【2023年最新】 経費精算システムおすすめ比較!価格・機能・クラウド対応一覧

【監修者】株式会社TECO Design マネージャー 中西 仁志
中小企業を中心に労務関連のクラウドサービスの導入支援や運用サポート、士業事務所向けのITコンサルティング、クラウド体験型ショールーム事業などを行う。
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おすすめ経費精算システムの資料を厳選。各サービスの料金プランや機能、特徴がまとまった資料を無料で資料請求可能です。資料請求特典の比較表では、価格や細かい機能、連携サービスなど、代表的な経費精算システムを含むサービスを徹底比較しています。ぜひ経費精算システムを比較する際や稟議を作成する際にご利用ください。
ボクシルおすすめ経費精算システム 【Sponsored】
Concur Expense | 経費BANK |
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![]() 8年連続国内売上No.1経費精算システム※ 電子帳簿保存法の対応実績が豊富 |
![]() ICカードやクレジットカードと連携可能 マルチデバイス対応 |
無料トライアル:◯ フリープラン:- 月額料金:30,000円台~ |
無料トライアル:◯ フリープラン: 月額料金:1,500円~ |
※出典:コンカー「Concur Expense」ITR2022年の調査(2023年6月6日閲覧)
経費精算システムのタイプ
経費精算システムは、導入目的に応じて次の4つのタイプに分類できます。
導入目的 | 内容 | |
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タイプA | 経費申請の工数を削減したい | 経費申請の回数が多い企業、旅費や交通費で申請が複雑な企業 |
タイプB | 経理担当の工数を削減したい | 申請内容の確認や会計ソフトへの反映といった経理担当の業務に非効率を感じている企業 |
タイプC | 必要な機能を安く利用したい | 必要最低限の機能でよいので低コストで導入したい企業 |
タイプD | 内部統制やコンプライアンスを強化したい | 従業員増加や上場準備にともなって経費申請を透明化したい企業。また、電子帳簿保存法に対応したい企業 |
自社に当てはまるタイプを確認したら、比較表で要件に合うサービスを探してみましょう。
おすすめ経費精算システムの比較表
サービス名 | 楽楽精算 | Concur Expense | マネーフォワード クラウド経費 | ジョブカン経費精算 | TOKIUM経費精算 | HRMOS経費(旧eKeihi) | 経費BANK | ジンジャー経費 | J'sNAVI NEO | ![]() rakumoケイヒ | BIZUTTO経費 | Spendia | MOT経費精算 | WAVE225旅費・経費精算/稟議 | STAFee | SmartGo Staple |
ユーザーレビュー | 4.15 | 4.12 | 4.31 | 4.15 | 4.44 | 3.93 | 4.0 | 3.92 | 4.28 | 4.07 | 4.38 | 4.58 | 4.33 | 4.8 | 4.5 | 4.5 |
タイプ |
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初期費用 | 100,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 300,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 110,000円(税込)〜 | 0円(税込)〜 | ||||
月額固定費用 | 30,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 3,980円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 29,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 3,980円(税抜)〜 | 22,000円(税込)〜 | |||||||
月額従量課金 | 500円(税抜)〜 | 400円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 500円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 400円(税抜)〜 | 400円(税抜)〜 | 1,100円(税込)〜 | ||||||||
料金備考 | 6名以上の場合に1名あたり500円 | 初期設定プラン28万円〜 | ユーザー数無制限 | 月額変動費は10IDで3,000円の料金を割った金額 | 月額400円は100人分導入時の1人あたりの料金 | 月額利用料は18万円から | 21ID以上のプランは初期費用発生 | オンプレミスのプランあり | 25ユーザー単位で課金 | Stapleカードの発行には手数料が必要 | ||||||
OCR入力 | ||||||||||||||||
オペレーター入力代行 | ||||||||||||||||
ICカード読み取り端末種類 |
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ICカード自動連携 |
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稟議の申請と承認 | rakumo ワークフローにて可能 | |||||||||||||||
クレジットカード連携 | ||||||||||||||||
FBデータ(総合振込データ)作成 | ||||||||||||||||
スマートフォンでの経費申請 | 撮影は可能 | |||||||||||||||
スマートフォンでの経費承認 |
タイプAの企業におすすめの経費精算システム
経費申請の工数を削減したい企業におすすめのシステムを紹介しています。
サービス名 | Concur Expense | マネーフォワード クラウド経費 | TOKIUM経費精算 | 経費BANK | J'sNAVI NEO | BIZUTTO経費 | Spendia | STAFee |
ユーザーレビュー | 4.12 | 4.31 | 4.44 | 4.0 | 4.28 | 4.38 | 4.58 | 4.5 |
タイプ |
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初期費用 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | 110,000円(税込)〜 | |||
月額固定費用 | 30,000円(税抜)〜 | 3,980円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 22,000円(税込)〜 | |||
月額従量課金 | 500円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 400円(税抜)〜 | |||||
料金備考 | 6名以上の場合に1名あたり500円 | ユーザー数無制限 | 月額変動費は10IDで3,000円の料金を割った金額 | 月額400円は100人分導入時の1人あたりの料金 | 月額利用料は18万円から | 25ユーザー単位で課金 | ||
OCR入力 | ||||||||
オペレーター入力代行 | ||||||||
ICカード読み取り端末種類 |
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ICカード自動連携 |
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稟議の申請と承認 | ||||||||
クレジットカード連携 | ||||||||
FBデータ(総合振込データ)作成 | ||||||||
スマートフォンでの経費申請 | 撮影は可能 | |||||||
スマートフォンでの経費承認 |
Concur Expense - 株式会社コンカー
- 交通系ICカードやタクシーアプリ、法人カード、スマホ決済などと連携
- 電子帳簿保存法の規制緩和を成功に導いたノウハウでペーパーレス化を支援
- 大手企業はもちろん、中堅および中小企業向けのプランあり
マネーフォワード クラウド経費 - 株式会社マネーフォワード
- スマートフォンアプリで経費申請から承認まで完結
- 会計システムとの連携で経理業務を効率化
- 電子帳簿保存法に対応してペーパーレス化
TOKIUM経費精算 - 株式会社TOKIUM
- 入力精度99.9%※のOCR入力&オペレーター入力代行
- オペレーター入力代行やタイムスタンプ機能を標準搭載
- 利用人数に依存しない料金体系
※出典:TOKIUM「TOKIUM経費精算 公式サイト」(2023年9月25日閲覧)
J'sNAVI NEO - 株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ
- 法人一括請求払いで立替精算や仮払いが不要
- チケット手配や利用実績照合機能でサポート
- モバイルSuicaを含めICカードの読み取りに対応
BIZUTTO経費 - アルプスシステムインテグレーション株式会社
- 従業員数に合わせて費用を柔軟に調整
- オプションにてワークフローと連携
- 会計ソフトとの連携で勘定科目を自動で割り当て
- AI-OCRによる請求書読み取り機能を搭載
- 入力画面で経費按分や紐づけ先の検索できる
- スマートフォンでワークフローを無制限で作成
STAFee - 新日本コンピュータマネジメント株式会社
- 申請項目や承認フローを自由にカスタマイズ
- 領収書にタイムスタンプを付与してアップロード
- 出勤予定日や締日を管理できる機能を搭載
経費BANK - SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
- 申請書や伝票をカスタマイズ可能
- 各種手当の自動計算でミスを防ぐ
- IC/クレジットカードの読み込みで申請を効率化
タイプBの企業におすすめの経費精算システム
経理担当の工数を削減したい企業におすすめのシステムを紹介しています。
サービス名 | 楽楽精算 | HRMOS経費(旧eKeihi) | WAVE225旅費・経費精算/稟議 | SmartGo Staple |
ユーザーレビュー | 4.15 | 3.93 | 4.8 | 4.5 |
タイプ |
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初期費用 | 100,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税込)〜 | |
月額固定費用 | 30,000円(税抜)〜 | 29,000円(税抜)〜 | ||
月額従量課金 | 400円(税抜)〜 | 1,100円(税込)〜 | ||
料金備考 | オンプレミスのプランあり | Stapleカードの発行には手数料が必要 | ||
OCR入力 | ||||
オペレーター入力代行 | ||||
ICカード読み取り端末種類 |
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ICカード自動連携 |
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稟議の申請と承認 | ||||
クレジットカード連携 | ||||
FBデータ(総合振込データ)作成 | ||||
スマートフォンでの経費申請 | ||||
スマートフォンでの経費承認 |
- 専任スタッフが電話やメールでサポート
- 申請項目やレイアウトなど自由にカスタマイズ可能
- APIや複合機などと連携を行える
HRMOS経費(旧eKeihi) - イージーソフト株式会社
- 旅費精算や支払依頼を標準搭載
- 電話やメールのほかに、訪問でもサポート
- 中小~大企業、大学、金融機関など実績多数
WAVE225旅費・経費精算/稟議 - 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・ウェーブ
- 月額固定のクラウド型以外にライセンス契約もあり
- 各種会計ソフトや分析、レポートツールと連携可能
- グループ会社間で共通利用でき、維持運用コストを削減
SmartGo Staple - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
- 紛失時もアプリからワンタッチでカードを無効化
- ルール設定で私的な利用や通勤費、交通費を自動判別
- 利用履歴をリアルタイムで確認できる
タイプCの企業におすすめの経費精算システム
必要な機能を安く利用したい企業におすすめのシステムを紹介しています。
サービス名 | ジョブカン経費精算 | ジンジャー経費 | ![]() rakumoケイヒ | MOT経費精算 |
ユーザーレビュー | 4.15 | 3.92 | 4.07 | 4.33 |
タイプ |
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初期費用 | 0円(税抜)〜 | 300,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 |
月額固定費用 | 0円(税抜)〜 | 3,980円(税抜)〜 | ||
月額従量課金 | 400円(税抜)〜 | 500円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | |
料金備考 | 初期設定プラン28万円〜 | 21ID以上のプランは初期費用発生 | ||
OCR入力 | ||||
オペレーター入力代行 | ||||
ICカード読み取り端末種類 |
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ICカード自動連携 | ||||
稟議の申請と承認 | rakumo ワークフローにて可能 | |||
クレジットカード連携 | ||||
FBデータ(総合振込データ)作成 | ||||
スマートフォンでの経費申請 | ||||
スマートフォンでの経費承認 |
- 400円〜/ユーザーで利用可能、初期&月額固定費用なし
- 使いやすさにこだわったシンプルなUI
- ジョブカン他サービスとの連携でさらに便利に
- 仕訳作業やFBデータの作成を自動化
- ジンジャー勤怠をはじめ複数の同社提供サービスと連携
- 社労士や専属スタッフがサポートするオプション
- rakumo ワークフローやrakumo キンタイと連携可能
- カレンダーから交通費を自動で計算
- Google Workspaceと連携して活用
- プロジェクト単位での経費精算が行える
- 支払依頼で毎月発生する支払を依頼できる
- 3,980円/20ユーザーとリーズナブル
タイプDの企業におすすめの経費精算システム
内部統制やコンプライアンスを強化したい企業におすすめのシステムを紹介しています。
サービス名 | 楽楽精算 | Concur Expense | マネーフォワード クラウド経費 | TOKIUM経費精算 | HRMOS経費(旧eKeihi) | 経費BANK | J'sNAVI NEO | BIZUTTO経費 | SmartGo Staple |
ユーザーレビュー | 4.15 | 4.12 | 4.31 | 4.44 | 3.93 | 4.0 | 4.28 | 4.38 | 4.5 |
タイプ |
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初期費用 | 100,000円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 0円(税抜)〜 | 100,000円(税抜)〜 | 0円(税込)〜 | ||
月額固定費用 | 30,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | 3,980円(税抜)〜 | 10,000円(税抜)〜 | 29,000円(税抜)〜 | 30,000円(税抜)〜 | |||
月額従量課金 | 500円(税抜)〜 | 300円(税抜)〜 | 400円(税抜)〜 | 1,100円(税込)〜 | |||||
料金備考 | 6名以上の場合に1名あたり500円 | ユーザー数無制限 | 月額変動費は10IDで3,000円の料金を割った金額 | 月額400円は100人分導入時の1人あたりの料金 | Stapleカードの発行には手数料が必要 | ||||
OCR入力 | |||||||||
オペレーター入力代行 | |||||||||
ICカード読み取り端末種類 |
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ICカード自動連携 |
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稟議の申請と承認 | |||||||||
クレジットカード連携 | |||||||||
FBデータ(総合振込データ)作成 | |||||||||
スマートフォンでの経費申請 | 撮影は可能 | ||||||||
スマートフォンでの経費承認 |
- 専任スタッフが電話やメールでサポート
- 申請項目やレイアウトなど自由にカスタマイズ可能
- APIや複合機などと連携を行える
Concur Expense - 株式会社コンカー
- 交通系ICカードやタクシーアプリ、法人カード、スマホ決済などと連携
- 電子帳簿保存法の規制緩和を成功に導いたノウハウでペーパーレス化を支援
- 大手企業はもちろん、中堅および中小企業向けのプランあり
マネーフォワード クラウド経費 - 株式会社マネーフォワード
- スマートフォンアプリで経費申請から承認まで完結
- 会計システムとの連携で経理業務を効率化
- 電子帳簿保存法に対応してペーパーレス化
TOKIUM経費精算 - 株式会社TOKIUM
- 入力精度99.9%※のOCR入力&オペレーター入力代行
- オペレーター入力代行やタイムスタンプ機能を標準搭載
- 利用人数に依存しない料金体系
※出典:TOKIUM「TOKIUM経費精算 公式サイト」(2023年9月25日閲覧)
HRMOS経費(旧eKeihi) - イージーソフト株式会社
- 旅費精算や支払依頼を標準搭載
- 電話やメールのほかに、訪問でもサポート
- 中小~大企業、大学、金融機関など実績多数
J'sNAVI NEO - 株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ
- 法人一括請求払いで立替精算や仮払いが不要
- チケット手配や利用実績照合機能でサポート
- モバイルSuicaを含めICカードの読み取りに対応
BIZUTTO経費 - アルプスシステムインテグレーション株式会社
- 従業員数に合わせて費用を柔軟に調整
- オプションにてワークフローと連携
- 会計ソフトとの連携で勘定科目を自動で割り当て
SmartGo Staple - エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
- 紛失時もアプリからワンタッチでカードを無効化
- ルール設定で私的な利用や通勤費、交通費を自動判別
- 利用履歴をリアルタイムで確認できる
経費BANK - SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
- 申請書や伝票をカスタマイズ可能
- 各種手当の自動計算でミスを防ぐ
- IC/クレジットカードの読み込みで申請を効率化
おすすめの経費精算システム
中小企業や、まずは無料プランで利用したい企業など、各項目でおすすめの経費精算システムを紹介します。
無料のおすすめサービス
無料サービスで検討する場合は、機能やサポートを選定の軸として選ぶとよいです。無料の経費精算システムは数が少ないため、無料では機能が不十分と感じた際には有料のシステムを検討しましょう。
サービスの選定は下記の記事を参考にしてみてください。

中小企業におすすめのサービス
中小企業向けの経費精算システムを検討する場合は、企業規模や働き方に合っているかを選定の軸にすると良いです。
サービスの選定は下記の記事を参考にしてみてください。

中堅企業や大企業におすすめのサービス
中堅企業や大企業向けの経費精算システムを検討する場合は、国内外の支社やグループ会社でも活用できるか、セキュリティやコンプライアンスへ対応が十分になされているのかを確認しましょう。
サービスの選定は下記の記事を参考にしてみてください。

アプリ対応のおすすめサービス
スマートフォンアプリへ対応している経費精算システムを検討する場合は、申請と承認のどちらもできるのか、OCR入力が可能か、ICカードの読み取りが可能かなどを調べるとよいでしょう。
アプリによっては最低限の機能のみをスマートフォンアプリに搭載しているケースもあります。
サービスの選定は下記の記事を参考にしてみてください。

自社のワークフローに合わせやすいサービス
自社のワークフローに合わせやすい経費精算システムを検討する場合は、社内における稟議の運用を確認しそれに対応しているサービスかを確認するのがおすすめです。
対応した経費精算システムが見つからない場合は、経費精算システムと連携できるワークフローシステムを探してみましょう。
サービスの選定は下記の記事を参考にしてみてください。

ICカードでの申請に強いサービス
ICカードでの申請に強い経費精算システムを検討する場合は、ICカードリーダーの対応する種類や、申請のしやすさをチェックしましょう。
社内のリーダーで読み込ませるのか、各従業員のスマートフォンで読み取るのかなど運用にあわせた機能が搭載されているかは確認が必要です。
サービスの選定は下記の記事を参考にしてみてください。

経費精算システムの失敗しない選び方
経費精算システムの選び方で迷わないよう、自社に合ったツールを探せる手順をまとめました。
1.必要な機能を洗い出す
経費精算システムを選ぶ際は、自社に必要な機能の要件を洗い出してから比較するのがおすすめです。次のリストを使って洗い出しておきましょう。
確認方法 | 内容 |
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申請内容の誤りによって手戻りが発生しているか確認 | 記入する項目や申請する件数が多い場合は申請の手戻りが増える傾向にあります。スムーズな申請が行えるよう、OCR機能やオペレーター入力代行をしてもらえるシステムの導入を検討しましょう。 |
外貨で支払う機会があるか確認する | 外貨レートを換算する機能があれば逐一計算せずとも、システム側で料金を自動で計算してもらえます。 |
軽減税率の対象となる支払があるか確認する | 社内外向けに飲食料品を買う場合を中心に対象が少しでもある場合には、軽減税率対応のシステムを検討しましょう。 |
出勤や訪問に電車を使うか確認する | ICカードリーダーを用いれば乗車履歴から申請が可能。法的に必須の要件ではないため、効率化の観点で要点に含めるか検討しましょう。 |
出勤や訪問に車を使うか確認する | 従業員の大半が自家用車で出勤する場合には、手当として支給する場面が多いため注目の機能といえます。 |
日をまたいだ出張があるか確認する | 航空券やタクシー、ホテルの申請が多い企業は、予約すれば経費申請に反映されるシステムを活用するのも手です。 |
クレジットカード支払をする機会があるか確認する | ビジネス専用のクレジットカードが好ましいものの、プライベートと兼用のカードでも対応可能なシステムはあります。どのようにクレジットカードを運用しているか調べましょう。 |
ファームバンキングに対応しているか確認する | ファームバンキングをこれまで利用してきた企業はもちろん、これを機に利用を開始する場合もありうるので経理担当へ確認しましょう。 |
Amazonビジネスを使っているか確認する | Amazonビジネスを使っていない企業であっても、システムの導入に合わせて備品の購入先を一本化すると申請が楽になるためおすすめです。 |
出先で経費の申請および承認をする機会があるか確認する | 外出中のスキマ時間にスマートフォンから申請や承認をする見込みがあるかチェックしましょう。 |
経費精算時の申請・承認フローを確認する | 代理での承認、並列しての承認、条件によるフローの分岐など運用を確認しましょう。 |
請求書や領収書の電子化が必要か確認する | 業界や業態を加味してペーパーレスすべきかを判断しましょう。電子化する際には全社的な協力が必要となるため、その移行が可能かもあわせて検討できるのが好ましいです。 |
外部からの内部統制の認証が必要か確認する | SOCやISOといった認証が必要かを調べます。IPOを控えている企業、上場グループの企業などは要件として含まれる場合が多いので注意が必要です。 |
外国語話者がいるか調べる | 在籍している人の言語に対応したグループウェアを探しましょう。 |
2.社内で使用しているシステムを調べる
経費精算システムは、会計ソフトをはじめ他システムと連携するのが基本です。現在自社で利用しているシステムを確認しておきましょう。
確認方法 | 内容 |
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現在利用しているバックオフィスのシステムを確認する | 会計ソフトや請求書管理、労務管理、勤怠管理、予算管理、給与計算などはどのツールを使用しているか確認しましょう。 |
連携方法を確認する | シリーズ連携、API連携、CSV連携など、サービスによって連携の仕方は異なるので、あらかじめ連携方法を調べておきましょう。 |
3.予算を決める
経費精算システムの料金は1人あたりの場合300〜700円、企業あたりの場合2万〜15万円です。機能の充実度や従業員規模によって料金が変わります。経費精算システムの導入に使える予算を確認しておきましょう。
※料金相場は本記事に掲載しているツールの料金を参考にしています。
確認方法 | 内容 |
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経費精算システムの導入に使用できる予算を確認する | 経費精算システムの料金相場を把握し、導入に使用できる予算を確認しましょう。 |
4.要件に合う企業へ資料請求する
これまで確認した内容を踏まえて、BOXILの比較表で要件に合う経費精算システムを探しましょう。
確認方法 | 内容 |
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機能の要件を満たすサービスはあるか確認する | 各サービスの申請や承認の機能を確認し、条件に合うシステムを探します。なければ必要な機能を見直しましょう。 |
連携の要件を満たすサービスはあるか確認する | 利用しているシステムと連携できるサービスを確認し、条件に合うシステムを探します。 |
予算内で導入できるか確認する | 機能、連携の要件を満たすツールの料金を確認し、条件に合うシステムを探します。予算を超えてしまう場合は、予算の調整か各種機能、連携の必要性を再度検討しましょう。 |
要件に合うサービスの資料請求をする | 各要件を満たすツールの口コミ評価の投稿と点数を確認し、要件に合うサービスの資料請求をしましょう。 |
試験導入するサービスを数社に絞り込む | 資料の内容であらためて要件と合っているのかを確認し、試験導入するサービスを数社に絞り込みましょう。 |
5.試験導入で社内評価を確認し、本導入するサービスを決める
絞り込んだサービスを試験導入し、実際の使用感を確かめてください。従業員からの評価もあわせて確認し、本導入するサービスを選定しましょう。
確認方法 | 内容 |
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絞り込んだサービスを試験導入して使用感を確認する | 資料請求したサービスのトライアルに申し込み、実際に社内で使ってみましょう。 |
従業員からの評価は高いか確認する | 申請や承認は簡単にできたかをヒアリングしましょう。 |
本導入するツールを決める | 従業員の評価に問題がなければ公式サイトに問い合わせて導入手続きを進めましょう。 |
「SaaS導入推進者が選ぶサイト第1位」のボクシルが、数ある経費精算システムの中からおすすめサービス25選をピックアップしました。さらに、各サービスの料金・機能をまとめた『比較表』もプレゼント!導入前の下調べにぜひお役立てください。

※ダウンロード可能な資料数は、BOXILでの掲載状況によって増減する場合があります。
「BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023」の受賞サービス
「BOXIL SaaS AWARD(ボクシル サース アワード)」は、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS」が毎年3月4日を「SaaSの日(サースの日)」と定め、優れたSaaSを審査、選考、表彰するイベントです。
今回の「BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023」は、2022年7月1日から2023年6月30日までの1年間で新たに投稿された口コミ約17,000件を審査対象としており、計289サービスに、ユーザーから支持されるサービスの証としてバッジを付与しました。
Spendia | ジンジャー経費 | 経費BANK |
駅すぱあと旅費交通費精算Web | ジョブカン経費精算 | TOKIUM経費精算 |
HRMOS経費(旧eKeihi) | マネーフォワード クラウド経費 | Concur Expense |
楽楽精算 |
【Good Service】:「BOXIL SaaS」上に投稿された口コミを対象に、各カテゴリで総得点の高いサービスに対してスマートキャンプから与えられる称号です。
料金の妥当性No.1 | HRMOS経費(旧eKeihi) |
初期設定の容易さNo.1 | マネーフォワード クラウド経費 |
サポートの品質No.1 | マネーフォワード クラウド経費 |
営業担当の印象No.1 | 楽楽精算 |
サービスの安定性No.1 | Spendia |
機能満足度No.1 | 駅すぱあと旅費交通費精算Web |
カスタマイズ性No.1 | Spendia |
お役立ち度No.1 | 駅すぱあと旅費交通費精算Web |
使いやすさNo.1 | TOKIUM経費精算 |
【口コミ項目別No.1】:「BOXIL SaaS」上に投稿された「口コミによるサービス評価」9項目を対象に、各カテゴリ、各項目において一定の基準を満たしたうえで、最も高い平均点を獲得したサービスに対して、スマートキャンプから与えられる称号です。
>>BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023の詳細はこちら
[TIPs]2022年1月の電子帳簿保存法改正
2022年1月の電子帳簿保存法改正により、下記3点における保存の要件が緩和されています。いずれの項目も経費精算するうえで利用するものとなります。経費精算システムを探す際は、電子帳簿保存法に対応しているかを確認しておくとペーパーレス化に役立つでしょう。
- 電子帳簿等保存(電子的に作成した帳簿・書類をデータのまま保存)
- スキャナ保存(紙で受領・作成した書類)
- 電子取引(電子的に授受した取引・情報をデータで保存)
参考:国税庁/電子帳簿保存法が改正されました(令和3年12月改正)
経費精算システムとは
経費精算システムとは、「経費精算」「交通費精算」「旅費精算」などを効率化するためのシステムです。導入することで、ICカードの読み取りや乗換案内アプリとの連携により、不備および不正を減らしつつスピーディーに経費を申請できるようになります。スマートフォンアプリで領収書を撮影しアップロードすることで電子帳簿保存法に対応できるシステムもあります。
経費精算システムの機能
経費精算システムのおおよその機能は次のとおりです。ただし、これらの機能のなかにも細かな仕様が多数存在しています。詳しくは、経費精算システムの機能について解説したこちらの記事を参照してください。
- 経費精算
- 交通費精算
- 旅費精算
- ワークフロー
- システム連携
- スマートフォン対応
- 支払依頼機能
- OCR機能
- 内部統制・セキュリティの認証
経費精算システム導入の注意点
経費精算システムを導入する際に注意すべき点をまとめました。必ず確認して導入時の参考にしてみてください。
注意点1:サービスの利用シーンに合致するか
経費精算システムを利用する場面に合致したサービスであるかはよく確認しましょう。
たとえば、外出の多い営業担当向けに導入するのであればスマートフォンアプリが便利なサービスを、海外出張をする方が多いのであれば多通貨や出張管理に強いサービスを検討すべきです。現場の方にヒアリングしながら実情にあわせたサービスを検討しましょう。
注意点2:ワークフローが運用に対応しているか
経費精算システムの選定時には、稟議の運用に対応しているかをふまえてサービス比較するのがおすすめです。
特に上場企業やIPOを控えている企業の場合、ワークフローの運用を変更できなかったり特定の要件への対応が必須だったりします。導入を進めてから内部統制の要件を満たしていなかったことが判明すると取り返しがつかないことになりえます。
既存の稟議に対応しているか、またこれから予期されるワークフローに耐えうるかをぜひ確認しましょう。
経費精算システム導入時の注意点をさらに確認したい方は、経費精算システムの導入事例を参考にしてみてください。

経費精算システムの口コミ数ランキング
BOXILでまとめている経費精算システムのレビュー数のランキングを紹介します。サービス選びの参考にしてみてください。
順位 | サービス名 | 料金プラン | 説明文 |
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1位 | ![]() | 30,000円-/月(月額固定費用) | 経費精算や交通費精算といった基本的な機能にくわえ、請求書処理、予算管理、汎用的なワークフローなど多くの機能を備えているのが特徴です。 |
2位 | ![]() | 2,680円-/月(月額固定費用) | freee会計と組み合わせて使うことで企業規模が大きくないとしても汎用的に使える経費精算システムです。 |
3位 | ![]() | 30,000円台-/月(月額固定費用) | 多言語多通貨への対応をはじめ国内外での活用に強いサービス。中小企業でも使えるよう低価格のプランもあります。 |
4位 | ![]() | 3,980円-/月(月額固定費用)+500円-/月(月額従量課金) | 会計ソフトや請求書発行をはじめ同社のシステムと組み合わせたり、多くの金融機関と連携したりして工数の削減に貢献するサービスです。 |
5位 | ![]() | 400円-/月(月額従量課金) | 低価格ながらジョブカンワークフローをはじめ、同社のシステムと組み合わせても使いやすいシステムです。 |

経費精算システムのシェア率
BOXILが実施した経費精算システムの利用ユーザー50人を対象にしたアンケート※によると、経費精算システムのシェア率は、楽楽精算が38%でトップでした。次点でfreee会計とConcur Expenseが12%、マネーフォワード クラウド経費が8%と続いています。
※ 集計期間 2022年3月28日〜4月11日 「会社で利用経験のある経費精算システムに関する簡単なアンケート」をもとにスマートキャンプで集計
ここからは、シェア率の高いサービスはなぜ選ばれているのか、アンケートで得た回答をもとに解説します。
- 専任スタッフが電話やメールでサポート
- 申請項目やレイアウトなど自由にカスタマイズ可能
- APIや複合機などと連携を行える
楽楽精算が選ばれている理由としては、機能に対するコストパフォーマンスの良さがあげられていました。必要な機能をリーズナブルに利用できる点が評価につながっています。
経費精算と経費申請をかねそなえていること、会計ソフト用の仕訳データを自動生成できることなどの機能も評価されています。
- 転記作業や振込ファイル作成を自動化
- 多くのサービスと連携可能
- 申請後の経費は一覧で管理し、任意の軸でレポート化
freee経費精算が選ばれている理由としては、費用の安さが挙げられます。1ユーザーあたり月額400円と人数にあわせて料金を抑えられる点が特徴です。
その他にも、シンプルなシステムで会計や経理の知識のない人でも簡単に操作できる点を評価する口コミが数多く見られました。負担を抑えて安くかんたんに使いたい企業へおすすめです。
Concur Expense - 株式会社コンカー
- 交通系ICカードやタクシーアプリ、法人カード、スマホ決済などと連携
- 電子帳簿保存法の規制緩和を成功に導いたノウハウでペーパーレス化を支援
- 大手企業はもちろん、中堅および中小企業向けのプランあり
Concur Expenseが選ばれている理由としては、特に使いやすさが挙げられます。ワークフローを簡略化できる点が評価につながっていました。
その他にも、すでに導入しているSAPとの連携や、スムーズなシステム導入を評価する口コミが数多く見られました。従業員の工数削減や監査の対策といった運用のしやすさに重きをおくのであればぜひチェックしてみましょう。

監修者
監修

株式会社TECO Design マネージャー
中西 仁志
