックアップしました。さらに、各サービスの料金・機能をまとめた『比較表』もプレゼント!導入前の下調べにぜひお役立てください。

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